March 25, 2017

感謝の気持ちを伝えられたかな?

ちゃんと感謝の気持ちを伝えられたかな?
と、不安になる。
ぼくの中では感謝の気持ちでいっぱいで、「ありがとう!」と、心を込めて言ったつもりではあるけれど、得てして言葉は伝わりにくいもので自分が思ってるよりも5割増しくらいで言わないと伝らないこともあるわけで、うーん、もっとエモーショナルに感謝の気持ちを伝えるべきだったか!?なんて思ったりもするけれど、そもそもわざとらしかったり過剰なものがあまり好きではないからなーなんてグルグル考えちゃってる。

何の話かと言えば、ドブロクのアルバムの最終MIXが終了しました。
アレンジや演奏で参加してくれたhuenicaの二人や、クロダセイイチ君がわざわざ立ち合ってくれて、完成の瞬間をみんなで迎えたのです。
曲間決めもみんなで。(アルバムトータルの印象を決めるので、実はコレがとても重要)
「あと0.5秒ちぢめよう!」とか、「うーん、ここはたっぷり3秒か」とか、シビアながらも楽しい時間でした。

この作品、ドブロクの力4割、ゲストミュージシャンとエンジニアの力6割、って感じかなと思ってます。
その感謝の気持ちをちゃんと伝えられたかな?と。
不安になったりもするけど、また今度会った時に改めてお礼を言うことにします。

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tanakakanji77 at 14:49|Permalink

March 23, 2017

頭クラクラする川柳

「川柳は 五七五なら それで良し?」

なんていう川柳を思わず叫んでしまいたくなるような、この川柳優秀作品たち。


川柳って、上手いこと言ってたり、ピリリと風刺が効いてたり(この表現も好きじゃないが)、そういうのを五七五という規制の中に落とし込むからこその斬新な言葉づかいだったりユニークな発想だったりがおもしろいんじゃなかったか?
俺の中での川柳ってそういう認識だったんだが、この「優秀作品」たちを見る限りそうではないようだ。


『温泉で 雲の切れ間にオリオン座』
とか、
『帰宅して 子供といっしょに みかんぶろ』
とか、風景描写と言うのもおこがましいような文章。てか日記?
その文字の羅列から何を受け取ればいいんだ?

『トランプが 危険なゲームと 知った年』
とか、おそらくトランプ大統領のことを皮肉ってるんだろうけど、それにしても!って感じ。
もうひとつ何かエッセンスがないとトランプ大統領のことだよということが補完されないんじゃないか。

「そんなの、こんなに少ない文字数の中でやるなんて無理だよ!」って言うのか?
いやいや、少ない文字数の中でそれをやるからこその感動だったり賞賛だったりでしょ。

これらが「優秀作品」というのなら、他の応募作品は一体ぜんたいどんなものだったんだ!?
審査員の方々の悲鳴と胃痛を想像するだけでこっちも頭がクラクラする。
てか、審査員はちゃんと選んでんのか?そんならこんな企画やめちゃえやめちゃえ。

今もあるのか知らないが、おーいお茶のラベルに展開されてた川柳コーナーの作品もこんな感じのクオリティで、「逆に」おもしろいっていう、よくわからない味わい方になってしまってる。
もしかしたら、仕事の合間に飲むペットボトルのお茶だったり、高速道路のサービスエリアで小休止してる時にぼんやり眺める掲示板に書かれてる川柳が上手すぎるのはNG!っていう理念のもとに厳正なる審査がなされているのではないかと勘ぐってしまう。
美味すぎるカップラーメンはダメだと日清だかなんだかが言ってたのと同じ理屈で。

そんなことを思う、ここはニューアルバムの最終ミックスが行われているレコーディングスタジオ。
エンジニア緒方君がもろもろ音の調整をしてくれてるのを待っているのでした。
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tanakakanji77 at 13:49|Permalink

March 21, 2017

星野源の話を姪っ子とした話

姪っ子とドライブ。
僕が運転して、助手席に姪っ子。
今年高校生になる姪っ子は、星野源が大好きだということで、カーステレオ(って言い方、イマドキするのか?)で星野源をずっと流す。
色々と話していたら、去年ヒットしたドラマから星野源にハマったそうなんだが、そこからどんどんさかのぼってアルバムを買い揃えているという。
さらに、星野源がかつてバンドをやっていたということを知って、サケロックにまでたどり着いていると聞いて僕は感動した。

サケロックは歌がないインストバンドなので、「源くん、かわいいー、歌も超イイし!」って感じの星野源ファンであればサケロックを一聴して「なんだ、歌がないじゃん、ツマンナーイ」ってなりそうなもんだけど、姪っ子は違ったのだ。
カーステレオから流れる星野源の曲を聴きながらこんなことを言う。「ここのピッピッてきざんでるギターが好き」とか「ここのオルガンのフレーズがいい」とか、それってつまり「星野源が好き」であるのと同時に「星野源の音楽」が好きってことなんだよね!と、オジさんは感動してしまうのだ。(ちなみに僕のことをオジさんとは呼ばず、カンちゃんと呼ぶ)

姪っ子が歌メロや歌詞だけを聴くのではなくて全体のアンサンブルを楽しむという、実に音楽的な聴き方をしていることにじんわり感動する。
吹奏楽部に在籍していたことが音楽の聴き方の訓練になったのかも知れない。

ドライブしながら話してて、さらに驚くことが。
姪っ子は星野源をどんどん掘り下げていって、星野源と交流のあるバナナマンにも興味を持ち始めているというのだ。
バナナマンのラジオのリスナーである僕としては、「うお!よくぞ!」ってなもんだが、バナナマンのラジオは下ネタ率が高いので少しだけ心配。ではある。が、深夜ラジオのヘビーリスナーの女子高生ってすげえイイじゃん!とも思うのだ。

余談だが、お正月に僕はお年玉として「この世界の片隅に」の漫画を姪っ子にプレゼントした。
姪っ子も「おもしろかったよ」とは言っていたが、それよりも姪っ子の母親であるところの僕の姉の方がドハマり。号泣しながら読み終えたという。まあ、そうなるだろうなと予想はしていたが。
姪っ子に関しては、あと十年後とかに読み返した時にズドーンとくればいいかなと思っている。

tanakakanji77 at 16:44|Permalink

March 14, 2017

執念みせるよ、13周年

「今年、このライブハウスは35周年を迎えます。35歳って人間に換算すれば100歳くらいなんじゃないかな」
35周年の時にこう言ったのは新宿JAMというライブハウスの店長、石塚さんだ。

なぜ犬猫の年齢換算をライブハウスにも適用してんだよッ!!
と、激しくツッコンだ記憶がある。
とても好きな話だ。

全国のライブハウスでは「周年月間」というのがあって、要するにそのお店ができた月をまるまる一ヶ月かけて盛り上げていく。
その店ならではの企画を組んだり、普段ではできないような無謀なことにチャレンジしたり。ゆかりのあるバンドを呼んでイベントを企画したり。
なにしろ、その一ヶ月は愛情をたっぷり注いでお祝いする。そんな周年月間に呼ばれるのはバンドとして光栄なことなのだ。

京都nanoというライブハウスに、周年月間にはここ何年かずっと呼んでもらってライブしている。nanoは大好きだからとても嬉しい。
nanoはちょっと変わったお店で、まー子おばちゃんという人が「音楽家たちが心ゆくまで演奏できる場所を作りたい」という気持ちで始めたお店。
でも、まー子おばちゃんはライブハウスには欠かせない音響のこととかわからないから、知り合いのモグラさんという人をPA兼店長として迎えた。
そうして13年やってきた。
ライブ中、ステージから二人のことが見える。
まー子おばちゃんはバーカウンターでお酒を作りながら「イェーイ」ってノリノリだし、PAブースのモグラさんもノリノリでツマミをいじる(火がついたら職場放棄してフロアに飛び出て踊る)。

お店の顔である二人がゴキゲンでやっていて、バンドのテンションが上がらないわけがない。nanoでのライブがいつも良い演奏ができるのは、そういった相乗効果があるからなんだと思う。

ありがたいことに今年もドブロクは周年月間に呼ばれて、明日3月15日に登場。
共演の鈴木実貴子ズやダイバーキリンは馴染み深いバンドだし、初めて顔を合わせるバンドもあってちょうどいい緊張感のブッキング。
モグラさんは直接どーのこーのは言わないが、送られてきたメールに記載されたメンツや出順から無言のメッセージを感じる。
どんな想いでこのメンツを組んだのか、それぞれにどんな役目を期待しているのか、オレの期待値を軽くぶっ壊してくれるよな!?という無言のメッセージを読み取って静かに熱くなるのだ。

どんな夜になるのか、楽しみです。
関西にお住いの方々、もろもろタイミングが合えば是非遊びに来てください。nanoはいわゆるライブハウスっぽくない、キレイなハコです。ホール内禁煙というのも嬉しいね。

余談だが、もうひとつnanoの注目ポイントはバンドが終わった後のBGM。
多くのライブハウスは、その日のBGMのCDなりプレイリストなりが決まっていて、バンドとバンドの転換中はずっとソレを流す。
しかし、nanoは違う。
バンドがどういうライブでどういう所に着地したかで、PAモグラさんがその直後にかける曲を決める。まるでDJのように。
それによって、ひとつのバンドの演奏がちゃんと大きな音楽の流れとつながっているのだということを感じることができる。
僕らは小さなハコで30分程度演奏しただけかも知れないが、それは確かに先人達の遺した歴史の延長線上にあるものであり、この30分は決して切り離された時間ではないのだと感じることができる。
ドラマやストーリーが大切にされているのだ。

去年、ドブロクがnanoでライブやった時、ライブ前にモグラさんと「憧れのズボンズとようやくタイバンできるんです」「そら良かったな!」みたいに話してて、いざドブロクのライブが終わった瞬間、ズボンズがBGMでかかって、ウォーッてなったものだ。チラッとモグラさんを見たらニヤリとしていた。

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tanakakanji77 at 15:44|Permalink

March 12, 2017

保存と経年変化

「バンドの保存状態がとても良い」と、Sister Paulススムさんは言った。
ススムさんがイギリスから呼んだ70年代パンクムーブメントから現役のThe Shapesのことだ。

「保存状態が良い」という表現がおもしろく新鮮で、どういうことですか?と聞くと、どうやら70年代からバンドは継続しているもののライブ自体は年に一、二回やればいいところ。
毎回ライブ前にリハーサルやって曲を思い出すのに必死で、新しいことに着手するどころではないと。いい意味で「ずっと変わってない」状態。
それをススムさんは「保存状態が良い」と表現したのだ。

対する我々ドブロク。「保存状態」とは逆のことをやり続けている。変わり続けている。意識的にも無意識的にも、変わらざるを得ないと言った方がいいのか。
そもそも日本におけるロックミュージックというものは自家製のものではなくて、それこそイギリスだったりアメリカだったりから輸入してきたもの。
それが長い年月かけて、色んな影響を受けつつ変わってきた。いとうせいこうが言うところのヒップホップ経年変化よろしく、ロック経年変化といったところか。

ゆうべは、「保存状態が良い」The Shapesと、ロック経年変化まっただなかのドブロクが共演だったわけです。

そういったストーリーというか、見所というか、視点をひとつ加えるとライブイベントがぐっと楽しくなる。
おそらくそれはライブイベントに限ったことではなくて、日常生活においても言えることなんだろうと思う。

マンガひとつ読むにしても、それが連載されていた時の時代背景や同じ時期に連載していた他のマンガを想像したり、作者の前後の作品を思ってみたり。
お酒ひとつ飲むにしても、それがどこで作られてどんなルートでここにあるのか。同じ酒蔵、同じメーカーで作られているお酒のことを思ったり。
想像したり調べてみたり、それだけで世界はぐっと広がるし楽しくなる。

そういうわけで、ゆうべのライブイベントはとても有意義だったのだ。

tanakakanji77 at 14:44|Permalink

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