
大阪に暮らし始めて4年半。そんな私にとっても、しっかり自分の中で「風土」として染み付いている風景が、この阪急梅田コンコース。都市の駅とは思えない、壮麗で情感漂う空間。ここ本当に梅田のど真ん中の、人の往来の激しい駅の中なんです。
ここが阪急ビルの建替工事で、解体されてしまうというのは、本当にショックです(シャンデリアとモザイク壁画は残すらしいですが)。この広場に入ると一気に天井が高くなり、独特の開放感があって、脇の阪急百貨店のウインドウディスプレイや、この空間のあたたかいオレンジ色の光などなど、歩いているだけでちょっと気分の高揚するような場所でした。12月の華やぎなんて思い出すだけでしあわせ。(きっと人々の購買欲にも影響を与えていたのではないかと)
現在では、これもまだ工事中の仮の姿なのかもしれませんが、天井はこんな風に(→)低くなり単純に「大阪駅」となりつつあります。この、この通路の天井が上の写真の左のように、ものすごく高ーい天井だったんです。それはまるで大聖堂の中を歩いているような雰囲気です。ステンドグラスもありますし。上の写真は、既にあちこちパネルで覆われている中で、まだ工事に手のついてないところが一部見えたので、今日梅田に行く用があった際に携帯で思わず撮ってきました。あまりに当たり前すぎて、これが失くなろうとは思ってもみませんでした。ここには確実に文化の香りがあって、谷崎潤一郎の小説に出てくる「阪急」のエッセンスが残っていて、これこそ、ここが「梅田」であるゆえんだったのに。
工事が終わったら、ここも白色の蛍光灯で覆われる空間になるのでしょうか。

なんかとても大阪の奥深さを知らされた場所。
かなり残念です。
新聞でこのこと知った時、思わず唸りました。。。。