2007年09月15日
魔法少女リリカルなのはStrikerS/第24話 『雷光』/感想
『魔法少女リリカルなのはStrikerS』第24話の感想です。今週も本当に
最高でした。涙、涙の連続でしたよ……。それに歌の威力ってのを改め
て感じさせられました。
歌で戦争が終わるって事も、あながち嘘じゃ無いのかも知れませんね。
■母親として……
「絶望したかい?君と私は良く似ているんだよ」
「…………」
「私は自分で作り出した生体兵器達。君は自分で見つけ出した、自分に
反抗する事の出来ない子供達。それを自分の思う様に作り上げ、自分
の目的の為に使っていく」
「黙れ!」
「違うかい?君もあの子達が自分に逆らわない様に教え込み、戦わせ
ているだろ?私がそうだし、君の母親も同じさ。周りの全ての人間は、
自分の為の道具に過ぎない……。そのくせ君達は、自分に向けられる
愛情が薄れるのには臆病だ」
「…………」
「実の母親がそうだったんだ、君もいずれああなるよ…。間違いを犯す
事に怯え、薄い絆にすがって震え、そんな人生など無意味だと思わん
かね?」
「違う!!」
「違う!!」
「無意味なんかじゃ無い!」
「僕たちは自分で、自分の道を選んだ」
「フェイトさんは、行き場の無かった私に温かい居場所を見つけてくれた」
「たくさんの優しさをくれた」
「大切な物を守れる幸せを教えてくれた」
「助けて貰って、守って貰って、機動六課でなのはさんに鍛えて貰って」
「やっと少しだけ、立って歩ける様になりました」
「フェイトさんは、何も間違ってない」
「不安なら私達が付いてます。困った時は助けに行きます」
「もしも道を間違えたら、僕たちがフェイトさんを叱って、ちゃんと
連れ戻します。……僕達が…みんなが付いてる」
「だから負けないで……迷わないで……」
「戦って!!」
「戦って!!」
ここで挿入歌の『Play』
「ごめんね……ありがとうね……。エリオ、キャロ……。疑う事なんて
無いんだよね…。私は弱いから迷ったり、悩んだりをきっと、ずっと
繰り返す……。だけど……良いんだ!それも全部私なんだ!」
。・゚・(ノД`)・゚・。
。・゚・(ノД`)・゚・。
。・゚・(ノД`)・゚・。
フェイトはずっと悩んでたんだよね。その悩んでた気持ちを代弁した
のが、スカリエッティなんだと思います。
フェイトがエリオとキャロを引き取ったのは、自分と同じ様な境遇の
子供達に、自分が味わった苦しみを味合わせたく無いから引き取ろ
うと考えたんだけど、でもフェイトは子供達と、どんな風に接したら良
いのかが、分からなかったんだと思います。
なのはと出会う事で友人との接し方を学び、管理局に入隊する事で、
仕事上での接し方、そして日常を送る為の接し方を学ぶ事が出来た
んだけど、でも自分が母親となり、子供達とどうやって接したら良い
のかは、プレシアから学ぶ事は出来なかった……。
だから自分がエリオやキャロにしている事は正しいのか?もしかして
自分はプレシアと同じ様に、子供達に何も与えてないんじゃ無いか?
って心の奥底では悩み苦しんでて、だからスカリエッティの言葉が胸
に突き刺さった……。
でもそんなフェイトを救ったのはエリオとキャロの二人の子供達。
エリオとキャロが言っていた事ってのは、フェイトが子供の頃に欲し
かった物なのかと思います。つまりはプレシアから与えられなかった
物って事ですね。
でもフェイトは子供達に、自分に与えられ無かった物を、しっかりと
子供達に伝える事が出来ていた。それを証明したのがエリオとキャロ
の言葉でしたね。
StrikerSが始まった最初の頃は、フェイトが母親なんて凄く違和感が
ある設定だなって思ったけど、でも今考えると何となく、その設定に
した意味が分かった様な気がします。
フェイトにとっての一番のコンプレックスは『母親』であり、子供の頃に
母親から愛情を与えられる事が無かったフェイトが、自らが母親となり、
子供達と接する。
その一番の悩み所である部分をストーリーに盛り込みたかったのかも
知れませんね。この作品にとってフェイトは、悩むのが仕事みたいな
物だから、フェイトにとってのポイントとなる部分を入れたかった。
スカリエッティの登場も、エリオがFプロジェクトの遺産だって事も、
全てはフェイトの『母親と言う設定』に繋げる為なんでしょうね。
そして全ての総決算が『挿入歌』のシーンですよ!!
凄い良い曲だった!そして何より、フェイトが悩みから解き放たれる
シーンにピッタリな曲でした♪この挿入歌の魅力を引き立たせる為に
フェイトは悩み、そしてスカリエッティやエリオやキャロと言う存在が
居たのかなって感じでしたね。
マジで良い曲でした。僕の中では今の所、今年一番の楽曲でしたね!
CDは持ってたけど、ずっと聴かずに、この日まで待ってて良かった♪
やっぱり挿入歌は映像と合わせて聴かないと、魅力半減ですよ。
本当にこのシーンは最高でした。僕の中での殿堂入り決定ですね♪
■声を聴いて
「良く似てるんだ……僕達とルーは……。ずっと独りぼっちで、誰も
守ってくれなくて…誰も信じられなくて……何も分からなくて……
傷つける事しか出来なくて……だけど変われるんだ!きっかけ一つで、
想い一つで、変わって行けるんだ!」
ルーテシア達との戦い。どんな事柄にも擁護してきた僕だけど、流石に
今回の戦闘はちょっと迫力不足な感は否めませんでしたね。皆様方の
ブログを見るのが怖い……。
でも一つだけ言わせて頂けば、ルーテシアとの会話の脚本は素晴らしい
と個人的には思いますよ。エリオとキャロの気持ちが充分に伝わって来
たし、それにルーテシアの切なさも充分に感じ取る事が出来ました。
確かに迫力のある戦闘シーンが加われば本当に最高のシーンになったと
思うけど、でも作画問題の記事の時にも書いたけど"仕方"が無いんです
よね。だからファーストガンダムを見る時の様に、物語の本質だったり、
セリフの本質を見てから、この作品を評価して欲しい……。
ってまた偉そうな事を書いてしまいました……。でもどうしてもこれだけは
書いておきたかった。だってどんなに良い作品でも、一つでも悪い所が
あると、その悪い部分ばかりが先走ってしまいますからね…。
そしてその悪い部分はネット上で伝染すると言う悪循環……。ブログって
怖いですね。僕も気を付けないとな……。
■ティアナの想い
「今動いているのは、あの船の中の4番と、あんただけだそうよ。
あんたの事情は良く知らないわ。だけど罪を認めて保護を受け
れば、まだ生き直す事は出来ると思う」
「んな訳ねぇ!こっちは戦闘機人、戦う為の兵器だ!戦って勝ち残って
いく以外の生き方なんて、ねえんだよ!!」
「戦う為の兵器だってさ……笑う事も、優しく生きる事も出来るわよ。
戦闘機人に生まれたけど、誰よりも人間らしく、バカみたいに優しく
一生懸命に生きてる子……私は知ってる……」
ティアナの言葉、グッと来ました……。ティアナがどれだけスバルの
事を想ってるかって事が充分に伝わりましたね……。
そしてヴァイス!あのティアナのギリギリを狙う当たりが憎いですね。
妹を誤射してしまったトラウマから、完全に立ち直った事が、一発で
分かると言う演出。時間が掛けられないサブキャラなだけに、ナイス
な演出でしたね。
それとティアナを助けたヴァイスとの恋の行方?は、やっぱりドラマCD
第4弾に収録かな?ティアナファンの僕からすれば、非常に心配ですが…
残りは2話ですか。多分来週は切ない展開になるんだろうなぁ〜……。
■魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.3
MASSIVE WONDERS
水樹奈々さんの曲は、本当にハズレが無いですね♪
■魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ03
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コメント一覧
強い絆で結ばれたフェイトたちライトニング小隊、スバルとティアナ。
いっぽうのスカリエッティはすべて「道具」。
このぶつかり合い、とても見ごたえがありました。
無印、ASとも挿入歌のタイミングがすばらしかったですが、SSでも最高の展開で「Pray」が流れましたね。
フェイトさんのソニックフォームのシーンはもうたまらなかったですw
ただAパートが荒れてたのが残念でした。
たなぽん様と同じようにストーリーを楽しんでるので、いいのですがそれ以外の方は厳しい評価ですね・・・
ラストの最終決戦、どうなるか楽しみです。
あとリンクの方を張らせていただきたいと思います。
よろしくお願いします
コメント&リンクありがとう御座います。
>ソニックフォームのシーンはもうたまらなかったです
やっぱり今回も露出多かったですね(笑)視聴者の期待に
制作者も応えてあげたのかな?
>ラストの最終決戦、どうなるか楽しみです
なのはとヴィヴィオの対決。それにヴィータの話もまだ残って
ますからね。楽しみだけど、見るのが辛いです……。
きっと切ない展開が待ってるんだろうなぁ〜。