Spider-Man-Homecoming

やってきたぜ、夏休み初日!今晩から移動なのだが…実はまだ何も準備をしていない(予定通り)上に、まずは今朝観てきた『スパイダーマン:ホームカミング』の感想を書くぜまあ…観て帰って昼寝していて、既に夕方になっているのですが(爆)。件の映画…一言で言うと「スゴいご近所感のあるスパイダーマン」だったな。

マーベル・スタジオ版…というか、トム・ホランドのスパイダーマンのデビュー戦が『シビル・ウォー』でのキャプテン・アメリカのシールドを奪う、ファルコン&ウィンター・ソルジャーを手玉に取るという華々しいモノだったけれど…こっちの方はかな〜り地味アベンジャーズに呼ばれる日まで放課後にひたすらご近所活動の巻ェ…。

だがそれこそがスパイダーマンが「親愛なる隣人」と呼ばれる所以。その間に『アベンジャーズ』でもたらされた地球外技術で武器製造をする輩が暗躍して、ドッタンバッタン大騒ぎに発展するワケだけど…基本的に世界の危機と無縁なご近所での話まあ…船が真っ二つに割れたり、自動操縦の飛行機で大立ち回りしますが。

この地に足が着いている感、キライじゃないトニーにないがしろにされていると思って、鼻をあかそうとスーツのリミッターを友達のデブ(有能)に頼んでカットしたり、黙ってヴァルチャー一味を捕らえようとした結果、一人ではどうにもならん事態に陥ったりと、ティーンエイジャーらしい無鉄砲さと未熟さに溢れているワケですよ。

その代償として、トニーにスーツを取り上げられた後で、まさかの最終決戦がいつものスパイダースーツじゃなくて、お手製コスプレで挑むことになるとは流石に想像してなかったわそれでも…ナンダカンダで事件を解決させた後で「親愛なる隣人」として、ご近所の平和を守ることを選ぶラスト…最後までブレなくて良かった。

あとアレよ。ヴィランのヴァルチャーがひたすら格好良かったのが最高でね。羽毛ジャケットを羽織った禿頭のオッサンがフルヘルメットとデカイ翼を装備しているだけなのに、なんであんなイカしてるんだよお映画版のヴィランで一番秀逸かも。演じるマイケル・キートンも完全な悪じゃないのもエエよな。結果せつないけど。

トニー=アイアンマンが必要以上に出張らず、スパイダーマンの脇を固めるポジだったのも良かったし、それでいてMCUとしての繋がりを感じさせる内容だった。最後にチョロっとペッパー(グウィネス・パルトロー)も久々に出てきたしなあ。この若いピーターが今後どんな活躍を見せるか期待ですなあ次は一体いつなのか。