September 2018

September 30, 2018

台風と健全に付き合う

好きなのか何なのかわかんないけど強烈に覚えてるCMがある。
夜、男が繁華街を歩いていると泣いている女がいて「どうしたんですか?」と男が尋ねると「病気の息子がいるのですが病院に行くお金がないのです」と言う。そんなことならばと、男は女にまとまったお金を渡す。女と別れた男は行きつけのバーに寄り、バーテンにその出来事を話す。するとバーテンは「やられましたね。それ嘘ですよ。その女、常習犯です」
男が「なんだってー!」と怒るかと思いきや、ウイスキーの入ったグラスをカランってやりながらこう言うのだ。

「そうか、良かった。病気の子供はいないんだな」
(多分カード会社のCMだと思うんだが、これって、O.ヘンリあたりのショートショートであった気もしてきた。)


昔から台風はあったけれど、ここのところのヤツはハンパない猛威を振るう。
震災を経験した日本人は自然災害に対する危機意識がとても高くなっているようで、電車の運行を見合わせる判断が早くなってたり、今夜はお店を閉めますというアナウンスも早くなってたりする。
夜毎イベントが開催されているライブハウスも同じく、今日なんかはお昼の段階でイベント中止の決定をしてアナウンスしているところが多数。

その決断をするのは本当に大変だししんどいし、お金の絡むことなのでデリケートな部分ではあるけれど、それでもお客さんや演者、スタッフの「安全第一」という認識が強くなっていることはとても良いことだ。

んで、用心してイベント中止にしたけど、まさかの台風の進路がそれて「これならイベントやれたじゃーん!」って気持ちになるかも知れないが、その時は冒頭のCMの男にならって「そうか、良かった。病気の子供はいないんだな」って言えたらとても健全だ。


tanakakanji77 at 14:29|Permalink

タブーを壊すこと

いわゆる業界のタブーを勢いとユーモアでぶっ壊すのを目撃するのは興奮する。

ナイナイ岡村のオールナイトニッポンと、おぎやはぎのJUNKが局を越えて生電話したという話を聞きつけて、ラジコのタイムフリーでチェック。(オールナイトニッポンとJUNKは、それぞれニッポン放送とTBSラジオの深夜番組。同じ時間帯だから強烈なライバル関係にあるのだ)

電話なんだから話してる内容は同じなのはわかってるんだが、岡村のとおぎやはぎのとどちらもチェック。
どちらも興奮。

「始末書的なものを書くことになると思う」と岡村は言っていたけれど、それを上回るエクスプロージョンがあったのでその意味はあるよ。

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tanakakanji77 at 12:26|Permalink

September 25, 2018

手に負えない案件

10代や20代前半の頃はアイドルに夢中だった人も、30歳を越えるとだんだん興味も薄れてきて40代に突入するともはや若いアイドルの顔の違いすらわからなくなる。
そんな時に飛び出すお決まりのフレーズがこれだ。

「アイドルとか、何がなんやらで俺にはもう手に負えない。」

あー、言うね。言ッチャウ、コレ。
「全部同じ顔に見える」とか言ったりして、さらに発展すると、「最近の子は個性がない。昔のアイドルはみんな個性的だったから俺も夢中になったんだ」なんて平気で言う。なんならちょっとキレながら言う?
自分が若い子の感性について行けないことを正当化するために無茶苦茶なことを言う。
気をつけなきゃな。

アイドルに限らずジャンルが進化しすぎて自分がついて行けなかったり理解できなかったり良さがわからなかったりすると「もう手に負えない」というフレーズが飛び出すわけだ。

先日、ラジオ番組を聴いていて感動したことがある。
東京国立博物館の松嶋雅人さんという人が登場していた回。
「日本美術の観点から日本のアニメを語る」というテーマで番組は進行。
古い絵画や絵巻物などの話の流れから自然とマンガの話になった時に、松嶋さんがこんなことを言ったのだ。

「現代のマンガは進化しすぎて私にはまだ手におえない。」

「もう手におえない」ではなく「まだ手におえない」なのだ。
つまり今はまだ未知の部分が多いジャンルではあるけれどこれから勉強して消化していくぞという姿勢の表れなのだ。
素晴らしい、感動。
この姿勢、流行りの「アップデート」って言葉とはちょっとニュアンスが違うと思うのだ。
アップデートではなくて向学心。
こういう気持ちを持ち続けることで、色んなことに偏見を持たずに接することができるから豊かな知識を得ることができる。

「昔のアイドルはみな個性的だった」とかいっちゃうオヤジに松嶋さんの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいし、俺も飲む。
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tanakakanji77 at 16:59|Permalink

September 22, 2018

グッと色気が増した

真空管の音って、ほんとに良いなと再確認。
ギターとアンプの間に真空管をかましたら格段に音が良くなった(本来はオーディオ用のものらしい)。
まあ、音の良い悪いは結局のところ好みの問題ではあるものの、少し湿り気を帯びた音になって、グッと色気が増したとでも言いましょうか。

あと、残響が気持ち良い。ディレイやリバーブの生々しさが気持ち良い。


JCでこの音が出るなら、どのライブハウスで演っても怖くない。
ジャズコーラス略してJCは日本のライブハウスにはほぼ置いてあり、個体差の少ないアンプなので、もともと僕はJCで良い音を作れればどこでやっても怖くないと思ってやってきた。
ただまあ若干ストレートすぎると言うか簡素な音になりがちなのがたまに傷。
今回のアイテムはそれを見事に補ってくれたということだ。

なんて言ってるが、僕は機材関連に関してはまったくチンプンカンプン。
たまにベースのダッハーラ(機材マニア)が「こんなのあるけど」って持ってきた機材を使ってみてしっくりきたら使うという流れであり、今回の真空管もまったくもってそのパターン。

月曜日の下北沢THREEでのライブからこのシステムを導入予定。
来て見て確かめて!!
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tanakakanji77 at 00:37|Permalink

September 19, 2018

小さなカップゼリーを凍らせるミワちゃん

頼まれもしてないのにふと気がむいたから描くスタンス。

今回その標的になったミーワムーラのミワちゃんは、小さなカップゼリーを冷凍庫で凍らせて食べることでおなじみ。(子どもの頃は何でもかんでも凍らせてたっけなァ…)

ちなみに目の感じはちびまる子ちゃんオマージュです。
初期の頃のちびまる子ちゃんはこの目が基本で、シニカルな印象が強めだったと思う。今のまる子は点の目が基本の顔で、かわいらしさが強調されていると思う。

どちらも好きです。
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tanakakanji77 at 20:17|Permalink

September 17, 2018

不寛容さこそが戦争

脚の悪いおばあさんの手をひいて家まで送って行った。

そのおばあさんはクリスチャンらしく、玄関にキリスト教系の冊子やら絵本やらが置いてある。
その絵本の表紙の絵がかわいらしかったので
「かわいいですね、これ。ザアカイの話ですね」
と言うと、
「あら、聖書のお話を知ってるの?」
と、玄関を上がりながらおばあさんは目を輝かせる。
「はい、クリスチャンの家庭で育ったので」
「あら、そうなの。だから、あなた優しいのね」
そう言われて、とても深い闇にも似たものを感じてしまった。

このおばあさんはとても善良でおだやかな人であり、「あなたはクリスチャンだから優しいのね」という言葉に悪意はないのだ。そしてだからこそタチが悪いとも言える。
自分が信じるものや信仰するものが特別で、それ以外のものは決して認めない不寛容さこそが「優しく」ないわけだしそれこそが戦争なのにな。

自分が所属するコミュニティーの仲間を大切に思う気持ちはわかる。
もっとも小さな単位だと家族。もう少し大きくなると出身校だったり出身県や国。
信仰する宗教だったり、好きな音楽やアイドル、漫画や映画なんかだって大きな意味でコミュニティーと言っていいだろう。

自分のコミュニティーを大切にしつつ、他のコミュニティーも尊重できないものなのか。
悪の大魔王みたいな奴が排他的なことを言ったりやったりするのならまだわかるが、一見、善良でおだやかな人の根底が他のコミュニティーを認めない不寛容さで固められていることに軽く絶望する。

「いやいや、クリスチャンとか関係なくみんな優しいですよ」
と僕はかろうじて言ったが、僕の気持ちは伝わってないんだろうなと寂しい気持ちになりながら家を出た。

そして、なんかわかんないけど頑張ろうと思った。


tanakakanji77 at 17:58|Permalink

September 16, 2018

お面をつける子ども怖い

気になってることは色々とあるのだ。
子どもがお面をつけると妙に怖いってこととか。

先週ライブで降り立った吉祥寺はちょうどお祭りの真っ最中だった。
ハッピ姿の人達が神輿をかつぎ、それを見物するたくさんの人であふれていて、楽器を抱えた身である僕は歩くのがとても困難であった。

それでもえっちらおっちら歩いて、人ごみがようやく落ち着いた所に親子連れがいた。
父親と手をつないで歩く小学校低学年くらいの女の子。
お祭りにお父さんと来て楽しいねーなんて思っていたら、ふとこちらを振り返った女の子はミッキーマウスのお面をかぶっていた。
なんてことない場面のはずなんだが、お面のサイズ感がジャストすぎて「そういう人」に見えてしまって思わず「こわ!」とつぶやいてしまったほど。

やはりお面の持つ匿名性だったり異空間性はゾクゾクする。

きのうもお面にまつわる出来事があった。
少しずつDVDで観ていたアニメ「じゃりン子チエ」が最終巻をむかえてしまい、とても寂しい気持ちなんだが、その最終話でお面が出てきた。
お祭りのシーンで、いつもチエちゃんに何かとちょっかいを出してくるマサルがチエちゃんと鉢合わせしそうになるとサッとお面をかぶって正体を隠したのだ。
なぜ、最後の最後でそんなことをするのか。異性として意識し始めたことを象徴しているのか何なのかわからないが、ちょっとゾクッとしたシーンであった。

それにしてもアニメのじゃりン子チエは素晴らしい。
漫画ももちろん好きで昔読んではいたが、演出の仕方というのかな、主人公チエちゃんの感じが漫画とアニメでは違うのだ。
漫画のチエちゃんは、強くたくましくしたたかに生きる少女という印象が強いが、アニメのチエちゃんはもっと子どもらしさが出ている。色々大変なこともあるけれど子ども時代をちゃんと謳歌している感じがあって、なんだか安心する。

最後に出てくる「おわりです…」の文字も、脳内で関西弁に変換されるのだから大したもんだ。

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tanakakanji77 at 22:29|Permalink

September 15, 2018

対象物の横にタバコの箱を置くアレ

気になってることは色々とあるのだ。

実寸をわかりやすくするために対象物の横にタバコの箱を置くアレとか。
今や喫煙者はマイノリティーに追いやられているというのに、いつまでその表現に胡座をかくつもりなのか?
それって完全に思考停止。

タバコの箱に代わる新しい比較対象の登場が待たれる。

って言ってたら上上Brothers佐藤リュースケが「小さいバットが台座になってるサインボールとかどうですか?」って提案してきたんだが、それは特殊すぎる!
あのサインボール、言われれば頭には浮かぶけど実物を見たことないしぜんぜん一般的じゃないから比較対象として成立しないじゃないか。
て言うか、それなら「野球のボール」でいいじゃないか。
なぜわざわざ「小さいバットの台座付きサインボール」にした??

比較対象の新バージョンとしては難アリだけど、大喜利の回答としてはとてもグッドだと思います。


tanakakanji77 at 19:38|Permalink

September 14, 2018

ずっとある違和感

ずっと違和感をもっていること。


たとえば30歳の誕生日に「〇〇ちゃんの記念すべき30回目の誕生日をお祝いします!」みたいなこと言うでしょ。

でもよく考えたら生まれた瞬間もいれたら31回目の誕生日じゃないかよ。


要するにそれは「数え」ってやつなわけで、そういう場面に立ち会った時に僕は表面上は「わー、おめでとう〜〜」ってやってるけど心の中では「31回目だろうがよ!」って思っています。

わざわざ口に出して場の空気を壊すことはしないだけ大人ですよね。



tanakakanji77 at 16:25|Permalink

September 10, 2018

それは誇り

小さい頃から身近に感じてきた日本の漫画や映画やアニメや音楽やお笑いや小説や絵本や…。
僕らは色んなものでできてる。
文字通り血となり肉となっている。
それは誇り。

クールジャパンとかそういうことじゃない。
外のひとに向けた誇り(プライド?)ではなくて、多様な表現が自然に存在する土壌に育つことができたという自分の中の誇り。
例えるなら、おいしいものを食べてきたなーって感じ。ジャンクなものもあるけれどそれも体内に取り込んで消化できて良かったなーって感じ。

ゆうべのツーマンライブは、先日亡くなったさくらももこ先生へのドブロクなりの追悼の意を込めて、ちびまる子ちゃん最初期のオープニングテーマ【ゆめいっぱい】で登場しました。
そこからの【プレイバック夏】で「夕方 サザエさん ちびまる子ちゃん〜〜♪」。

少しずつ変わっていく、少しずつ壊れていく、少しずつ終わっていくようにも見える日々の中できちんと繋ぎ止めなきゃいけないことがある。
当たり前のことが当たり前でなくなってしまう前に気づかなきゃいけないことがある。

ツーマンのお相手のURBANフェチが最高なパフォーマンスをみせてくれたから、我々もさらに燃えることができた。
自らの心を燃やすことができる音楽家が近くにいてくれること、これだって当たり前のことなんかじゃない。
これも誇り。

でも僕はバカだから当たり前じゃないということすら忘れてしまう。
当たり前に流されてしまう。
だから、忘れてもいつでも思い出すことができるように目印をつけておぼえておきます。

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tanakakanji77 at 15:54|Permalink

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