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先週末は地産品づいてた。大阪ガスのディリパでやってたんは、京都府農林水産部の食の安心・安全推進課が主催しはった「きょうと×きょうど料理サミット」。和食が無形文化遺産に登録されたんを記念したイベントである。和食の中でも大きな位置を占めるというか、地元で育った人間にとって、自分の舌の基本を作ってきた料理。近年は「おばんざい」なんて言うてるけど、各地の地の食材を使い、昔から食べられてきた料理こそ、受け継がねばらなん伝統である。

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京都と言うても、街中から山間部、海沿いといろんな気候風土があるし、それぞれに個性豊かである。このときは、京都市・乙訓、山城、南丹、中丹、丹後で郷土料理の伝承をしてはる団体が、地元の食を展示してはった。

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海沿いの地域は、魚のぬか漬け・へしこを中心に、万願寺とうがらしの加工品などを出してはる。

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京都市・乙訓地域は、やっぱり竹の子。そして生産が盛んな花菜など。

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南丹地域の呉汁。大豆のすり流し汁って感じなんやけど、呉汁を京都府でも食べてたんは知らんかった。

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うれしいことに試食もあって、各地の伝統食と、食生活改善推進員さんが考えはった料理があれこれ。
品数が多いよ〜♪

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中丹の「てんてら焼き」は、柚子が香るホットケーキみたいなもの。右上のは黒豆のおこわかと思いきや、食べたら甘酸っぱい。これは黒豆を使うたお寿司なのだ。山城の鯖寿司と古老柿のなます、水無月は素朴なおばあちゃんの味わいである。

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京都市・乙訓の味わいは、かぼちゃと小豆を煮た「いとこ汁」、畑菜のからし和え。いとこ汁は出汁なし、素材の茹で汁に調味しただけって言うてはったけど、素材の甘みがよう出てひなびた味やった。そして有名な、丹後のばら寿司。鯖缶をそぼろにして酢飯に挟んである。大好きなんよね、これ。
一通りよばれると、ちょっとしたランチになった。

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当日は、まゆまろも応援に来てた。この日は、京都府の小中学生が気張って作った「食のスクラップコンクール」の表彰式も兼ねてたんで、受賞した子どもたちにお祝いを言いに来てたのだ(しゃべってないが)。表彰式に出席されていた、いつもお世話になってる新聞社の方にも会うてご挨拶。お箸持って口をもぐもぐさせてる最中やったし、ちょっと恥ずかしかったが。
表彰式の後は、森千鶴子氏による「あるもの探しから始まる食育」という講演もあった。何にも無いと謙遜して手をこまねくのではなく、そこにある、実はすごく豊かな山海の恵みに気づこう。穫れたての地のものが財産であり、土地の人や文化を育むだけでなく観光資源としても貴重であることを語られた。先日のフォーラムも同じような視点であったが、私も食の一端に携わる身として、6次産業についてもっと勉強したいなと思うた。