灼眼のシャナII -Second-/第10話 『帰ってきた男』/感想

『灼眼のシャナII -Second-』第10話の感想です。


■恋愛面でのまとめと、今後の道筋

今回の内容って恋愛面での今までのまとめと、今後の道筋を示した
様な回だったと思います。


最初の頃のシャナや吉田さんは悠二と一緒に居るだけで満足だった
んだよね。だけどジュリエット役をGETした吉田さんが言っていたけど、

「前ならきっともっと喜んでた……。でもそうじゃ無いのは、もう
　それだけじゃダメって分かってるから……多分、シャナちゃんも」

自分の気持ちだけしか向いてない状態で、好きな人の側にいても
もうそれだけでは満足出来なくなってるんだよね。それはシャナも
同様の事を思っている。

そして悠二の隣の席を吉田さんに取られてしまったシャナだけど、
意外にも冷静な対応。

「不思議、吉田一美が悠二と並ぶのが前みたいに嫌じゃない」

第６話でマージョリーさんに言われた言葉を、理解しているから
こそ、嫉妬と言う気持ちを抑える事が出来ているのだと思います。


ここまでが、今までの恋愛面での成長の証しなんだと思います。一緒
に居るだけではダメだって事。そして嫉妬と言う気持ちとの付き合い方。

だけど二人は、この先にある『悠二との見えない壁』に苦しんでいる。
その解決方法を提示してあげたのが千草さんの言葉。

「本当に近くに居たいと思ったら、どうすれば良いか気持ちが教えて
　くれると思うわ」

気持ちが教えてくれると言っても、二人は深い霧の中を立ち止まっ
ている状態だから、どうする事も出来ない。そこで悠二の父親であ
る貫太郎の言葉。

「迷っているのなら、まず手を伸ばせば良い。そうすればある程度
　は届く物だよ」

立ち止まってるのでは無くて、自分の気持ちに身を任せて積極的
に行動しなさいって事ですね、貫太郎の言っているのは。


今回の話ってシャナと吉田さんの恋愛部分を強調している様に感じ
るけど、マージョリーさんに対する佐藤・田中コンビにも同様の事が
言えるのかと個人的には思いました。

今までの佐藤・田中コンビは、マージョリーさんの側に居るだけで
満足だった。最初の頃のシャナと吉田さんの様にね。でもユーリィ
の一件を聞く事によって、マージョリーさんと佐藤・田中コンビの間
には『見えない壁』が出来てしまったんじゃ無いかな？？

じゃ〜佐藤・田中コンビはどうすれば良いのか？？その答えの鍵を
示したのも、やっぱり千草・貫太郎の言葉なんだと思います。

シャナと吉田さんの問題を描きながら、佐藤・田中コンビの問題に
も追求してるのが、今回の本当の意味なんだと思うけどね。

深読みし過ぎですかね？？


■今後の見所

・近衛史菜と執事が付けている銀のブレスレットと、史菜の体調不良
・悠二が自在法を使った時に現れた、銀色の炎
・恋人の形見である『零時迷子』を狙うフィレスの存在

今後に向けて見所が本当にタップリですね。見てる方としたら付い
て行くので精一杯な状態なんですけど……。難しい言葉は多いしね。

これからは混乱しない様に、ちゃんとした記事を書いて行かないと、
終盤で苦労するかも……。うぅ〜頑張ろう。


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Comments

1. Posted by カズ   2007年12月08日 20:11

本当に坂井家には最高のアドバイザーがいますね。
しかも2人ですからね。
このアドバイスがシャナ、吉田の2人に行動する勇気を与えるんですからね。
原作ですと2人の勇気に、最悪の回答が帰ってきますから・・・そこをどうＴＶ版は展開していくか興味深々です。

2. Posted by たなぽん(管理人)   2007年12月09日 17:48

＞カズさん
コメントありがとう御座います。

＞原作ですと2人の勇気に、最悪の回答が帰ってきますから
えぇ〜！そうなんですか！結構順風満々な感じに思えてたのに……。
益々今後が楽しみになってきたなぁ〜♪