特別支援学校教員の何でもブログ

特別支援学校(肢体不自由特別支援学校5年→中学校特別支援学級3年→肢体不自由特別支援学校4年目)で働く教員が、授業や教材のことなどを中心に書き溜めるブログ。

特別支援学校で働く教員のブログ

先週より週2回、スクールバス下校後の休憩時間のうち15分を使ってiPadミニ講座を始めました。勤務終了後の時間だと私が保育園の迎えに間に合わないので、この隙間時間を利用して。
校内でもiPadを使った指導や支援の場面が増えつつありますが、使う人と使わない(使えない)人の差が出ているので、慣れていない人たちが活用していけるように。
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何となく予定を上記のように立ててはいますが、参加される方の要望を取り入れながら内容を考えていきたいと思っています。

そして、今週の内容は基本操作①
まず始めにiPadはコミュニケーションツールであるのとの確認。
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そして、各ボタンやスピーカー、マイクの位置、再起動方法など。
マイクは機種によって位置が異なるので、上の方にあると伝えました。スピーカーに向けて録音する人ってよくいます。私も昔はその一人。
機械なので、ちょっとした不具合の時に再起動を。
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操作の名前や方法として上の4つ。
意外とみんなが知らなかったのが、動画もピンチアウトで拡大できることでした。
マルチタッチジェスチャーは5本指のピンチインでホームに戻ること、4本指の左右スワイプでアプリを切り替えられること。(たまに子どもが使っていて、いつの間にか画面が変わってる時にこのようの現象が起こっていた経験あり)
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先週金曜のブログ→http://blog.livedoor.jp/takuteacher/archives/19764944.html

「たっち&びーぷ」アプリの開発者であるあっきーさんからコメントをいただき、連絡を取らせてもらって「ぼいすぶっく」アプリを使って改良しました。
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動画→https://m.youtube.com/watch?v=u4zqvA5XlYs(生徒の声の部分は消音にしています。)

①事前に生徒の声を録音
②Keynoteで作っておいたものをスクリーンショットして画像保存
③画面収録のマイクオンにして、①の声を挿入。その後トリミングで必要部分残す。
④ぼいすぶっくアプリの動画ライブラリから取り込む。(下の写真)
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⑤設定でアクセシビリティなどはMabee接続と、視覚フィードバックをオンに。
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以前よりも機器周りはシンプルになりました。

あっきーさん、ありがとうございました♪

夏休み期間に、校外で参加しなければいけない研修があったので行きました。
(福岡市では採用されて11年目対象の先生は決められた研修を何個か受けてレポート提出。免許更新の講習と兼ねることができたらしいけど、去年全部受講済だったのでなんか損した気分)
あまり乗り気ではなかったんですが、参加したら興味深い話だったので、備忘録として。
講師は京都大学の石井英真准教授。初めて名前を知りました。

以下は研修のメモ。
・子どもをどうしたい、学校をどうしたいか。個人ではなく、組織として面で授業改善を行う。
・ビジョンの対話的共有と、教師の協働。ビジョンは時間がかかるけど、議論の中でもキーワードを共有することが必要。これができれば教科横断とか表を作る必要ない。根幹を共有するから。対話や協働は本音で話せるか。女子会的な雰囲気が良い。
・いい学校には若い人が伸びていく空気感がある。若い人がこの学校にいたら勝手に伸びちゃう感がある。
・子どもも一緒。調子に乗せる=適切な舞台を用意する。できるんじゃないかと感じたことができるようになる。
・新しい言葉が出ているが、今までの実践を見なおすこと。
・評価が難しいという人は目標が明確じゃない。学年終わり、学期末、授業終わりにどんな姿をイメージするか。具体的に!上手な先生は遠くを見ている。
・精神的自立(一人前)は教科外で。自分の頭で考える判断するは教科で。
・教科の知識を、「社会を見るメガネ」として活用させられるか?教科の内容はもっと社会に繋がるように。(例:蒸発と水溜りと洗濯干し)
・「知ってる」「分かる」「使える」レベル。
・応用問題には適応と総合の2種類。(例:適応→カレーの材料を買ってカレーを作る。総合→残りの材料を見てカレーを作る)
・算数数学の割り算は、実生活だとキレイに割切れる事はかなり少ない。教科と生活をどう繋ぐ?
・3つの柱は「生きて働く」知識技能の習得、「未知の状況にも対応できる」思考力、判断力、表現力等の育成、「学びを人生や社会に生かそうとする」学びに向かう.人間性等の涵養という先を見ておく。
・学習軸はいつも3つ。対象世界と他者と自己。
・教材と子どもが向き合っているか。これは難しい。教師の顔色を伺うことが多いから。
・教材を介することが重要。ここで教科の魅力を感じさせれことができればアクティブになる。
・玉砕覚悟で揺さぶる。その場面に出会って教師も子どもも成長。質問ではなく発問。
・教材研究の際に、子どもが見えているか。
・本物との遭遇。理科の実験は本物?手順を追ってるだけじゃない?実験してるけど科学していない。
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昨日開催された下記の研修会に参加してきました。
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◯作った経緯や概要など
・ロボットを売るために作ったわけではない。
・OriHimeには人工知能なし。
・操作はだれでも、どこでも。孤独の解消がテーマ。行きたいところに行ける、会いたい人に会える、【社会参加ができる】
・心の車イスである。見る、聞く、話す、動く。
・テレビ電話じゃダメ?はよく聞かれる。テレビを家族と一緒に見た。一緒の活動を共有した。別に会話があったわけではないけど存在感。そこに居るという価値。
・以前は iPad でしかなかった→視線で動かしたい→会話したい。
・デジタル透明文字盤のOriHime eye。
・学校を含めた社会への参加。近い将来は肉体労働も。
・高等部卒業後の就職率が低い。段階踏むきっかけとしてカフェの活用も。

◯3つの特徴
・最も長い期間使える意思伝達装置
スイッチ→ スイッチと視線の併用→視線。画面の中のボタンが寄ってきてくれる。端まで見なくていい。
・操作が簡単
基本マニュアルいらず。
・災害時に有効
日頃から透明文字盤の練習ができる。

◯操作やメリットなど
・Windows操作できる。
・補装具実績あり。
・声を失う前のものを残す。コエステーションと連携。OriHime eye は 無償で使える。iOS 機器を使う。純正のイヤフォンマイク。元の声を基に合成音声を作る。→https://coestation.jp/
・予測変換、感情を乗せた読み上げ。
・文字盤が動く設定も固定の設定もできる。
・スイッチ入力モード。
・ボタン1つが大きい特徴、多少キャリブレーションがズレても使える。
・カスタム文字盤で、オリジナル追加可能。1からのキーボード作成はできない。FacebookやLineはキーボードに置けない。
・ウェブページなどは選択したい位置を見て、拡大されてそれから決定。
・文字盤で打ったものはメモに保存できる。
・介助者設定に分からないことがあっても、解説が表示される。
・自動アップデートを行う。定期的につなげておく。
・リリースノートに、アップデート内容が分かる。

◯質問や要望、それに対しての返答など
・注視時間 →0.1秒ごとに設定
・視視開始時間→ない(miyasuku ではよく扱うけど)
・不随意運動ある方は文字盤大きめで使う例。
・文字盤の透過性の変更はない。
・文字盤小さくはならない。
・声の選択は男3種、女3種。子どもはない。
(娘と参加していて、トイレのため途中退席などで記述が不正確かもしれません)

◯体験しての感想
・画面の端まで見なくても文字盤が動くので、ボタンが大きいまま入力できるのはしやすかった。
・OriHimeのカメラや手の動き、声で表現や伝えることができるのは必要とする人にとってとても良いと思った。
・視線入力ソフトのことをもっと知りたいと思った。今回のOriHime eye やmiyasukuのことを。使った経験が少なく、あまり分からなくて質問ができなかった。
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介助者設定
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ある保護者の意見の中で、「本人の声だけでなく、目で書いた文字を残しておいて、それが入力できたらいいな」というのがありました。すごくいい機能だなと思いました。(保護者のお子さんがそれで手紙や名刺を作ったりしています。)それを聞いて、学校の生徒でもなぞり書きができるとか何かしらで書く手段を持ってる場合、各文字をデータで残しておいたらいいのかなーと。活用のイメージまでは沸いていませんが。


いろいろな人がこの体験研修会のために準備をしてくださったのがよく伝わりました。ありがとうございました。


私に付き合ってもらった娘も大満足でした。以前、一緒にOriHimeの特集をテレビで見たので会いたがっていました。
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研修中に私の横で娘が書いていたOriHime。
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以前のブログで編み機の支援具について書きました。→http://blog.livedoor.jp/takuteacher/archives/18318314.html

これを使う生徒の支援具として、iPadのKeynoteでどのくらいの回数のスイッチを押したか分かるように作ってみました。5回スイッチを押すと、馬の画像が1個増えるようにしました。終わった後に数えやすい範囲にするため、1回ずつは増えないようにしてます。数の学習とリンクしていることを意識しています。
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動画→https://m.youtube.com/watch?v=QDf9pzxWJek


この支援具のセットが全然シンプルじゃない。道具として、
・1入力2出力スイッチ
・iPad2台
・iPadタッチャー2個
・mabee
・モーターで回るように改良したくるくる編み機
他にやり方がないか検討しています。



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