ブータン事務所長 民樹のつぶやき

佛子園ブータン事務所から、ブータンでの活動や日々の出来事等を共有します。

現在、佛子園はJOCAとの連携でブータン王国にて、2020年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるまでに、官民連携のもと、開発途上国を中心とした100カ国で1000万人以上を対象に推進されるスポーツ国際貢献事業であるSports For Tomorrow (SFT:http://www.sport4tomorrow.jp/jp/)を実施しております。

 

先日は、私たちの連携事業の一番初めの活動を、南部ブータンのチュカ県(首都ティンプーからグネグネ道を片道5時間)にて、小中高一貫の学校と小学校の2校でJOCAの専門家2名と現地NGOの職員一名と私で実施しました。

 

1校目では、朝礼時間の半分を頂き、元JICAブータン体育隊員のJOCA専門家がヨンギリュージョン(ブータンの公用語で「みんなの体操」の意味)という体育体操を小学1年生から高校3年生までの生徒全員と教員全員を巻き込んで踊りました。 ブータン国内では、生徒や教員全員が一同に集まって一つのことを実施するという光景はとても珍しいのですが、とても大反響でした。

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その後、2年生の2クラスと4年生の2クラスを対象に、それぞれの体育の授業時間をお借りして、大縄跳びを使った競技やクラス対抗の大綱引き等を実施しました。大縄跳びを使った競技では、リンボーダンスや大縄跳びなど、ブータンでは見たこともやったこともない競技に、生徒たちは目を輝かせていました。また、実際に自分たちでも初めてのリンボーダンスや大縄跳び等をやって見て、とても楽しんでいました。体育の授業自体がブータンに導入されたのはJICAを通じてで、まだ15年ほどです。


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午後には、2校目で小学4年生の2クラスを対象に、ヨンギリュージョン体操と大縄跳びを使った体育の授業を実施しました。2クラスの生徒だけでなく、学校の他の生徒や教員達、親御さん達も多数見物に来ており、皆で大いに盛り上がりました。

 

各学校には授業の最後には、今後も同じような授業が継続できるようにSFT事業経費で購入した大縄や綱、サッカーボール、応急措置キッド等が寄付されました。

 

各学校とも、私たちの体育の授業の後に、教員から感謝の言葉が多々あり、今後も同じような体育の授業を継続していくとの公約がありました。ブータンで体育の授業がより多種多様にる日が来ることが、とても楽しみです。


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その後も、JOCA専門家がパロにある教員育成学校にて、全国の特別支援学級のある学校の先生や障害者支援をしている団体の職員を対象にした、実践を交えた体育の授業の講習や、体育教員になる生徒を対象にした講義を実施したり、ティンプーやパロの学校をキャラバン方式に回りながら、体育の楽しさを実践を通じて伝えています。

添付ファイル

冬になり、ティンプーも朝晩の冷え込みが厳しくなって来ました。
冷えた身体を温めるのには、湯船に浸かったり、温泉が良いですね。
ですが、ブータンでは日常的に家で湯船に浸かれません。
家に浴槽が無い家庭が大半ですし、あっても、湯沸かし器のお湯が湯船に浸かるほど十分ではないのです。
トホホ・・・

ということで、最近ティンプー郊外に出来た、焼き石風呂に行って来ました。
焼き石風呂=ドツォは、ブータンの伝統的なお風呂です。
伝統的ですが、毎日は入れません。
何故なら、木を切って来て、斧で薪を割って、石を焼いて、木製の湯船を温める・・・
これらの労力は、大変なものです。


今回行ったドツォは、個人経営のもの。

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外には、切り出して来た丸太が沢山転がっていました。
これらを全て、手作業で斧で薪にしていくと言っていました。
重労働です・・・
ドツッォに入る罪悪感が既に芽生えましたが・・・せっかくなので入りました。

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全体はコンクリートの建物を10の部屋に区切り、中には2部屋あり、手前はベットがある更衣室、奥は木製の浴槽がありました。

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入り口には、よく意味のわからない、ドツォの入り方の絵が貼ってありました。

浴槽は、2つに区切られており、外側に面した浴槽には焼かれた石が入れられています。
そこから、もう片方の浴槽に温まったお湯が流れて来ます。
床はコンクリートで、とても寒い!!
シャワーや身体を洗う設備はありません。
奥の部屋の外では、薪をガンガン焚いて、石を焼いています。

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コンクリートの床を歩いて冷え切った足を湯船に入れると、とてつもなく熱くて、飛び上がってしまいました。
でも、部屋の中には、水道が付いていますが、水は出ませんでした・・・
外にいる関係者にお願いして、外からホースで水を足してもらいました。

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やっとの事で、入れる温度になり、全身が浸かると、やはり気持ちがいいものです!
湯船に浸かれるのはとても幸せなことです。
お湯が冷めてくると、外にいる関係者にお願いして、焼いた石を足してもらいます。
焼かれた石が湯船に入った瞬間に発する音や、焼き石で浴槽全体がバイブレーションさせるのも、心地よく感じられました。
焼き石から放出されるミネラルや、湯船に入れられていた薬草のお陰で、体全体がポカポカになりました。

やっぱり、毎日家で湯船に浸かりたいなぁ。

ティンプー市内には、車椅子で自由に動き回れる場所がほぼありません。

それは、なぜか?

それは、ティンプ市内を探しても、バイアフリーな建物や歩行者路が無いからです。

病院もバイアフリーでは無いのです!

それで、車椅子で生活している方々は、行動がかなり制限されているのが現状です。

タクシーやバスに乗るのにも、車椅子を固定する場所もありません。

こういう状況なので、ティンプー市内で車椅子利用者を見かけることは残念ながら殆どありません。

最近、ティンプーではアメリカの国際協力期間やボランティア期間などの援助で、200台の軽量且つしっかり体にフィットする車椅子が寄付されたそうです。

同時に、病院の理学療法士や関係者が当車椅子の修理ができるようにする為の研修も行われたそうです。

同じような研修は以前にも行われており、その際は30台の車椅子が寄付されました。

http://thebhutanese.bt/no-more-ill-fitting-wheel-chairs-for-the-disabled/

ティンプー市長が、バイアフリーの都市計画があると言っていたのを思い出しました。

車椅子利用者や身体障害の方々が、自由に動き回れる都市に早くしてほしいですね。

先日、4日間の日程でブータンから佛子園視察に3名の方々が来られました。

3名は、法人が今度新しく提携を結ぶ予定で、ブータン国内の障がい児支援をしているABSからの代表者の方々でした。

今回の視察の目的は、佛子園の事業を直に見・感じ・体験すること、でした。

4日間の滞在中、法人の主な事業所7箇所を視察して頂きました。

また、佛子園と関わりがある地域の方々との交流も多々ありました。

最終日に3名は「ABSの活動は視野が狭いものだった。佛子園から学んだことをもっと広い視野で実践していかなくてはならない」と仰っていました。

ABSと佛子園の多岐にわたる実質的なコラボは今から始まります。

「ごちゃまぜ」をブータンでも実践していきます。

こんにちは

今日は金沢星稜大学で、こども学科の一回生の講義の一枠でお話をさせて頂きました。

大学が海外に目を向ける学生を増やしたいとのことで、海外で仕事をしている私にお声がけ頂きました。

なぜ私がブータンに行ったのか、

佛子園の紹介、

佛子園がブータンでソーシャルインクルージョンの活動を始めた背景、

JICA草の根の活動内容紹介 、

ブータン観光について、

私のブータンへの想い、

等を約1時間に渡りお話させて頂きました。 

時々学生さんたちに質問を振らせて頂きましたが、シャイなのかなかなか返答して頂けなかったのが残念でした。

一人でも多くの学生さんたちが、海外に出て自国の日本を見つめ直し再発見する機会があればと思いました。

今後もどこかで機会があれば、講演をさせて頂きたいと思います。

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