2008年12月28日

今年のバレエを振り返る9〜横転したのはカボチャの馬車じゃない。

シンデレラ 「今年のバレエを振り返る」も、あと2公演。 まず、新国立劇場シンデレラです。

【日時・場所】
12月27日(土)午後2時
新国立劇場オペラパレス

【キャスト】
シンデレラ : 西山裕子
王子 : 中村誠
仙女 : 本島美和
義理の姉 : 堀 登、保坂アントン慶

父親 : 石井四郎
ダンス教師 : 吉本泰久

春の精 : 伊藤友季子
夏の精 : 湯川麻美子
秋の精 : 高橋有里
冬の精 : 厚木三杏

道化 : 八幡顕光
王子の友人 : 陳 秀介、冨川祐樹、江本 拓、マイレン・トレウバエフ
ナポレオン : 伊藤隆仁
ウェリントン : 小笠原一真


 この公演は、悔し涙が出るほどひどかった。

 1幕で、カボチャの馬車がスピード出しすぎて曲がりきれず、舞台上ですごい勢いで横転(!)したのは、仕方がないことで、責めるつもりは毛頭ありません。 
 載っていた子役達とシンデレラ役の西山さんにひどい怪我がないようだったのは、本当に良かったです。

 しかし・・・。

 王子役の中村さんに、王子役を踊る技量が全くない。 
 跳べない、回れない、サポートもできない、演技も出来ない。
 まともに踊れたパートはただの一場面もない。 
 一緒に観ていた旦那は、「下手な上に、体調がひどく悪いんじゃないか」、と言ったほどでした。 

 何より許しがたいのは、一番最初のジャンプで失敗したときに、あからさまに、「失敗しちゃった」って顔をしたこと。
 舞台に上っているダンサー、それも王子が、これをやっちゃ、絶対にいけません。 
 もちろん、世界指折りのダンサーでも、調子が悪いと軸や着地がぶれまくる時はあるんですよ。 でも、彼らは失敗については完全にポーカーフェイスです。 当たり前じゃないですか。 お客はお金払ってレッスン観に来てるんじゃありません、「舞台」を観に来ているんですから。 
 
 シンデレラ役の西山さんも、ソロのパートは本当に可憐に素敵に踊っているのに、中村さんのサポートが悪すぎるので、王子と一緒に踊るシーンはグダグタ。ハーモニーなど望むべくもありません。
 断言できるけど、主役2人のパ・ド・ドゥとしては、これまで観てきた舞台の中で最低、最悪です。

 中村さんが、体調不良でああなったのなら、代役に躍らせるべきでした。 それを決断しなかった人達(本人も含め)には、猛省して欲しい。
 中村さんが、そもそもあの程度の踊り手なら、彼を王子にすえた人達には、金返せ、と言いたい。 


takurere1025 at 23:07│Comments(0)バレエ・ダンス・舞台 

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