小田原 たんぼの学校 初級コース

NPO小田原食とみどりが運営する「たんぼの学校」活動記録です

みなさん、こんにちは。今回はチームワープがレポートを担当いたします。

929日、天気は(いい感じで)曇り。前回よりぐっと作業しやすい気温でした。

今回は、午前に稲刈り&稲縛り(刈った稲を束にして縛る)、お昼休憩をはさんで午後に稲干し台の組み立て&稲干しを行いました。

 

<午前>

最初に座学で石橋さんと石黒さんから説明いただきました。

恒例となった紙芝居での説明ですが、この絵のタッチがほっこりして好きです。

鉄拳さんの紙芝居を思い出すのは私だけでしょうか(古いか・・・)。

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そのあと田んぼに移動して、稲刈り&稲縛り。

最初は鎌の扱いに戸惑いましたが、慣れてくるものですね。

となりのコンバインよりも早く作業が終わり、石黒さんから褒められました(うれしかったです)。

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たまたま、用水路を蛇が泳ぐように進んでいくのを見たのですが、「ヤマカガシ」という毒のある蛇だそうで。なんか赤いなあ、赤い蛇なんているのか???と思っていた私にとっては、新たな学びになりました。


稲刈りは中腰で大変な作業ですね・・・。私は首から腰まで背部がバキバキになりました。お昼休みは本当に寝落ちしそうになりました。

<午後>


稲干し台の組み立てを男性陣が中心となって行い、その後、みんなで稲干し。

最初に組み立てのデモを見せていただいたおかげで、スムーズに進んだ印象です(スタッフの皆様、ありがとうございます)。落ち穂拾いを最後に行って終了。すっきりした地面の上には、カエルや虫がよく見えました。作業の速さはここ3年でいちばん!と褒めていただきました。

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子供たちは、以前よりもみんなでコミュニケーションをとって虫やカエルを捕獲するようになっていました。我が家は娘が本格的に虫やカエルの捕獲に関わるようになって、後から考えるとものすごい進歩でした。

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9/15(日)気温が高く残暑は続いていましたが、空は綺麗な秋晴れでした。
皆さま、作業お疲れさまでした。
たんぼの草取り組(講師:石黒さん鈴木さん)と山の竹取組(講師:石橋さん)と作業は2手に分かれて実施、ゆめかなファミリーはたんぼの作業報告をいたします。


<田んぼ作業内容>
・ひえとり 
稲の間にひょこっと顔を出している、緑色のひえを中心に刈りました。雑穀米に使用されている品種ではなく「イヌビエ」といって、 あまり美味しくないらしいです。背丈・姿が稲と酷似しているので、収穫時に混ざってしまう事を防ぐべく、皆さま懸命に ひえ取りに務められました。お陰様で、だいぶ、ひょっこりひえは目立たなくなりました。

・稲おこし 
倒れた稲が部分的にあった為、石黒先生のご指導の下、稲を2株ずつ藁で束ねて稲おこしを行いました。 少しねじる様に束ねるのがポイントとの事!
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・ジャンボタニシとり 
お子様達が大健闘、バケツ一杯の大量収獲でした。綺麗な水で泥抜きの上、加熱調理すれば食べられるみたいです。 料理が得意な方はトライしても良いかもしれません。
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作業中の石黒先生のお話では、ひえが生えているのは無農薬の証!とのことです。
美味しく安全なお米に期待が高まります。

うちの子供はいつも通りに蛙取りや用水路の水遊び、御殿場線等に夢中で、作業にはあまり関心無く、戦力外でしたm(__)m「自然」に関心を持たせる事はできているみたいですので、いつしか「食」と「農」にもう少し興味を持ってくれればいいなと願っております。
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熱中症対策のタブレット、梅風味で美味しかったです。※個人的に買いたいです。スポーツ飲料も作業後の身体に速吸収され、助かりました。ご配慮ありがとうございました。


一ヶ月以上ぶりの小田原での作業は、青空と黄金色の稲穂のコントラストが美しく、いつまでも見ていたい景色でした。
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令和の米騒動と言われる昨今。つい数週間前までは、我が家の近隣スーパーでもお米が姿を消し、お米のありがたさを改めて実感することとなりました。
この時期に自分たちが協力して手掛けたお米を、次回収穫できるということで、とても楽しみにしています!
皆様またよろしくお願いいたします。

以上

ゆめかなファミリー

9月15日、晴れ、最高気温34度!

厳しい暑さの中の外作業となりました。

 

3連休の中日だからか、我が家は事故渋滞で遅れてしまい、、、

すみません お部屋での説明のところはゆめかなファミリーに託させていただきました アリガトウゴザイマス。

 

ミッション:稲を干す竹を切り出し、2m短竿40本、5m長竿を数本作る!

 

みのり館から歩いて15分ほどの里山。

そこまでの道のりでは、今月上旬にあった台風の影響で、土砂だらけで通れないところもあったとか。

住んでる方の努力あって、既に道は元通り、側を流れる川の水は透明で美しくせせらいでいました。

 

 さあ鋸を持って竹やぶへ!その山を所有していらっしゃるご夫婦と共に竹を切り出します。

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・下の方を切るとつまづいてしまうので、切ったのがわかる位置

・節の少し下を切る

・倒したい方向と反対側を少し切ってから、切ると切り口がギザギザしない

・倒れる時声をかけ、受け渡しは安全に

・手前のキウイに倒さないこと!

 

次から次へとどんどん切りました。楽しいです。

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切った竹を竹やぶから抜き出すのや、木のすぐ横の竹を切るのは力も頭もいる作業です。

 

子供達は虫取りに夢中。あとでエンマコオロギやカマキリを見せて教えてくれました。

蝉の抜け殻で、蝉の種類やオスメスを見分けれるお兄ちゃん達、かっこいい!勉強になりました。

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切った竹を約2メートルの長さに切り揃えていきます。

体感としては生えてる竹を切る方が、重みで固定されてるから断然切りやすかったです。

 

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短時間で無事目標数を達成できた模様。おのずとできたチームワーク素晴らしかったです!

手前のキウイもお日様があたるようになり、嬉しそうです。

みんな汗びっしょり、爽快に終えました。ポカリ身体に沁み渡りました!

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余談ですが、、、

里山所有のご夫婦、奥様は85歳とおっしゃっていました。

肌も綺麗だしお元気で私もこうなりたいなと思いました、が、如何せん高齢化や後継者問題を感じました。

たかだか入り口付近の竹40本切ったところで、奥は依然として鬱蒼としていました。

このままでは風が抜けず竹やぶが枯れてしまう。

何か良い方法はないものかしら。

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竹を切り出す体験なんて、喜んで参加したい方はたくさんいるはず。

例えば近年中学受験率が上がっていますが、都内の中学受験ママ達はこういった季節ごとの自然学習をこぞって探しているそうです。

そうでなくてもただ我が子に体験させてあげたい親はたくさんいます(うちもです)。「これは今年出た竹よ」と伺って切った竹もあったので、5月タケノコ掘りをすればすれば切る手間も減ることになります。

竹を切って物を作ったり編んだり、流しそうめんも絶対楽しそう!

海外からの旅行者からの需要もあるのでは。

 

竹林や田んぼ、素晴らしい自然と人を持続的に繋ぐ、お互いウィンウィンな方法はないかな〜なんて考えてしまいました。

 

本日は同時進行で稗取りもしていたので写真だけアップします。↓

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毎回素晴らしい経験をさせてくださり、幸せいっぱいです。ありがとうございます!

(そして帰りに食べる丼万次郎の海鮮丼も至福です。通ってます笑 皆様も是非

 

 

チームきたやまけ

8月29日
台風接近で雨が降ったりやんだりの中、倒れかけている稲たちを支える柵を設けました。たんぼの中級メンバーの丸田さんが通りがかり、柵作りを手伝ってくださいました。
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際沿いの稲たちは柵にもたれかかり、地面に倒れ込むのは防げました。
上曽我地域では大量に雨が降ったため用水路が土砂で詰まるところがいくつかありました。

9月2日
昨日も大雨がありましたが、ようやく雨雲が去り久しぶりに晴れました。
雨のせいでお向かいのたんぼは、かなり倒れていました。
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9月3日
台風一過で朝晩が涼しくなりました。
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たんぼの水がなくなったあと、たぬきたちの足跡がありました。
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何か餌はみつかったのでしょうか、ジャンボタニシは素通りされていました。

9月5日
暑い日が戻ってきました。
かかしたんぼの稲たちも色づき始めてきました。
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稲の頭の上には、稗の穂がかなり増えています。

そして…たんぼの中側で倒れている稲が増えてきました。(〇の部分)
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例年、水口付近の稲が倒れるのですが、今回は台風の影響で予想外のエリアで倒れ始めました。

倒れる原因はいろいろありますが…稲は稲穂が重いのに毎日風に吹かれるのが主な原因のようです。稲はお互い支え合って立っているので、どこかの株が倒れ込むと将棋倒しのように広がります。倒れた稲たちは、地面に着かないようにギリギリがんばっているのですが、お米が育つほど重みで起きあがれなくなるというジレンマを抱えています。

このままにしておくと、倒伏が広がり稲刈りに苦労するので、早めに稲刈りを行うべく、間断潅水で(たんぼに水を入れたり止めたりを繰り返して)徐々に地面を乾かしつつ稲刈りに備えていきます。


事務局







8月4日(日)9時~

天気:猛暑!!!

 

◆座学&本日のスケジュール説明

 

まずは紙芝居で今までの田んぼの状況と稲の花についての説明がありました。

 

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今は田んぼの中干しを終え、再び田んぼに水を入れ、稲の花が咲き始めている時期とのこと。

稲の花が咲いている時期は田んぼに入らないのが鉄則(受粉の邪魔をしてしまうため)のため本日は田んぼに入らず畦の草刈り!

草刈りは10センチほど残して刈り取り、刈り取った草はその上に載せて日陰をつくり、雑草が出ないように広げておいておくとの説明がありました。

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先生より「稲の花を楽しんでください!」との案内があり、みんなで着替えていざ田んぼへ!

蝉が元気いっぱいに鳴いており、夏の暑さをさらに暑く感じさせてくれます…

虫大好きの息子は蝉やトンボを追いかけ、田んぼへ向かいました。

稲の花を見たことがなかったので、まったくイメージできておりませんでしたが、よくある“お花”というよりも稲の穂先の籾部分が開いて黄色っぽいおしべが出ているといった感じ。

成長した穂を見て、ここまで形になってきたんだなと実感しました!!

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畦の草刈りはみんなでやり始めたらあっという間に終了しました。

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◆講義 山の生き物と農業のお話

一般社団法人 獣と地域 弘重 穣先生

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獣害がひどくなっている原因

【餌付け】

     えさ

     安心できるところ

 

餌付けというのは、単純に人が獣に餌をあげることだと思っていましたが、

手入れをしていない畑や山の野菜・果実が地面に落ちて、それを食べに獣がやってくることが原因のひとつであるということを知ることができました。

確かにニュースでも人間の住んでいるところに獣が来ているとか見たことありますよね。

そういう被害を減らすために

     みんなで勉強

     餌付けをしない畑を地域で作る

     囲い

     駆除

が効果的だと説明がありました。

美郷町の婦人会の方が中心になって行っている畑づくりについて…

100歳こえても楽しめる畑づくり=作業が楽になるように腰の高さ程度剪定する等

・良い作物がたくさんとれる畑づくり

↑このようにすることが獣害対策にもなっていくことをみんなで学習することから始めることが一番の対策になる。

 

こういったことに参加しないと知ることの出来ない講習で、非常に勉強になりました。

学びをありがとうございました。

 

みなさんは田んぼのあとはどのようにお過ごしでしょうか。

最初に配られた飲食店や立ち寄り先リストを我が家は参考にさせていただいております。

今回は通りすがりに気になって小田原畜産というところに立ち寄り、お弁当やお惣菜(コロッケやメンチカツ)をいただきました!

お弁当の種類も豊富でおすすめです♪

ぜひ皆さんの過ごし方もうかがいたいです。

 

大地とゆかいな仲間たち♡



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上曽我地域の農家は、7月上旬に1回目の中干し、下旬に2回目の中干しを各7日間行います。中干しは稲の開花前の重要な工程です。稲の根張を促進、稲の茎数抑制、たんぼのガス抜き、いろいろ効果があるそうです。

初級田んぼでは、毎年、たんぼのいきもの観察会のあとに1回だけ行っています。

7/20は、いきものたちのためにたんぼの外周などに水が溜まるように泥をかきわけて水深を深くしてからたんぼの水口を止めました。
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7/22、たんぼの水は暑さと稲の吸水で減りはじめました。
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7/23、たんぼの水がほぼ干上がりました。
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稲の間に、ぽつんとジャンボタニシ
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まだ残っている水たまりの中には、ドジョウや甲虫などがいました
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こういういきものたちが集まる水たまりは、地上の動物には良い餌場です。
中干しの間は、動物たちが餌を探してたんぼにやってきます。

見つけたこの足跡は狸でしょうか…
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7月25日、猛暑のおかげで地面に深いひび割れが入ったので、夕方から水入れ開始
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7月26日朝は、すっかり水がたんぼにたまりました。
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稲たちはこれから8月の出穂に向けてぐんぐん茎を太らせて成長してゆきます。

事務局


今日は、たんぼの生き物観察会
まず、箱根ビジターセンターの伊豆川さんから調査方法の説明を受けました。

各チーム、捕獲道具を持ってたんぼへ出発!
しかし玄関前に集合したときから小雨が降りはじめました。
雨にもめげず、途中、中級コースの春水たんぼを見学。
伊豆川さんからジャンボタニシについて話を聴きました。

そしてかかしたんぼに到着。
道具を用意します。
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そして畦の上からたんぼをじっくり覗きました。
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その次は静かにたんぼに足を踏み入れました。

大人もこどもも手に網を持って真剣に探していきました。
雨が止まずどうなることかと思いましたが…
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たんぼから上がった11時ごろに雨が止みました。
晴れ間も出てきました。
お子さんたちもよくがんばっていました。
そのあと大人たちが中心になって草取をしました。
そして生き物を持ってみのり館に戻りました。

お昼休みのあと13:00から再開。
捕まえたいきものたちを班ごとに調べていきました。
お子さんたちが顕微鏡を使って小さないきものたちを観察。
プリンカップにいきものを入れて名前を貼りました。
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生き物発表では、各班ごとにお子さんたちが見つけた生き物を発表。
今年もコオイムシ、アマガエル、ハシリグモ、ヤゴなど常連が並びました。
またたんぼの外側のバッタたちもたくさん捕まえました。

そのあとは、伊豆川さんのたんぼの生きものたちの講義。
ジャンボタニシが生態系に与える影響について興味深い話もありました。
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最後は、自然観察保護指導員の山口さんから小田原の野鳥の講義がありました。

世の中にシラサギはいない。
サギはダイサギ、チュウサギ、コサギの3種類。
ケリは鳴き声が「ケリケリケリ」だから...など
面白いお話にみんなで笑いました。
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今回の調査を伊豆川さんが集計した結果、環境得点は27点!
ジャンボタニシ駆除の効果が現れているのでしょうか
昨年よりも良くなったようです!

生きもの調査グラフ20182024

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米っ子クラブ&事務局

【田んぼのいきもの観察会】
7/14 9:00〜15:00 曇時々小雨
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10:00〜11:00 生き物採取
1.たんぼに横一列になる
2.畦から水中を観察する
3.合図で田んぼに入る
4.南から北に進みながら網で生き物を捕まえる
5.生き物はポットに一時的に入れる
6.田んぼから上がったら観察ケースに生物を入れる

童心に戻り、熱中して捕まえてきました!

13:00〜班ごとに集合して生き物の名前を調べて
13:15〜班ごとに発見した生き物を発表

A…いい環境でしか生きられない生き物
D…農薬等あっても生きる生き物
ジャンボタニシ、アメリカザリガニなど
BCはその中間の水質の生物で、たんぼはCランクの生き物が多いとのこと。
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他、ドジョウ、ミズグモ、カエル、タニシ…等たくさん観察できました。

この日、偶然に用水路に落ちていたアズマモグラも捕まえた子がいたので見せてもらいました。可愛らしい姿に皆でほっこり和みました。
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アズマモグラはミミズ、コガネムシやカブトムシの幼虫を食べるので田んぼにいないそう。地上に出てくると目が見えなくて迷っちゃうので迷って用水路に落ちてしまったか、果樹園によくいるのでそこから来たのではとのこと。

午後からは、班ごとにつかまえた生き物たちを観察、名前を調べて発表しました。
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座学 環境省 箱根ビジターセンター 伊豆川さん
〜田んぼは命を育むところ〜
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5月、田んぼに水を張るとプランクトンが増え、プランクトンを食べるための生き物が増え、その生き物を食べるための生き物が増える。ヤゴがとんぼになっていく、カエルを食べにサギがやってくる…水から空と陸も繋ぐ。

動物だけでなく、雑草も生える。草が生えると虫が隠れる家になる。田んぼには食物連鎖があった。
2-3年前にジャンボタニシが増えたあたりから生き物が減少。
10年前はいなかったジャンボタニシは2019年に大発生し、2020年から小田原の足柄平野地域全体で増えたため駆除活動をしている。

おばあちゃん子供の頃は泥出しして佃煮にしてタニシ食べてた等昔話が出るがジャンボタニシはいなかったとの事。
どじょう、まるたにし、しじみ、田もろこ、ジャンボタニシ
用水路にもよくいる小魚はもろこ佃煮にして食用されていた。

ジャンボタニシの特徴は横縞、長い触覚、鮮やかなピンクの卵を陸に産む事。
水性生物は水中に産むが陸に生むので珍しい。
卵は少し毒があるから素手触らない方がいいとの事。

ジャンボタニシは植えたばかりの稲を食べてしまうので、たんぼの食物連鎖を乱してしまう。どうしたらいいかは課題

たんぼの水抜きした後は乾いた土で冬越し
ピンクの卵は水中に落とすか、田んぼの泥に埋めれば卵を殺すことができるのでタニシの罠を作って米糠の匂いでおびきよせる(匂いの強いものが引き寄せ効果あり)


座学2  野鳥の会
山口さんより鳥のお話
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ケリ…鳴き声から命名 
鳴き声ケリケリケリケリ…
キジ…蹴爪がある。後ろ蹴りが強いので桃太郎にも出たのでは。
サギ…白鷺はいない。大鷺、中鷺、小鷺のみ。コサギは黄色い靴下みたいな色をしているのですぐわかる。コサギより大きい鳥はダイサギで、チュウサギはなかなかいない。

名前が二文字の野鳥は十種類のみ
ワシ、トビ、トキ、ハト、モズ、ウソ、パン、シメ、アビ

会場Q&A 

Q: ジャンボタニシは小田原地域以外にもいるか。
A:関西、九州、四国はたくさんいて困ってる
東北はまだいない。
暖かい南関東まで 神奈川だと小田原、平塚

Q小田原から平塚…どうやって移動したのかといえば人間が車で運んだ。
寒さに耐えられないので北関東は冬越しできないが温暖化と共に北上している。

普通乾いたところで長い距離は歩けない。
泥の中に混じっていた小さいジャンボタニシとか(2mmくらい)人を介して移動したりはする。用水路も移動する


石川家

7月7日9:00~

天気:晴れ 

朝から日差しがあり、とても暑い日でした。

 ★ジャンボタニシのワナを作ろう
 さっそく集合したチームからワナ作りを開始。

     2ℓのペットボトル、上部1/4を残し、カッターで切る。

     上部の蓋部分を切り落とし、逆さにはめ込む。

     タニシが出ない程度の水抜き穴を4~5か所開ける。

     ペットボトルに名前など書き、中に餌となる米ぬかを入れ完成。

ペットボトルにカッターで切れ込みを入れると、子どもでもはさみで切ることができ、簡単に罠を作る ことができました。各チーム名前や絵を描き、オリジナルの罠が完成しました。

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★座学『雑草・ジャンボタニシについて』

 【雑草】
田んぼに水がたまると、一気に発芽を始める雑草たち。それぞれの雑草の名前や特徴を知ることができました。取った雑草は集めて処分するのかなと思っていたら、丸めて土の中に埋めると知り、びっくり。肥料になるとのことで、自然の力を感じました。

 

【ジャンボタニシ】

食用として輸入された外来タニシ。雑草も食べるが、稲も食べてしまう困りもの。1年に数千個の卵を産むので、人間の手で駆除しないとどんどん拡大してしまうそう。卵は素手で触らないように注意が必要。

 

写真②

 ★草取り

田んぼに到着したら、さっそく草取り。稲を踏まないように注意しながら、もくもくと草取りをしました。意外と根っこから取るのが難しく、子どもは奥まで手を突っ込むのが怖いと、上の方の葉ばかりを取っていました。 

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草取りをしているとジャンボタニシの卵を発見。さっそく熊手で取ってみると、ススッと熊手にくっ付いて取れビックリ。なんとも気持ちよく取れるので、その後も何個か卵を探し取りました。ジャンボタニシをたくさん取っているお友達もいました。

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最後に罠を仕掛けて終了。壁から登ってくることが多いと聞いたので、我が家は壁の近くに設置してみました。

 写真⑦

当日は気温も高かったので1045分頃には終了。用水路の水がとても冷たく、足を洗いながらクールダウンもできました。次回どのくらいタニシが取れているのか楽しみです。

ありがとうございました。

 

 ☆いわむら☆

23日の小田原は雨の予報。
昨夜から『明日のたんぼ、どうなるのかな?』と子ども達もそわそわ…
当日の朝も結構な雨の中、車でみのり館へ向かい、到着するも空はまだまだ厚い雲に覆われていました。
案山子づくりを終えてもまだ大雨であれば、案山子設置と草取りは次回に持ち越しとなるそうです。

■座学&本日のスケジュール説明
まずは現在の稲の状態を分かり易い紙芝居にて説明してもらいました。
続いて、草取りの仕方やジャンボタニシについてのお話。
そして本日のメインイベント、案山子づくりの説明!

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■案山子づくり
用意してもらった竹と藁、そして家から持ってきた古着などの素材を使い、
案山子づくりスタート!
①細い竹と太い竹に、ノコギリで切り込みを入れて金槌で叩き穴をあける。
②組む前に、上の服を着せてあげる。
③竹を十字に組み、しっかりと紐で縛る。
④藁や新聞紙を使い、胴体や腕に厚みをもたせるとよりリアルに!
⑤案山子の要!顔を作る。顔の中身は丸めた新聞紙や布を使用。
⑥顔を差し込むタイプの案山子は、設置後に頭を付ける。顔を縛り付けるタイプはこの時点で付ける。
⑦ネームカードに名前を書いてあげたら完成!!
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この時点で、なんと雨が止み、外が明るくなっていました!
中止かと思われた案山子設置が出来ることに!(草取りも!)
みんなで案山子をかかえ、たんぼへ向かいます。

到着した順から、畔に案山子を打ち付けます。
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我が家の案山子は、中学生の姉が上手に打ち付けくれました。木槌が重たくて大変だったそうです。
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全部で15体の個性豊かな案山子、設置完了!!端から順に、作品紹介をして貰いました。
本日参加できなかった家族の分も追加されると、もっと賑やかな案山子軍団になる事でしょう☆
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みんなのたんぼの大切な苗を守ってください!美味しいお米がたくさん実りますように!!
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■はじめての草取り
設置が無事終わったら、次は案山子達に見守られ、初めての草取りです。
たんぼに入るはじめの一歩は、なかなか勇気がいります。
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苗の周りをくるくると土ごと回すと、雑草が抜けて水面に浮きます。その作業をみんなで協力して、たんぼ全面行いました。
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ジャンボタニシは、意外にも逃げ足が速く苦戦しましたが、数匹捕獲しました。
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タニシの卵も熊手ですくい取るようにスーッと取れるので、子どもがタニシの卵取りにハマっていました。
※卵は毒があるそうなので、取る時は注意が必要です!!
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これから夏本番になり、もっと暑い日の作業が増えると思いますが、皆さんで協力して楽しく作業できたらいいなと思います!
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こめこめ調査隊

2024.6.9


さて、稲作の中でも重要なイベント、「田植え」の回がやってまいりました。

家中の熱中症グッズを用意してきたのですが、天気は曇りで、田植え日和となり幸先の良いスタートとなりました。


1、講義

まずは田植えについての紙芝居で、事前学習をしました。


①苗を植える深さ、苗の数について

・人差し指の第一関節を目安に、2−3cmの深さを意識する。一株には一つの苗。


②田植え定規の使い方について

・縦横一定の間隔で植えられるよう、くし形の田植え定規を使用する。

・くしの数が多いほど一列に植える苗の総数は多くなり、少ないほど早く終わるが、余る苗が増える。

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2、田んぼへ

講義を終えたら、各々持参のゴム長靴や手袋などを装着し、いざ出陣。

前回植えた籾は、約1ヶ月ですくすくと育ち、15cmほどの苗に成長していました。


①田植え

自分たちの苗を見つけてきたら、田植え定規を選びます。我が家は幼児+小学2年+ママなので、戦力を考慮し、くしの数が少ない定規を選びました。

いよいよ田んぼの泥の中に足を突っ込む際には、大人は童心に返り、子どもたちは恐る恐る最初の一歩を踏み入れていました。

なるべく汚れたくないという思いだったのですが、息子が泥にはまってそれを引き抜き、再度立つのを嫌がってそのまま泥だらけの足でよじ登ってきたので、いったん汚れてしまったら諦めの境地で、帰宅後の洗濯の覚悟を決めました。

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植える時に腰を曲げる姿勢が辛く、とにかく早く終えたいと必死だったのですが、7歳長女は何も言わずもくもくと植え続け、4歳息子も、はじめこそ田んぼに立っているのが精一杯といった感じだったのですが、途中からゆっくりと手伝いだし、順調に植えることができました。

浅すぎず深すぎず、適切な深さで植える感覚を身につけるのが難しかったです。大きくなって欲しいという念と共に、ギュッと押し込んでおきました。

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②片付け

自分の列が終わったら、まだ植えられていないスペースの田植えをしたり、使用した田植え定規や育苗箱を用水路で洗ったりと、全員で協力して作業を進めました。

11時ごろに、しばし休憩時間をとり田んぼの横でおやつを食べたりしました。風が気持ちよかったです。


③米ぬか撒き

全ての苗を植えたら、今度は米ぬかを撒きました。肥料となったり、雑草を抑制するなどの役割があるそうです。バケツいっぱいの米ぬかを満遍なく撒いていくのですが、風下にいると目に入ったり米ぬかで白くなったりして大変でした。

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3、梅の収穫

田植えを終えてみのり館に戻った後は、希望制で梅の収穫をすることができました。連日、暖かい日が続き梅はだいぶ落ちてしまったとのことでしたが、子どもたちは梅を見つける度にとても嬉しそうでした。


帰り道、働く車が大好きな息子は、田植え機で苗が整然と並べられていく様子を、興味深そうにじっと眺めていました。

2週間以上経った今も、寝る前にふと「お米の赤ちゃん、泥の中であったかいあったかーいして、大きくなってるの?」と突然思い出し、彼の中でなかなか強烈だったんだなと微笑ましく、無事参加できてよかったと思います。

皆様、ありがとうございました!


チーム ありんこ

5/21に水を入れてから、水中に雑草が増えてきました。

こちらは代掻き前のたんぼの状態
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5/27トラクターの荒代掻を行いました。
専用の機械がないのでロータリーを使っています。
529しろかき
代掻きが終わりましたがでこぼこや轍が気になります…。
529しろかきご

6/7は植代掻きを行いました。
水中の地面に雑草の芽がたくさん生えているのでそれを搔き起こして流して、平らにするのが目的です。ふつうは土の中に混ぜ込むのですが、浮いた雑草を流すために深水代掻きを行っています。

これまで代掻きは両方ともトラクターで行ってきました。
しかし土の偏りがどうしてもできてしまうのが課題でした。

そこ農家さんから、テーラーという歩行式の耕耘機と地面をならす角材もいっしょに借りました。
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テーラー3
この角材が、機械の搔き跡も足跡もならしてくれます。
機械走行が終わったあと、土の偏りをこの角材を引っ張って直しました。
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農家さんの知恵をお借りして、去年より平らにできたようです。

苗たちも元気に大きく育っています。
みなさんの田植えが無事にできますように!

5/5にみなさんで籾蒔きした苗トレイ40枚のその後...
トレイを積み重ねてカバーをかけて5日間保温しました。

籾の発芽温度は約30~35℃と言われています。
そのままでは発芽しないので加温する必要があります。
籾は発芽するときに発熱する習性があります。
地元農家さんは苗箱を積み重ねて発芽温度を上げる方式を行っています。
ビニールハウスの地べたに苗箱を並べてハウスで発芽させる方法もあります。

昨年はハウスでしたが、今年は外で積み重ねを行いました。
505積重保温

5月10日
白い芽がつんつん出てきました。
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そこでブルーシートのプールに並べました。
直射日光が当たらないように不織布でカバーしました。
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5月12日
不織布の中で、白い芽が緑色に変わってきました。
夕方、不織布をはずしました。
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あとから出てくる芽はみな緑色です。

5月17日
双葉になったので水を深くしました。
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5月21日
気温上昇も手伝ってぐんぐん育っています。
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5月26日
苗の葉が4枚に増えてきました。
いよいよたんぼへ引っ越しです
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5/21から水をためたたんぼに、苗を並べました。
田植えまでたんぼの中で過ごします。
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夕方、お隣のたんぼに富士山が映っていました。
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あちこちのたんぼからカエルの鳴き声が聞こえてきました。
6/9の田植えまで無事に苗が育ちますように!


事務局




55900~ 

天気:はれ 気温:25度(小田原市) 

ひなたは暑いけれど木陰は涼しく、過ごしやすい天気でした。

 

オリエンテーション・チーム紹介

 今回の参加は20チームとのこと。子供に自然と触れ合わせたい、農作業に興味を持って、など、皆さん様々な参加理由をお持ちで共感できることばかりでした。

これから徐々に交流できるようになるといいなと、楽しみにしています。


予定


★籾まき

今年度の品種は“はるみ”です。

籾まきできる状態(発芽状態)に準備して頂いた籾を土にまきました。

 

①穴トレイに土を入れ(穴の8分目位まで)、籾を3粒ずつまく

➁籾が隠れるように土をかぶせる

③トレイごとプールの水に浸して水をしみこませる

④苗置き場に並べる

 

①の“穴の8分目くらいまで土を入れる”のに苦戦しました。小さな穴全てに8分目までの土を入れるのは意外に難しく… プロのコツがあるのかな?!と思いながら、地道にスプーン状の用具で調整しました(^^;)

 

もみまき



★サツマイモ苗定植

今回は「あんのう」「すずほっくり」を植えました。

植え方によって採れるおいもの大きさや収量が変わるとのことで、勉強になりました!

いもはたけ

★田んぼ見学・グループ写真撮影

利用させていただく田んぼを見学しました。

ここに水を張るのかー!と感慨深く。
子どもはカエルやあめんぼなどの虫探しに夢中でした。


たんぼ
かえる


※おまけ※

説明プリントで頂いた、近隣のオススメ店舗・施設一覧がとてもありがたいです。早々にチェックして、これからの活動で制覇したいと思います。おいしいものがたくさんありそうなので、お米の収穫前に太りそう…。皆さんのオススメも教えてもらえると嬉しいです。

 

☆わが家が今回行ったところ☆

【お昼ご飯】

事前にリサーチしていた、釜めし・焼き鳥やさんの「鳥ぎん 下曽我店」

とてもおいしかったです!お店の中は広々していて子ども連れにもお勧めです。

かまめし



【おやつ】

プリントにあった「小田原アイス工房」

ここも、とてもおいしかったです!!

ジエラート


《レポート当番》でんしゃだいすきっこチーム(母)

今年のたんぼの学校で、楽しかったこと、つらかったこと、学んだことなどなど
各チームの思い出が込められたレポートをぜひご覧ください♪
(画像を2回クリックすると拡大して見られます)


チーム キン肉マン
キン肉マン
シャケオニギリ☆
しゃけ

チーム おしゃ
おしゃ11
おしゃ2
だいちゃんず
だい11
だい11

ワクワク新米作り隊グループ
わくわく33
わくわく44
わくわく11
わくわく22

ライスラバーズ
らいす1
らいす2
らいす3
らいす4

チームT
T11
T22

チーム えぼし
えぼし22
えぼし11

チーム おっち
おっち11

きんじろうチーム
きんじろう11
きんじろう22

チーム Makcey
まっきー11
まっきー2
チーム どぼん
どぼん1
どぼん2

Teamマルモ
もぎ3
もぎ2

TEAM MORIMORI
もりもり11
もりもり1


11月5日、いよいよ本日は修了式の日。5月初旬の籾まきから早7ヶ月、田んぼの学校も集大成です。長いようであっという間だったなあ、と今までの田んぼとの思い出を振り返りながら参加しました
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1.しめ飾り作り

 穏やかな旻天の中、各々レジャーシートを広げた上で作業開始。時間が経つにつれて雲は流れ、燦々と陽光に照らされては少し眠くなってしまったり……とても心地好い空間の中で作業を行うことが出来ました。



 まずは藁を鍬に通し、余分な草を取り除きます。次に藁の根元側をポキッと折り、綺麗なひと続きの藁へ。こうすることで綺麗な1本の藁が完成します🕊
 地味に大変なこの作業。綺麗にする為に、と剥きすぎたらまるで玉葱のようになくなってしまう。かといってここで手を抜いたら出来上がったしめ飾りに髭が生えてしまう……しめ飾り作りにおいて1番の頑張りどころはきっとこの作業です❤️‍🔥
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 次は形作り。藁を束ね、それを編んでいきます。捻る様に編んだり三つ編みしたり、藁を亀さんの形に🐢
 ちなみに、亀は「長寿」を象徴する吉祥の動物と言われているそうです。
 そしていよいよ飾りつけ。扇、裏白、紙垂、橙(今回は蜜柑)、ゆずり葉、七福神、家内安全の札など。材料を飾る前から分かる豪華さ。また、それらに加えて自由に描いて良い小さな旗も用意されていました。その机を子供たちが囲み、願いなどを思い思いに描いている光景は印象深いです。
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そして此方が完成写真🪐
 色とりどりに彩られたしめ飾りは豪華絢爛。迫力に満ちています。例年よりも遥かに豪勢なしめ飾りを一体どこに飾ろうか、とプチ家族会議も起きました👀



2.修了式


 しめ飾りを作り終えて再びみのり館へ。全員がホールに戻れば、ついに修了式が始まりました。
 まずはレポート発表から。
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その名の通り、チーム毎に準備してきたレポートを発表。発表形式からその内容まで、各チームの特徴が顕著に現れていてとても楽しい時間でした。それと同時に田んぼの学校の総まとめの時間でもあり、発表を聞きながら一緒になって1つひとつのイベントを振り返ることが出来ました。
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 全チームのレポート発表終了後、田んぼの学校修了証書の授与が始まりました。各チーム修了証書と米を受け取ります。これらこそ、約半年間の努力の結晶。配布される米のずっしりとした重みには、満足感と期待がぎゅっと詰まっていました。


ちなみに・・・🍙


帰宅してから早速お米を炊きました。なんて綺麗な粒立ち!自分たちで作ったお米だからか、普段の何倍も美味しかったです。ご飯のお供と一緒に頂きました。ご馳走様でした😋




最後に。

 今回田んぼの学校への参加を通して、稲作の大変さや自然と触れ合う楽しさ、大切さを身をもって実感することが出来ました。田んぼの学校では子供たちがそれはそれは楽しそうに駆け回り、目をきらきら輝かせて見つけた生き物を報告し合っていました。自然に触れて、自然から楽しみを見出す子供たちの姿は、今でも目に焼き付いて離れません。私自身も、澄み渡る青空の下、汗水垂らしながら気持ちを込めて行った稲作は貴重な経験となりました。忙しない日々の中でつい忘れてしまいがちですが、自然を味わい、楽しむ心を大事にすること。それは大切なことであり、自然とさ共生する導になるのかもしれません。

 NPOのみなさん、講師の先生、パルのスタッフさん、そして一緒に田んぼの学校へ参加し、様々な折で手を差し伸べてくださった皆様。今まで本当にありがとうございました。とても素敵な時間でした🌾


 Makcey*マッキー




当初の予定の10月15日が雨天のために延期となり、10月22日に活動となりました。

活動当日は雲も所々ありながら晴間にも恵まれ、さわやかな秋の風が心地良く吹く活動には最適な一日でした。

 

1,座学

まずはいつもの座学から。今回は明治・大正時代の昔ながらの足踏みによる脱穀の方法と昭和以降の機械による脱穀についての違いをご説明いただきました。

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2,焼き芋の準備

次はお楽しみの焼き芋のいた準備です。9月に収穫したさつまいもをキッチンペーパーと新聞紙で包み、しっかりと水分を吸わせた後に水を切って、アルミホイルでくるみます。これでホカホカの焼き芋ができるとのこと。ここで濡らさないで焼くとカリカリのお芋になるそうです。

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3,脱穀① (竿片付け)

 田んぼへ移動していよいよ活動スタートです。

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座学でご説明いただいていたものの、実際に体験してみると脱穀の新旧でその手間と効率には驚くほどの違いがありました!

足踏み脱穀機、唐箕(とうみ)、手作業でのふるいを使っての昔ながらの脱穀は、そのビジュアルと工程の面白さから子供たちに大人気!しかし気を付けないと周囲に籾が周囲に散乱したりとなかなかゴミが取り除けずに一苦労。想像以上に手間がかかります。


 ☆足踏み脱穀機

まずは足踏みすることで稲穂の穂先から籾を外していきます。

かなり速く回転するので子供たちの怪我がないように大人たちと一緒に

声をかけながら進めていきます。

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 ☆唐箕(とうみ)

足踏み脱穀機で脱穀した籾を唐箕上部から入れます。今度はハンドルを手回しで回すことで風を起こし、藁くずなどのごみを飛ばし、さらに軽い籾と思い籾に分けてくれます。

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☆ふるい

思い籾にもまだ残っている藁くずをふるいにかけて籾だけを選別します。

これがなかなか分けられないもので手も使って作業をすることも。

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☆脱穀機

かたや脱穀機の早いこと早いこと…

脱穀機にも大きな金属の刃がついているので、子供たちにも注意喚起しながら稲穂を

押し入れていきます。

するとあっという間に籾が袋に入っていくのです。

最近ではコンバインという稲刈りと脱穀が同時にできる機械が主流とのこと。稲作でもどんどん機械化され、進化しているのですね。

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作業の合間にもてきぱきとはさかけ台の竿の片づけが進行していて作業は順調。
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4,案山子焼き 

いよいよこの時が来てしまいました…

これまで私たちの田んぼをしっかりと守ってくれていた案山子さんたちとのお別れの時間です。

それぞれしっかりと自分のチームの案山子さんを労い、なでたり抱きしめたりして

最後の時間を過ごし、焼き場に運びました。

わらの上に竹を組み、その上に立てるように並べていきます。

みんなで見守る中、着火され、みるみるうちに広がる炎。

別れを悲しむ子供たちの姿も見られましたが「いままでありがとう」「案山子さんたちはみんな一緒だからさみしくないよ」といった声も聞かれました。

その姿がわからなくなるまでみんなでしっかりと見届けて作業再開です。

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5,焼き芋着火

各チームごとに藁を格子状に組んで着火し、しばらく時間をおいて大きな炎が消えてから

黒くなった藁の中に朝準備したお芋を入れていきます。おいしく焼けるまでちょっと我慢。

さらに、案山子焼きの藁の中にもお芋を入れて焼いていきます。

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6,脱穀② ~お芋の焼き加減を見ながら~ (竿片付け)

お芋の焼き加減を気にしながら残りの脱穀作業を進めました。

相変わらず子供たちに大人気の足踏み脱穀コーナーと石黒さんを中心に進む脱穀機。

はさがけ台もどんどん片付けられていきます。

そうこうしているうちにじっくりといぶされた焼き芋の完成。

自分たちで植えて、掘り出して、包んで焼いたお芋。

案山子さんとのしょっぱい別れもありましたが、脱穀作業を頑張った後はまた一層甘くておいしかったです。

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7,わら束ね、籾袋運び

おいしい焼き芋を食べて元気が復活。

最後は籾袋運びとわら束ねです。籾袋の重さにびっくりしました。

脱穀機で詰めた籾袋を軽トラックの荷台に積んでいきます。

藁は20束くらいずつ交互に重ねてひもで束ねていきました。

しめ飾りや来年の案山子さん作りに使われます。

残った藁は片方を縛って小さなお家のように畑に並べます。

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今回は9時から12時半までの活動でしたが、なんだか時間の流れが穏やかに感じました。

5月から始まった田んぼの学校も本格的なお米作りの作業は今回で最後。

こどもたちもすっかり田んぼに慣れた様子で、それぞれが作業にも積極的に関わり

とても頼もしく、5か月の間にずっと大きく成長したように感じられました。

 

次回までに籾摺りを事務局の皆さんで行ってくださるとのこと。

ありがとうございます。

これで残すところ最終回を残すのみとなりました。

次回の修了式も皆さま元気に集合することができますように。

今回の活動もお疲れさまでした。

 

TEAM MORIMORI    




【本日は、待ちに待った稲刈りの日!】
5月初旬の籾まき、6月半ばの思ったより大変だった田植えから•••あっという間に秋になりました。
今年の猛暑はとても長く、10月になっても夏の気温。。
当日はどうなるか•••と思いましたが、
そこまで暑くもなく作業ができたかと思います。
(ブログ担当田田フェニックスRのママは1週間前にギックリ腰になった為、
当日はブログ担当!と割り切り、撮影&応援隊として参加致しました^_^;)

<午前>
①まずはいつもの通り座学。
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とても有り難く•••応援隊も駆けつけて下さり。
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②田んぼへ移動
途中秋の気配を感じながら、子供達は変わらず虫を見つけては捕まえ•••中々田んぼに着かない。。
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③田んぼの様子
黄金に輝く稲穂。風情を感じ、とてもキレイ。
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④現地で再度稲刈りの説明を聞き、とうとう稲刈りスタート!
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横の田んぼにテントを設置し、備品や休憩場、子供達の集い場を用意。
(子供達が勝手に集まってきただけ•••)
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⑤子供達も頑張り、どんどん稲が刈られていき。
途中まで刈られている様子も、なんだか絵になります。
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⑥疲れ、飽きてきた子供達は、続々とテントに集まり虫探しスタート
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⑦稲刈り終了!
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<午後>
⑧天日干し
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⑨虫探し、虫捕りの子供達
とっても楽しそうです。
色んな虫、カエル、そしてヘビまで捕まえました。。
女の子達数人で大きなバッタを捕まえ「お顔が可愛い。貸して!貸して!」とまるで子犬を見るような目でバッタのお顔を愛おしそうに眺めている光景が、とても印象に残りました(笑)
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【次回は脱穀、案山子焼き、焼き芋】
個人的には案山子焼き(案山子供養)にとても興味があります。
春に、汗まみれで愛情込めて家族で協力して作った案山子に、お疲れ様の想いを込めて焼く。
日々流れるような慌ただしさの中で、あっという間に1年が過ぎ去る。
肌寒くなる秋に案山子焼きを経験する事で、
1年の想い出に触れ、感謝し、リセットでき、来年も良い年になるといいなという願い•••に繋がる、
そのような気持ちになりました。
昔の人はそうやって感謝を忘れず生きてきたんだなぁと。
次回も頑張ります!

田田フェニックスR

猛暑の中、本日はさつまいもの収穫と稲起こし、ひえ取りでした。
まずは、座学で稲起こし等のポイントなどを教えて頂いてから、
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さつまいも畑に移動します。

まずは、すずほっくり。
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こちらは、ひめあやか。
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どちらもツルや葉が沢山茂っています。
芋掘りの前にまずは、ツルと葉を取り除いていきます。
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そして、いよいよ芋掘りです。
想像以上に沢山のお芋が実っていました。
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次は、お芋から根っこを丁寧にハサミで取り除いていきます。

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お芋を分配している間には、子供達は虫取りとクロタラリアの迷路で遊ばせて頂きました。
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お芋掘りが落ち着いた頃、猛暑の中頑張った私たちに、なんとアイスのご褒美を下さいました。
子供も大人も大喜びです!
ご馳走様でした。
次は、田んぼに移動します。
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稲には、立派なお米が実っていました。
各チームのかかしも連日の猛暑でだいぶお疲れのようでしたが、しっかり稲を守ってくれていました。

そして、倒れた稲は藁で束ねて起こし、ひえを取る作業をしました。
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最後にくじ引きでさつまいもを分配して頂き、本日の活動は終了でした。
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さつまいもは、2週間から1ヶ月おくと甘みが増してより美味しくなるそうです。
楽しみですね!

チームおっち











93日稗取りを終えた後、竹取隊は竹藪へ向かいました。

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猛暑の中、みなさん頑張って竹藪まで歩きました。

林2

まず、竹の切り方を教えて頂きました。

倒れた竹は想像以上に長かったです。

竹を切る人、切った竹を運び小枝を切る人に分かれ作業開始です。

林3

竹の小枝を切り終えたら、

2mの短竿✖️20

5mの長竿✖️5

をメジャーではかり、切っていきます。

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切った竹を束ね、竹は倉庫へ保管して竹取り終了です。

ノコギリを触る機会も少ない子供たちも使い方を教えてもらいながら、頑張っていました。

この竹を使って稲架掛けが出来るのが楽しみです。

 

みなさまお疲れ様でした。


えぼし


今回もお天気に恵まれ、真夏のような青空でした。
稲もすくすくと育ち、背丈が大人の腰のあたりまで伸びました。
お子さんがしゃがむと見えなくなるくらいです。

今日は稗取りと竹取り。
取る雑草の種類を教えていただきました。
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稗を抜くと穴が空いて、稲が倒れるので根元で切ります。
ジャンボタニシもまだいるようです。
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結構背が高いです。根元にもぐって刈るのは中々大変です。
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いっぱい生えてます。。。
強烈な日差しの中、懸命な作業により、たくさんの雑草を取ることができました。
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青い空に黄緑色の田んぼと白い雲、シオカラトンボに御殿場線。夏の思い出となりそうな景色です。
竹取り隊は、このまま線路の向こうの山へ向かいました。
みなさま、暑い中お疲れさまでした。

チーム T

猛暑続きでしたが、ここ最近は朝夕涼しい風も吹くようになりました。
たんぼでは、稲穂が首を垂れはじめました。

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稲の骨折を見つけたので、昔ながらの藁で束ねるやり方と、固いテープで張り重ねてみました。
米粒になりますように…
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また、白い稲穂があちこち出ていました。
蛾の幼虫に茎の根本を吸われて養分が届かなかったのが原因だそうです。
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さて先日の大雨のあとジャンボタニシが下のたんぼの水口にたくさん集まりました。
驚く量の稚貝たちがペットボトル罠にどっさり集まりました。
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壁をよじ登ってかかしたんぼにも稚貝が入ってきました。
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6月7月は親貝が多く数も少なかったのですが、8月はあのピンク色の卵から産まれた稚貝たちがどっと増えました。


さて、サツマイモ畑は…
7月は雨不足で成長がゆっくりでした。
そっと見たところ芋はまだまだのようです。
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どうぞ大きく育ってくださいね…(^人^)

事務局


台風が目の前までやってきていましたが、曇り予報という事で開催されました🌀 座学の後、田んぼへ向かい稲穂の観察🌾と、草刈りをしました🌱  
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稲穂はこの1か月でグンっと成長して空に向かって真っ直ぐに伸びていました! こんなに真っ直ぐに上に伸びている状態は今だけだなぁと思いながら、そよそよと風に揺れる稲穂を眺めました。とってもキレイです⭐️  
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よく見ると稲穂にも小さな花がたくさん咲いています。真夏の約1週間が開花シーズンとのこと。 もみ(えい)がパンッと開き、6本のおしべが現れ花粉が舞い散りもみの中のめしべへ受粉し、数時間後にもみは閉じ、めしべと繋がっている胚のうが育ちお米になります。 全ての開花が終わると少しずつ稲穂が垂れはじめてきます🌾
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稲穂は『神聖』という花言葉だそうです。 「米」の語源は、神聖なものや生命力が「こめ」られているものという意味ではないかといわれているそうです📝  
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 鎌を使い、畦に繁々と生えている草取りも中々の重労働…加えて湿気たっぷりの暑さに汗だくでした💦 
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草取りをして畦もスッキリ!  
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これでお米を狙ってくる虫も寄ってこない、かな🤨 台風に負けずに育ちますよぅに🙏


ライスラバーズ

7月16日のたんぼの生きもの調査の結果が林先生から届きました
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外来種のスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)が増えてきた中で、いきものたちの環境を守りながらどうやって対策をしてゆけばよいか模索は続きます…

連日、雨が降らず畑の野菜はしおれるいっぽうですが、たんぼの稲たちはぐんぐん育っています。
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今朝は稲の出穂を見つけました。
補植で出遅れていた稲たちも、この暑さのおかげで背丈が同じくらいになりました。
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13日の活動日は稲穂が一面で揺れる景色をみなさんで見ることができるでしょう。

ところで、毎日ジャンボタニシの駆除をしているのですが、今日は就労支援施設のみなさんがジャンボタニシ駆除をしているところに遭遇しました。
週3回、午前中、5~6人でジャンボタニシを集めているそうです。
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ジャンボタニシ駆除は利用者さんに人気の作業だそうで、暑い中ながら次々とタニシを拾っていました。






先日、地元保育園のお子さんたちが案山子を見学にきました。
たんぼの近くの四辻に到着したとたん、先生の掛け声で案山子に向かってダッシュ!案山子のまえでにぎやかにおしゃべりして楽しんだあとまた帰っていきました。
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このところ雨が降らずいいお天気が続いています。
暑さで倒れそうな案山子さんも出てきました!?
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さて、稲たちがぐんぐん育つためにはこの暑さが必要です。
お日様の光をたくさん浴びてどんどん茎を増やして行きます。
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7月になると農家さんは中干しをして稲の成長を調整します。中干しは、たんぼに水を入れるのを止めて土にヒビが入るまで乾かします。土が硬くなり稲の根がしっかり張るようになります。かかしたんぼもお隣のたんぼにあわせて20日から中干しを始めました。

たんぼの生きものたちは住処がなくなってしまいます。そのためたんぼの外周や稲の間の土を掘り起こし溝切りをして水たまりを作ります。
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溝まわりの雑草は除草をしてすっきり、水の通りを良くしました。
水が深いところではコマツモムシがたくさん泳いでいました。

翌日、水口側はすっかり干上がり小魚が干し魚になっていました…かわいそうですが鳥の餌やたんぼの肥やしになって循環していきます。
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雨が少ない日々が続いていますがサツマイモたちもがんばっています。
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明日は畑に水やりをする予定です。

事務局



罠の試作と実験と改良

生きもの観察会で伊豆川さんから発表されたジャンボタニシ罠の話の詳細を報告します。

《罠にかかったジャンボタニシの数》
◎初級のかかし田んぼ
下のたんぼからタニシが侵入するので下のたんぼの際に、罠を1本タイプ&2本連結タイプを置きました。春水たんぼよりタニシが少ないせいであまりかからず、2週間で取れたタニシは7匹でした。

◎春水たんぼ
春水たんぼの上側に罠を4つ置きました。毎日数匹のタニシがかかりました。餌の米ぬかにつられて、おたまじゃくしやどじょうも入ってきました。2週間で取れたタニシは367匹でした。

◎農家のたんぼ(春水の上のたんぼ)
ジャンボタニシが大発生して稲も食害されているたんぼに、全部の罠を移動しました。
1回目で112匹のタニシが取れました。
特にペットボトル2本連結タイプの罠には1本タイプの2倍以上のタニシがかかりました!

《罠の気づいた点》
①水抜け穴が小さいと、罠を引き上げにくく、タニシを取り出すのが手間取る
②水抜け穴が小さいと、オタマジャクシや小魚が出られず死んでしまいやすい
③連結タイプ(2本)は手入れが大変だが、タニシはたくさんかかる
④だしパックにいれた米ぬかの餌は数日~5日おきに交換が必要
⑤雑草のコナギと米ぬかを餌に入れるとタニシに人気、でもコナギだけだと人気がない。
⑥白ネットをペットボトルの口につけたが耐久性が意外に弱かった。
⑦なぜか小粒のマルタニシも罠に入る、大きいマルタニシは入らない。

《2週間の罠の特徴から、改良して作った罠の工夫たところ》
①オタマジャクシ、ドジョウが逃げやすいよう大きい水抜け穴を増やした
 ⇒水抜けが早く作業しやすい、オタマジャクシが逃げやすくなった
 ⇒米ぬかの臭いが出やすくタニシが寄ってくるようになった
②罠の入り口をきざんでタニシが入りやすくした
 ⇒罠にかかるタニシの数に差はなかった
③米ぬかとコナギを餌にした
 ⇒タニシの喰いつきが良くなった

《わかったこと》
①ジャンボタニシが大量に発生しているエリア、餌のコナギなど水中雑草がない、産卵場の際沿いに罠を仕掛けると取れる。
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②ジャンボタニシが数匹しかいないたんぼでは罠の効果はない。
③産卵は気温が涼しい時期はコンクリートの壁にするが暑くなると産卵しなくなる。
稲の茎には常時産卵している。卵が多いと親貝も大きい。
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④ジャンボタニシの卵は10~14日で直径1ミリの茶色い貝が次々と生れ落ちる。
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⑤ジャンボタニシの卵は水中だと孵らない。見つけたら、水中に沈めるか踏み潰す
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⑥排水口や入水口にジャンボタニシの卵がついていたらすぐ潰す。
⑦排水口に網を立てかけてタニシの産卵や流出を止める。下流域の繁殖防止。
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⑧入水口にはネットをかける。用水路を移動してくる稚貝や親貝が捕まる。
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⑨タニシ駆除剤をまくと、中~小型のタニシは死ぬが大型は生き残る

《今後》
これから観察を続けジャンボタニシの生態を記録していきます...。

事務局

気持ちよく晴れた分、梅雨明けを思わせる猛暑の中、今回は田んぼの生きものを観察しました。
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まずは準備体操。田んぼは足腰に負担がかかるので、ケガの予防は大事です。


そして、アイスブレイクの歌♪

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√腸内フローラ♪ フローラ♪

 

陽気な先生を先頭に、いざ田んぼへGO

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みのり館を出て、さっそくゲストのトラフカミキリを発見!

蜂に擬態する、賢き虫なり。観察会へのテンションが上がります。


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田んぼへ到着。いざ、捕獲へ。

3隊に分かれ、稲をかき分け、各グループ毎に捜索!

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ガサゴソガサゴソ…

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ガサゴソガサゴソ… 大人も子供も、夢中です。

採集任務を終え、みのり館へ戻ってお昼休み。


休憩しつつ、採れた生きものを見ていきます。

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コオイムシが多いのも、餌となる生きものが豊富なしるし。

万事、バランスが大事。良い田んぼでござった。

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プロジェクターで、全体にもシェアしました。

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ドジョウが出てきてこんにちは~。



今、田んぼで問題になっている、スクミリンゴガイについても勉強しました。

通称ジャンボタニシは、食用としてやってきたとか。

今では野に増えすぎて、生きものの輪を乱す厄介者になってしまったでござる。

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タニシは毛の筋が3本。

ジャンボタニシはツルっとしているのが違いでござる。


感想をシェアして

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 まとめは歌で

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√カテもんカテもん♪

 

たくさんの生きものの繋がりが、育むお米。

スローな米作りが、そんな環境をも守っていることを覗けた一日でした。

                   にんにんにんじゃじゃー

  

7/2の草取り活動の後、希望者対象でジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の罠づくりを行い、初級から2家族、中級から2名参加しました。
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講師の伊豆川さんから、ジャンボタニシが影響をどのようにおこしているのか、興味深いお話がありました。
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『たんぼの食物連鎖図』
田んぼの益虫食物連鎖をスクミリンゴガイが壊す仕組み模式図-伊豆川2023-7-3コントラスト強

…在来のいきものたちの暮らしを壊すジャンボタニシ…

田植えをすると、たんぼの中には藻類や雑草が生えます。
藻や雑草の中には草食の小さな生きものが暮らしています。
その小さな生き物を食べに、蛙、トンボ、クモなど肉食の生き物がたんぼにやってきます。
肉食の生き物は稲を食べにくる、ツマグロヨコバイ、カメムシ、イナゴなどの害虫を食べます。
食物連鎖がうまく循環してお米作りができます。

そこに、
ジャンボタニシが暮らすようになると、藻類や雑草を食べつくしてしまいます。
そのため、肉食の生き物のえさになる草食の生き物がいなくなります。
肉食の生き物は餌がないので減ります。
稲を食べにくる害虫が増えてしまいます。
ジャンボタニシは生態系に迷惑な存在となりました。
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『稲を食べるジャンボタニシ』
食害の仕組み模式図-スクミリリンゴガイ伊豆川2023-7-3コントラスト強
…農家にも大迷惑なジャンボタニシ…

いっぽうでジャンボタニシはたんぼの藻類や雑草を食べつくしてしまい、食べるものがなくなると、次は稲の柔らかいところを食べるようになります。米農家さんは、除草剤でそもそもジャンボタニシの餌の雑草がないので稲を食べられる被害が起こりやすくなります。

そこで、ジャンボタニシを網で駆除したり駆除用の農薬をまいて対処していますが、繁殖力が強く、薬に負けないジャンボタニシもいるせいでなかなか完全駆除ができません。
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そこで、ペットボトルを使い、餌に米ぬかや、柔らかい草を入れた罠をつくりました。それぞれアイデアを凝らしてユニークな形ができました。
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そして、かかしたんぼと、春水たんぼに罠をしかけてみました
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さてさて、ジャンボタニシは罠にかかってくるでしょうか!?
(事務局)

今日の活動は、たんぼの雑草の種類を学び、草取を行いました。

たんぼの主な雑草として、コナギ、ヒエ、オモダカ、クログワイ、キツネノボタンの実物が紹介されました。キツネノボタンは毒草なので触っても問題ないですが食べないように注意がありました。
また珍しいホウネンエビも紹介されました。
(ホウネンエビが出るたんぼは豊作になるという言い伝えがあるそうです)
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ホウネンエビ

たんぼに到着し、各チームで前回草取したところからスタートしました。
前回は片道だけでしたが、今回は往復。
稲の株本を手でかき回しながら浮いた雑草を土の中に埋めて行きました。
手除草

1時間30分近くの草取りを、大変でしたがやり終えました。
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女の子たちがたんぼの中で見つけた小さなアマガエルを見せてくれました。
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稲と同じように蛙たちもこれからどんどん成長していきます。

次回はいきもの観察会、どんないきものが捕まえられるか楽しみですね!

(事務局)



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