高橋良輔監督講演会に行って来ました。
講演会の前半は経歴やガンダムに刺激を受けたとかいつもの内容。今回目新しかった内容だけ書きます。
注目の新作情報。2本用意しているそうです。
1本目はロボットも出てくるカメラマンもの。男女2人のカメラマンが紛争地で写したフィルムを再構成したドキュメンタリー風な作品になっているそうです。構想から7年。出版社に小説企画を持ち込んだが売れなかったとか。これは『DEAD POINT』のことか。ガサラキDVD-BOXライナーの『TAリポート』にも近い?ただしロボットがガサラキのものと同じかどうかは不明。
2本目は時代劇。様式美・韻をふんだ決めぜりふが特徴とか。
過去の作品については。ガサラキはファンタジーとロボットものの融合がやりたかったと。最後の3本は自分の思いと違って悔いが残っているとのこと。
ダグラムは「未熟なものと思想を持ったものとの対決」を親子の間で描いたと。このテーマはその後も今に至るまで引きずっているとのこと。
実写とアニメの違いについて、ちょっと恥ずかしい本音をぬけぬけと表現出来るのがアニメだと。戦争をなくしたい、とか愛とか、1本目の新作の例では1枚の写真が世界を変えられるとか、テーマを表現しても実写と違っておかしくないと。
それからアニメ界の現状について。もうすぐアニメバブルが破裂すると予想。日本のアニメ業界はスタッフがうまく育つ仕組みがない。今まで成功したのは他で行き場がない人で宮崎とか才能がある人がたまたま来てただけ。
業界に入った頃はアニメーターの給料は良かった。制作費全部が作り手に落ちてきた。
今は作り手に落ちてこない。大手はそれほどひどくないが、下請けはひどいと。
今のままではアニメ界はだめになる。韓国・中国が追い上げてきているのではなく、日本が落ちていると。
今後の希望としてはプロデューサーが配分権をどれだけ確保するかということ。
目新しいのはこういった内容でした。ボトムズ新作の話は司会者が日経キャラクターズで小説を連載はじめたと言っただけでした。しかし最初ボトムズを少し上映した時、監督をやっていく自信をくれた作品と言っていました。
追記
アニメ!アニメ!レポートの記事
http://animeanime.jp/report/archives/2005/12/post_35.html