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100815ゑんま堂1
今日はもう16日。ブログもお盆でひっそりしてたけど、そろそろ戻ってきはるやろね。
お盆と言えば恒例行事。昨日はお墓参りへ行ってきた。

まずは通り道にある千本ゑんま堂へ水塔婆をあげに。ここは本堂が火災に遭うてからものすごショウビンな構えやけど、閻魔様がご本尊で、ギラギラの眼が恐い。いろいろやましいところのある私は、いつもビビリながら手を合わせる。

100815ゑんま堂2100815ゑんま堂3
先祖供養の卒塔婆を書いていただくとき、「お迎えですか？お送りですか？」と聞かれる。15日て、ごっつ微妙な時期やしな。
ま、すでにご先祖は家に来てはるやろうし、お送りでお願いする。
こちらの鐘には「迎え鐘」と書いてあったけど、迎え・送り両方にOKやそう。きっと明日は「送り鐘」に貼り紙を替えはるのやろう。南北朝時代の銘がある700年ほど前の鐘は、ちょっとくぐもったおごそかな音がする。

本堂の裏手に水槽があり、そこには真言宗らしく弘法大師の像が安置してある。しかしこの像、なんかスケキヨみたいね。ああ〜こんなこと言うたらバチが当たる〜閻魔様ごめんなさいっ。

100815ゑんま堂4
ということでお線香を上げ、お塔婆を水槽に流す。この時は小雨がぱらついてたんで人が少なく、流れていくのも家のんだけやったし寂しい。


100815船形護摩木1
それから、西賀茂の西方寺へ。何度も書いてるが、ここは16日に行われる五山送り火の船形を管理してはるお寺。そやし保存会が、ガレージで護摩木を作っては並べ、お参りの人が文言をしたためて奉納する。

あいにく雨がキツうなってきて、これは「今年最後かも」と連れて行ったぱるのせいに違いない。あいつは、雨降らし犬である。
しかし、去年もそう言うて連れて行ったし、春のお彼岸にもそう言うて連れて行ったが、ぱるはまだ生きている。きっとじいちゃんに「せっかく今は甘やかしてもろてんのやし、まだ迎えに来んといてくれ」と拝んでるに違いない。

100815船形護摩木2
こうして奉納した護摩木はガレージにしつらえた小屋で管理され、16日の昼間に山へ持って上がらはる。ものすごい重労働を、保存会の人が支えてはる。檀家の長男さんの集まりやけど、同級生やその兄弟もいてるはず。
今年は異常気象と害虫で、周囲の山の木がどんどん枯れている。そやし燃やす木を減らして、周囲へ燃え移らんよう配慮しはるみたい。そう思うと、前日のお湿りは慈雨やねぇ。ぱる、でかした。
どうか今夜は無事に送り火が点り、お盆が終わりますように。



さて、そんな老犬・ぱるのお散歩雄姿は京都新聞で見てね。老犬介護ハーネスの話とぱるの様子は、こちらハーネス開発者ブログへ
老犬介護の日々「和柄アロハ屋奮闘記」

くだんの、ぱるがまだ元気やったころの話。普段着の京都を体感できる、京都の言葉で書いた京都のワンコ本はいかがですか？うちの犬たちを綴った爆笑・激怒・感涙をさそう
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