初夏に入ってガルプクリケットの釣りにハマっている。

理由は、メバルもそろそろ終わりを告げ、アジングもひととおりの取材が終了して新しい釣りの研究に没頭できるからだ。




そして先週、研究成果の発表に格好の取材が舞い込んできた。
バークレイ+アングリングソルトから「ガルプフィッシングをお願いします」と。

これは魚種を絞られないので嬉しい。
しかも研究中のソルトベイトフィネスの釣りにピッタリの取材。



二つ返事でお引き受けし、速攻の日程で6月13日に取材開始(笑)






そこで記者から面白い質問が飛ぶ。
実はコレに対する答えが今日のブログのお題でもある。

「レオンさんは、ガルプをよく使われてますが、どうしてですか?」

と云う質問だ。





なるほど、ストレートな質問だ(爆)




ガルプと言えば「味と臭い付きワーム」で知られるし、その効果は全国のルアーマンや餌釣り師の間で既に実証済み。

恐らく記者氏はそこのところ(味と臭いが付いているから良く釣れる)と言う答えを引き出したかったのだろう。
しかし残念ながら、実は俺は味と臭いは全く気にしていない(笑)



確かにサンドワームを使っていて味と臭いの効果を確実に感じたことは一度ならずある。
Gulpシリーズのワームには確かにそう言った効果があることは事実であるし、全く否定する気もない。



しかし、最近の俺のワーミングのメインウェポンになっている「ミノー1インチ」「ミノーヘッド」「クリケット」に関しては全く違う観点で使っている。


それは「形状」だ。


他のブランドにはない形状の特殊さが、ここ数年の俺の「巻かない釣り」や「ボトムワインド」や「ブレーキングワインド」「ヘロヘロワインド」にベストマッチするからにほかならない。










さて取材の話に戻ろう。

今回はあえて都市港湾部に的を絞ってみた。
下駄で行けるような近場というのがテーマだ。


そしてチョイスしたのはGulpクリケットを使った「ヘロヘロワインド」「チョンチョンワインド」
これをハードロケーション(テトラ帯、敷石帯、船溜まり)にアプローチするために6ポンドフロロを使用したベイトフィネスでチャレンジ。



結果は以下の通り。
ソイ


キビレ


カサゴ


クロダイ




そして昨夜は違うポイントでナイトゲームを検証し、さらなるビッグゲーム成立・・・。

2011GW 031

ズドン!











さて、またもや件の質問の答えに戻る。

なぜクリケットか?
何故こんなに釣れたのか?



重ねて言うが形状だ。
そして形状から来る特殊な動きが港湾部の様々なターゲットを刺激するからだ。

あとは合わせるリグとメソッドとアプローチの方法をロケーションに合わせて投入すれば良いだけの事。




P13イセエビの幼生にそっくり

クリケット=コオロギ

アングラーとしてはこう思った時点ですでに敗北だろう・・・。
コオロギが海の中にいる訳がない(爆)


じゃあ、一体何?
って事なのだけど、それは俺にも分からない(笑)

もうすぐ発売になる指南本「ある日突然、メバリングアジングが上手くなる」にもかなりこの件でページを割いたが、海の中には彼らの餌となる様々な生き物がいる。

それは環境や季節で次々に移り変わったり、あるいは年中普遍的に存在するモノも居る。



今回の取材で俺が意識したのは「フナムシ」
これは昔からチヌやメバルを釣るのに中々強烈に釣れる餌だった。

img20090506130317093


素早いから捕まえるのも大変だし、気持ち悪いからあまりやらなかったが、堤防の壁にびっしりくっついているのを竹箒か何かで叩き落としてやると、堤防際にいるチヌが猛然と襲いかかるシーンは記憶に新しい。

虫餌も団子餌も全く食わなかったのに・・・。








06_funamushi

これだけ見てもクリケットのシルエットと大差ないのが分かる。
魚たちはディティールは気にしていない。

要は「動きや沈み方」の方が大事。

フナムシの扁平とクリケットの扁平は共通項だと言うこと。



俺たちはそれを利用すれば良いだけ。
(気になる方はフナムシを捕まえて水中に放り込んで泳ぎを観察してください。泳ぎも無茶苦茶早いです:笑)












さて、では100%フナムシだと思って俺が使っているか、とか、魚がそう思っているか?というのは非常に疑わしい。

自信を持って言えるのはその結果であり釣果であるわけだ。






以前にもアップしたが、例えばこういうのも居る。
2011GW 1722011GW 171

イセエビの幼生で、これもクリケットとだいたい同じ。
幼生であるがために成長体よりも扁平傾向にある。



もっと小さいときはこんな姿。
505247

まるでガラス細工であり、クリアーワームが効く理由はこんなところにもある。




じゃあ、これはどうだろう。
20100930_1539549

ガザミやイシガニの幼生はこういう風に扁平だし、一昨年名古屋でのタモイングで掬ったこの形状のカニは親でも3センチ程度の種類のが滑るようにして泳ぎ、タモを差し入れるとジグザグに泳いで逃げようとした。


ジグザグ・・・。
ワインドでしょ、これは(笑)









じゃあ、これは?
ikkaku_kumoantizoea3

どちらも本州の港湾部にいる甲殻類の幼生。



これも
mega1
mega5-1

これも。




ほら、どうよ?
daa782e0

コレがミノーヘッドが効く理由(笑)















otaruDEKAHAZE



2PstrengePROTO

ハゼがクリケット好きなのは一度試して頂きたい。
ストレート系のワームでハゼを釣ろうとすると、テールバイトばかりで一筋縄ではフックアップできない。
しかしクリケットなら激しくガツンと来る。


このへんにヒントがあるのよ。
ミノーヘッドやクリケットが効く理由は味と臭い以前に有るわけ。



PA160030
PA160026


これはカニだと思って食ってる。
多分(笑)

バイトに特徴があるからすぐわかる。
魚系ワーム(ミノー1インチ、ベビーサーディンなど)だと「ワフッ」という感じで当たるけど、クリケットやミノーヘッドを使うと「ガツガツガツ」と噛んでいる感じが伝わる。







ミニマルがボトムで根魚に聞くのもほぼ同じ理由だと思っている。
yotuha_mogani

こういう縦長いのが立ち上がって爪を振りかざして威嚇したら?






ミニマル底立ちアクション。
__のコピー

石や藻の間で立ち上がってユラユラ。





2

根魚が爪(テールフック)目掛けてチーーーーン!(爆)






まあ、いろんなパターンがあって面白いわけだけども、これらのことを単純化して考えれば、縦扁平小魚シェイプのミノー1インチ、横扁平のクリケット、お団子足付きのミノーヘッド、砂地や岩穴から抜け出てニョロニョロのサンドワーム。



さらに、時には魚、時にはエビ、時にはカニにもなるプラグ(minimaru50&minimaru65)
群れでピロピロ泳ぐ小魚のスピンテールジグ(Metarumaru制作中)
ピュッピュッっと逃げる小魚のメタルジグ(爆釣JIG)
ボトムでブルブル震えて腹の立つメタルバイブ(13VIB)








と言うラインナップが俺の1軍ルアーってのは当たり前なわけだ。