2005年10月29日 10:12

【住宅産業新聞(2002年7月18日)】 エコ塗壁の家

(住宅産業新聞・2002年7月18日)
玉川建設 塗り壁の家が好評
モデルハウスを建設へ
シラスなどの自然素材活用





玉川建設(本社=千葉県茂原市、玉川浩二社長)が開発した「エコ塗り壁の家」が好評だ。同社の外断熱・地熱活用住宅「エッセ-トゥーワン」をベースに、シラスを原料とした塗り壁などの自然素材を活用。ホームページとメルマガによるキャンペーンを実施したところ、予想を超える問い合わせがあったという。来年初めには、茂原と市原地区でモデルハウスを建設することが既に決まっている。




「エコ塗り壁の家」外壁にサイディングを使用せず、「霧島山嶺・中霧地区から産出した火山灰・シラス」を原料とする塗り壁とする。自然素材とされる「珪藻土」よりも調湿作用が高いほか、クラックが入りづらいとしている。また、施工性やコスト面に優れているという。これまでは荷重の大きさが普及の妨げになっていたが、強度を高めた工法の採用によって解決を図った。火山灰を活用していることから「究極のリサイクル素材」として位置づけている。

内装材は塩ビクロスを使わず、「エコクロス」や「ケナフ」を採用。希望があれば追加費用を前提に、「シラス塗り壁」を内装へ使用できる。床材と建具材はすべて無垢材とし、主にパイン材を利用。また、防蟻処理剤は自然素材の「ヒバ油・木酢液」とした。さらにキッチンや洗面化粧台についても、「自然に還る」といったコンセプトにあうオリジナル商品を検討している。

建設するモデルハウスは、顧客の住宅を短期間借りて公開するもの。今後はチラシの配布を行わず、顧客の反響などをHPに掲載することで、効率的な営業活動を実施する方針だ。価格は3.3平方メートルあたり40万円台からで、販売は50万円台が中心となる見込みだ。

地熱を活用
今回の「塗り壁の家」のベースとなる「エッセ-トゥーワン」で使用しているエコシステムは、檜の家を外断熱にすることによって日射熱と地熱を活用するもの。アイヌの伝統民家「チセ」を研究して開発しており、2000年度の環境・省エネルギー住宅賞で住宅金融公庫総裁賞を受賞した。全国から問い合わせがあるために、工務店への指導を始めており、12日には都内で情報交換を主眼とするセミナーを行った。



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