December 10, 2017
ストーブの終焉
最近はあまり、聞かなくなった言葉かも知れない。
実家の母が長年愛用している灯油のストーブ。
上におやかんやお鍋が乗せられて
そのコトコト加減が煮物を作るのに最適。
でも2年くらい前から
火事や火傷が心配で使わないで欲しいと何度か話して来た。
昨年からはエアコンの暖房を主にしてくれたけれど
朝のキッチンが寒いからと
朝だけ使っていた。
先日、灯油がなくなったから買ってきて欲しいと頼まれた矢先
一人暮らしをしているお友達のお母様の隣家で
そのストーブご原因の火事を出し
お母様も逃げようとして転倒し骨折…
入院しているのだと聞いた。
それを母に話したら、案外すんなりと受け入れてくれて
もう使わないことにしてくれホッとした。
狭いキッチンなので
小さいヒーターを使うことにしたのだけれど
あのゆっくり時間をかけて炊いた黒豆や
お林檎のワイン煮が食べられなくなるかも知れないという哀しさ…
ガスではあの美味しさが出るだろうか?
ちょっと、寂しくも思っている