BK3と初代BK左から初代BK,BK2,BK3のシャフト  引っ張りに引っ張っていた『BK3』のインプレを書こうと思います。ファーストインプレッションではなく、少し撞き込んでから、と温めておりました。

 まずは、一番気になるであろう打感から。当初の予想通り硬いです。芯材の入っているシャフトなので、シナリが抑えられ手元にダイレクトにくる打感。デフォルトの18ozのまま撞いたときは、あまりの硬さに手首がビリビリとなるほど。いうなれば、初期のスレッジハンマーのような、一昔前に流行った「先角一体式」の打感に近いですね。

 しかし、ウェイトを入れて重くすると打感がマイルドにBK2に近い打感となり、手首への衝撃がかなり抑えられます。なお、初代BKのバットに付けると、さらにマイルドになります。初代は張り合わせ構造ではないので、バット自体の剛性が落ちるからかもしれませんね。それでも硬めの打感であるのは変わりがなく、球離れの早いブレイクキュー。ゆえに、キューのしなりを利用し、運ぶようなブレイクをしたい人には合わない可能性も。

 そして次は手球の挙動。BKシリーズの系譜を受け継ぎ、ハネを抑えてくれます。特に平撞きブレイクで、その威力を発揮するように思いました。ダイレクトにパワーがラックに伝わっているような感覚ですね。なので、ラックの割れも良いです。振り切らず、キューにまかせてスパンと撞いてあげると、より効果があるように思いました。

 一言で言ってしまえば、DI-PRO系のブレイクキュー

 同じような構造を持つので当然ですが、DI-PROシャフトよりも硬く感じます。どちらかといえば、DIマサランデューバに近い打感ですね。しかし、振りやすさではこちらの方が上。少なくとも私には合っていました。BKシリーズに慣れているということもあるのでしょうが、やはりウェイトを0.1oz単位で細かく調整できるというのはメリット

 またバランスもDIべ後ろバランスなので、そのへんも振りやすさに影響しているかもしれません。後ろバランスゆえにキューが出て行きすぎず、手元の加減でシュパッと振りたい人にも合いそう。10ボールではパワフルなブレイクが良い結果を生まない傾向もあるので、そのような方向性なのかも。
 さて、以上を踏まえ、まとめると手球が暴れないというBKシリーズの系譜を受け継ぎつつ、平撞きで、よりその特性が表れるキューとなります。初代(革タップ)のようなキュースピードのあるハードブレイカー向けのキューではなく、2(樹脂タップ)の方向性を持ち、より瞬発力のあるキューとなっています。

 なので、私のようなキュースピードに自信がない人向けのブレイクキューかなと。しかし、バランス調整で打感が変るので、DI-PROやBK2が合わなかった人にも対応できる可能性を秘めていますね。個人的にはかなり好感触のブレイクキューでしたよ。

(※あくまでヘナチョコブレイカーの私感ですので、使われた方の様々なご意見お待ちしております。また、ご質問などありましたら、わかる範囲でお答えいたします。)