
連邦のニュータイプ専用機、4月28日(土)にロールアウト!
OVA『ポケットの中の戦争』に登場したガンダム「RX-78NT-1」、コードネーム「アレックス」が、ROBOT魂<SIDE MS>となって登場。少年アルの目線から描かれたもうひとつの一年戦争が、「ver. A.N.I.M.E.」フォーマットで4月28日に店頭発売される。
※画像は試作品を撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。
※記事内の「ROBOT魂 <SIDE MS> RX-78NT-1 ガンダムNT-1 ver. A.N.I.M.E.」以外のアイテムは別売りです。


パッケージにはRX-78NT-1(以下文中「アレックス」)が立ち上がる瞬間の画像をデザイン。「ver. A.N.I.M.E.」シリーズでお馴染みの、折り込みベロ部分にあるキャラクターのセリフも楽しみにして頂きたい。(ヒント:クリスではない)


これが「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」フォーマットにて立体化された、アレックスの製品サンプルだ。『機動戦士ガンダム』(MSV含む)以外の映像作品からラインナップされた、初のガンダムである。異なる作品サイドから描かれた一年戦争が、どのように商品仕様で表現されているかも見どころである。
アレックスのメカデザインは出渕裕氏が手がけており、設定画の時点から、ラインやプロポーションに大河原邦男氏のガンダムとは違った魅力を帯びているのはご存知のとおりだ。ここで、そのファーストガンダムを立体化した「ROBOT魂 <SIDE MS> RX-78-2 ガンダム ver. A.N.I.M.E.」(別売り)と並べてみよう。




デザイン上、アレックスは線や面構成が複雑化しているが、RX-78-2と並べても違和感ないバランスに調整されている。これが本アイテム最大の特徴「ver. A.N.I.M.E.」フォーマットであり、アムロが身を置いた戦争と民間人のアルが見た戦争=一年戦争という同じ世界観を繋ぐポイントとなる。
一年戦争末期に開発されたアレックスは、スラスター類が増設されており、より宇宙戦闘に特化しているが伺える。RX-78-2の戦績やニュータイプという価値観が、アレックスの設計思想にフィードバックされていく様を立体で現しているのだ。

「ver. A.N.I.M.E.」の証である、シリーズ独自の広い可動機構も変わらず搭載。胸の左右ブロックが中央へ食い込むことで、肩を深く前へと構えられ、アニメライズなポージングにも対応している。しかも進化を重ねており、前屈した際に現れる腰カバーは今回からの試みだ。

ひざ裏の一部パーツが畳まれることで、ひざは90度以上曲がる。足首にも引き出し関節が内蔵しており、上画像のような状態からでも足裏を接地させられる。同様の機構がひじにも搭載され、この可動範囲で背中のサーベルを掴むことも可能だ。以上のことから解るように、MSデザインラインがRX-78-2から変わっても、可動範囲は全く制限されていない。

各種手首パーツ類に加え「NT-1専用バズーカ」「ビーム・ライフル」「シールド」といった、実戦を想定した武装が付属し、対応するエフェクトパーツも取り付けられる。発売中の「ver. A.N.I.M.E.」シリーズに付属するエフェクトパーツも一部共有出来るので、詳しくは商品詳細ページを参照しよう。





別売りの「魂STAGE ACT.5 for Mechanics」を使用することで、劇中のコロニー内移動シーンや、バーニアでの推進イメージを再現できる。
シルエットを崩さない広い可動範囲によって、劇中イメージだけでなく「もしも想定通り、アムロがニュータイプ専用機に搭乗したら」という、もうひとつの可能性を垣間見ることも出来る。MSVに通じる「一年戦争の多角的な考証」も、本アイテムのテーマのひとつでもあるのだ。


一方、映像本編でのアレックスと言えば「ガトリングユニット」での戦闘シーンも印象深い。サイクロプス隊のケンプファーを圧倒したこの武装も、前腕部の装甲パーツを差し替えることで再現。ターレット状の砲口部分は回転し、長短2種類の発射エフェクトパーツも付属する。

アレックスに搭載された「ver. A.N.I.M.E.」初の試みとして、パーツの差し替えによるダメージ状態の再現がある。それではここから、次月2018年5月に発売予定の「ROBOT魂 <SIDE MS> MS-06FZ ザクII改 ver. A.N.I.M.E.」の試作品と、劇中イメージを交えて装着していこう。
※以下、記事内の「ザクII改 ver. A.N.I.M.E.」は開発中の試作です。実際の商品とは異なります。



圧倒的な実力差を覆すべく、森林地帯にてトラップを駆使したゲリラ戦法に出たバーニィ。彼の搭乗するザクII改がアレックスの右腕のガトリングユニットを破壊し、ヒートホークの刃先でコクピットをかすめ、体当たりをしていく……本編第6話『ポケットの中の戦争』で描かれた数々の名シーンが、ROBOT魂でまざまざと蘇る。
「バーニィ!!もう戦わなくていいんだ!!」


そして、アルの目前に飛び込んできた衝撃の一瞬。本アイテムが「ver.A.N.I.M.E.」にラインナップ~開発を重ね商品化されたのは、このシーンを再現するためと言っても過言ではない。真っ直ぐに貫かれたザクII改が印象的だが、アレックス側の頭部とバックパックも、立体で見る事でそのダメージの大きさが改めて解る。

「正しいことなんてどこにも無い。自分に出来ることをするしか無いんだわ」
戦場ではありふれた、MS同士が戦うワンシーン。だがそこにはアルとバーニィとクリス、様々な想いを交わしたはずの人間たちが居た。感情を伴った「情景」を切り取り、それを立体で再現する。アニメ劇中の再現を目指す「ver.A.N.I.M.E.」において、これほどコンセプトにふさわしい作品も無いかもしれない。
貴方が『ポケットの中の戦争』を観て感じたもの、そして一年戦争とは何なのか。その答えの一端――「アレックス」と呼ばれたMSが4月28日に店頭発売となる。

【ROBOT魂<SIDE MS> ver. A.N.I.M.E. 特設ページへ】

『ポケットの中の戦争』から「ver. A.N.I.M.E.」シリーズはこれからも登場予定!次弾は、サイクロプス隊との戦いで物語の冒頭を飾った「RGM-79D ジム寒冷地仕様」が魂ウェブで近日公開予定だ。より『ポケ戦』の世界観が深まるラインナップに期待して頂きたい。


また今回のレビューで、新バージョンの「魂EFFECTシリーズ EXPLOSION」を撮影に使っているのをお解り頂けただろうか。これらについても、ROBOT魂に関連した企画が鋭意進行中である。これからの情報公開を楽しみにして欲しい。
©創通・サンライズ
photo by ハヤブサ