One & Only Queen of Hot Gospel
Sister Rosetta Tharpe
Imports
2012-04-10

シスター ロゼッタ サープ  that's all   1942

 最近の私のリスニング履歴は、Spotifyのお陰で相変わらずの耽溺ぶりで、少し書きとめてみると、達郎ラジオのスコット ウオーカー。ほぼ初めて聴くけど、素晴らしい。ロックンロールのセンスで、ボウイやブライアン フェリーにつながる系譜。70年代前後のソロ期の混迷な中の充実。

 spotifyは思いつくままに、ダンハートマンの1stに、ジーン チャンドラーの80年代グルーヴ、大上瑠璃子の1st、それとスティーヴ レイシー初めて聴いた。実はインターネットは、Spotifyのお勧めで聴いて、まったく予備知識なくJust Sainという曲を気に入り聴いてたのだけれど、そこのギタリストなのだな。

まさに時間軸をナチュラルにぶっとばす、ストリーミング世代の音楽。70年代のソウルジャズ感覚に、プリンス的なものが絡むのは、ヒップホップ以上に、私には違和感あるのだが、その音楽のこなれ具合は、誠実の限り。
ただ、宅録的なコラージュ性みたいなものがつきまとうのは、仕方ない。

カーペンターズの最初期のカレンのドラミングでの、バカラックメドレーの映像とか、ニーナ シモンのライブなどの、板の上にたって獲得できる熱量みたいなものは、彼らの音楽にはみつからない。
 逆にそうした宅録でも、ローバジェットなものは、バリバリ肉体性みたいなものが出るのはなぜなのか。
私は詠み人知らず気味の、そうしたテイクに惹かれるのだ。vaporwaveも、あの古いデジタルを拾ってきた様な感覚が愛おしい。


 で今日とりあげるのは、40年代から、ゴスペルマナーのヴォーカルで、テキサス系そのものの、アタックの強いギターソロを弾きながら歌うシスター ロゼッタ サープの that's all。

私はジャンプブルースが再評価の1980年代初頭に、40年代録音のラッキー ミリンダ楽団との共演盤でのテイクが、もう大好きで、良く聴いた。エイモス ミルバーンのウイスキーものや、スリム ゲイラードのチキンリズムなどと共に。

当時は、どマニアックだったシスター ロゼッタ サープだが、いまやネットでは、ロックンロールのオリジネイターなどと、評価も高いロゼッタ。だってあのテキサス系ブルースにも通じる、乾いた、かつでかいギターソロは、その姿とともにかっこいいもの。

 you tubeで ラッキー ミリンダーとの共演の映画用映像が幾つかあるが、テキサスブルースギターと、ゴスペルシャウトが、当時の最新のシティモードである、バウンドするジャンプビートに乗っかるそのブラックエンタテイメントは、もう素晴らしいの一言。

洗練と野卑というポップミュージックのマジックが、ブラックミュージックの成熟に結実したような傑作が、このthat's all。これらの映像は、当時の彼女の人気を物語るが、you tubeには、キャブ キャロウェイと、タップダンスのニコラスブラザーズの映像もあるが、これは奇跡のハーレムルネッサンス。
 マイケル ジャクソンも語っていたアフロアメリカンの遺産。

しかしカーペンターズの70年代のバカラックメロディの映像も、天才の瞬間を捉えたもの。カレンのドラムに、リチャードのアレンジ。プログレである。
70年代、ビートルズに負けないほど売れたのは伊達じゃないのだな。
 オンリーイエスタディのコーラスが、10ccに負けないクオリティなのは、当時から気づいてたけど。
クィーンのボヘミアン ラプソディと言い、70年代半ばはコーラスの時代だったのかも。ビーチボーイズもリバイバルしてたし。

で他4曲は、最近のspotifyのポチ履歴から。

ジーン チャンドラー  God send
フェイルーズ bektob asamehom
ラブリッツ  Love so strong
O C スミス  Together


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