December 2013

December 31, 2013

ジワジワくるやつ

「ジワジワくる」というのは最近よく使われる言葉です。

「その話、ジワジワくるねー」とか、「この写真、ジワジワくるわー」とか、「あのギャグ、ジワジワくるよねー」みたいな感じで使われます。

ポジティブなニュアンスで使われることが多いですが、本来の意味と違ってきてないか?と思うわけです。
便利な言葉になり下がってやいないか?と思うわけです。



友達から一枚の写真を見せられたとします。「この写真、おもしろいでしょ?」ってな感じで。それを口には出さないけど、そのプレッシャーはほんのり感じる。

例えばたまたま変な顔に撮れちゃった、その友達の写真。
変な顔ではあるけど、爆笑するほどではない。
でも、ツマラナイとも切り捨てられない。
そんな時に使うと便利。

「ジワジワくるねー、この表情!」


どうですか。
すべてがまるく収まるんじゃないですか。


「ジワジワくる」って、要するに「爆発力がない」ってことなのです。

本当のジワジワくるやつは、最初の爆発力こそないですが、コップに少しずつ水を注ぐように時間の経過とともに「おもしろみ」が満たされていって、やがてコップの水が一杯になった瞬間、パッと見の爆発力なんかとは比べものにならないレベルの爆発が起きる。
そしてその水は溢れ続けるので、爆発は長く継続する。

これが本当の「ジワジワくる」やつなんだと思うのだけど、
今巷で使われている「ジワジワくる」は、「爆発力はないけどなんとなくおもしろいかも」程度のものなんです。
そんな程度じゃコップに水がたまっていくはずもないのに、「爆発力がない」=「ジワジワくる」という誤変換をしてしまって、結果、ジワジワくるやつが世にあふれてしまうわけです。

このまま行くと、「特技は似てないモノマネでーす」みたいなのと同レベルになりそうで怖いです。
もともとの意味が良いだけに、誤変換が繰り返されると、意味が変わってしまうのが残念でならないです。



一年の最後に、ヘリクツ野郎Aチームな話題ですみません。
良くも悪くも、これがリアルです。

良いお年を!

tanakakanji77 at 08:54|Permalink

December 30, 2013

急激にそして局地的に

今年ハマった食べ物がいくつかあります。
振り返ってみると、「ビールに合う」ことと「安く、手軽にできる」ことが条件であることに気づく。
無意識に、そういう選択をしていたのだな。

最初に言っておきますが、食べ方が特に斬新であるわけではないです。
食べ方としてはオーソドックスではあるけれど、何故か急激にそして局地的にハマってしまったモノ達です。


まずは、絹ごし豆腐にしょうゆと豆板醤つけて食べるやつ。冷静に考えたら、原材料が全部一緒なんだけど、あれはハマった。

次は竹輪にわさびをつけて食べるやつ。
これは、しょうゆをつけず、竹輪の穴の部分にわさびをちょこっとぶっこんで食べる。
実にシンプルで良かった。

次は、みょうが。
みょうがを細く切ったやつにしょうゆをかけて食べる。
これは本当に毎日食べた。


そして、最終的には以上のみっつを融合させたやつを食べていました。

絹ごし豆腐の上に、細く切った竹輪とみょうがをのせて、しょうゆをかけて食べる。アクセントでたまに豆板醤。揚げ玉をかけても吉。


これは、こうして文章を書いているだけでもウズウズしてくるくらいのうまさです。

残念なのは、みょうがのシーズンが終わってしまい、価格が高騰したため、今はみょうがを食べられないこと。
きのうチラッとスーパーで確認したら、300円でした。
これは手が出ない。
いや、出るよ、もちろん。買おうと思えば買える。
でも、300円のみょうがを買うのは僕の美学からは外れてしまうのです。

来年の夏まで、みょうがはおあずけです。

tanakakanji77 at 11:09|Permalink

December 29, 2013

突如あらわれる

富士山は、何度見ても圧倒されてしまう。
「すげーなー」と、心の中でつぶやいてしまう。


鈍行列車で浜松に帰省。
車内はまあまあの混み具合で、ドア付近に立つ俺。

夕刻、夕暮れに染まって街や雲はピンク色。
その色に見とれていると、窓の外に突如現れた富士山。
そう、富士山はまさに突如って感じで現れるのだ。
静岡県を通過中だから、そろそろ富士山が現れるということはわかってるはずなのに、突如に感じてしまう。
大阪の万博公園の太陽の塔の唐突感に似ている。



ピンク色に染まった富士山をボーッと眺め続ける。

「いつもそこにあるもの」なのに、この圧倒的な感じは何なんだろう。
例えば、綿密に準備をして行われるイリュージョン的な興行を、お金を払ってどこかのホールで観たような感動。観たことないけど。
しかし、富士山は無料で見られるのだ。
「いつでも誰でも無料で見られるもの」なのに、この感動は何なんだろう。


そんなことを考えていたら、カップルが「あー!富士山だー!」と盛り上がり始めて、案の定、写メを撮り始めた。
が、窓に映りこんだ俺の姿もきっと入っちゃってるよ。
悪りいね。
でもどうせその写真、撮った瞬間がピークで、後はただの資料に成り下がるわけでしょ。撮ったという事実が欲しいだけでしょ。

それならば、写メを撮る間も惜しんで、眼球に焼き付けるべく富士山をガン見する俺の方が正しいし、そもそもあの手の感動というのは、写メしたものを後から見て追体験できるようなものではなく、その場でどれだけ強烈に見たかということが大切になってくるものなのだ。



tanakakanji77 at 10:32|Permalink

December 28, 2013

きっちり保存

忘年会まっさかり。
終電まぎわの新宿駅ホーム、すみっこの方に20代くらいの女性がふたり。
ひとりはかがみこんじゃっている。
どうやら飲みすぎて具合悪くなっちゃった様子。
もうひとりは心配そうな顔で介抱している。
で、介抱している方は、いつゲロを吐いてもいいように手に袋を持ってスタンバイしている。

大変だなーと思って、よくよく見てみると、その袋がジップロック!

ゲロを入れる袋がジップロック!
ぴっちり密閉してきっちり保存!?

まあ多分、「やばいやばい、なんか袋ないかな」と思ってバッグをあさったらたまたま出てきたのがジップロックってことなんだと思うけど。
それにしても、よりによって!

本人達が、そのおかしさに気づいているかどうかは不明。

tanakakanji77 at 12:42|Permalink

December 26, 2013

年末兄さんと年の瀬師匠

きのうまでは「年末」とか「年の瀬」とかいう言葉は、クリスマス先輩に気をつかってなんとなくタブーだったのに、クリスマス先輩が実家に帰った瞬間、「年末兄さん」と「年の瀬師匠」が発言権を持ちます。

一気に年末感が加速。
毎年のことながら、その急激な加速にビックリします。


で、それと同時に解禁になるあいさつがあります。

「良いお年を」

これね、12月26日から31日までの一週間限定あいさつ。
もちろん、12月に入ったあたりからなんとなく使ってもいいような感じはあるけど、
言ってみれば「良いお年を」って、「今年はもう会いませんよね」って意味でもあるわけだし、12月前半で言うのはまだ早い。
12月中盤あたりからそろそろ使ってもいいかなってなもんなんだけど、そのあたりはクリスマス先輩が頑張ってるから、それを無視して年末のあいさつするのも気がひける。

だから、クリスマス先輩が仕事を終えて、実家に帰るのを見届けてから、ようやく大手を振って「良いお年を!」と言えるようになる。


あいさつにも色々とあるけど、一年の間で一週間しか使われないのなんて他にありますか?
ないです!(よく吟味もせずに断言)

僕は、この「良いお年を!」が大好きなんです。
相手のことをとても思いやってる感じがして、すごくピースフルだと思います。

今年も残り一週間、何度「良いお年を!」と言うのかな。


ちなみに、実家に帰るクリスマス先輩に向かって、年末兄さんと年の瀬師匠が「良いお年を!」と言うかどうかは誰も知らない。


tanakakanji77 at 14:30|Permalink

December 25, 2013

厳か系クリスマス

「クリスマスとはイエスキリストの誕生日であって、キリスト教徒でもない人間が浮かれて騒ぐのはどうかしてる!」
というようなことを言う人が毎年この時期になると現れます。

この人の論調だと、「ただし、キリスト教徒だけは、クリスマスで浮かれて騒いでもいいのだ!」ってことになりますが、実のところ、キリスト教徒が一番質素に静かにクリスマスを過ごしているのです。

これは、祖父の代からクリスチャンである僕が言うから間違いないです。
小さい頃から、親に連れられて教会に通っていました。
クリスマスイブには特別礼拝があり、クリスマスは毎年、教会で過ごしていました。
クリスマス礼拝の後に、紅茶やケーキを頂きながら談笑するというプログラムもあるものの、あくまでメインは「礼拝」であるので、ムードとしては基本的には厳かな感じなのです。
「メリークリスマース!イェーイ!クラッカーパンパーン!」みたいなやつは皆無。


そもそもキリストの誕生の場面というのはまるで華やかなものではない。
夫のではない子供を宿した女が旅の途中で産気づいて、しかし宿屋はどこも一杯で、しょうがないから馬小屋で泊まってそこで自力で出産。
で、救世主が生まれたという預言を受けた博士たちが東方からお祝いにやってくるのだけど、博士と言えば聞こえはいいが、今で言うところの占い師だとか占星術師だとかの類であり、言ってみれば世間のはみ出しもの。
そんな、底辺の底辺で起こっていたドラマなのです。キリスト誕生の瞬間というのは。

そういうお話を、現代の社会問題と絡めながら、牧師さんがするわけです。クリスマス礼拝で。
そしたら「イェーイ!」って感じの雰囲気になるはずもなく、自然と厳かにもなるってもんです。


で、僕としてはそういう静かで厳かな感じが嫌いではなかったです。
静かで厳かだけど、心の奥底は少しだけワクワクが疼いてる感じ。
でも、そのワクワクを全開にしちゃうのはハシタナイことであると子供心にもわかる。


そういう感じ、いいんだけどなー。
考えてみれば、僕の性格を形作ってるのはそういう感じかも知れないなと思いました。


まあ、どんな楽しみ方をしようが、人それぞれだからいいんだけど。
ただ、「イェーイ!メリークリスマース!」的なやつだと、終わった後の虚しさとか「何やってたんだ」感がハンパないです。
厳か系の方が、じっくり余韻も楽しめて、豊かな気持ちになると思うのですが。

tanakakanji77 at 14:32|Permalink

December 24, 2013

枯れちゃうカルチャー

タトゥーをいれている人が増えています。

友達にもいるし、有名人や芸能人、ミュージシャン、街を歩くフツーっぽい人まで、「タトゥーをいれる」ことのハードルがずいぶん下がったんだなと思います。

他人がやってることをとやかく言うことではないですが、「身体に墨をいれる」ことの意味をわかった上で、強い信念だったり、ポリシーとか高い精神性を感じられる人のタトゥーは嫌いじゃない。自然だなと思う。
まあ、僕は個人的にはタトゥーをいれたいとは思わないけど。


僕はタトゥーとは「やせがまんとか、粋とか、そういう美意識の結晶」だと思ってます。
いくらハードルが下がったとは言え、美意識のカケラもないタトゥーは、許せないものです。(ここで言う美意識とは、絵柄等のセンスはおいといて、精神面のことです)



これから書くのは、僕が夏に目撃してしまった、美意識のカケラもないタトゥーの話です。

今年の9月、吉祥寺の駅前を歩いていた時のこと。
向こうから20代前半くらいの男が歩いてきます。
男はTシャツ短パンにサンダルをつっかけてるといった、ラフな格好。
よく見ると、両腕と右足のヒザ下にタトゥーがバッチリ入っています。
左足は?と思って見てみると、左足のふくらはぎ部分がサランラップでぐるぐる巻き。(クレラップかも知れないけど!ヒタチラップかも知れないけど!)

ふくらはぎにサランラップ?
あきらかに異様。
あきらかにブザマ。

なんだろうと少し考えて、ピーンときました。
おそらく、あれは、タトゥーいれたて。
わかんないけど、タトゥーいれたての皮膚に何かが当たったりこすれたりするととても痛いのではないか。

長ズボンなんて履いたらこすれちゃって痛くてしょうがないから、短パンで。
皮膚を外気にさらして外を歩くのは衛生的にあまりよろしくないってことで、サランラップをぐるぐる巻き。


そんなとこじゃないだろうかと想像してみた。
多分、間違ってないと思う。



僕が気になっちゃったのは、ラップぐるぐる巻きを人目にさらしちゃう、その美意識、どうなの?

あれはどう見ても「みっともない姿」でしょう。

みっともない姿をさらして歩いていることに気づきもしないで、普通の顔して歩く男。

ラップぐるぐる巻きにしなきゃならないような、まだ完成してない状態を人に見られることをもっとも恥とするべきなんじゃないのか。
完全な状態になるまでは人に見られないように、暑いさなかであっても短パンを履かずに長ズボンで過ごすとか、家を一歩も出ないとか、
そういう痩せがまんが必要だし、その精神こそが、タトゥーだとか刺青の本域なんじゃないのか?


そこのところをすっ飛ばしちゃって、痩せがまんをすっ飛ばしちゃって、手軽にいれてるんだろうなってタトゥーには心底ガッカリする。

脈々とつづく文化を、カルチャーの名のもとにくだらないものにしちゃってる人を見ると、ガッカリする。

軽チャーだ、それは。
枯れちゃうよ、カルチャー。


tanakakanji77 at 13:18|Permalink

December 22, 2013

ボリューム10

歳をとっていくのは仕方ない。
だんだんオッサンになって、やがてジジイになっていくのも自然なことだから受け入れる。

こわいのは、今、僕が「嫌だなー」と思うようなジジイになってしまうこと。
僕が今「嫌だなー」と思っているジジイとは。


クシャミがやたらでかいジジイがいます。
ほとんど叫び声って感じのクシャミ。
あれが許せないです。
ああいうジジイが「嫌だなー」と思います。

「ぶぁくしょぃぃぃゃぁあ!」みたいな複雑な音のもあるし、
「バウッッッ!!」みたいな、謎の音もある。


あいつらは、あれを公共の場で突然やる。
電車の中、デパートのエレベーター、居酒屋のカウンター、レジ待ちのコンビニ。
ところかまわず、でかいクシャミをする。

なにしろ、それを突然やる。
ボリューム10で突然。

こっちはとてもビックリします。
そりゃそうです。隣にいた人が何の前触れもなく突然叫ぶんだから。
なんだ?なんだ?と、見る。

張本人は平然としたもんです。
周囲の視線を意に介することもなく、口もとを手でぬぐったりしてる。
多分、「生理現象なんだからしょうがない」とか思ってる。

しょうがない?
そんなの嘘なんです。

クシャミをすること自体は生理現象だからしょうがないとしても、あんなに大きな音を出さなきゃならない理由はないはずです。
大きな音で思いっきりクシャミしたら、気持ちいいんです。本人が。

ただただそれだけの理由で、自分が気持ちいいからという理由で、無闇にでかい音量のクシャミをするのです。

だから言ってみれば自分のことしか考えてないんですね、でかクシャミジジイは。
自分のことしか考えてないし、「生理現象だから」という大義名分まである(勝手に)。


ああなったらオシマイだ。

と、今は思っていますが、
何年かたって、もしかしたら僕もボリューム10のクシャミをしてるかも知れない。
それはきっと今の僕には想像もおよばないような理屈があって、正当性があって、ボリューム10のクシャミをしているのでしょう。

ジジイじゃない僕が、でかいクシャミを拒絶していた理由と、
ジジイになった僕が、でかいクシャミを肯定する理由。
そのふたつがまっこうから対立します。

そうなると、もう出口がないような気がしてしまいます。


tanakakanji77 at 14:56|Permalink

December 20, 2013

写メに関するエトセトラ 〜おもいで編〜

遊びに行ったり、旅行したりの時に、どうしても写真を撮るのを忘れがちになってしまいます。

景色や一緒にいる人の写真、食べたご飯の写真とか(これはどうせ撮らないけど)。

よっぽど意識して「写真を撮ろう!」と思っていないと、撮るタイミングをことごとく逃してしまう。てか、撮ることを忘れていて、帰ってきてから、「あー!写真撮っとけばよかったなー!」ってことがよくあります。


この秋に日光に遊びに行ったのですが、この時も例によって写真を撮るのを忘れていて、帰ってきてから確認したらフォルダにあるのは二枚だけ。
いや、正確に言えば2シチュエーションだけ。

一枚は、東照宮の前でちょうどやぶさめ(馬に乗って走りながら矢を的に射るやつ)をやっていて、珍しいものを見た!っつってテンションあがって撮ったやつ。

もう一枚は、霧降高原という所のロッジで休んでいた時に、そこのテレビに写し出されていたDVDの画像が面白くて、思わず撮っちゃったやつ。(下に添付)
こっちは、ベストのタイミングで撮るために四苦八苦して10枚以上撮ってました。

やぶさめと、画質の荒いスキーの画像。
一体、どんな思い出だ。

画像1

tanakakanji77 at 13:26|Permalink

December 19, 2013

写メに関するエトセトラ 〜料理を撮る編〜

人それぞれ、恥ずかしいと思うシチュエーションがあるはずです。
他の人と同じことを恥ずかしいと思うこともあるし、どうやらこれを恥ずかしいと思っているのは自分だけのようだってのもあります。


ラーメン屋さんとかレストランなんかで、注文して出てきた料理を食べる前に写メする行為。
あれが僕には恥ずかしくて仕方ない。
皆はどう思っているか知らないけど、僕にとっては恥ずかしい行為なのです。

他人がそれをやっているのを見たら、「あ、この写真をツイッターかブログにあげるんだろうな」って思っちゃいます。
で、その人の外見からそのコメントすら想像しちゃいます。

ラーメン通っぽいオッサンは
「これがウワサの二倍盛り!もちろんアブラ多めの味濃いめで!笑」

キラキラしたの大好きっぽい女子大生は
「念願の極ウマパスタ、デザートセット。このボリュームで850円て、すごい!(≧∇≦)大盛りにしちゃったけど、ペロリだろうなー。いただきます( ̄^ ̄)ゞ」

とか。

自分がそういう想像するってことは、逆に自分もそういう想像されてるかも知れないってことで。
そう考えると、恥ずかしくて料理の写メなんかとてもじゃないけど撮れません。


tanakakanji77 at 14:48|Permalink

Twitter


line-stamp hspace=

dobrok-facebook

新譜情報

Do the EMO!!!!

ドブクルーズ
Archives