2007年06月20日

生きるか、死ぬか。

小学校4年生の2/10(木)。

この日、俺は死んでいたかもしれない。

今日は今だから全部言える、衝撃告白をしよう。

 

 

小学校の帰り道、

マウンテンバイクに乗った、インテリ系の爽やかそうな男に声を掛けられた。

 

「この辺で高くて茶色いビルを知りませんか。そこに弟が住んでいるから探してほしいんですけど」

 

見た目は華奢。小学校4年のガキ相手に敬語を使うとは中々謙虚だな。

演技にしては出来過ぎているし、暇だし付き合ってやるか。

 

「いいですよ」

そんな安請け合いで、俺らは地元じゃ有名だった団地の屋上に向かった。

 

この時は、これが惨劇の始まりとは知る由もなかった。

 

誰もいない団地の屋上。

二人でバラバラに茶色の建物を探し出す。

 

 

あれこれ言いながら・・・・・・・・

 

 

30分くらい探しただろうか。

 

無数のビルから特定しようなんて、キリが無い。

よく考えたら無茶な話だ。まぁ暇だったし、いっか。

 

「そろそろ帰りますね」

 

そう言い残して帰ろうと振り返った

 

瞬間ー。

 

 

「帰すかよ」

 

低い声が静かに聞こえた。

 

爽やかだった形相は一転、気味悪い笑みを浮かべていた。

 

ジーンズの後ろポケットに隠し持っていたナイフを取り出し、

一歩一歩近づいてきた。

 

まるでドラマだ。

 

夢ではないかと何回も、何回も疑った。

 

逃げ場はなかった。

 

脅しだろうか。

顎をナイフで切り付けられた。

妙に鮮やかな血が、数滴垂れた。

 

「いいか、俺の言うことを聞け」

男は、おもむろにズボンのチャックを下ろし、

汚いものを見せ、それを弄る様要求してきた。

 

抵抗すれば後はない。

でも要求を呑んだところで、生きて帰れる保証はない。

 

「絶対生きてやる」

 

俺は全てを賭けた。

死ぬか生きるかの背水の陣に立った今、

俺にできることはこれしかない。。。

 

瞬時に考えたのか、無意識だったのかは未だに分からない。

 

体に漲る全ての力を声に変換して、

言葉にならない言葉で泣き叫んだ。

 

男は

焦って、

怯んで、

ナイフを御丁寧に置いて、俺を必死に宥めてきた。

 

迷いはなかった。

 

そのナイフを手に取り、そいつの股間に思い切り突き立てた。

 

悲鳴と共に、男は蹲った。

 

止どめに、首が打っ飛ぶくらいの強さで、俯いたそいつの顔面を蹴り上げた。

 

気を失ったようだった。

男を残したまま、

屋上のドアを開け、

わけがわからない状態で、10数階建ての階段を一気に駆け下りた。

 

エレベーターを待ってたら、意識が戻って、今度こそ殺されると思った。

 

団地を出て、

一目散に家へ走った。

 

 

親にも、

 

友達にも、

 

警察にも言えなかった。

 

そりゃそうだよね。

小学生で殺されかけて、殺しかけたんだもん。

 

今となっちゃあ時効だろうし、

類稀なる武勇伝ですけど。

 

今回はそんな衝撃告白でした。イェイ

って・・・笑えねぇ苦笑

 

 

 

 

 

 

 

 



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2007年06月19日

相対性理論故の比較諧謔論。3

日記。理論。愚痴。自慢。

毎日毎日、何百何千何億の文章が形骸化された世界を形成する。

「くっだらねー」って思う日記もどきもあれば、

「すっげーあったまいいなー」って思う論文みたいなのもある。

それの集合体に形があるとしたら、刹那として同じ姿じゃない。

物凄い速度でボディチェンジしまくるギニューの如し。

つまり個人が啓蒙、基迎合され得るパラダイムなんてものは刻一刻と変わり続けているわけですよ。

そこから、自分の価値観に合った仲間を見つけ出して、喜怒哀楽の感情が無限に生まれ続けているわけです。

例えば美的感覚一つとっても・・・

世界が認めた森理世だって、平安時代とかに生まれてりゃ紫式部に惨敗してたと思うもん。

逆に今、紫式部がミスコンに出る暇があるというなら、

俺は声を大にして、ビリーズブートキャンプをお勧めしてあげたい。

でも、こうやって思うのも所詮一見解に過ぎない。

結局の所、真実なんてものは存在しないわけです。

デカルトは、かの有名な「我思う故に我有り」と言ったけど、

本当に「我」が「思う」という行為をしたと言えるのか。

「思う」という行為自体に決定的な主体的証拠等なく、思わされてるという受動的感情コントロールを第三者にされているのかもしれない。

そもそも「我」という他人と一線を画す概念自体、他者ありきのものじゃないか。

そんな底無し沼の揚げ足取りのレベルにまで大勢が各々の主観で詰問し続けたら、彼は卓袱台をひっくり返して口を尖らすだろう。

結局、

真実等ないことが真実かもしれないし、

真実は存在することが真実かもしれない。

即ち、絶対的な価値は純粋単体で証明できない。

他人の見解を肯定するも、否定するも自由だけど、

自分が正しいと断言してる評論家って諧謔的だよなぁ・・・

・・・

こんなくだらないことを今日はずーっと考えてたけど、

こんな日もいい。

誰がどんな価値観もって生きてたっていいじゃん。

パーフェクト・セルだってやられちゃう時はやられちゃうんだから。

俺は他人の価値観を無闇に否定しない生き方が好き

 

 

 



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2007年05月05日

GW旅行

5/1〜3日の三日間、彼女と横浜旅行。

 

一日目。

生憎の雨模様だったから、みなとみらい中心で回る。

 

馬車道の町並み、

赤レンガ倉庫のほのかな灯り、

コスモワールドの鮮やかなネオン。

遠くには、ベイブリッジのブルーのライトも見える。

その全てが横浜を彩り、夜景の宝石箱の名を縦にする。

 

その後、定番中の定番、中華街。

横浜大世界で、

燕飛飛(イェンフェイフェイ)の特別公演を観賞した後、

有名店、梅蘭にて夕食。

ここは最近V6の番組で、

「グルメレポーターが選んだ美味しい焼きそばランキング」で

1位をとった店で、芸能人も大勢訪れる。

 

中からはとろみのある五目餡と絡み合う麺が顔を出す。

そのダブルの食感と、濃味だがしつこくない後味に脱帽。

 

二日目。

快晴。気分良く東京へ向かった。

原宿でTシャツを買い、

表参道ヒルズでジャケットを買い、

最後に明治神宮でお参りをした。

 

その後、相変わらず天気が良かったから、

恵比寿ガーデンプレイスのテラス席でパスタを食し、

お台場へ。

ビーナスフォートを見て、

その後フジテレビ。

中でも、ガチャピンのグッズがスーパー可愛くて、

ストラップからコップからクリアファイルから狂ったように買った。

ムック撃沈。

 

横浜に戻り、桜木町の一蘭で無難に夜食。

ここは個人的に好きな店で、秘伝のスープがたまらない。

 

三日目

快晴。

ラストは船でクルージング。

その後は再び中華街へ。

ライチソフトとか肉まんとか、思い切り下品に食べ歩いた。

こういうのもまたいい思い出かな。

 

7月には有休でサイパンへ行く予定。

 

やっぱり仕事を中心にしたライフスタイルは性に合わない。

いつまでも子供と罵られようが構わない。

ピーターパン上等。



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2006年10月17日

彼女。

ここ半年間くらいの期間を経て、

ついに彼女ができた。

今はお互い仕事が忙しくて、時間も合わないけれど、

この先仕事に慣れたら、海外にでも旅行に行こう、って話してる。

 

もう恋愛に対して永遠やら普遍やらを求めはしないけど、

それでも、彼女の優しさが陰にそれを代弁してくれているような気がする。

 

幸せになります。

 



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2006年09月18日

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遂に買ってしまった。

トヨタ セリカの新型バージョン。

四つ目のタイプは品性に欠けて好きではなかったが、このタイプはシルエットの美しさと乗り心地、端正な顔とトヨタ車ならではの品質。

そんな自分の求める条件をクリアした。

だから買った。

販売台数としては少なく、旧型に比べ全然この型は売れなかったんだけど。

でもだからこそ、俺は好き。

なんか媚びてない、って感じ。

そんな清ましてる感じがいい。

誰に何と評されようが関係ない。

車も、恋愛も、友情も。

人生そのもの、そんなスタンスっていいんじゃない?



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2006年09月04日

寂しい時向かう場所

どうしようもなく寂しくなった夜は海に向かう。

涼しくも、若干生暖かい風を全身で感じると、妙に落ち着く。

寄せては返す波の音。

月明かりの下、海面に蠢く夜光虫。

静寂に包まれつつも、懐かしさを喚起させる普遍の芸術がそこにはある。

 

海は万華鏡みたいだ、と思う。

眺めてみると、色々な記憶が蘇り浮かび上がる。

 

そんな時は、ベイブリッジが遠くに配置されたあの景色を思い出す。

赤レンガ倉庫やコスモクロックが作り出す光の世界。

そして、あの風の匂い。

 

こんなところで何をしているんだろう。

自分が本当に落ち着く場所は一つだけ。

 

横浜へ向かう。

 



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2006年08月22日

四国の旅

8月12〜20日迄の会社の盆休み。

四国を旅してきた。

しかも青春18切符で(笑)

約12時間で高知駅に着き、瀬戸内海の海の幸を食い尽くした。

高知では今は希少なクジラ料理が有名らしく、クジラの刺身をはじめ、結構珍しい料理の数々を、高知の銘酒「土佐鶴」で食した。

二日目は、レンタカーして四国のカルスト台地をドライブした。

山頂では空気が美味しい上に、牛やポニーが放し飼いされていて、

気分はもうアルプスの少女ハイジだった。

絞りたてのミルクで作ったソフトクリームやチーズケーキ。

まぁそのあとに天然鮎の塩焼き食って一気に和モードになったけどね。

 

でも、やっぱこういう旅っていい。

男ばっかで飲んで「まじうめー」っていうあの瞬間て、

やっぱあの暑苦しい男ばっかの中だからこそ。

女の子との酒はほとんど嗜む飲み方しかしないからね。

久々に学生に戻った気分だった。



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2006年05月11日

楓の奏 〜心地良き不協和音〜

 

今まで色々な恋愛をしてきたつもりだ。

別に恋愛経験が豊富だ、ということではない。

寧ろ、俺は馬鹿みたいに不器用だと思う。

 

彼女がいる時に、浮気をしたことは一度もない。

それは単純に俺が浮気をされたら嫌だから。

そんな時、小さい頃親父に、

「自分がされて嫌なことは他人にはするな」

って言われたことが脳裏を掠めたりして、

「あぁ当たり前だけど大切だな」

なんて思ったりする。

 

自分が純愛を通し、それを相手にも求めるから、結構嫉妬もする。

そういう部分は女々しいと思う。

 

いっそ恋愛なんてゲームだと思って、軽く考えられたらいいのかもしれない。

実際、結婚するまでは浮気しても何の罪も課されない。

 

けど、

若いうちに遊ばなきゃ損だとか、

重い恋愛なんて堅苦しい、

みたいな変に見栄や格好付けのパラダイムに迎合する気も更々ない。

 

あくまで主観だが、そんな恋愛を重ねても、得るものがないように感じる。

そんなものに時間も金も費やして、

刹那に一喜一憂していられるほど、

俺はおめでたい人間じゃない。

それでもなお、俺が何かを得ているとしたら、儚さや虚しさといった類で、失うことを得るくらいかな。

 

そんな冷めた部分があるから、

なんだかんだで失恋の痛み等も、時間が忘れさせてくれてきた。

「こんな女と付き合っていっても結局幸せにはなれない」

と、精一杯自己愛を満たすことで、カタルシスしてきた。

 

けれど、

どうしても忘れられない人を知ってしまった。

 

俺の全てを優しく包んでくれた。

たった一年を一緒にしただけなのに、

不思議と、何十年も一緒にいた気がする。

 

恥ずかしいことに、

そんな彼女を忘れられず、ここ最近毎晩彼女の夢ばかり見る。

 

夢の中で、彼女は相変わらずいい笑顔をしている。

 

そんな彼女が、どうしても忘れられない。

きっと俺の身も心も、彼女を忘れることを嫌がっている。

 

こんなに離れて初めて彼女の大きさに気付いた。

どれだけ俺の心のキャパを占め、

どれだけ安心感を与えてくれていたかを実感した。

 

そんな「偉大」な人なのに、

いつも謙虚に、俺を立ててくれて元気を与えてくれた。

 

これを見てくれているのなら、言いたい。

本当にありがとう。

何もしてやれない男で、ごめん。

 

彼女のことは、今でも大好きだ。

恥ずかし気もなく心からそう言える。

御節介だし力不足だろうけど、ずっと守り続けたいと思う。

単刀直入に言えば、

また一緒になりたい。

 

スピッツ「楓」―――。

明日も大音量で聞きながら、会社へ向かうのだろう。

 

そして、

前奏のピアノソロと同時に、

あの指の動きと表情が浮かんで―――

いつも通り、涙が込み上げてくるのだろう。



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2006年05月08日

鼻のない天狗

自らを追いやって背水の陣に立ち、そんな自分に酔う生き方。

敢えて自分に苦労を強いて、それに耐えることで他人との差異を作る。

それを自分磨きと称し、RPGの如く経験値を積んでいく。

 

そうして成り上がった天狗の鼻などきっと脆い。

鼻の崩れた天狗さえ愛しいと思えたら、それが愛すると言うこと。

 

相手の一面だけに執着し偏愛すること。それは視野を限定すること。

そんな狭い視野の中で、鼻の崩れた天狗どうしは傷を舐め合う。

そこには恥じらいもプライドもいらない。

 

その滑稽さを理解しつつも、

それも幸せかな、と思う自分を否定できない自分に嘲笑。

 



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2006年04月12日

4月11日。

4月11日。

 

桜吹雪舞い散る、少し肌寒かったあの日。

あれからちょうど一年後の昨日、私はその地を訪れてきた。

 

テレビのラスター音のように、絶え間無く降り注ぐ、雨、雨、雨。

私は何を期待していたのだろう。

もしかしたらこの雨が、全てを洗い流してくれる、と思ったのかもしれない。

 

 

私は、傍から見れば惨めな負け犬。

帰る場所を無くし、心身共に病んでいる馬鹿な犬。

 

でも、帰る場所を与えてくれたのは、あの人。

生意気な私が、唯一心を許して話せた人。

何でも私よりできるくせに、決して威張らない。

寂しがりなくせに、いつも、何事にも、一生懸命強く頑張る。

いつも人の期待を超える行動のできる人。

 

私は何もしてやることができなかった、役立たずの飼い犬。

無能さに打ち拉がれる、首輪の取れた捨て犬。

 

寂しさに気付けなくて、ごめん。

夢ばっかりで、安心感を与えられなかった。

きっと、そんな形骸化された「わたし」自体の価値はない。

 

でも、

そんな私にさえ、あの人は優しさを教えてくれた。

 

 

今日も、無数の桜が咲き誇っていた。

 

雨に激しく打たれれば花弁は散るけれど、

どれだけ強い雨に打たれても、私の想いは、いつまでも散ることはない。

死ぬまで募る一方だ。

 

止まない雨はないけれど、

止まない想いは確かにここにある。

 

そんなあの人に、改めて言いたい。

 

ありがとう。

 

ビザールのリングを、しっかり握り締めながら。

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2006年03月18日

「彼はパブロフ、私はイヌ」2

  

いつの間にか私は、彼の愛情の鎖に雁字搦めにされていた。

身体に巻き付く、その鉄独特の冷たさが逆に温かい。

 

彼の愛情は麻薬。

それを感じている時は正に夢心地の桃源郷。

至福という感覚が、後に、如何に、私を蝕む可能性を秘めているか位分かる。

それでも、私はそれを求め続ける。

その矛盾さえ私の本能はパラドックスと捉えてしまう。

そんな合法ドラッグを彼は持っている。

そして、愚鈍なる私はそれに侵され続ける。

 

彼は、皆に愛情を振り撒く。

皆が彼の麻薬中毒者となると、その光景の異常さで、突然私は我に返る。

冷静に理論的に物事を考えられるようになる。

 

「私は彼の女である前に人間だ。」

 

私だけ見てくれないと、やっぱり嫉妬してしまう。

それが人間の性ってやつなのかな。

強い女のフリはできるけど、それは却って私の独占欲の膨張を加速させるだろう。

そんな醜い独占欲の塊を破裂させ、もっと醜い膿まで晒すのか・・・

 

今日も、どこかで彼は他の女に愛情を捧げている。

本当は、彼から逃れられたら楽なのかもしれない。

 

遠く・・・

彼が違う女と戯れている声がする。

とても甘い猫撫で声。私の前で彼はあんな声を出してはくれない。

 

悔しい。

違う女と戯れている彼に対してじゃない。

その女に負けているという事実を間接的に感じてしまった自分が、である。

 

突然。

何食わぬ顔、しかも満面の笑みで彼が眼前に現れる。

 

瞬間。

鎖が緩くなる。

そして、彼を泣きながら抱きしめる私がいる。

 

彼への想いは理屈で制御できない。

身体が条件反射する。

 

所詮私はパブロフの犬。

彼が、私の本能を愛情として感じてくれるまで。

潤んだ瞳で、涎を垂らして彼を待つ。



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2006年03月15日

廃墟に欺瞞のイロドリを3

 

錆びた鉄の匂いが充満し、天井の隅にある無数の蜘蛛の巣。

台所と思われる場所にある、硬い水道の蛇口を捻ってみると、老婆の断末魔のような奇怪な音と共に、赤茶色の液体が勢いよく飛び出てくる。

毎朝起きると、私はいつもそこにいる。

 

もうどれぐらい経ったのだろう。

私は、きっと長い夢を見ている。もしくは、夢という現実かもしれない。

 

この廃墟に強制的に「引越し」させられてから、私は発見したことがある。

毎朝決まって、どこを探しても人がいない。

ここには、人間の生活感というものが全くないのである。

 

季節はどうやら春のようで、外に出ると時折薫風が頬を掠める。

本来なら清清しい気持ちになるのだろうが、こんな世界だから、どことなく気味が悪い。

 

そして、

この世界では、どうやら私はしなければならないことがあるらしい。

(これは何故か本能的に知っていた。)

 

朝起きたら、まず走って、とにかく走って、

この廃墟の中央にある風呂場迄行って、点いている火の元を切る。

その後、廃墟中に全部で13枚ある、黴臭いカーテンを全て開ける。

そして玄関の壊れかけているドアに、「狐」を称える言葉を何でもいいから書く。

 

これは絶対だ。順番通り、正確にしなければならない。

 

この作業を終えると・・・

廃墟中が、紫電一閃の煌きとでも言おうか、

突然光で真っ白になり、その廃墟は忽ち豪邸になる。

部屋中薔薇の香りに包まれ、心地いい音楽が流れてくる。

 

これが幾時間続く。

 

不思議な事に、毎日この繰り返しなのだが、全く飽きないのは事実だ。

毎日毎日、同じ感覚なのだが、形容し難い快感に包み込まれる。

そうして、「幸せ」というものを本能的に全身で感じ、安心して眠りに就く。

 

そして・・・

目覚めると、そこに廃墟がある。

 

私はその行動を今迄一度も欠かしたことはない。

 

理由は簡単である。

もしそれを欠かすとどういう結果になるか、が容易く想像できるからだ。

 

この世のこの奇妙なサイクルが止まり、一生変化無き廃墟で生き続けなければいけない。

 

そんな終わりのない生き地獄に永遠にいる位なら・・・

毎朝絶望を感じることが分かっていても、私は刹那の天国さえ愛しい。

 

少しでも幸せを感じることができるなら、

それ自体嘘でも私は生き続けたい。

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恋愛ナルシスト3

 

自信過剰な彼は、突然見えない石に躓いた。

深く狭い暗闇の、黒の底へと落ちていった。

そこには、ありふれていた喧騒も、眩しく燦燦と照りつける日差しも、

当たり前にあった愛情すら感じることはない。

遥か上、彼女の姿が見える。

遠すぎて、あまりにそれは遠すぎて、声も表情も分からない。

 

毎日、何もないそこに、微量の水が流れてくる。

その滴る水を、彼は舐めるようにして飲み、露命を繋ぐ。

 

 

誰かの策略だろうか。

誰かは分からない。けど、そいつにとって俺が邪魔な存在だったことは確かだ。

だから、この静寂なる黒の底へ突き落とし、二度と這い上がれないようにした。

そうに違いない。

 

しかし、ちょっと待て。

それならば、こんな微量の水を流す必要はないだろう。

枯渇したこの闇で俺が朽ちていく様を、嘲笑っていればいい。

毎日、蠍でも一匹ずつ投げ込んで、蝕まれていく姿を肴に乾杯し、

「してやったり」という達成感に酔いしれていればいい。

 

彼女の策略だろうか。

何か俺に対する蟠りや不満が膨張していった・・・

それに気付かずにいた、おめでたく愚鈍な俺への制裁なのだろうか。

せめてもの同情心で、水を流してくれているのだろうか。

 

しかし、ちょっと待て。

俺は彼女に、そんなに恨まれることをした覚えは微塵もない。

少なくとも、問題は随時解決していった筈だ。

この間まで濃艶な愛の契りを交わしていた。

俺は彼女に溶けていたし、彼女は俺に溶けていた。

二人の飽和状態を仮定してみても・・・

不純物を溶かせない程、二人の溶媒は少なくなかったことは確かだ。

 

分からない。

恋愛に絶対の自信を持っている俺の頭を以ってしても・・・

 

 

しかし、彼は恋愛ナルシスト。

少しでも希望があるのなら、決して諦めはしない。

 

その水のいつかの夜に見た輝きと、しょっぱさだけを頼りに。

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2006年02月14日

バレンタインデー。5

バレンタインデー。

それは女のK−1。

彼氏というベルトを勝ち取る為に、世の女性は全身全霊で勝負に臨む。

いきなり正面から顔面右ストレート!って勢いで告白する子もいれば、手作りのチョコに手編みのマフラーという、翼君と岬君もビックリなゴールデンコンビを用いる子もいる。

かと思えば、義理チョコを装った、いわば「隠れ本命チョコ」を渡して自分を意識させ、向こうから告白させる、っていう長期戦の判定勝ちに持ち込む強者もいる。

しかし、本当の勝負は男の方だ。

学校で、いつも遅刻してくるくせに、この日だけ早く行って机の中に手を突っ込んでいるやつ。

授業後、意味もなく教室に残ってたら、結局気付いた頃には一人になっているやつ。

そんな悲劇の物語が、隠れたとこに存在してたりする。

その一方で、「甘いもんなんていらねーよ」的なクールなやつが、たくさん貰ってたりする。

こういうやつは、悲劇の物語の主人公たちからすれば、のような存在である。

顕著に顔には出さないが、男としての見栄とでも言おうか、静かな戦いが繰り広げられる。

俺も、全く貰えない年もあった。そんな時は開き直って、家にあるポッキーとか食ってた。美味しいはずなのに、なんかしょっぱい感じがしたりして、一個でも貰ってるやつがすげー羨ましかった記憶がある。

かと思えば、義理チョコも含めてだけど、27個のチョコを貰った年もある。その時は単純に嬉しかったし驚いたけど、少しジャニーズ事務所の気持ちが分かった。食えねぇよ

チョコはやっぱ数じゃない。質でもない。

手作りチョコで男は一撃!!!って考え方も甘い。

女の子にとっては残念な話だけど、男はやっぱうまいチョコが食いたいのが本音だ。

味のおかしい手作りなら、ゴディバやモロゾフの市販品の方がいい!っていう、女の気持ちを考慮しない人でなしは、結構存在する。

まずくても美味しい!って言う男は優しいかもしれないけど、それは来年も同じ悪夢に襲われる宣言になるかもしれないから、軽率に口にすることじゃない。第一、本当の意味で女の子がかわいそうだ。

手作り=気持ちがこもってる

っていうのは違う。

計算づくで、面倒くさがりながら、板チョコ溶かして、型入れして、ラッピングしたチョコなんかだったら、分からない相手の好みを自分なりに一生懸命考えて選んだ市販チョコの方が、俺は食いたい。

要は気持ちだ。

相手を喜ばせるために、一生懸命作ったり、選んだチョコってのは、形も値段も関係なくいい。

逆に、一応形式的に、だとか、「欲しいならまぁあげてもいいよ」っていうチョコはすげー意味がない気がする。

そんなチョコはカカオの無駄使いだから自粛してほしい(笑)

あとは・・・チョコと一緒にプレゼントや、言葉や、手紙を添えたりできる子は素敵じゃないかな。相手に+αのサプライズの与え方を心得ている。

今回俺は、彼女からチョコとネクタイを貰えた

手前味噌みたいだけど、ネクタイやビジネスバッグとかは、仕事頑張ってね、っていう意味が込められるから、将来のビジョンが感じられる。センスあるんじゃないかな。

だからこそ、俺もホワイトデーには、彼女にあげる物にこだわりつつも、それ以上に彼女を想う気持ちをぶつけたい。チョコより甘い言葉を囁くのも、特別にちょっと奮発してプレゼント買ってあげるのもアリでしょ。

ホワイトデー。

それは男のK−1。

 

 



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2006年02月02日

結婚3

最近、よく言われるのが、この年で結婚をマジに考えてるのって、珍しいよね、ってこと。

でも、俺自身は余りそうは感じない。友達の何人かは10代で結婚してるし、子供だっているやつもいる。

結婚なんてしたいときにすりゃいーじゃん。

それが俺の答え。

経済的に成熟してから、ってやつは30歳位にすりゃいーと思うし、とにかく早くBabyが欲しい!って思えば10代でもいい。

寧ろ、「結婚なんてせずに一生遊びつくす!」ってやつも有りだと思う。

一番かっこわりーのは、周り見て焦ったり、安心したり、自分の結婚を自分の外的なステータス化しすぎてるやつ。

それは結婚に限らず、恋愛でもそうだ。

周りが恋人いるから自分も欲しいだとか、

周りが遊びまくってるから、自分も遊ばなきゃ損だ、とか。

そんなやつは、他人の舐めてるキャンディー欲しがるガキと一緒。

周りの歩調見ながら、自分の恋愛感形作ってるやつにいい恋愛なんて絶対できないって断言できる。

数年前、「負け犬」って言葉が巷を沸かせたけど、俺は別にいいと思う。

結婚しないやつが結婚したやつに比べて劣る、って何故だろう。

そんな報道のせいで、その考え方がパラダイムとして世間に定着しちゃったもんだから、結婚の重要性が誇張されたような気がした。

そりゃ社会的にみれば、少子化やらで、結婚はした方がいいんだろうけど、

子供ができるとしっかり育児休暇も取れて、月に7〜8万の手当てだって貰えるフランスのような国さえも、子供のためだけに結婚する、といったケースは稀だろう。

世代を繋いでいくために、とか、家を栄えさすために、とかいった理由で結婚するほど、俺らは善人じゃないだろう。

結局は、自分の意志、っていう一点にかかるわけ。

だから、結婚なんかしなくたって、幸せはいくらでもある。

たまたま俺は結婚に価値を見出しただけ。

そんな単純な結論、だけど、それが俺の結論。

 

 



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2005年09月23日

BBQ in 桑名

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9月21日。

野郎3人で、桑名へ向かう。

目的は、しじみ取りとBBQ。

人の気配は全くない。

目の前に広がる一面の水面。

どうしようもない静寂。

遠くには名港トリトンも見える。

まさに貸切状態の穴場スポット。

今回の名目は、俺の就職終わりを祝ってくれるということで、

かなり豪華なBBQだった。

焼く肉は、国産牛の霜降りステーキで、

一枚云千円のものを豪快に焼く。

それに鮎の塩焼き。炭でやると香ばしさが全然違う。

あとは、B級グルメってことで、

しめじのバター焼き、ホルモンのもやし炒め、チャーハン。

他に誰もいない場所で、すげー贅沢した感じがした。

 

で!!!

 

みんなはBBQの最後は何食うんだろ???

色々食ったけど、単純にうまいのが、

トースト。

超熟の6枚切りがお勧め。

包丁で軽く切り目をいれて、

バターをたっぷり乗せて、

表面をしっかり炊いて出来上がり。

 

外はカリカリ、中はモチモチの激うまトースト完成

 

冷えたビール飲みながら、食って語って。

今回は全部奢ってくれた

感謝。

三人とも就職はトヨタ市。

数年後には、みんな結婚して6人でやろうな



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長かった就職活動5

遂に就職活動終了!

 

長かったけれど、

嘘や欺瞞で「内定すること」に終結する就職活動じゃなくて、

ありのままの自分を貫いて、

遂に心底から納得できる企業が見つかった。

 

俺は大学生活で頑張ったことが、間違っても勉強ではないし、

アルバイトだって月20万くらい稼ぐ奴とかに比べたら、

頑張ったなんてとても言えない。

ただやりたいことを好きにやってきただけだと思う。

スカイダイビングやジェットスキーをやりに旅行したり、

その旅行先なんかでは、英語も大したことねーくせに、

現地人に絡んで、バーベキューしたり、

車の荷台に乗せてもらって、ビーチまで120Kmでドライブしたり。

経験の蓄積、かな。

 

じゃあ俺って、何を頑張ったんだろ?

わかんないけど、きっと、誰よりも多くの時間人と深く話したと思う。

家庭の悩み、恋愛の悩み、友達関係、就職観・・・

朝までガストで語り明かしたり、

相談の依頼があれば、だいたい快方に向かわせてきた。

そういった時間、経験の結果、今の俺があるわけで。

 

もちろん、これも多くの出会い、多くの支えのお陰。

来年からもこのスタンスは変えずに自分らしく生きていこう。

 



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2005年09月05日

横浜旅行♪

「どっかいこう!」
 
ということで、ちぃと横浜に行ってきた。
 
一日目。
山下公園から始まり、中華街、外国人墓地、馬車道。
 
二日目。
八景島シーパラダイス、桜木町、赤レンガ、みなとみらい。
 
もちろん、どれも良かった。
馬車道赤レンガの造形美は格好よかったなぁ。。。
 
食で言うなら、
中華街で食った豚角煮丼と、
カレーミュージアムで食った、パケ森自由軒のカレーが絶品だった。
 
ホテルも、結構いいところ♪
八景島の近くのテクノタワーのホテル。
22階で、カーテンを開けると港が見渡せる。
 
あの夜景は宝だね。
 
横浜の夜景は、それほど形容し難い。
 
大学最後の夏に思い出ができた。
 
来年の夏は、横浜にあるシリウスという、
日本一空に近いBarで乾杯しよう


takumixspecialedition at 21:23|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2005年08月26日

シルバアクセサリーのススメ

特に最近、というわけじゃないけれど、
俺は昔からシルバーアクセサリーが好き。
 
中学校の頃、原宿の露店で、たまたま興味を持って、
リングを買ったのが最初。
 
2000円くらいのちゃちなリングだったんだけどw
 
それまでは鬱陶しいから、アクセサリーなんて、全く興味なかった。
 
じゃあなんでこんなにはまったのか???
 
 
単純に造形美ってのもある。
でも、小さい頃から絵画や工作を習っていた俺にとって、
作品は全て心あるもの。
 
その中でもシルバーという素材は、
俺の中で特別。
 
シルバーの独特の輝き、重量感。
銀と黒(いぶしの部分)の二色で奏でられるそれは、
まるで画用紙に鉛筆一本で描かれたデッサンのよう。
 
何色も使って描かれる作品も凄く格好いいけど、
二色しか使わずに多くのものを表現するのは、
なんか神秘的な気もする。
 
作品の完成型より、
どういう気持ちで製作者はこのデザインを考えたのか、
とか、
どういう思いが込められているのか、
とか、
そういう完成以前のバックグラウンドを知ると、
その造形はますます格好良く見えるんだ。
 
今のお気に入りはbizareというブランドとアルテミスクラシックという、
二つのブランド。
 
前者はデザインがとにかく格好いい。
シンプルなものから凝ったものまで・・・
凄く格好いい。
ラルクのハ●ドや、中●美嘉なんかも愛用するブランド。
 
後者は、とにかくハンドメイドで、遊び心あるデザインと芸術性が売り。
ちぃにもここのブランドのリングを、
ダイヤモンド入りでプレゼントしたんだ。
 
 
本当見てるだけでも楽しいし、
興味があったら、一個くらい買ってみては!?
 
カップルで付けても、
クールに一人で付けてもいいし。。。
 
持ってて損はないっすよ
 
興味あったら覗いてみてね★
格好いいのが目白押し!!!
 


takumixspecialedition at 22:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2005年08月03日

先日、ちぃに指輪をプレゼント。
 
あるシルバーアクセサリーメーカーにオーダーメイド。
量産ではなく職人の手作りなので、
同じものは二個とない。
中央にダイヤモンドが填め込まれており、
蝶や花や文字がたくさん描かれているデザインだ。
 
なかなか格好よくて、俺も満足
 
 
 
そういえば俺の誕生日に、ちぃも指輪をプレゼントしてくれた。
天使の羽をモチーフにしたもので、
すっげー格好いい。
 
夜も、隠れ家的な洋食の店でディナーをプレゼントしてもらった。
 
夏トリュフを使ったパスタとか、
フォアグラと牛フィレ肉のメインディッシュ。
 
シャンパンを一本開けて、乾杯
 
静かな店で、グラスを傾けるキザなディナーもたまにはいい
 
 
二人を繋げるリング。
 
体が邪魔と思うほど心がくっつきあう。
 
リングはその証。
 
 
 
ダイヤモンドの持つ意味である、
「永久不滅の愛」。
 
それを具現化していく。
 
ゆびわ

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