チャリティイベント

2011年04月06日

誠実に(修正版)

すみません! 真意が伝わらず誤解を招くという指摘があり、修正しました。

いま私たちは、次から次と出てくる情報に右往左往している状況です。
どんどん上がっていく数字にマヒしないように気をつけなくちゃいけませんね。

国と東京電力は誠実さを持って、今回の地震による津波および原発事故の被災状況と原因、その対応について、国民に対してはもちろん、他国に向けても正確な情報を発表する責務があります。

世界の人々がきちんと真実を知り未来に活かすことで、犠牲になった方々の魂も昇華されるのではないでしょうか。

その上で、一人ひとりができること、なすべきことを考えなくてはいけないとあらためて思いました。

今日は、米カリフォルニアに住む友人、さちこさんが自身のブログにアップした記事をご紹介したいと思います。
彼女は、2月後半から3月にかけて来日。
故郷の盛岡で「アンガーマネージメント〜イライラとうまく付き合う方法」の講演を開催し、東日本大地震の前日にご両親を伴ってアメリカへ戻りました。
到着してほっとしてつけたテレビに映し出された映像に、どんなにか驚いたことでしょう。
しかし、ロスをはじめ、在米日本人、日系人の「何かしなくては」という動きは早かったといいます。

下記はその活動の様子を報告したもの。
SNSなのでリンクできませんので、本人の了解を得て下記に転載いたしました。
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【3月14日のさちこさんのブログから】

最近、ブログを書く時間と心の余裕があまりありません(涙)

岩手から来ている両親の滞在を延ばしました。少しでも暖かくなってから帰るのがいいかな…。

さて、

ロスの岩手県人会では、一般からの義援金の協力を呼びかけるだけではなく、自分たちでチャリティイベントをすることになりました!

岩手県人で若いプロのギタリスト(和山太郎)を中心としたクラシック音楽の演奏と、同じく岩手県人でミシュランの星をもらったお寿司屋さん(Mori Sushi)のオーナーの握る寿司を無料で提供し寄付をお願いするものです!会場は、ギタリストの知人の100人くらい入れる豪邸という、、、

クラシック音楽も高級寿司も、豪邸も縁のない私はビックリの豪華なイベントです^^;

いろんな岩手県人が各地から集まり(往復6時間かかる人も)、ボランティアで開催するのですが、その皆の岩手を愛する気持ちに感動してます。


それ以外でも、日本人、日系人がさまざまな支援活動を各地でしていて、先週末は私も両親を連れてUCSD(サンディエゴ大学)のチャリティイベントに行って来ました。

皆で持ち寄った折鶴は4千羽近いとか…!それを、クリントン元大統領の講演の際にも飾り、寄付金と交換に渡すとか…。

これ以外にも各団体、学校、有志たち、企業などの活動が毎日頻繁に行われています。

また、これらの集められた義援金が、少しでも正しいルートで岩手の届くよう、こちらのメディアに岩手県庁の義援金専用口座の情報なども提供しています。そうでなければ、、、単なるお祭り騒ぎ、自己満足で終わってしまいますからね^^;

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私たちは、世界の人々が日本のために祈り、支援の輪を広げていることを忘れてはいけないと思うのです。
チャリティイベントは、そこで集まる寄付金以上に、意識を共有し、高め、広めることに意味があります。

ただ、支援は当たり前だと考えていたら、今度は国と東京電力の不誠実さによって、世界が日本を見る目は変わってくることでしょう。

日本人は、地球の住民であること、世界の中の日本であることも考えなくちゃね。
海は繋がっているし、陸も海底では繋がっているのですから―。




takutaku7and7 at 06:51|PermalinkComments(2)