S.V.ボーニングトニー・ドラゴ 今回ご紹介するのは、S.V.ボーニングとトニー・ドラゴの異色対決。場面は09年のワールド・プール・マスターズの準々決勝戦。意外と対決が見られない2人、なかなかの好勝負となっていますよ。

 フォーマットは“Race to8”の勝者ブレイクスリーポイントルールが採用され、ナイン・オン・フットとなっています。また、40秒のショットクロック(エクステンションはワンラック1回)あり。では、ご覧ください。



 ドラゴお得意の超高速マスワリ2連発で幕を開けた試合ですが、ドラゴのイリーガルブレイクから、ランアウト、マスワリ2連発を返すボーニング。まさに一進一退の攻防。
 中盤の7ラック目、(1)ボールを巡るハイレベルな駆け引きもありつつ、ドラゴが流れを掴んだかに見えたものの、ほんのわずかなミスで流れはボーニングへ。後半、ドラゴのスクラッチをとがめ一気に寄り切り。8-5でボーニングの勝利。

 展開的には、ボーニングがミスを見逃さずきっちりと仕留めたから、ドラゴのポカが目立った格好になりましたが、かなり紙一重。このクラスのナインボールはブレイクボックス採用、もしくはスリーポイントルールがないと、ゲームとして成り立たないですよね。それだけナインボールに限っていえば、技術差は出にくい。

 あと、興味深かったのは、ボーニングのサイドブレイクがよく見れたこと。スリーポイントルールが採用されていたので、フルブレイクに近かったですね。それもサイドからのフルブレイクを見れたのはけっこう貴重かも。意外と手球が暴れていて、平撞きに比べるとあまりお上手ではという…。

 そうそう、ふと思ったのですが、ドラゴってボーニングみたいなタイプ苦手??

 アーチャーみたいな神経質なスロープレイヤーを仕留めてるイメージはあるのですが、ボーニングのような泰然自若なプレイヤーには、けっこうコロリと負けている印象があります。というか、ボーニングを得意とする人がいれば、逆に教えて欲しい…嗚呼。