ビワ1
実に旨そうな「ビワ(枇杷)」だが、これはよその家のだ。
我が家のビワはまだまだ小さな子供の木。
ビワを食べた後に種をまいておいたら、芽が出て来たのだが、植木鉢ではこんなに立派な実がなるのかも分からない。
今は50cm程の高さに育っていて、硬くて大きな葉っぱだけは、一人前にビワらしくなっている。

「桃栗三年、柿八年、梅は酸いとて十三年、柚子は九年でなりかかる、枇杷は九年でなりかねる」

実がなるにはこんなにも年月がかかると言うのだから、我が家のビワはまだまだだな。

ビワ2
オレンジ色になるまでは、こんなに毛むくじゃら。

ビワ
しかし、ビワの木は実に背が高くなるものだ。
近所のビワの木は、2階建ての家よりも高くそびえ立っている。

毎年、木の天辺の方にまでオレンジ色の実が沢山付いて、収穫するのが大変そうだ。
梯子に登り、おまけにCMに出てくる、長~い枝切りばさみを使って悪戦苦闘をなさっている

「ちょっとお声をかけてくだされば、お手伝いしますのに…」などと、収穫風景を11階から眺めながら冗談を言っている。
しかし、とてもじゃないが、手伝いどころじゃなさそうだ。
何日もかかって、やっと収穫作業が終了する程の大量のビワ。
農家でもこんなに大きな木になっているのかな?

そんな事を思いながら我が家のビワの木に水を上げていると、手にスーパーの小さなビニール袋を提げて母がやって来た。
「ビワを買って来たから、ちょっとあげるわ!」ってね。

パックの中には、綺麗なオレンジ色のビワが4個並んでいる。
パックの大きさからして、多分6個入りのを買って来たのだろう。
3人で2個ずつ食べようと言うのだな。

母のおかげで、季節の「初物」を頂く事が出来た。
昔から初物は縁起が良いものとされ、「初物を食べると75日寿命が延びる」と言われている。
よ~し、これで75日寿命が延びるぞ

折角の初物だから、爺さんの写真の前にお供えしてから頂くことにしよう。

「爺さん、初物のビワだよ。婆さんが買って来てくれたんだ。」

「婆さんは、毎日元気に頑張ってるから安心しなよ!」

一言二言、にっこり笑っている爺さんの写真に声をかける。


今日の歩数:6431歩