ハラ   keep on  loving   2018



Spotifyの thee lakesidersのシャッフルから、本当に未知の若いミュージシャンの様々なポップが、たくさん流れ出したのだが、そのクオリティの高さは、以前 Joey dosikや、lemmon twigsに驚いた時と同質の感動で、60年代や70年代のポップやロックを40年間  追い越せなかった理由を、易々と乗り越えている如き音源を聴いて、パンクやヒップホップといったノンミュージックの影響の弱まりと、ネット音源のフリー化も改めて感じ入っている。


このhalaのkeep on lovingは、2018年にシングルでリリースされた、グルーヴィで、ブルーアイドソウルなポップだが、hala自身は、米国の白人ミュージシャンだと ネットでやっとわかった。
 

2016年に出たアルバムをSpotifyで聴き、discogsで調べると、デビューは、良質の拙さがネオアコも匂わせるようなパワーポップ系だが、昨年出たシングル Sorryあたりから、さらにクオリティを上げ、このkeep on lovingは、グッとソウルフル。

70年代のシュギー オーティスのローファイな宅録ソウルに繋がるグッドチューンとなっている。
  モチロン  寂寞としたvaperwave感は、コンテンポラリーだからあるのだけれど、それより ポップ感覚というhalaの才能が、ソングライティングやアレンジに溢れている。

そして繰り返すが、keep on lovingは、もう傑作。

しかしネット上でも  thee lakesidersにはあった、レコ屋のリコメンドすらhalaでは無く、もはや詠み人知らず状態。
それは日本のみならず、米国も同様。

そんなマニアックな新録を、平気でぶち込んでくるSpotifyにも驚き。

で、このkeep on  lovingが、ちょっとインダストリアルな感覚もあるグルーヴィ感あるポップとして、1979年ごろ聴いた suicideのdream baby dreamを思い出させてくれて Spotifyで探したらありました。

それで30年以上振りにお気に入りにも入れて聴いたら、やはり素晴らしい。suicideは、高校の友人が、このdream baby dreamの12インチ持ってて、借りてすこぶる気に入ったという記憶。
 でアルバム聴いたら、全くそうでも無かったというNYのニューウェイブ。

でもこのdream baby dreamは、スペシャル。ヒップホップではない、元祖テクノなループ感と、エリオット マーフィーやルー リードに繋がるNYのヴォガヴォンドなヴォーカルは、美しいロックンロール感覚。

ブロンディなどと同じ、ニューウェイブ期のハンチクなロックンロールな傑作。シャングリラスや、ナンシー シナトラ、あるいはニューヨーク ドールズの流れのやさぐれ感覚。

とそれに、アートリンジーのドリバル カイーミカバーの ドーラもSpotifyから入れて聴いてたりした。
83年ごろ好きだったなあ。これ。
アートが、その後あれほどのブラジルのビッグネームをプロデュースしたりするとは分からなかった頃のブラジリアンカバー。
NYアバンと、ブラジルバイーアの巨匠の絶妙の融合。ドリバル カイーミの偉大なソングライティングを個人的には思い知った1曲。

と、とりとめないのだが、私のニューウェイブ期のもうひとつのフェバリット。プラネッツのfollow the leaderは、Spotifyに無くyou  tubeで聴いた。鈴木慶一がたしか誉めてたような。パンタ&HALLの頃。
でもプラネッツもあの1曲に尽きるのだなあ。
 デフスクール人脈の、バンド。

で  今山下達郎のサンデーソングブックで、ドアーズが流れたが、あのバンドのいけてないグルーヴィー感と、このhalaあたりのローファイ振りは近いと思う。ロビー クリューガーは、結構ファンキーだから。

という訳で、Spotifyとyou tubeは、私の音楽ライフをますますとりとめなくしているが、
halaのkeep on lovingは、ひとまず傑作と断言しておこう。

他4曲は、今触れてきた曲中心で。

スーサイド   dream baby dream
アート リンゼイ   Dora
ハラ  more than anything
アリ オリ  ウッドソン   joy


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