インディペンデントな日々

素敵な音楽をひとつかみ。 シャッフルして出会ったトレジャーから あれこれ。

2015年10月

マンハッタン トランスファー  You are a Viper  1971


マンハッタン・トランスファー
EMIミュージックジャパン
2011-04-20



 最近 配信こそやらないが と言っても月いくらで ネットで落とし放題の時代 。萩原健太もパッケージは 終わりだと 夕刊紙に書いていた。
 じゃアナログレコだとモノ化するからと、新譜のアナログリリースが流行。
 個人的には、DJレアグルーヴの90年代から もう25年 。60年代 70年代のオリジナルは モノ的に コンディションはキツイ印象。
 すると アナログのリイシューだが 音的にはOKでも、ジャケ写のプリントがオリジナルより悪いから なーんて難しい。
 しかし、スマホで聴くなら CDで十分だと思うのだが、コスト的にも安い。ただ オーディオでの再生となると アナログがいいんだよな。
 そして You tubeの 無料再生。これやると、本当に新譜のパッケージ購入は、無くなるかもという気分。
 清竜人も tofebeatも とっくにポストヒャダイン。
 ネットの無料視聴で 気になったのが、
でんぱ組incの「サクラあっぱれーしょん」jintana&emeralds 「honey 」 清竜人曲の夢眠ねむのソロなどなど。
 全部 良い曲なのだが、こうした曲 タワレコまで行って買う気しないもんな。
 ビジネスとして変容するのも当然。

で 話は全く変わり、45年前 、70年代半ばから、80年代にかけて大成功した、ヴォーカリーズ、マンハッタン トランスファーの71年の1st「Jukin」。都会派は何処へやら、最高のジャケも含めたウェスタンスィングの名盤なのだ。

ウェスタンスィングとは、以前紹介した、スリムゲイラードたちの20年代のジャイブを ボブ ウィリスなどが白人カントリー化した、小洒落てアーシー、スィングする気取らないジャズ風ミュージック。
 それを60年代後半からリバイバルさせたのがジム クウェスキン、ダン ヒックス。そして マントラのデビューもこうしたウェスタンスィングだった。

 日本のヒックスヴィルが 昨年このジャケのパロディで WELCOM BACKというアルバムを出した時 なるほどと思った。
このマントラの1stは、本当に とても良い盤だから。

 この曲は 本当かっこいい、スリムゲイラード並み。バックのユニゾンの女性ヴォーカルが良い。意外と ディズニーランドをウロついてると 聞こえてくる音楽かも。
「ジャングルブック」あたり。

これは、アナログ収集の90年代に、馬場のタイムで、ワーナーでマントラが売れた75年ごろ キャピトルが出した再プレス盤を安くて手に入れた記憶がある。
渋谷のHI FI レコードなどで高評価のレコード。

あと ヒックスの真城めぐみと、クロマニヨンズのマーシーとのコラボ「ましまろ」はなんか良いな。マーシーは 忌野氏の多摩系の正統な天才。
 「カローラに乗って」は 岡林の子どもたち。スカパラと ヒロトのコラボも名曲だったなあ。でもみんな50代だよ。


配信もアナログも ブックオフCDも関係ない。
 音楽の力に 乾杯!
良い音楽を聴いて 流行りの「神」なんぞ言わずに、人としてリスペクト。
そして 楽しもう!

「Jukin」 例のCD最後の投げ売りリリースで 日本盤出てたんだ。是非!

他4曲

ローエル ジョージ  two trains 1979
パンタ&ハル   つれなのふりや 1980
サブー マルティネス  TheOracle
Yukako      So in Love 1990



 

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ラス セト ポテンシエス  Free Wind 1976



TTH Records
2008-03-18



先日来のサルサCDの大量入手の中から、
この日本語訳でいいのか、スペルは 
las siete potencias のアルバム「smokin」
1976年のNYサルサから1曲。
TRレーベルという 非ファニア系のサルサレーベルから。
 このレコードに関する 情報は、全てアナログレコード屋さんのリコメンドから。
 サルサ系ライターは 語っていないよう。
しかし、素晴らしいスッキリとした良盤。
 あのレアグルーヴで有名な リカルド マレーロが監修したヴァイヴ奏者ルイス サンチェス率いるコンフントのサルサ。
 ヴァイヴなのでラテンジャズのクールさが ある。でもしっかり ニューヨークサルサ。
76年といえば ファニア オール スターズやエディ パルミエリが 当時のクロスオーバージャズに近づいた時期。
 このレコもまさにその味わい。
しかし 実験作にはなっていない。しっかりとしたサルサの中に成立している。

 マチート プエンテの時代から ジャズはニューヨークラテンの要素。
歌謡のプエルトリコサルサとの違い。
 師匠 リカルド マレーロは、レアグルーヴの大定番だが これは渋いサルサ。
 90年代にリイシューされた、モンゴ サンタマリアの「ソフリート」という、76年のラテンフュージョン色の強いアルバムが好きだったこと思い出した。
 amazonにCDはないが 、なんと配信で全曲買えます。
おかげで このイカしたジャケも見れるという次第。
シュギーオーティズ 清竜人似の出来る顔。ルイ ラミレスにも負けない 素晴らしいヴァイヴ奏者だが アルバムコレだけらしい。他にも 詠み人知らず的な サルサCDがかなりあるので いずれ。


 ブラジルのオス カリオカスの90年盤もネットに出ないけど 大傑作。
当時 新宿のユニオンの4階や HMVのワールドコーナーで新譜で 買い渋った記憶が。だってCD 3000円以上だった。
あの頃 ブラジルはまだアナログも出していたから アナログも、あるはず。
緑の縁ドリにオヤジ4人がジャケ。
 25年たって つくづく名盤だと染みる。
カエターノなどのゲストも良いのだ。

他4曲

カラパナ  What Do I Do  1975
パラシュート  Secrets Of pParadaise 
1980
ルビー ジョンソン  No No No  1968
ヴィヴィアン スタンシャル  king kripple
1981




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ダスティ スプリングフィールド   Breakin'up a Happy Home   1973 



Dusty Springfield
Hip-O Records
2001-02-06







ダスティ スプリングフィールドと言えば英国のブルーアイドソウルな歌姫。
そのハスキーボイスは、60年代 スィンギング ロンドンの時代、そして「イン メンフィス」と フィリー詣でと、最高峰のパフォーマンス。バカラックの インタープリターとしても素晴らしい。

  といったところだが、実は70年代初頭、アトランティックを離れ、ABCダンヒルに移籍、ランバート&ポッターのソングライターチームと組んだ「キャメオ」が 逸品なのだ。セールス的には?だったのだろうが シンガーソングライターの時代の女性シンガーの良盤が輩出したこの頃、黒くてポップな名曲が 収められている。

 それが この「Breakin up〜」。90年代半ばの レアグルーヴ サバービアのアナログ全盛時代、 このダスティのノーマークアルバムに出会った時の喜び!

そしてこの曲は、本当によく出来ている。以前紹介した ミラクルズの「エイント ノーバディ ストレイトリイ イン LA」やマイケル ジャクソン 「ネバ キャン セイ グッバイ 」布施明「 君はバラより美しい(by ミッキー吉野) 」と同レベルの出来と言えば伝わるか?

こうしたレコは、 意外と 当時の新宿ユニオンあたりの ジャズコーナーのフィーメイル ボーカルの箱に600円くらいであった。
 ポップソングのカバーが、ジャズファンに軽く見られたのか、カーメン マクレー 、ペギー リーもちろん ナンシー ウィルソン! ポップフィールドからだと ジャッキー デシャノン 、ルルなど。68年から 74年までの 女性ボーカルレコは密かな買いなのであった。

 ダスティのベストは このダンヒル時代は省かれる事が多いのだが アプレミディ橋本氏 しっかり押さえている。
久しぶりに聴いたが やはり名曲。
 ABCダンヒルデイズも HIP Oで出てるがamazonでは高値。「キャメオ」のイラストジャケも良いのだ。
しかし 流石ネットでは gabriellという方のブログで この曲と 同アルバムのやはりキャッチーな「mama's little girl」を紹介されている。  

 ポール アンカのUA時代みたいなモン。
ディオンやフランキーヴァリも、ニール セダカも70年代半ばまで 揃って素晴らしい。
非ロック系は 侮れない。

 私は いつものBチェーン店で アプレミディベストを500円入手だが、amazonはダンヒルデイズを載せたい。
「キャメオ」のジャケは見れないが。
しかし、アプレミディもオールタイムの選曲で 通しで聞き惚れてしまった。
ピーターナイトの英国オーケストラもいいんだよなあ。

ありがちなシンクロニシティ。先日ラジオで驚いた山本リンダのベストも280円で同時入手。
その「エレガンス」もしっかり収録。三枝成彰氏 クラシックのライターが やはり現代音楽的ポップ。ザッパ、坂本、ヒャダインと同じ。
都倉氏モノでは「ジンジンさせて」と
ハルオフォンカバーの「キリキリ舞い」
が凄い。フレンチポップと 阿久悠!


他4曲

ファットバック バンド  All Day 1975
スティーヴ ミラー     Born to be Blue
1988
湯川潮音    からっ風   2006
山本リンダ   キリキリ舞い  1972



 

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他4曲 パート5

早速 他4曲から

バランサのテーマ  2001

バランサ
Latina
2001-01-25





日本で リオのサンバ 裏山のサンバ
以前紹介した ノエル ホーザたちが 生み出したカバキーニョ 、パンデイロ、 スルド、
クィーカのサンバを 日本で演るグループ。もう20年になるというグループの15年前のセカンドから。
 他国の音楽を精緻に学び、その音楽の素晴らしさを 日本語で親しみを込めて歌う。バランサもこの例にもれない。
ブラジル音楽は、ボッサも含め日本で演る方は多いし、彼らの音楽も素晴らしい。
小野リサ 城戸夕夏 森本タケル 中村善郎
ショーロクラブ 古くは 宝ともこ 生田恵子 浅草サンバカーニバルのアマチュアエスコーラもリンダ3世も!
バランサも パゴージ ライブで聴きたい。


ジョー ジャクソン  Steppin out 1982

Joe Jackson
A&M
1989-10-20



パンクに乗じて、才能はあるが 商業的にはイマイチだったかなりのベテランミュージシャンが 下剋上的に売れたのも、70年代終わりの流れ。コステロもポリスもそのクチ。
英国パブ系が 多いのだが このジョージャクソンもまさにこのタイプ。ダビーな「ビートクレイジー」から 「ジャンピン ジャイヴ」を通してこの「ナイト&デイ」までがベスト。
  この「ステピンアウト」は、80年代の名曲。
NYのナイトグライビンにまで 登りつめた
ジョーの初々しさが魅力。イントロのシンセビートがエバーグリーン。
 アート リンゼイの「レッツ ビー アダルト」も同タイプの名曲。
 ジョーのもうひとつの 名曲「ブレイキン アス イン トゥー」は、バッド フィンガーの 「デイ アフター デイ」を後で知って あまりのメロディの酷似に驚いた記憶がある。

マンフレッド フェスト  Im a Happy 1990

Manfredo Fest
Digital Music Prod
1990-10-25



 60年代の ブラジルのインスト「バランサ 」。アメリカのジャズでない ジャズサンバ。
セルジオ メンデス 、デオダート 、ジョアン ドナット、タンバトリオ みんなピアニスト。みんなアメリカでも活躍したが、このマンフレッド フェストも 60年代終わりに ボサリオに参加。以降 英国 米国のブラジル人として、変わらない素晴らしい活動を続ける。
 これも Bチェーン店でみつけた90年代盤だが 中身の変わらない良さに驚く。
 ブラジル音楽最強説を唱えたくなる普遍の良さ。ボサノバ以降 アメリカのジャズマンがブラジル音楽に飛びつくはず。
 マンフレッド フェストも確信と自信を持って 自身のブラジル性をかなでている。
 隠れた逸品。


 

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ゲイリー マクファーランド  恋はフェニックス   1968


ゲイリー・マクファーランド
インディペンデントレーベル
2004-10-20




まず 前回ブログで スティーブ ミラーに関する内容で 情報の根拠が定かでは無いのに、つまらない中傷めいた事をかいてしまった。後で読み返し 不快なので、削除しました。20年前の記事 しかも他ネットからの伝聞。
深夜に一人で 調子に乗りました。
スティーブ ミラーの音楽大好きなのに。
深く反省。


で、今回は ゲイリー マクファーランド。
白人のヴァイヴ奏者。
サバービアの90年代に 再評価。自身のスカイレーベルも ガボール ザボ、リナ ホーン 、チャック レイニーのソロと ハイセンスで グルーヴィーなイージーリスニングジャズ。ストレイトヘッドなジャズと しても楽しめるジャズを区別しないハイブリッドな音楽性。渡米したナベサダとも演ったりと クールなCTIより あったかいイメージがあったが 71年に突然の死去。

 リー モーガン 、キング カーティスと共に 70年代以降の活動が期待された。惜しまれる早世である。


これは、 ジミー ウエッブ作 グレン キャンベルの大ヒットのカバー。そこを素材に 絶妙のアレンジで クールに聞かす。
 このクールさは、激しい政治の時代への
ささやかなアンティテーゼだったのかもしれない。その静かな批評性が 、イージーリスニングでは、決して無いジャズ性をもたらしている。

 チャック レイニーや、グラディ テイトの参加が インパルス時代以上に、70年代に向けての新しい流れを感じさせるのも魅力。その後 シンガーソングライター性の強い「トゥデイ」と、シリアスな「アメリカ ザ ビューティフル」が、ラストアルバムとなった。

 CTIには、こうした感覚は無い。音楽の構造のみの ハイセンスリスニングジャズ。それが クリード テイラーなのだろう。60年代のヴァーヴとインパルスの違いからも、感じる差異だと気がついた。
 私は ゲイリーのアルバムは、基本的に全て好きである。スカイレーベルのレコードも。


他4曲
マルコム マクラーレン  Song for Chango1985
カル ジェイダー   Tokyo Blues  1963
10cc    Silly Love 1972
レ フェレール  Ocean  2006
 


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