August 2017

August 30, 2017

駄菓子をご飯にするわけにはいかない

誰が言ったか知らないが「良い演奏を観た帰り道はビーサンのペッタンペッタンさえも三連符に聴こえる」とはよく言ったもんだ。(僕が言った)

バンドメンバーでBlue Note TOKYOへ。
スティーブガッドとチックコリアのバンドを観て来た。
演奏が徐々に脂のってくる感じとか徐々に立体的になっていく感じとか、とてもスリリングでエキサイティング。
でも、僕にジャズの素養があればもっともっと楽しめたんだろうなと思う。僕は見逃していたけどあの場にいたジャズファンにはわかってイェーイってなってた瞬間があったかと思うと歯がゆい。

やっぱ、字が読めなきゃ本を読めないのと同じで、どんなジャンルにしてもある程度の教養とか素養が必要なのだ。
一見して誰にでも理解できるものというのは、裏付けとかストーリーが希薄だから奥行きがない。(わかりやすいというのは悪いことではないが、そればっかだと駄菓子のみでご飯を済ませるようなものだ)

わからない とか 理解できない ことを、表現者のせいにする前に自分の素養をチェックする必要がある。

まあしかし、とても素晴らしい演奏を観られた。じわじわと身体に沁みていってる。
こういう種類の余韻は、二週間くらい続くからとても楽しい。

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tanakakanji77 at 15:19|Permalink

August 29, 2017

夏の終わりのショートトリップ

あれから三週間くらいたってるから、自分の演奏なのにとても客観的な耳で聴ける。
セットリストも忘れちゃってるから「うおー、そうくるか!」ってドキドキできる。おめでたいことですな。笑

ドブロクのワンマンライブのようすがコチラからダウンロードできます。

三人だけの濃密な演奏ももちろんイイんだが、間口を狭くしたくなかったのでゲストミュージシャンに途中から参加してもらった。
今回のアルバムを手伝ってもらったクロダセイイチ君と、旧い付き合いのギタリスト山崎さん。
三人でしかできないことと、ゲストを招くからこそできること。それぞれの良さが凝縮された音源ではないかと思います。

60分すぎたあたりの「シュワワワ〜〜ン」って音は、ベースダッハーラが転んでFender twin reverb(ギターアンプ)に激突、アンプ内蔵のスプリングが共振してる音。
演奏中なので何が起こったかわからず(僕の位置からは転んだことも見えない)、ただ謎の音のみが聴こえて、「何だこの音?クロダ君すげーのをブッ込んできたな!」って思ってました。
また、ダッハーラ転倒により、セットしてあった山崎さんのエフェクターボードのツマミ等がメチャメチャになったりシールド抜けたりして、しばらく山崎さんのギターの音が出ないというアクシデントも。

色んな不測の事態が起こりますね。

ワンマン来てくれた方も、来れなかった方も、コチラからダウンロードして聴いてみてください。夏の終わりのショートトリップにぴったりです。
照明の葉月ちゃんによるご案内から始まります。

《セットリスト》
1.花嵐
2.ぐろーばる!!
3.ファンタジスタ・インダハウス
4.なんだろうくん
5.ドンキルろんりねす
6.サリゲナイトユルガナイト
7.雨の横浜
8.別れの途中
9.No Border
10.チキチキ!16ビート大作戦!
11.みんなの戦争(withクロダ)
12.ピミツ(withクロダ山崎)
13.プレイバック夏(withクロダ山崎)
14.ドブクルーズ(withクロダ山崎)

*アンコールはさっさん負傷につきナシ。

照明、ご案内アナウンス : 葉月(四谷OutBreak!)
PA : 緒方(easygoings/音宿ごりら屋)


https://t.co/cpsq7FHXjr

tanakakanji77 at 17:26|Permalink

August 25, 2017

グルーヴとはなんぞや?(恥)

バンドをやる上で「グルーヴとはなんぞや?」という命題はつきもの。
その答えは無数にある。もしくは、ただひとつ。もしくは、正解はない。
(あと、グルーヴという言葉を安易に使うのはとても恥ずかしい。)

難しく考え始めたら僕の知識では追いつかないし、それこそグルーヴが死ぬ。
「共通認識をもつこと」、とりあえずはそれが僕が考えるグルーヴ。違うかも知れないし、まあ、違ってもいい。

今朝のスタジオでこの「共通認識」を再確認した。
というか、もともと大きな共通認識があったのだが、そこからメンバーそれぞれが細かい路地に入って行ったりしてたところだったので、一旦もとの大通りに立ち戻った。
そうしたらアラ不思議、演奏していてハッキリわかるほどのダイナミズムが生まれた。

うん、コレコレ。
細かい路地の演奏ももちろんイイけれども、大通りありきなんだよってことを忘れちゃいけないんだな。

この際だから言ってしまうが、究極的に僕らが強烈に意識しているのは、野茂英雄の投球。
しかも、この写真のこの瞬間。
もっとも力がたまっている瞬間。
このタメがあるから、ボールをリリースした時のエクスプロージョンがある。

別の例えをすれば、ヘレンケラーが「ウォーター!」という直前の「ウォ、ウォ、ウォーT...」の瞬間。

何を言ってるんだ、コイツは?
と思うかも知れない。
そうしたら僕らの演奏を一度聴きに来てもらえたらきっとワカルと思います。

明日は新松戸FIREBIRDというライブハウスで演奏します。是非!!!!

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tanakakanji77 at 13:49|Permalink

August 16, 2017

リアルよりリアリティ

実話をもとにしたという映画を観る。
つまらない。感動を煽ってはくるが、つまらない。
「つまらなかったねー」と言うと、「でも、実話だよ」こうくる。

「でも、実話だよ」って、だからどうした?
実話をもとにしたつまらない映画よりも、完全フィクションのおもしろい映画を観たいし、得るものはそっちの方が圧倒的に大きい。
「実話だから」を免罪符にしていると、本質を見失ってしまう気がする。

かつて甲本ヒロトが歌っていた「リアルよりリアリティ」とはそういうことだ。


戦後72年たって、戦争を体験した人達がどんどん少なくなってきている。
戦争体験者であるいわゆる「語りべ」の生の声を聞ける機会がどんどん減ってきている。
生の声を聞くことはとても大切だ。僕も学生時代に広島や沖縄の人の話を聞いて生々しい恐怖や行き場のない憤りを感じた。その時の感情は僕の心の底にしっかりと根を張って、今現在の物事を考える指標になっている。

ノンフィクション至上主義(勝手に命名)は、「語りべ」がいなくなった瞬間にすべてがゼロになってしまう危機感を感じているように見受けられるが、果たして本当に「語りべ」がいなくなってしまった時、戦争を語り継ぐ作業はすべて白紙に戻ってしまうのだろうか?

そうではないでしょう。
それじゃあ意味がないでしょう。
フィクションからもノンフィクションからもどちらからも学びとったものを自分なりに咀嚼して「自分で」語れるようにならなければならないんではないか。

僕は「ここ」で、戦争をしたいんじゃない。
自分で考えられるようになりたいし、それを自分のやり方で行動できるようになりたい。
それが大人の役割なんだと思ってる。

tanakakanji77 at 15:34|Permalink

August 13, 2017

てつだうよ なんども どんなようだって

メンバー三人だけでできることには限界がある。ギリギリのところまでは最大限やって、そこから先は誰かに手伝ってもらえばいい。
幸い、僕らの周りにはたっぷりの愛情としっかりした技術を持った人達がいるので、手伝って欲しいことを頼んでみる。大したお礼はできないけれど、一緒にやってくれませんか?と心からお願いする。

そんな感じでたどり着いたワンマンライブのステージでした。

レコーディングから始まって、岐阜の野外イベント、HMVインストアライブ、フジロックを経て、新宿JAMでのワンマンライブ。
チームで一丸となって臨んだ試合って感じ。

今回、思いつきでやってみた「まかない弁当」が想像以上に良かった。
ジブリ映画では食事シーンを大切にしていて、心を開いた仲間との食事シーンしか出てこない。「同じ釜の飯を食った仲」とはよく言ったもんで、一緒にご飯を食べるという行為は仲間であることの確認作業でもあるのだ。
また、最近ハマってたドラマ「カルテット」でも毎回食事シーンがあって、おそらくそれも同じ理由であると思う。

越谷easygoings料理番長サザエさんに頼んで、メンバーとゲストミュージシャン、スタッフの分のお弁当を作ってもらって、当日リハーサル後にみんなで食べた。
これ、すごくイイからみんなやればいいのに!と思ったけど、よくよく考えたらこれがいわゆるケータリングってやつか。
でも、10人前後くらいの規模の人数であれば、どこかの仕出し業者に頼むよりも料理上手な人にお願いして愛情こもったお弁当をみんなで食べる方が健康的(心身ともに)だよ!

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tanakakanji77 at 13:45|Permalink

August 10, 2017

おとなのやくめ

幼い頃に映画館ではだしのゲンを観たおかげで原爆に対してトラウマ級の恐怖が心に焼き付いたんだった。
飛行機の音を聞くだけで「原爆おとしにきた!」と激しくおびえてたんだった。

「戦争反対を現行犯逮捕」とかうまいこと韻ふんでる場合ではなく、そんなシャレにならない日が来ることだけは阻止しなきゃならんのだった。
それは大人がやらねばならぬ役目なのだった。
はだしのゲンを観た時はこどもだった僕も今は大人なのだった。

つまりは僕がやらねばならぬことなのだった。


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tanakakanji77 at 16:52|Permalink

August 07, 2017

結果的にできた時代

時代は変わり続けてるし、壊れ続けてる。
それと同時に始まり続けてるし、終わってる時代にはサヨナラすればいいだけの話。
時代なんてもんは「作ろう」と思って作るもんではない。結果的にできちゃってるもの。

新宿にあるライブハウス「新宿JAM」が今年いっぱいで閉店することになった。
JAMは時代を変えてきたし、壊してきた。んで、結果的に時代を作ってきた。そんなライブハウスだと思ってる。
そんなお店が終わるというのなら、サヨナラバイバイすればいいだけの話。

とは言え、バンド結成当初からお世話になってるから多少はおセンチにもならざるを得ない。
ドブロクのホームは新宿JAMだ。

ホームと言うわりにはJAMでワンマンライブやったことなかったなと思って、やらせてもらうことに。
8月11日(山の日)、我々がきちんと引導を渡す瞬間を見届けてもらえたら嬉しいです。
いつも通り三人でも演奏するし、ゲストミュージシャンを迎えて演奏したりもする。
曲が最も魅力的に聴こえる方法で演奏します。

しばらくJAMにも行ってなかったなって方、この機会にどうですか。
初めての方、ここでスピッツやブルーハーツがライブしてたのかーと感慨にふけるのも悪くないですよ。
ご連絡お待ちしてます。

山の日だけに、ひと山当てさせてください。(これはぼくが言ったんじゃない、JAMの店長、石塚さんが言ったんです。)

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tanakakanji77 at 17:51|Permalink

August 06, 2017

ただいま、いわき

金継ぎ、コーヒー、手作りプリン、ネコ、そんなキーワードの「MOMO cafe」に寄り道してからいわきSONICへ。
蒼井優ちゃん最強伝説なので、彼女に「ただいま」と言われればそりゃ「おかえり」と言うんだが、この場所に来るといつも初心にかえることができるから俺の方こそ「ただいま」なんだよな。

久しぶりにギターの弦が切れたり、一緒に行ったハルカカナタとmonoral zombieが素晴らしかったり。

10年以上の付き合いになる三ケ田君の息子(小2)が突然口の中でガリガリバキバキと何かを噛み砕き始めて、「飴玉?」ってきいたら「梅干し」だって。梅干しの種の中身が好きなんだと。あれ、何て名前だったっけ?
そんな週末でした。image

tanakakanji77 at 16:41|Permalink

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