2005年04月02日

二足の草鞋≠二兎追うものは一兎をも得ず

「メイキング・オブ・QJr」のたなべねさんの記事「新人ライター奮闘記 その4 〜二足のわらじ」からのトラックバック。

 私、出版と仕事という「二足の草鞋」組としてはだいぶ先輩です(笑)。これまで相当に苦戦をしてきました。


 苦戦の原因
1、会社側がよく思わない。
 どうしても集中的に思索をして、どういう方向性で書くか、どういう主題で書くか、主要な論点はどういうところにあるのかを考えたり、書いたり、取材をするときって、そっちのほうが頭の半分以上を占めていたりします。ぼくは頭の転換がなかなかできないので、5時までは仕事、そこからは書き物というふうに切り替えたりできないので、どうしても仕事をしているときにそれ以外のことに頭がいってしまっていることが多い。そうすると、いろいろ些細なミスが目立ったり、ボーットしているように見えたりということが多くなってしまいます。
 また、現在の会社ではなかなか会社の仕事以外のことをやっているようだということになると、マイナスになるところが多い。兼業禁止の規定が社則にあるところもあるし、なくても「そんな暇あったら自分の仕事をしろよ」という意識を持つ人が多いです。なので、会社にばれないようにうまくやる「器用さ」が必要になるのですが、私にはそれが欠如している。

2、書き物をする時間と余裕を得るのが難しい。
 忙しい会社だったりすると、なかなか気分的に余裕がありませんから、きちんとしたものを書くというだけの心の余裕を維持するのが困難になります。そうなるときちんとまとまったものを書けなくなってしまう。
 とくに、少しでもお金をいただいて、書くモノというのは、こうしてブログでいい加減なことを撒き散らしている程度では書けません。そこには、素人がただ読んだときに違いが分からなくても、プロの技と気遣いがあるわけですよね。そういうところまで意識をきちんと集中させようとすると、ある種の余裕がないといけないのですが、二足の草鞋だとなかなか難しくなる。

 というお互いに関連しあいながら問題になるものがあります。

 結局、私は「二足の草鞋」をはくために、来年の仕事がどうなるか分からない安定感のない職種を選ばざるを得なかった。それで失ったものも多いと思います。
 いまの職場は、割と自由が利くのでそういう意味ではいいのですが、今年はまた忙しくなりそうで、そうするとなかなか新しいことを熟慮してやっていくというのは難しくなるかもしれないな。
 二足の草鞋を履くのも簡単じゃなく、いろいろ覚悟をしないとできないこともあるんです。どうしても飯を食わなければならないので、そういう仕事が中心になってはきますけれど、ぼくはこれからもいろいろ書き物もしていこうと考えています。
Posted by tamano_syndicate at 20:49│Comments(0)TrackBack(0)

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