たまりんの時々山日記

艱難辛苦 眺望絶大 山岳渉猟…森から尾根へ 尾根から峰へ 峰から峰へ… 山に行かない時はしばらく放置 北海道十勝出身 静岡県東部在住の山親爺です 四季を通じて 主に静岡・山梨・長野の山々を登っていますが たまに岐阜・富山・新潟の山々や故郷北海道の山々に出没致します 因みに『たまりん』は7歳女子の愛猫の名前です

森羅万象

霧氷と紅葉

先日11月3日に訪れた奥秩父主稜の木賊山 破風山 雁坂嶺を巡る山旅…

当日の朝は今秋一番の冷え込み 登山口の西沢渓谷(標高1110m)の気温は2℃ 目指す木賊山(標高2469m)の最低気温は-6℃ 道の駅みとみのからは谷の絶頂に霧氷に覆われた木賊山と破風山の連なりが白く輝いています
西沢渓谷や戸渡尾根末端のは最終盤で早朝のは早くも大変な混雑です
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戸渡尾根上部のガレ場から見上げる甲武信ヶ岳の斜面や木賊山 西破風山辺りは霧氷が 陽が登ってもかなり遅くまで溶け残っていましたコメツガに付いた針のような霧氷が雪のように降り注いできます

稜線のダケカンバやミネカエデは既に葉を落とし 木賊山の山頂部は2~3cmの降雪が残り 本格的な冬がやって来ました

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初冠雪・初雪の便り 冬の訪れ

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各地の山々から 初冠雪の便りが届いていますが こちらは9月12日に初冠雪を記録し 10月19日に続いて今年3度目の降雪をみた富士山の今朝の様子です南アルプス南部の赤石 塩見なども先日の19日の初冠雪に続いて 2度目の降雪でうっすら白くなっていました


今年の各山域の初冠雪や初雪を調べてみると 10/3旭川市初雪10/7白馬岳 北アルプス北部の槍穂連峰 乗鞍など初雪 10/10御嶽山初冠雪 10/14立山・大雪山旭岳・利尻山初冠雪 10/19札幌市初雪 八ヶ岳(硫黄~阿弥陀)・中央アルプス北部の山々(木曽駒~南駒)・南アルプス(甲斐駒~聖)初冠雪 10/24北アルプスの山々・浅間山 月山 朝日連峰初冠雪など

ひと雨ごとに各地から 冬の訪れを知らせる便りが届いていますね


私も富士山の初冠雪はしっかり確認しましたし 先日19日の南アルプスの初冠雪も通勤途中 聖・赤石・荒川三山・塩見が真っ白になっているのを確認いたしました

21日南木曽岳登山の帰路 R361の権兵衛トンネルを抜け伊那ICに向かう途中 南アルプスの甲斐駒の山頂と仙丈の広範囲が降雪しているのを確認しました


秋も深まって稜線のは既に終わり 里に降りてくる頃になりました 木曽駒や大天井 小秀山 南木曽岳のは本当に綺麗でした!


朝晩は 登山口で霜が降りる寸前の冷え込みですし 山頂辺りは日陰だと朝凍ったものがそのままになって滑り易くなっていますし 稜線を吹く風に身震いしたりします




年末にかけてしばらくは の低山回りをして いよいよ雪山シーズンというところでしょうか


今年は何処に行きましょ




南木曽岳のコウヤマキ(高野槙)の美林

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コウヤマキ(高野槙)

マツ目 コウヤマキ科 コウヤマキ属

日本固有の一属一科の常緑針葉高木

福島県以南の本州 四国 九州に分布

徳島県と山口県でレッドリストの危急種 愛知県と宮崎県で準絶滅危惧種

かつては 北アメリカやヨーロッパにも広く分布していたが 現在は日本と韓国済州島にのみ分布

真言宗の総本山高野山に多かったのでこの名がある 高野山では霊木とされています

幹は直立し 高さは40mにも達する 樹皮は灰褐色から赤褐色で縦に裂け 鱗片状にはがれる 葉は長さが10cmほどの線状葉と長さ2mmほどの鱗片葉からなる 古代には水に強く腐りにくいことから木棺として利用されたらしい

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紅葉の木曽駒ヶ岳

先日10月8日 伊那谷より江戸時代から登られてきた古典的コース( 桂小場から木曽駒ヶ岳)を巡って参りました

中央アルプスの北部縦走路の起点 桂小場から良く整備されて歩きやすいコースを登ります! 将碁頭山から木曽駒ヶ岳に向かう稜線は展望が素晴らしく この日はこの上ない晴天に恵まれ 御嶽山 乗鞍岳 槍穂連峰 浅間山 八ヶ岳 南アルプス 富士山と飽くことがありません!

美しい森を辿り 分水嶺(茶臼山分岐)で森林限界を超え 稜線通し(冬道 直登ルート)で将碁頭山を越え 紅葉に彩られた馬の背から 木曽駒ヶ岳に登頂しましたが ロープウェイでやってきたハイカーで休憩する場所もないほどの激込み 写真撮影も諦め ほうほうの体で 中岳から宝剣山荘に離脱 そのまま休まず紅葉に彩られた谷を下降して 濃ヶ池を目指しました

桂小場から登られた方は10人ほど 馬の背から下山される方も10人ほど 宝剣山荘から濃ヶ池までに会った方も10人ほど…山頂の喧騒とは 全く別世界の静寂のコースです

帰路は 将碁頭山分岐(天水岩)から夏道のトラバース道を辿り 西駒山荘で大休止 ここで信大(信州大学農学部の演習林)ルートの情報を得て 正規ルートを下山することとする

ぶどうの泉 馬返し 弘法石 津島神社(ヒカリゴケ自生地)聖職の碑 駒飼ノ池 濃ヶ池…と見どころの多いパノラマコースです

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(分水嶺から奇岩 行者岩が佇立する茶臼山)
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(天水岩と聖職の碑の間の紅葉するナナカマド)


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クモイコザクラ

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クモイコザクラ【雲居小桜】

絶滅危惧Ⅱ類(VU)
日本固有

分布;本州(秩父山地 八ヶ岳 南アルプス 富士山)

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