2005年10月31日

白鳥。でもまだおねむなの。2

 2005年10月2日(日)午後2時、アパートから徒歩2分のアカデミーオブミュージック劇場にて、ペンシルバニアバレエ団の白鳥(全幕)を観に行きました。
 旦那から「白鳥全幕やるみたいよ」と電話があり、何の事前情報も得ないままチケット入手をお願いしました。
 実は、わたくしめ、旦那をバレエ鑑賞者にすべく、昨年から行動を開始しておりまして、今年3月にはニュー・アドベンチャーズ・バレエ団のマシュー・ボーン版(*)を、5月にはコミックバレエ団のトロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団の四羽の白鳥とパ・ド・ドゥを、いずれも東京において夫婦で観劇していたのです。

チャイコフスキー: バレエ「白鳥の湖」 ~アドヴェンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ
トロカデロ・デ・モンテカルロ バレエ団 #1


 そんじゃま、そろそろ古典の全幕いっとくかーと思っていた矢先に、ここフィリーにおいて白鳥全幕。飛びつきましたよ。
 ええ、ええ、もちろん分かっておりましたわ。ポスターの衣装が普通の白鳥と違うなーってことくらい。そんでもって、ここがアメリカで、こてこての古典を期待できる土地じゃないってことくらい。でもね、気づかない振りしてたの。脳が。

 幕が開いたら、ドガの絵の世界が広がっていました。 あれ?こんな場面、白鳥にあったかいな?と思う私(←まだ気づいてない私の脳。トホホ)。いや、そりゃーもードガ好きにはたまらないと思いますよ。こんなダンサー達を見たら、そりゃー描きたくなるわ、可愛いもの!ドガ万歳!なんて。パンフレットによると、チャイコフスキーとドガは同時代の人だそうで、そこからいろいろ発展させたようでございます。ちなみにマイムたっぷり。
 ということで、演出については以上終わり。

 一番のは、プリンシパルのArantxa Ochoa(スペイン出身)のオデット。
 彼女は八の字眉でそもそも不幸顔な上にオデットを踊る時に眉間にシワを寄せるの。出会いの場面から不幸すぎ。しかも、もしかして拒食症?ってくらい痩せてる。痩せすぎ。
 加えてこの日は、もしかして食あたり?ってくらい体力がなく、後半にいくに従ってキープ力が落ちていくのが分かるの。お願いだから、肉、食べておくれ。
 スペイン女の心意気ってやつでしょうか、オディールの演技では魅せてくれましたが、踊りの見せ場である32回転は迫力不足。あんなまばらな拍手の32回転は見たことがない。本人も悔しいでしょう。
 まだシーズン初めで寝てるんだと思う。彼女がちゃんと起きて活動し出すのか、次の演目にも足を運びたいと思います。旦那は「あのバレリーナはもういいやー」なんて言っていましたが。引きずって行きます。

 ということで、ペンシルバニアバレエ団は、まだ半分寝てる状態ですが、プロとしてある一定レベル以上ではあると思います(コールドの揃い具合とマイムの上手さから判断)。特筆すべきは、黒人の女性ダンサー(Heidi Cruz)がいたことです。男性ではたまーに見かけますが、女性では珍しいのではないでしょうか。踊りも優雅で表情もにこやかで応援したいダンサーです。


* 1995年、マシューの当時のカンパニーAMPにおいて初演された「スワン・レイク」。初演のスワン・ストレンジャー役はアダム・クーパー(当時ロイヤルバレエ団のプリンシパル)。というか、マシューがアダムのために振付けた演目だそうです。
 映画「リトル・ダンサー」で、主人公の少年が成長した後のダンサー役が「スワン・レイク」のアダムで、ラストの跳躍っぷりが印象的。ってゆっか、ぶっ飛んじゃうでしょ、今までのストーリー、あの跳躍で。あの一瞬でどれほどの映画ファンがバレエファンになったことか…。
 なお、2005年に日本公演を行ったのは現在のマシューのカンパニーです。念のため。

Story
英国ロイヤル・コート劇場の芸術監督を務めてきたS・ダルドリーを始め、一流の製作陣で作られた涙と感動の物語。11歳のビリーはふとしたことからバレエに特別な開放感を覚えるが父親は猛反対。しかし、少年の姿に心...(詳細こちら


takurere1025 at 07:21│Comments(0)TrackBack(0)バレエ・ダンス・舞台 | 映画

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