2012年06月
対音楽
アーティスト:中村一義
販売元:FIVE D plus
(2012-07-11)
販売元:Amazon.co.jp
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ベートーベンをテーマにした、中村一義ソロ10年ぶりのアルバム。すっごく、楽しみです!!
中村一義の曲はすばらしいものが多いですが、いま、すぐに思いついたのは「キャノンボール」の想い出。
経済産業省に入って一年目、国会答弁事務を終えて早朝に帰ってきました。
布団に入って寝過ごすとまずいので、しかたなくコタツでうとうとしてて、新譜CDで聞いた「キャノンボール」が忘れられません。
「そこで愛が待つゆえに。愛が待つゆえに、僕は往く。僕は死ぬように生きていたくはない。」
ゆっくりと日が昇る夜明けを待つように、しっかりとリズムを刻むギターから、サビに入ると、朝日を浴びて歓喜するしたかのように美しいハーモニー。
この曲のはいったアルバム100sが中村一義ソロ名義でのアルバムの区切りとなって、その後、バンド100sとしての活動に軸足を移していきます。
クラシックは大人になってから聞きはじめました。そんなに曲を沢山知っているわけではありませんが、特に、ベートーベンの第九の第四楽章にはいつも力をもらいます。
特に好きな部分は、独唱・合唱に入る前、おなじみの主旋律をバイオリン(?)で奏でながら、その裏で別のメロディーが流れる部分です。この部分のハーモニーは、何度聞いても美しく、聞きほれます。
それから、大合唱の直前で、疾走感あふれるバイオリンの細かなフレーズの続く部分も、その後の大合唱との対比でいつもすがすがしく感じます。昔見た、ベートーベンの映画では、このフレーズをバックに、幼い日ベートーベンが夜の野外を走り去っていました。
こういう美しさ、すばらしさって、なんで、もっと若いうちに聞いておかなかったのか、と後悔しました。まあ、教養がなかった、ってことですね。
ということで、私の好きな中村一義が、ベートーベンをテーマにアルバムを作ったというので、期待大です!!
今週の週刊ダイヤモンドは、生活保護特集。
熱海市議会でも、6月定例会では、生活保護の問題が大きな議論となりました。
近年、生活保護が増えているのは、高齢者の世帯と生産年齢の世帯。前者は高齢化が進む中で年金が十分でない(あるいはない)方を生活保護制度で支えている姿でしょう。そして、この特集では、とりわけ後者、すなわち十分に働くことができる年齢、世代の保護受給が増えていることを中心に取り上げていました。
その中で、データのひとつとして、東京23区の保護受給の現状について分析。足立区の保護率が台東区についで多いことに着目し、さらに、その要因が都営住宅の多さにある、と解説しています。
私も、東京にいるときは足立区に住んでいましたが、確かに都営住宅が大変多い土地です。とりわけ、電車の便があまりよくない土地に、多くの都営住宅(公営住宅)が建っていました。
東京都では、都営住宅の入居には平均30倍の競争率を勝ち抜く必要がありますが、生活保護受給者は抽選券を1枚ではなく7枚もらえるということらしく、そこで補助受給者が都営住宅に集まりやすい、と解説しています。
このような抽選の面での優遇はともかく、熱海市でも、公共住宅は大変多く、足立区に類似する部分があるといえるかもしれません。
また、今後の政策提案として、一部の生活保護受給者に手厚い(保護費に加えて、医療扶助や交通支援なども)という体系から、支援メニューを細かく分けて、必要な人に必要な支援を(例えば、持ち家はあるが年金収入は少なく、医療費がかかる場合に、医療費扶助だけ適用する、というイメージでしょうか)、といったことが書かれています。
本当に生活に困窮する方々を社会全体でどう支えていくか、あるいはその影にあって自立しているけれど実際には生活の苦しい方の生活をどう守っていくか、地方自治体から声を上げながら国でしっかりとした制度設計をしてほしいと思います。
ここでは、沢山の利用者の方が、少ない職員の皆さんと一緒に、軽易な作業をしています。
傷害の程度によって、できる作業にも幅があり、また、同じ方でも体調等により波があります。
これは、市内の旅館等で使うアメニティの袋に、歯ブラシなどを入れているものです。
このように、大きなバスタオルをきれいにつめて、のしをつける作業もありますが、こちらは、利用者の方ではかなり難しく、職員の方の力による部分が多いようです。
ここでは、名刺や年賀状、封筒などの印刷も受けています。市役所で使う名刺の印刷もここで頼んでいます。
施設長とお話をする中で、第一に、定期的に現場を見る必要性、第二に、公共機関をはじめとする関係者が優先調達をする必要性などを感じました。
利用者の方の親族も高齢化が進み、こうした傷害を持つ方をこれから社会としてどのように支えていくのか、しっかりと考えなくてはなりません。現場の皆さんのご努力に頭が下がる現場視察でした。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20120621.html
企業の保養所を無料で借り上げ、徹底した節電をし、従業員には複数の役割を担ってもらうなどの経営改革で、1泊朝食付きで5250円、夕食をつけても8400円というから驚きです。
一般的な家族が年に使う旅行代金は10万円というデータから、四季に一度は家族で旅行をして欲しいという想いに連なり、その追求がこのビジネスモデルに集約しているのでしょう。
宿泊産業がお客様に提供する価値は突き詰めると何か。三菱地所の社員からの転身によるベンチャー企業で、いわば異業種の参入で起きたビジネスモデルの一つの進化系なのだと思います。
どんなビジネスモデルを目指すのかは、旅館・ホテルによって異なるでしょう。ただはっきりしているのは、イノベーション、経営革新に取り組んでいかない限り、これからの宿泊産業は大変厳しいということで、業界とともに、熱海でもその機運と取り組みを活性化していくことが必要と思います。
tanabekuniharu