Live Al' Olympia
Edith Lefel
Blue Silver
1997-01-14

エディット ルフェール  contre temps   1997


 


あけましておめでとうございます。
昨年の総括をブログでと思いきや、なんとか暇なしの習いどおり、瞬く間に新年。なにせインディペンデントだから。

そんなやっと辿りついた?新春の穏やかな空気の中、エディット ルフェールという、マルチニクのフレンチカリビアンの素晴らしい一曲を。

先日 ハイチのエメリーヌ ミッシェルを久しぶりにspotifyで聴いて、デビューアルバムしか知らなかった彼女の充実したキャリアを知るにつれ、あのワールドミュージックブーム初期の1989年ごろ、ズークというエレクトロニクカリビアンの歌姫として紹介されたエディット ルフェールを思い出し、spotifyしてみた。

実は カッサブといった人気バンドはもとより、日本で伝統派として高評価のマラヴォアやカリより、彼女のフェミニンでスィートなズークというか、モダーンビギンは一番私の好みだった。

粋なカリビアンクルーナーの男性ヴォーカル ラルフ タマールとのデュエットsos memeなんか最高だった。

 調べると、エディットは、その後エメリーヌ ミッシェル同様、彼の地で人気を博し、スターになったという。二人ともキュートだし。
しかし 残念ながら2003年に39才の若さで亡くなったのだ。私と同世代の女性の早世というと、私は女優の深浦加奈子を思い出した。彼女も、友人の関係で、大学時代から明治大学の校舎で芝居を見ていたから、その後の渋い活躍と、早過ぎる最期には驚いた。

そんなわけで、spotifyで、私は1988年のデビューアルバムしか知らない、エディットのキャリアをなんと、2020年元旦に聴きまくったわけだが、ズークラブという、レゲエのラヴァーズロックにも通じる、柔らかでスィートで、そしてエレガントな仏領マルチニクらしいカリビアンミュージックは、とても素晴らしいのだ。
彼女は、マラヴォアなどの伝統派のビギンなどもしっかり自分の音楽に取り入れているので、生み出されるモダーンなエレクトリックやジャジーなテイストのカリビアンミュージックにも普遍的な魅力がある。

その彼女の人気、実力を伝えるのが、あのパリ オリンピア劇場でのライブ。ここではバックの凄腕の演奏と、熱狂的な観客の歓声の中で、堂々たるエディットの歌声が聴ける、素晴らしいもの。
 シルヴィ バルタンの70年の同劇場のライブや、エリス レジーナのモントルーライブのような、女性シンガーの希有な充実の瞬間を捉えている。

今日紹介するのは、モダーンなカリビアンジャズ的演奏が、かっこいいcontre temps。
 共演のフルーティスト マリオ メスのアグレッシブなフルートソロに寄り添う、エディット ルフェールのエレガントでクールな歌は、彼女がパリで大学時代を過ごしたモダニストだとわかる素晴らしいパフォーマンス。オリジナルのスタジオヴァージョンも聴いたが、圧倒的にこのライブでのテイクが素晴らしい。

エディットは、言ってみれば、他の曲も全部クオリティが高いし、30年ぶりにフレンチクレオールの柔らかな女性ヴォーカルに癒されている。去年の新年は、確かニューオリンズのファッツ ドミノだったが、同じくクレオール的な、柔らかで、位相を変化させるようなエレガンスさは素晴らしい。
粋なのである。そして、深いクールダウン。

先程気がついたが、92年のセカンドアルバムが、contre tempsの初出なのだが、このアルバムも聴いていたような気がしてきた。マラヴォアやカリの共演曲を彼らのアルバムで聴いていたのか。
マルチニクは、 50年代、60年代や、もっと前の30年代、40年代のヴィンテージなビギンも、素晴らしかったはず。ピシンギーニャのショーロや、フリオ デカロのタンゴと聴いていたのが、ワールドミュージック時代。エリントンや、ベイシーの北米ジャズと共に 。

他4曲は、エディット ルフェールと、こちらはハイチのエメリーヌ ミッシェルの1stで私が大好きだった、tankou melodi。
シャーデーも、超えるアーバンモダーンカリビアン。
今日聴いても、まったく色褪せない。
シャーデーも、私は好きだけど。スィーテスト タブーに、スムース オペレイター!英国ジャズがオーバーグラウンドした80's。

他4曲

エディット ルフェール  SOS meme
エディット ルフェール La sirene 
エメリーヌ ミッシェル tankou melodi
エメリーヌ ミッシェル Plezi mize
 






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