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鮮やかなご飯、名付けて「紫陽花寿司」。この色の元はなーんだ?

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先日、見学に寄せていただいたナント種苗さんから頂戴した、珍しいアマランサスの葉。アマランサスには実を食べる品種・観賞用の品種(ハゲイトウ)、そしてこの葉を食べる品種があるそうで、レッドアマランサスの葉は鮮やかな赤紫をしている。圃場で見たのはハウス栽培やったけど、こちらは露地栽培。生育期間も少し長いので、赤みがしっかりしててやや硬い。この色はベタシアニンという抗酸化力の強いポリフェノールで、鉄分やカルシウムも豊富なんだそう。機能性食品として期待できるのだ。

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赤みの強い野菜はたいてい、酸を加えるといっそう発色が良うなるので、さっと湯がいて寿司酢に浸けてみた。一瞬で鮮やかな赤紫が溶け出す。紫蘇も真っ青の赤紫。この酢をご飯に混ぜたのが、一枚目の写真。あえてざっくり混ぜ、紫陽花の花を表現してみた。酢飯だけでは頼りないし、かというて具を混ぜると美しくないので、具は中に埋め込んである(椎茸の甘煮とホッキ貝サラダ)

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スープで煮てみたらどやろ?と、コンソメで煮てミキサーにかけた。色はややくすむが、それでもこれだけきれいな色が出る。漉した葉のカスが緑色なので、色素がすべて汁に出てるのやろう。

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こちらのスープはヴィシソワーズと二層にして。一色だけでは濃すぎるので、白いスープと合わせてみたのだ。

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少し混ぜるとマーブル状になって、これまた美しい。味はクセのないホウレンソウといった感じなので、どんな料理にも向く。赤シソのない季節、色づけとして使えるのと違うかな。紫蘇みたいに独特の風味が無いし、汎用性も広い。私はビーツの土臭さが苦手なので作らんけど、これで色をつけたボルシチやったら美味しそうやねぇ。
赤キャベツよりだんぜん発色がいいし褪色も少ないので、プロの料理人さんは重宝しはると思う。ナント種苗さん、面白いものをありがとうございました!


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