世界で一番大きなイカといえば“ダイオウイカ”だろうと思っていたら、なんと世の中にはそれよりも大きなイカがいるとか。子供の頃、辞典で見たマッコウクジラとダイオウイカの闘いにワクワクしたものですが、それを上回るイカがいるとはにわかに信じられませんでした。

その名も“コロッサル・スクイッド(和名ダイオウホウズキイカ)”

Colossal squid(4) 1970Colossal squid(3) 2003南極周辺の深海2000〜2200mに生息する巨大イカ。存在自体は、今から100年ほど前から、マッコウクジラの胃の中から見つかるなど等、噂されていたのだそうですが、近年(2003年)になり、南極のロス海で胴(外套)が2.5メートルもあるほぼ完璧な個体が回収されたのだそうです。

しかもこのコロッサル・スクイッドはまだ成長途中にある、若いメスの個体ということで、このまま成長すれば外套長が4メートル以上、全長20メートルを越えるのではないかといわれていました。

Colossal squid(1) 2007/2Colossal squid(2) 2007/2そして今月初めごろ、ニュージーランドの漁船が、南極海のロス海で重さで150キロも上回るコロッサル・スクイッドを捕獲したとのこと。

推定で重さが約450kg、全長が約10m深海から引き上げたときは生きていたといいます。

Colossal squid カギ爪このイカのすごいところは、ダイオウイカを上回る遊泳機能を持つ大きなヒレと、大きなカギ爪。巨体に見合った大きなもので、しかも回転式。マッコウクジラの表皮から、カギ爪の一部が見つかったこともあったとか。

こんな爪でやられたら、さすがのマッコウクジラも一たまりもないでしょう…嗚呼。

まさに獰猛な海のプレデターといったことろでしょうか。

深海には、まだままだ未知なるすごい生き物がいるものです。
ペルーアカイカの胴体うちの田舎は、イカが数多く水揚げされ、すごく美味しいところですが、さすがにこのイカはアンモニア臭くて食べれなさそう。ペルーで獲れる体長1.2メートルほどになるアメリカオオアカイカは水揚げされるらしいのですが、どうやって食べるんだろう。謎です。

最近、小笠原諸島で上げられたダイオウイカは、最初のうちは食べられたが、解凍から時間がたつときわめて不味になったらしい。やっぱそうなると、“裂きイカ”しかないんですかね?