June 26, 2017

矢印でまくり

漫画とかドラマの登場人物相関図みたいなのあるでしょ。
登場人物の顔がたくさん描かれていて、それぞれから他のキャラに向けて矢印がのびてるやつ。「兄弟」、「ライバル」、「尊敬」、「敵対関係」、「淡い恋心」みたいなのが説明書きでついてるやつ。

ゆうべはライブを観ていてそんな矢印がたくさん見えた気がした。

ミーワムーラという歌とギターによる二人組ユニットのライブ。ゆうべはバンド編成でってことで、リズム隊がドブロクの二人で、さらにパーカッションに小松崎政雄さん。
歌と演奏が素晴らしいのはもちろんのこと、色んな方向に矢印が見えたのでとてもドラマチックに感じました。

ミーワムーラのミワちゃんと村重さんは大工の師弟関係でもあるのでその矢印もあったわけなんだが、僕が見た矢印は音楽的なこと。
それは「あ、この人は今あっちの楽器の演奏に意識を向けているな!」という矢印。
ベースからドラムに矢印、ドラムからパーカッションに矢印、パーカッションからギターに矢印、ギターから歌に矢印、歌からドラムに矢印、ドラムからギターに矢印…。
無数の矢印がどんどん展開される。その連鎖で音楽がどんどん豊かになっていく。

これはかなりドラマチックな体験で、「うわー!感動〜〜!」っていう皮膚感覚の感動ではなく、心の深いところが静かに感動する感じ。

バンド全体のリハーサル時間がほとんど取れなかったとのことで、演奏している本人達は必死でピリついた部分もあったかも知れないが、そのピリつきはまったく気にならない。
表面上のあたたかな演出や実生活での人間関係におけるドラマ性よりも(それも大切だけど)、演奏してるその瞬間にビシビシ出まくる矢印の応酬のドラマ性の方に僕は感動してしまう。

ゆうべみたいな演奏を観たことで得た感動を、自分の演奏にもフィードバックできたらいいなと思うのです。

余談ですが、もうすぐ誕生日だというミワちゃんに何かあげようと思って財布をゴソゴソやったらファミマで当たったキリンラガービールの無料券が出てきたのでそれをあげました。
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tanakakanji77 at 14:12|Permalink

June 24, 2017

三つの要素に想像力を

「言葉だけ」の表現があって、「音だけ」の表現があって、「言葉と音」の両方を使った表現がある。
さらに、「言葉と音と映像」を使った表現がある。
それぞれの表現に優劣はない。手法の違いってだけの話。

発信者の意図が伝わることがもっとも大切なこと。
要素が少ない方がストレートに伝わりやすいこともあるし、色んな要素が加わることで間口が広がってわかりやすくなることもある。
要するにどの手法をとるかは発信者のセンス次第であり、センスが悪い表現は要素が少なかろうが多かろうが伝わりにくい。ということなのかも知れない。

「言葉」と「音」と「映像」の三つの要素を使ったMVが完成しました。
「みんなの戦争」。
ハッキリ言っておそるべきクオリティー。
これもたくさんの人の協力のおかげで完成しました。

監督は松崎ナオちゃん。その発想力と作品に対する愛情はすさまじい。
撮影は藤原美保子さん。ドブロクの1stアルバムのアー写を撮ってもらった以来の共同作業。

MV前半部分ではたくさんの人にエキストラ参加してもらいました。
バンド友達、お客さん、元メンバーも!子供たち、遠く新潟からわざわざ駆けつけてくれた方も。ありがとうございます。
映像の中ではそれぞれほんの一秒二秒くらいだけど、その一秒二秒の積み重ねが作品になっているわけで、時間の大小は問題ではないのです。

MV後半部分は四谷OutBreak!の深夜の時間帯を使わせてもらいました。(映像の中の白い空間が、普段は真っ黒のライブハウスなのですよ!言われなきゃわかんない。言われてもわかんない。)
スタッフの葉月ちゃんにはずっと立ち会ってもらったばかりか、照明までやってもらっちゃいました。

なにはともあれ、ご覧くださいませ。
「言葉」、「音」、「映像」の三つに、あなたの「想像力」が加わることを願って。

https://youtu.be/Kw7fpXz-3gM

tanakakanji77 at 12:14|Permalink

June 22, 2017

丁寧に作った方がいい

必要な物をすべて段ボール箱に梱包して、深夜のファミリーマートから発送。
メンバーみんなで「いってらっしゃい」って言ったとか言わないとか。(言ってない)

深夜にメンバーとレーベル代表らぁめんと集まって、全国のCD屋さんから注文を受けた分の発送作業。
CDにシールを貼ったりコメントカードを書いたり手作りポップを同封したり。去年末から始まったレコーディングが、ミックス、ジャケ制作、プレス等を経て最後の行程「流通会社の倉庫に発送」が無事完了。

発泡ボードを駆使したポップはダッハーラメンバーが作成。これがCD屋さんでバーンと展開されている様を想像すると震える。
コメントカードも、1000枚とかだったら無理だけど、手描きできる数だったから手描きでやってみた。
紙を切って絵を描いて絵の具で色塗って文字を書いて、って、年賀状を書く時みたいな感じで。
こういうのは、丁寧に作った方がいいということを経験的に知ってる。「心を込めてます」アピールっていうのではなくて、コメントカードやポップまで含めて作品という発想でいた方が作品自体の力を最大限引き出せるのだ。

発送した段ボール箱には、お店ごとに違う「予約特典」も入れました。
■HMV : ゴリラステッカー(素材とサイズ感がとてもグッド!)
■ビレッジバンガード : ポストカード(戦争編)
■タワーレコード : ポストカード(平和編)

「◯◯で予約してください!」ってアナウンスするのもアレなので、それぞれ違う特典を用意しました。生活圏で行きやすい所にあるお店で予約してもらえたら嬉しいです。

あとは、店頭に並ぶのを待つだけ。(そして買ってもらえるのを待つだけ。)
よろしくお願いします。

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tanakakanji77 at 12:46|Permalink

June 18, 2017

絵を観ながら少しずつ知ること


大学時代の数少ない友人である塚本に誘われて東京ステーショナルギャラリーへ。
アドルフ・ヴェルフリ展。
この人のことをまったく知らないまま展示を観てまわった。展示された絵を観ながら解説を読みながら彼のことを少しずつ知っていく感じが楽しい。
どうやらかなり不遇な少年時代、青年時代を経て、35歳で精神病を発症して病院の中で絵を描き始めたらしい。
少年時代から現在、未来の展望を絵や文字や時にはコラージュなどを盛り込んだ細かくてファニーで執拗な作品群をまとめて観ていると、かなりクる。
かなり笑えるし、かなりグッとくる。
天才はズルイよな、なんていうそれを言っちゃあおしまいよ的な感想を抱きつつ、展示を観終わる。(なんか既視感のある絵だなと感じていたんだが、テコの原理というバンドのグルパリ君が描く絵のタッチに似てるんだと後で気づいた)
彼の絵や文章をキチンと保存していた病院はエライな。

展示室を出て物販コーナーへ行くと、画集やポストカードなどと並んで色鉛筆なんかも売られていてじんわりいいなと思う。
僕はペン売り場の誰かが書いたためしがきを見るのが大好きで、いつもチェックしてしまうんだが、ここでは文字だけじゃなくて絵もためしがきされていて本当にいいなと思ったのです!

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tanakakanji77 at 22:31|Permalink

June 17, 2017

ふた口目で飽きた

冷やし中華 という食べ物。
好きでも嫌いでもない。あれば食べる。なければ食べない。(そりゃそうだ)てか、自ら冷やし中華を求めてお店に行ったことはない。

先週、バンドメンバーと一緒にデカイ餃子が有名なお店に行った。
メンバー二人は何の迷いもなく餃子とライスを注文。しかし僕はどうも餃子って感じではなく、かと言ってラーメンでもない、そんな気持ち。どーすっかなーと思っていたらメニューに「冷やし中華(夏季のみ)」の文字が。

これだ。
こういう時に食べるもんなんだな、冷やし中華って。
なんだか新鮮な気持ちで冷やし中華を注文。「冷やし中華ください」って口に出したの、人生初だよ!と、少し興奮。

しばらくして冷やし中華が目の前に出てきた。
この時、僕は結構ドキドキしていた。これまで何の感情も持っていなかった食べ物を、自分でわざわざ注文して食べようとしている。
もしかしたら今日を境に冷やし中華フリークになるのかも知れない。
この一皿を食べる前と食べた後で、自分の好きなものリストにひとつ加わるかも知れないのだ。(ちなみに僕は一度好きになった食べ物はかなりしつこく食べ続ける習性があるので、この夏は毎日冷やし中華を食べ続ける可能性だって大いにあるわけだ)
好きなものがひとつ増えるというのは、かなり大したこと。大事件だ。
その瞬間をまさに迎えようとしていた。

そんな静かに熱い感情をたぎらせながら食べた冷やし中華。
結果から言うと、ふた口目で飽きた。
いや、正確に言えば、ひと口食べて「次のひと口で飽きるな、俺」と思ったので、ひと口目ですでに飽きていたのかも知れない。

だからと言って、「冷やし中華 嫌い」になったわけでもないのがおもしろいところ。別にマズイわけではないのだ。ただふた口弱で飽きただけ。
好きでも嫌いでもない、あれば食べるなければ食べないという、これまでと1ミリも変わらない評価。
冷やし中華。不思議な食べ物だ。

そんな僕の心中を知ってか知らずか、カウンター横並びに座ったメンバー二人は餃子とライスを美味そうにほおばっていた。

tanakakanji77 at 18:09|Permalink

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