March 06, 2011
14歳・195cm

まさに壁となった。小野寺がブロックで構えると、相手はアタックに出ずフェイントなどで勝負を避けた。出番は数回だったが、存在感だけで宮城の白星に貢献した。
夏までは野球部の一塁手。最後の県大会を終え、バレーの県選抜に誘われた。「ずっと声をかけてもらっていたけど、野球がやりたかったので」中学3年間は野球に打ち込んでいたが、両親ともバレー経験者。特に母・いく子さんは富士フイルムのエースだった。
競技歴4か月とはいえ評価は高い。来春、日ハムのダルビッシュ有投手(24)の母校・東北高に野球ではなくバレーでの進学が決まった。この試合後も日本選抜の選考委員に呼ばれ、あいさつを済ませた。
我妻敬一監督(44)は「周りには、なぜあの子が選ばれているのかと思う人もいるかもしれないが、日本バレー界の未来のため、3〜5年後を考えればここで選んだ価値が出る」と将来を期待。本人も「なれるならプロになりたい」と腹を決めた。誰もが持つことはできない長身という武器に磨きをかける。
◆小野寺 太志(おのでら・たいし)1996年2月27日、宮城県名取市生まれ。14歳。名取市立不二が丘小3年から野球を始め、同市立第一中でも野球部に所属。一塁手として宮城県大会に出場し、1回戦敗退。8月から県選抜でバレーボールを始める。家族は父・学さん、母・いく子さん。身長195センチ、体重87キロ。」
リッコマさんから情報いただきました。ありがとうございます!