年の瀬に、ちょっと興味深いお便りが届きました。
一二度ご一緒した事のあるUOさんという方で九州にお住いの方なのですが、かなり変態気味にメバリングにはまり込んでいるコアアングラーで、経験も十分なら発想もかなり自由で九州エリアにおいて屈指のメバラーと言っても過言では無い方です。

まあそんな方からのお便りであり、 決して浮ついた内容では無くさんざん釣りまくったアングラーならではの体験に基づく内容でしたのでご紹介します。




お久しぶりです・・・UOです。

見事な尺メバで今年の釣りを終えたのでしょうか?

うらやましい限りです。

 

今日はデイ〜夕マズメ限定でメバルの抱卵と群れの入りを少しだけ調査してきました。

ちょっと渋い状況が見えたので久々に13カブラ投入です!!

釣れ過ぎ注意とは良く言ったものでサイズは手のひら〜手首程度とサイズは伸びませんでしたが、数釣りが楽しめたので満足です。

カブラを何故か使っている人が少ないのは非常に疑問に感じます・・・

 

とりあえずメバルの顔が見たい&メバリング初心者“って方こそ使って欲しいですね!!

 

 


 

先日13カブラを使った釣りで非常におもしろい状況に出くわしました・・・以下長くなります。

 

非常に強く単体の水銀灯が効く防波堤先端に20〜30匹ほど最大手首サイズのメバルの群れが見えました。
 

平均で20数センチ兪宛紊任靴腓Δ?数釣りには楽しめるなと思い足下のメバルを狙ってみました。
 

潮に揉まれるマイクロベイトをついばんでいる様なのでワームを投げ、プラグを投げ、TOPを試し、メタル系を投げ・・・興味は示すけど全く近寄って来ない・・・。
 

どうしたものか?と考えティンセル無しの13カブラを1g未満のスプリットショットでアップに投げ入れ、わずかにラインメンディングしてリグが潮になじんだ瞬間!!!!

今まで見向きもしなかった20〜30匹のメバルの群れがアニメーションでも見てるかのように“グバッ!!”っといっせいに水面直下の13カブラを見つめるでは有りませんか!!!
 

“ぐわ!! 何この好反応!!”っと思った刹那、群れの遥か下側・防波堤の死角からバレーボール大の黒い影が“ドギューン!!”っと飛び出して来て水面直下で“ビタァー!!”っと急停止!!!

“ツン”っとラインが縦に触れた瞬間・・・ギギッギギィー!!!っと猛烈に下に突っ込みフックオフ。


 

一瞬の出来事でした・・・カブラの結びこぶが抜けてました・・・。

“大きくても手首程度“だろうとメバルをなめてました・・・。

いつもは0.8号フロロ4本束ねて結びこぶを作るのにこの時は2本で束ねて大丈夫だろうと思っていました・・・。

 

バラシたのも悔しいですがこのカブラへの反応の仕方が闇磯やテトラ際の見えない所で起こっていると考えたらカブラの強さが実感できました。
 

その後“土佐カブラ”でも13カブラとの釣れ方の差を実験してみました。

13カブラは“ツン”ってきたら針先が口元に軽く刺さり留まっていますが“土佐カブラ”はツンって来てもガッチリ合わせ込むまで貫通しないんですね・・・

2〜3匹釣るたびにカブラを変えて実験しましたがその差は歴然・・・

 

この事をもっと多くの人に知って欲しい、メバル釣りたい人にもっと13カブラを使ってみてもらいたい・・・


 

そう実感・体感した夜でした。



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このUOさんの体験はまさしく僕の体験でもあるのです。
何をやってもダメな時にカブラを入れてみたら一発…。

つくづく漁具の凄さを思い知らされる釣行を何度も繰り返し、ため息をついたものです。

そこで友人であり、メタルマルのキモの部分であるステルスブレードフックシステムを世界で初めて考案したルアービルダーとして極めて突出した才能を持つDTと、すでに20年近く前の話になるのですが、この土佐カブラを超えるメバルルアーをなんとか作ろうと必死に模索し、フライの機能やマテリアルも取り入れながら数年間さんざん試したのですが、ついに断念。どうしても超えることができない…。


以来、僕自身は尺メバルを十数匹カブラでキャッチしてからソレを特別な時以外ほぼ封印してしまったのですが、その後ブリーデンプロダクツに参加する事になった時に「とにかくメバルを釣りたい」という方達のために土佐カブラをメバリングタックル専用の形でモディファイした「ブリーデンメバリングカブラ」をリリースしたのです。

個人的にはメバリングというゲームにおいてカブラの使用はある意味ルアーマンとして敗北だという意識が有ったのですが、それを言ってしまうと餌木もしかりであり、タイラバも同様で結局は日本古来からの漁具の焼き直しであり、和製ではあるもののルアーには変わりはないと…。




まあ、それほどカブラの威力は凄まじいのです。
一見小型メバルに強いという印象を持ちがちですが、実は大型メバルに非常に強く、なにせ僕自身過去にキャッチした尺メバルの数はカブラが圧倒的であり、未だにプラグでもワームでも超えることが出来ていないという…。

ワインドゲームが強い場面やトッププラグが強い場面やジギングが強い場面は当然のこと存在しますが、メバルの通常の行動パターンや食性を見る限り、普遍的に圧倒する釣果を叩きだすのは今も変わらずカブラであることは間違いのない事実なのです。
 


本来サポートメーカー製品を積極的にアナウンスしないといけない立場なのですが、ハードルアー、とりわけプラグ好きな僕は未だに滅多に使用しませんし取材やロケでもほとんど使う事が無いのが現実です。

しかし、UOさんも言われるようにこの凄まじい威力を知らないアングラーが居るのは少し残念ではあります。

滅多にカブラをアナウンスしませんが、こういうチャンスにカブラを使った事の無い方たちに是非ともお知らせしたく、今回はブログネタとして取り上げましたので一度試していただきたいものです。