SPMに関して、よくされる質問が有りましたのでご紹介します。




  Q.

  SPM,正直興味はあります。
  が、ワンダーにそっくりなのが気になっていて踏み出せません。
  (ワンダーは手元に5,6本を所持。かなり魚種限定解除なルアーだな、と思っています)

  特筆してここがワンダーとは違うぞっ!
  というところはありますか?

  超色のスプリンググリーン、めっちゃ効きそうなカラーですね!
 


A.
ワンダーも素晴らしいシンキングペンシルです。
まさしく日本のプラグを代表する秀作だと思いますし、僕もかなり愛用してきました。

では何故今はSPMなのかと申しますと、SPMには他のシンペンでは出せないアクションがあり、ただ巻きするだけのことが多いシンペンにおいて、より使い方が多彩だからです。

それから形状ですが、まったくそっくりではありません(笑)
どちらも同じシンキングペンシルですから一見同じように見えますが、SPMの方がヘッドが鋭角で、ボディはサイド部もベリー部も面がかなりフラットで、テールも切れ上っていてビルダー目線で両者を比べるとまるで別物形状です。

大きく違うのはアクションです。
メバルを釣る際のスローリトリーブではSPMの方がより緩い蛇行軌跡になり、軽いS字アクションを伴います。

一番秀逸なのはフリーフォールの姿勢と動きです。
ワンダーがユラユラロールしながら落ちるのに対し、SPMは倍くらいピッチの細かいロールで震えながらきれいに水平に沈んでいきます。ですので、僕はかなりフリーフォールを多用します。ロッドで持ち上げてからスッと抜くとか、ワンダーではやらなかったメソッドです。

それから、トゥイッチでキレの良いトリックダートをします。
まるでジョイクロの小型版のようなテーブルターンまでするシンペンは見たことありません。
これを堤防際でバーチカルでやってみると非常に面白いです。真下に沈めてチョンチョンっとやるとヒュンっと軌道を変えながらエスケープダートをし、そのままラインテンションをスッと抜くと早いピッチでプリプリプリとロールしながら沈むのですが、シンカー位置とテール形状も相まってバックスライドもします。

ボディサイドがフラットなのはフラッシング効果を意図的に狙ったものです。
ボディが丸いと反射する部分の幅が狭いのですが、フラットボディは幅全体で反射しますので、ロールフォールのさいにキラキラキラキラと非常に小魚チックに見えるのです。イエローダイアモンドとスプリングスグリーンはこのロールの際のフラッシング効果を狙って控えめにキラキラ光るように調色しています。


したがって、フルキャストした位置からただ巻きし、途中で巻く手を止めてキラキラ水平フォールで喰わせたり、ストラクチャーのそばでジャーク気味のトゥイッチを入れてエスケープアクションを入れた後にフリーフォールさせたり、岩がゴロゴロのエリアや堤防際においては日中にショートキャストで岩のそばへ投げ込み、ボトムからチョンチョンダートさせてはフリーフォールを繰り返したりといろんな使い方をしています。





先日のアンソルロケでキャッチしたナイスボディの瀬戸内ブルーバック(次号の動画をお待ちください)は、常夜灯の下にいたやつを狙って、暗いところへSPMを打ち込み、ただ巻きで灯りの中へ入れた瞬間にフリーフォールさせて3秒後くらいにヒットに持ち込んだものです。

そして下記の写真は佐賀でのインクスロケで夕まずめにヒットさせたものですが、沖合のブレイクに打ち込み、ボトムを取るためにフリーフォールさせている最中にヒットしてきたものです。
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