参院委で識者が脱原発訴え(23日の報道から)村上春樹氏カタルーニャ国際賞授賞スピーチ

2011年06月14日

天国へのラブレター2011

命日6月5日。
あなたの好きな赤ワインと、それに合いそうな料理を準備して、二人だけのディナーを。

「そんなこと言って、結局全部一人で食べただけじゃない。ダメだよ、また太っちゃうよ」
という声が聞こえそうですが(^_^;)

今年は3月11日に、私の故郷岩手で大きな地震がありました。
今から16年前、あなたの故郷、神戸でも大きな地震がありましたね。

いろいろな思いが頭の中を駆け巡ります。
どうして、私が生きている今生で、こんなにも大きな被害をもたらす震災が、それぞれの故郷で起きたのでしょう。

6月10日、いつものメンバーが集まって年に一度の会食を開いてくれましたよ。
美味しい日本料理に希少な日本酒。
きっとあなたが羨むだろうな〜と思いながら―。
故郷の震災後の報告から原発の話、近況報告、これからのこと…。
いろいろな話をしたので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

今日は、2006年5月29日の日記で紹介した、あなたの作った歌詞をまた載せようと思います。

インドネシア・ジャワ島を襲ったM6.3の強い地震が起きた翌日、悲惨なニュースを聞いて、あなたが神戸淡路大震災の後に作った歌を思い出し、歌詞を書き起こしたものでした。

なのに…、もう私はジャワ島の地震のことを忘れていました。

原発にしても同じ。

チェルノブイリの事故やスリーマイル島の事故のことを忘れていました。
いえ、「自分たちのこと」として捉えていなかったという言い方のほうが正しいかな。
ダメですねー。

「ひとみに映るものはすべてが色を失い、新聞記事みたいに平たい記憶となり、すぐにすべて消える」

という、歌詞の一節が胸に突き刺さります。
あなたが遺してくれたもの、大切にしていませんでした。
その思いをちゃんと引き継いでいかなくては。

闘病日記の中にこんな言葉を見つけました。

「まーと結婚していなかったら、もう精神的には死んでしまっていたね。助けてくれて、ありがとう」

何だか、逆に天国からラブレターをもらった気分。
でも、私だって何度もあなたの言葉で助けられているのよね。

気づかなかった言葉、その時に必要な言葉がちゃんと降りてくる…。

いつも見守ってくれ、心から感謝 ☆



「BELIEVIN'」By Masa

黒い夜が明けて
静かに陽が昇る
涙でかすんだ目に
とけては落ちていく
昨日までの思い

ひとみに映るものは
すべてが色を失い
新聞記事みたいに
平たい記憶となり
すぐに すべて消える

街の中のざわめき
少女の笑い声に振り返り
目に入るオレンジ色の靴が
眩しすぎる

今は あの時に戻れないと思うけど
時が すべてを流してくれる
信じ続けるものがあれば
きっと笑える日が来る


「MEMORY」By Masa

落ちたビルの隙間から
そっと赤い花が揺れている
燃えた木々の間から
若い木の芽が青く伸びている
誰も見ていないところで
生まれ 育つ光
何も消えてはいない
熱い大地の鼓動

すべてを彼方に失い
冷たい雨が落ちる
昨日まで光っていたものは
どこへ行ってしまうのか

だけど命がある限り
誰も 何も 消せない
それが 永遠に輝く私のメモリー

言葉だけのやさしさは
すぐに薄れ
いつか忘れゆく
嘘と真実が何か
今 パステル色で描かれる

雲がゆっくり動き
青い空が見える
はっぱの音が響く 
胸の奥深く

古い本はみんな捨てて
ゆっくり歩き始める

右手を高く挙げる
明日に届くまで
そして地球が回る限り
誰も 何も 消せない
それが 永遠に輝く
あなたのメモリー

すべてを彼方に失い
冷たい雨が落ちる
昨日まで光っていたものは
どこへ行ってしまうのか

だけど命がある限り
誰も 何も 消せない
それが 永遠に輝く
私のメモリー
あなたのメモリー


※夫が震災の翌年に作った歌です。
その歌詞をここに写し、震災で命を落とされた方の冥福を祈るとともに、
残された家族や家を失った方々の心が救われるよう祈り、捧げたいと思います。
テープから起こしたので、漢字は私の判断によるものです。「はっぱの音が響く」は、傾いたビルを壊す「発破」だと思うのですが、定かではありません。



takutaku7and7 at 09:08│Comments(9) メッセージ | 詩のようなもの・雑文

この記事へのコメント

1. Posted by 白神   2011年06月14日 22:14
近頃の日本のギターリスト、とっても上手な方達が増えたって感じます。音だけ聞いて『やはりガイジンはギターが上手いな〜』と、演奏者を調べるとなんと日本人!!しかも、若い!!とか。曲聞いて『本場のJazzシンガーは違うなー。それにしてもギター一本でこの演奏はすごい』と、ミュージシャンを調べると、これもなんと日本人!!だったとか。

takuさんの旦那様が天国から日本に向けギターリスト養成光線をたゆまず降り注いでくれてるおかげです。なんちゃって。いつも変化球コメントで申し訳ないっす(^^;
2. Posted by TAKU   2011年06月15日 07:41
白神さん、変化球コメント、嬉しいですよ(^^)

夫はきっと、もみじくんも養成したと思うので、二人で光を振りまいているかもしれませんね☆
3. Posted by micann   2011年06月15日 19:22

かなしくてせつないけれど

こころがあったかくなった

ありがとう!
4. Posted by TAKU   2011年06月16日 07:03
micanさん、
こちらこそコメントありがとう!!

永遠に輝くメモリー、micanさんの中にもありますよね♪
5. Posted by あっちゃん   2011年07月11日 11:03
心に響く詩ですね、
メロディーまで聞こえてくるようです。

素敵な彼
お目にかかってはおりませんが、なんか分かるう〜
また、お話、聞かせてね
6. Posted by TAKU   2011年07月12日 09:59
あっちゃん、どうもありがとう!

メロディー、聞いてもらえないのが残念。
生きた年数は短かったけど、多くのものを遺してくれたなあって思います。

盛岡と宮古へ行ってきましたよ。

また、アップしますね(^^ゞ
7. Posted by kiyosaku   2011年11月22日 00:41
偶然に
立ち寄りました
詩を拝見させていただきました
また、おじゃまさせていただきますね
8. Posted by TAKU   2011年11月22日 07:55
Kiyosakuさん、訪問&コメントどうもありがとうございました。

夫の詩を読んで頂いて嬉しいです。

また、感想など書いて頂ければと。

Kiyosakuさんの歌、聴いたことがありますよ(^^)

偶然でしたが。
9. Posted by kiyosaku   2011年11月24日 01:00
ありがとうございます(^O^)/

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