Twitterの質問箱からのご質問ですが、お返事が長くなるのでコチラでお答えします。





■Question
Question





























■Answer


では、オーバーヘッド(ロングキャスト)に絞って説明しますね。


■スティーズCTで7gキャストならブレーキは5程度で

8だと飛ばないので、オーバーヘッドで遠くへ飛ばそうと自然に体が動いて、「鋭くクイックなスイング」になりがちですから、そのせいでバックラッシュを起こしているのだと思われます。


■スナップキャストをしない

一番気をつけなければならないのは、スピニング時のように「ティップのスナップを利かせて鋭く振り抜く」投げ方。
これはスピニングで極軽リグをキャストする際に「ルアーの重みでは無く竿をピシッと振る勢いで飛ばすキャスティング」になりがちで、ベイトでバックラッシュする方の多くがこの投げ方になっています。


■ベイトではテイクバックを大きく取る

ベイトキャスティングで、特に軽量リグのキャストでは、「振る勢い」で投げるのでは無く、「ロッドをしならせる(曲げる)」事がとても重要です。バックスイングでロッド全体をしっかりと曲げ、ルアーに正しい初速を与えてやる事が何より大事です。


■サビオやサビアでは垂らしゼロで
(硬い竿で重い物を投げる場合は別です)

「軽いリグをしなるロッドで投げる」場合、垂らしを取ると竿が充分に曲がらず、しかも垂らしが有る分、竿の曲がりと垂らし部分が一直線にならず、力の伝達にタイムラグが生じ、ルアーが遅れて急激にパンッと負荷が掛かってスプールが過剰回転しやすくなります。そしてこの際にルアー自体には正しい初速が得られていないので、ラインが出ていくスピードよりもスプールの回転がオーバーランしてバックラッシュを起こすのです。

本山博之さんの動画でこの説明がありますが、垂らしを取らずに左右にビュンビュンと振った場合と、垂らしを取って左右にビュンビュン振った場合の差異を必ず体験して下さい。このメカニズムにバックラッシュの原因の根本があります


■サイドハンドではバックラしない!?

メカニズムのひとつして、サイドハンドキャストはロッドを横から振るので、フィニッシュではティップの動きは下から上へ働いて止まります。

しかしオーバーヘッドで「スピニングで軽量リグをキャストする際と同じ投げ方」をすると、「ロッドを上から下へ振り下ろす」わけですから、フィニッシュではティップが下側にしなったのち止まります。これもバックラの原因となります。


■オーバーヘッドでは無くスリークォーターで投げる

軽量リグスピニングキャストでは「剣道の面打ち」のように正面から頭越しに「真上に振り上げて真下に打ち降ろす」振り方になりますが、ベイトキャスティングにこの角度は向いていません。まれに真上から振る事もありますが、ベイトキャスティングでは基本的に真上から振る事はほとんど無いと言っても過言では無いのです。参考動画内でもほとんどのプロがスリークォーターでキャストしています。


■フィニッシュの角度

スリークォーターキャストは肩より上から振り始めますが、フィニッシュでは30度45度の仰角で止めます。

ロッドティップは真下に振ると引力等の物理現象で大きく下に曲がり、止めてもそこから反動で跳ね返ってバウンドしますが、サイドキャストやスリークォーターならフィニッシュのベクトルは上方向に働き、引力と拮抗してティップが暴れないのです。

これはサビオやサビアなどしなり幅の大きい竿ほど顕著になります。


■利き腕・フィニッシュでは肘を伸ばす

ベイトキャスティングでは、バックスイングでルアーのウエイトをしっかり乗せてロッドを曲げ、そこからは「竿全体を放り投げる」ように。または「竿を押し出す」ようなイメージでキャストします。

したがってフィニッシュでは「利き腕の肘は完全に真っ直ぐ」伸びています。

しかし「軽量リグ」でのスピニングオーバーヘッドキャストの場合は、竿全体より「ティップではじき出させる」ようなイメージでキャストしている事が多く、この場合肘はフィニッシュで伸びていません。押し出すのでは無く「手首とティップが軸の回転で投げている」ので、肘はおおむね曲がったままです。

貴方の場合、恐らくこの辺が原因になっているかと。

ご自分で「バックラしないサイドハンドキャスト」の際の「利き腕の肘」に注意してみて下さい。サイドハンドでは自然に腕を伸ばしてフィニッシュしているはずです。これはオーバーヘッドのように回転で投げられないから自然に腕が伸びているのです。



■参考スピニングキャスト(ペンデュラムキャスト)

餌木のキャストや重いメタルジグや大型プラグをキャストする際フィニッシュは肘をたたんだままにはなりません。

この場合、「ティップや手首が軸の回転投げ」にはなっていません。垂らしを長く取り、「ティップを効かせず」仕掛けを含む長いロッド全体をしっかりしならせて投げているので、腕は自然と伸びた投げ方になっています。縮めていたら投げられませんからね。


■まとめ・ムラの無いスイングスピードを心掛ける

・垂らしを取らない
・バックスイングで充分しならせる
・スリークォーターから練習をする
・ティップだけを走らせない
・スイングアークを大きく
・フィニッシュで肘を伸ばす
・無理に軽いものから投げない
・ブレーキ調整は必ずひとメモリずつ






■参考動画

渓流ベイトフィネス 新機軸! 後半・本山博之



EXSENCE DC × 辺見流キャスティングクリニック〜ベイトリールの概念を打ち破る飛距離



ライトゲームもベイトタックルで!道具の選び方とキャスティング方法を解説−ライトタックル編−赤塚ケンイチ



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