2008年03月04日
BAMBOO BLADE/第22話 『敗者と勝者』/感想
『BAMBOO BLADE(バンブーブレード)』第22話の感想です。
■負ける事の意味
「あの時話したわよね、ブレイバーはシナイダーに勝てないって…。
どうして勝てないか、その答えを今日教えてあげる」
前回の感想でも書いたけど凛が言いたいのは、強さで勝負が決ま
るのでは無くて、相手に勝ちたいという想いの強い方が、最終的に
は勝つんだって事を言っているのだと思います。
そして凛が試合中に言っていた言葉。
「ブレイバーが負けないのは正義だから!?じゃ〜負けた事がある
者は正義じゃ無いの?」
勝たなきゃ意味が無い。負けたら何も残らない。凛はこの考え方に
否定的で、だからブレイバーでは無く、シナイダーの事を応援してる
のでしょうね。
凛の言う強さとは『想いの強さ』であって、その強さと言うのは負ける
事でしか手に出来ない物であり、負けた事が無い者には手にする事
が出来ない物。
負けた者は、より一層の高みを目指して這い上がって行くんだって
事を凛は言いたいのだと思うし、やっぱり自身の姿とシナイダーの
姿を重ね合わせている部分ってのが、少なからずあるのでしょうね。
恐らく凛も子供の頃は結構負けてたんじゃ無いかな?それで自分
の事を何の価値も無い人間だと思われてたんじゃ無いかな?
詳しくは分からないけど、あそこまで肩入れするって事は、何かしら
の理由があると思うし、タマちゃんが今回負けたのも、ブレイバーに
肩入れしすぎたって部分も少なからず、あるからだと思います。
「そんな星勘定だけじゃ、足下すくわれるぞ」
タマちゃんは強い。だから勝つ。ブレイバーを見続けたタマちゃんに
とって、負ける事は許されないと思っている訳ですよ。
確かに凛が上段の構えを用いた事で、動揺してしまった部分もある
とは思うけど、少なくとも二本目に関しては、完敗って感じでしたよね。
その敗因と言うのは、恐らく『プレッシャー』。
自分が試合に負けたら全てが終わってしまう。その負けられないと
言う想い。そして勝たなければならないと言うプレッシャー。
「それは彼女に使っちゃダメなんだ……」
結局、タマちゃんが最終的に取った手は、禁止されていた『突き』
でしたよ。負けられない、勝たなきゃって想いが強すぎて、思わず
今まで確実に一本を取れていた突きを使っちゃったんだろうね。
危ないとか、禁止されているとかって事を忘れてしまう位に、追い
込まれてた証拠でもあるし、その精神的な弱さが、今のタマちゃん
の最大の弱点。
『ブレイバーが負けないのは正義だから!?じゃ〜負けた事がある
者は正義じゃ無いの?』
タマちゃんが復活するには、この言葉の意味を理解する必要がある
と思いますし、それはミヤミヤにも言える事。
タマちゃん、ガンバレ!ミヤミヤ、ガンバレ!
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