ゼロの使い魔

2008年05月29日

ゼロの使い魔14 〜水都市の聖女〜/感想

『ゼロの使い魔14 〜水都市の聖女〜』の感想です。


■守るべき場所か、帰るべき場所か

左目に映るルイズの視界。
右目に映る懐かしい母の姿。
背後から、ジュリオの声が響く。


「左か?右か?選ぶんだ。兄弟」

今まで"曖昧"に描かれてきた部分である所の『才人の目指すべき道』。
才人は元の世界に戻る為に頑張っているのか!?それとも、ルイズや
他の仲間達と幸せな未来を掴む為に頑張っているのか!?

最初の頃は、元の世界に戻る為ってのが才人にとっての最大の目的
だったのかも知れないけど、時間が経つにつれ、段々とルイズの居る
異世界に残るって気持ちの方が才人の中では強くなってきて。

でも、前巻での母からのメール。それを見て、才人の心が大きく揺れ
動いた訳ですよ。そして、その気持ちの揺れを一番素直に感じ取った
のがルイズであり、だからこそ、今までの曖昧な気持ちに決着をつけ
てあげようと思い、ヴィットーリオと取引をしたと……。

だけど、あくまでもルイズの勝手な行動であって、才人は何も選んで
いない。

「人は、その拠り所のために戦う」

夢の中で才人は、6000年前のブリミルから『拠り所』という言葉を聞く
んだけど、『拠り所=目的』って感じに捉えるならば、今までに才人が
戦って来た理由って一体何なの!?そして、これからは何の為に戦
うの!?って事なんだよね。

今までの才人は只、漠然とした目的の為に戦ってきて、確かにルイ
ズや仲間達を守る為であったりとかって目的はあったけど、だけど
その先にある『元の世界に戻る為』ってのも、少なからず見据えて
いた訳ですよ。また逆もしかり、元の世界に戻る為と言いながらも、
結果的にルイズの為に戦っていたりもしていたと……。

今までならば、どちらを選ばずとも良かったのかも知れないけれど、
でも、今まさに才人自身が選ぶ時が来たと……。つまりは、曖昧な
目的でなくて、明確は目的を見据える必要があると。

「左か?右か?選ぶんだ。兄弟」


ここで大きく話は飛んで、エピローグ前でのルイズと才人の会話。

「自分の幸せは自分で選ぶ。そして俺の幸せは、多分ここにあると
 思うんだよ……」


この言葉こそ才人が選んだ答えですよ。ある意味、やっと才人は
この物語におけるスタートラインに立てたって感じだし、それ位に、
才人が『選んだ』という行動には、重要な意味があったと思います。
って言うか、今巻のテーマって、才人の目的をはっきりさせるって
のが、メインテーマだった思うし。


そして、この物語の落とし所なのかなぁ〜ってのが、才人から母へ
のメール。

「そこでは、俺の友達や大事な人達が、大変な事になっています。
 そして、俺の力が必要なんです。だから、まだ帰れません……。
 でも、いつか帰ります。お土産を持って帰ります。だから心配し
 ないで下さい」


異世界での決着が全てついたら帰るって事だと思うし、それに凄く
重要な意味を成してそうな"お土産"という言葉。

この辺が終着点だと思うけどね♪


■今後の伏線

『なぜルーンは、才人にそんな夢を見せたのだろうか?』

6000年前の世界にて個人的に気になったのは、ブリミル側の人達
は全ての人間が魔法を使えて、敵側であるヴァリヤーグ側は戦闘の
際に一切、魔法を使って無かった所。

ルイズ達の世界と違った点って、この位だと思うけど……。とにかく
過去を描くって事は、何かしらの意図があっての事なのでしょうね。



時間が無くて、一週しか読めなかったけど、もう一度読み直したら
色々と気付く点も出てくるとは思うんだけどね……。特に、今巻の
キーワードって『拠り所』だと個人的に思っていて、その部分に対
する描写が、所々見受けられたんだよね。

その辺を突き詰めると、もっと楽しくなるなと思いつつ、後回しに
してしまうのが、僕の悪い癖。


→ 第13巻『ゼロの使い魔 〜聖国の世界扉〜』/感想
→ 第15巻『』/感想(感想を書くかは未定だけど……)

ゼロの使い魔14 (MF文庫 J や)


にほんブログ村 アニメブログへ ←才人のメールに涙した方は、クリックお願いします。



2007年12月30日

『ゼロの使い魔 〜双月の騎士〜』は駄作!?『School Days』は良作!?

今年からと言うか、ブログを始めてから何だけど、アニメを見る時の
"意識"を変えたんですよね。このブログを最初から読んでいるコアな
方なら気付いているかも知れないけど、僕のブログでは一切と言って
良い程に、作品に対するダメだしは書いてないです。

多少は「こうした方が良いんじゃ無いの!?」的な事は書いた事はある
けど、でも面白くないとか、つまらない等の完全否定な事は一切書かな
い様にしてます。

何故にそういう事を書かないかと言うと、僕がその作品の良さを理解
出来なかったと思うから……。


■作品を評価する上で

作品の評価をする時にどんな部分を考慮するのか??まぁ〜一般的な
考えで言うと、大元となる物語、物語の構成、音楽、作画、声優等の部分
を考慮して、良いか、悪いかって判断すると思うんですよね。

でも個人的に思うに、それって二の次な事なんじゃ無いかな??

評価する人が一番最初に考える事って『自分はその作品の事が好きか、
嫌いか』って部分を一番重要視すると思うんですよね。


例えば『ゼロの使い魔 〜双月の騎士〜』の評判が、すこぶる悪かった
様に感じられます。でもそれって、本当に作品として出来が悪かったか
ら評判が悪かったの??

批判的な事を書いてらっしゃる方の感想を拝見しますと、凄く多かった
意見と言うのが、大雑把にまとめると『自分の求めてる物と、作品として
描いていた部分が違っていた』って部分に行き着くと思うんですよね。

ゼロの使い魔の第2期という事で、大半の方が求めていた事ってのは、
才人とルイズのツンデレ恋物語だったり、タバサやキュルケ等の脇役
陣の活躍だったりだと思います。でも実際に作品として描いていたのは
『戦争とは何なのか!?』って部分。


先日に『灼眼のシャナIIに戦闘は必要!?それとも不必要!?』って
記事を書いたんだけど、その時に伝えたかった事を簡単にまとめると、

『作品を評価する上で凄く重要な役割を成しているのは、視聴者
 が作品に対して"何を求めてるか"って部分』


『ゼロの使い魔 〜双月の騎士〜』で例えるならば、視聴者はこの作品
に対して"戦争とは何なのか?"って部分は求めて無いんだよね。その
部分とは違う事を求めていた。だから評価が上がらなかった。

それって作品としての出来が良いとか、悪いとかって判断する以前の
部分である『その人の主観による好き嫌い』になってしまうのかと思い
ます……。

・ルイズのツンデレが炸裂しなかったから、面白く無い。
・戦争部分が全然描けて無いから、面白く無い。

どちらの意見も面白く無いと言う意見なんだけど、でも前者の意見は,
作品としてでは無く、その人の主観による面白く無いと言う意見であり、
後者の方の意見というのは、個人の好き嫌いは抜きにして本当に面白
く無かったという、出来に関しての評価だと思うんですよね。

作品として戦争をテーマに描いてたのに、恋愛部分が疎かだったから、
ダメってのは、やっぱりちょっとズレた論点なのかと……。

まぁ〜視聴者が求めている物を提供出来てない時点で、ダメだと言う
レッテルを貼られるのは当然なんだけど……。


■視聴者が求める物、制作者が描いている物

何が書きたいかと言うと、自分が求めている部分を作品にぶつける
のは大切な事だと思うけど、でも作品として何を描きたいのか!?
何を伝えたいのか!?って部分を読み取り、そしてその部分を見続
ける事が大切なんだって事を、僕はブログを始めてから学びました。

僕は本当にその作品が伝えようとしてた事を理解してたのか?それ
でも尚、面白くなかったと言い切れるのか?そう言い切れる自信が
無いし、最初からその作品を見直す事で、また新たな一面を発見し、
評価が変わる事ってあると思います。

それで言うならば『School Days』って評価がガラリと変わった作品
じゃ無いかな??

制作者がこの作品を通し描こうとしていた部分って『最低な行動を
繰り返す誠』だと思うんですよね。でもその意図が読み取れず最初
はイライラ感を滲ませていた視聴者も、やがて制作者の意図に気付
き始め、そしてその部分を見続ける事によって、面白く感じる様に
なっていった。

僕の感覚的な意見だけど、この作品って評価が凄く高いと思います。
何故に高い評価を得たかと言うと『最低な誠を完璧に作りあげたから』
であり、その部分を視聴者が読み取る事が出来たから。

『School Days』ってアニメとして理想的とも言える作品だと思います。
だって多くの視聴者が、自分が作品に対して求めていたポイントを捨て
去り、作品が描こうとしていたテーマとなっている部分を見ようとしてる
んですよ。『ゼロの使い魔 〜双月の騎士〜』とは、まったくの逆な現象。

それって本当に凄いと思いますよ。



長々と書いてきたけど、正直僕も『ゼロの使い魔〜双月の騎士』の
評価には悩んでいて、個人的な意見を言えば、戦争の部分は凄く
しっかりと描かれてたと思うし、凄く伝わって来る物はありました。
だからその部分に関しては、かなりの高評価を与えたいです。

でも原作の良さは余り伝わって来なかった……ってのが正直な意見。
戦争の事を考える余り、原作でテーマとしていた部分が薄らいでる感
じでしたね。まぁ〜この意見も、僕の個人的な主観を元に書いている
から、正しい意見では無いんだけど……。

でも一つ言えるのは、原作の良さが引き出されてないから面白く無い
と言っている訳では無くて、制作者が何を描きたかったのかって事を
考慮し、その事を踏まえた上で、良い部分とダメな部分を言えるのは、
僕の成長部分。


僕がこの記事を通じて書きたいテーマって何個かあったんですよね。
でも色々な事を詰め込もうとし過ぎてしまい、一つ一つのテーマが、
薄らいで、そして見えにくくなってしまいました。

最後にまとめる事も出来ず、ここまで長々と書いたけど、余りにも
酷い出来映えに消そうか迷ったけど、このまま投稿……。

読んでいる方が、各で読み取って頂ければと思います。凄い投げっ
ぱなしで申し訳が無いけど……。


今年の汚れ、今年の内に……。


にほんブログ村 アニメブログへ ←僕の言いたい事が何となく分かった強者は、クリックお願いします。



2007年12月29日

ゼロの使い魔13 〜聖国の世界扉〜/感想

『ゼロの使い魔13 〜聖国の世界扉〜』の感想です。

お正月休みと言う事もあり、天気が悪いって事もあり、本日は家で
買ったままにしていた本を読んでいたけど、余りにも今巻の内容が
素晴らしかったから、衝動的に感想を書きたくなってしまいました。

これから書く内容に関して、多くのネタバレ部分が含まれると思う
ので、まだ今巻を読んでない方や、アニメだけで楽しんでる方達に
関しても、これから先の文章は絶対に読まないで下さい。

それ位に衝撃的な出来事でした。

続きを読む

2007年09月24日

ゼロの使い魔〜双月の騎士〜/第12話 『さよならの結婚式』/感想

『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』第12話の感想です。映像的には凄い
気合いの入った作りで、迫力ありましたね。特に戦闘シーンは見事な
出来映えだったと思います。


■ルイズと才人

「それでお前……引き受けちまったのか?……正気なのかよ!!敵は
 7万もの大群で迫って来てるんだぞ!」


「虚無があるわ……」

「虚無……?お前この前使えなかったじゃねえか!」

「今度は使えるかも知れないでしょ!ううん……姫様のお命を守る為
 だもの……絶対に使ってみせる……虚無で姫様を守れるなら……
 これ以上の名誉は無いわ……」

「何が名誉だ!ふざけんな!分かってるのか!?捨て石になれって話
 なんだぞ!死んでくれって言われてんだぞ!その任務、俺が断って
 きてやる!」


「やめて!」

「ルイズ……」

「これは私にしか出来ない事なの……だったら私がやるしか無いじゃない!
 今の軍には、7万の敵を食い止める力は無いわ……」


「だからってお前が!」

「姫様だけじゃ無いわ!……メイドも、妖精亭のみんなも殺されるかも
 知れない……辱められるかも知れない……。私だって死ぬのは嫌よ…
 でも私は貴族なの……味方を守る為に死ぬのは、名誉な事だわ……。
 あんたはバカにするけど、みんなの為に死ぬのが、そんなに下らない
 事なの!」


「……分からねえ……分からねえよ……そりゃ俺だって、みんなを守る
 為ならって思う……。でも俺が誰より守りたいのは……」

「才人……」

「ルイズ……」

「あんたは逃げて……私に付き合って死ぬ事は無いわ……」

「何だって!おいっ!ルイズ!」

「ねえ……そうしなさい……だってあんたは、この世界の人間じゃ
 無いもの……」


「お前……本気で言ってんのか!………ルイズ……」


。・゚・(ノД`)・゚・。
。・゚・(ノД`)・゚・。

このシーンは本当に切ない……。

今まで『名誉の戦死』についてルイズと才人は色々と語り合ってきて、
じゃ〜実際に目の前に迫ってきた時に、二人はどうするのか?

『でも私は貴族なの……味方を守る為に死ぬのは、名誉な事だわ』

そう……ルイズの想いは変わらない……。ルイズにとって貴族は誇り
であり、姫様を守る為、平民を守る為に戦って死ぬのが、一番の名誉
と思ってる。

だから誰に何を言われようが、ルイズの気持ちは変わらない……。


では才人はどうなのか?ずっと名誉の戦死はバカげてるって言って
きたし、その想いも本心なんだと思います。

でも結局、才人はルイズに変わって7万の大群に挑む事に……。

それって意見が変わったって事なのか?僕は違うと思います。才人
の気持ちは最初から決まってたんです。

『名誉の為じゃ無い!……ルイズに好きだって言っちまったからだ!
 ここで行かなかったら、好きって言った言葉が嘘になる様な気が
 するんだ……』


7万の大群に突っ込むのは、名誉の戦死ってそんな堅苦しい言葉
じゃ無くて、もっと単純に"大切な人を守る為"なんですよね。

才人を突き動かしているのは、きっとその想いなんですよ。


この回で見て欲しいのは、7万の大群に突っ込んで行くシーンもそう
だけど、その前の眠っているルイズを抱きしめながら、才人が一人
泣いているシーンを是非とも見て欲しいです。

確かに才人は、7万の大群に挑める超人的なガンダールヴの力は持って
いるけど、でも突っ込んで行った勇気は、才人自身の物なんですよね。

先程書いた泣いていたシーンと言うのは、才人が普通の男の子って事
の現れてあり、そんな普通の男の子が命を捧げてまで、大切な人を守る
為に、一人立ち向かって行く姿に、僕はトキメキました。

僕が女だったら、確実に抱かれてましたね!

本当にそれ位にカッコイイと思ったし、原作読んでる時から、何度も
この場面で涙してましたね。

このシーンは本当に大好きです♪


■ラストの展開

原作読んで無い人が、ラストで才人の姿を見た時に???って感じ
なのかと思います。ちょっと急過ぎますよね……。

原作読んでる僕からすれば『こういう事があったから、生きてたんだ』
って事が分かるけど、それを"妖精さん"の一言で片づけられてもね……

原作のある作品だし、しかもまだ続いてる訳で、それに全12話と言う
短い時間で幕を閉じなければならないと言う、制作者にとっては非常
に難しい作品だったと思います。

まぁ〜ラストはどうあれ、個人的には大満足な作品でした。

第3期もあると嬉しいけど……。

ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.1

ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.2

ゼロの使い魔(7) (MF文庫J)
是非とも、原作も読んで欲しいです。特にこの7巻は、今回のアルビオン戦
を描いており、才人の格好良さは、アニメより原作の方が、より一段と魅力
溢れてると思います。


にほんブログ村 アニメブログへ ←才人に抱かれても良いと思った方は、クリックお願いします。


ゼロの使い魔 〜双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ



2007年09月17日

ゼロの使い魔〜双月の騎士〜/第11話 『銀の降臨祭』/感想

『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』第11話の感想です。取り敢えずは
次週に向けての布石とも言える内容が、今回でしたね。


■名誉の戦死

「とにかく生きていて良かったですわ。戦場で……見知らぬ土地で
 死ぬなんて、恐ろしいです……」


「いやいや、僕は貴族だからね。死ぬのは別に怖くないよ。名誉の為に
 死ねと言われれば、何時でも死ねるさ。でもどうせならもっと大きな
 戦功をあげて、もう一つくらい勲章を貰ってから死にたいかな♪」


「お前バカか!!」

「なっ、なんだと!」

「なんだか知らねえけど、要するに九死に一生を得たんだろ!だったら
 その命を大事にしろよ!名誉の為に死ねるだなんて、そんなのクソだ!
 アホの考える事だ!」


「才人!ギーシェに謝りなさい!」

「何でだよ!」

「名誉は貴族にとって命より大切な物なの!一体何度同じ事を言ったら
 分かってくれるの!」


「お前こそ、何で分かってくれないんだ!勲章貰ったって、死んじまえば
 お終いなんだぞ!」


「勲章なんて要らないわ!」

「えっ!?」

「大事なのは、姫様への想いよ……。誰にも褒められなくて良い……。
 ただ姫様だけに分かって貰えれば良いの!それこそ私にとっての
 名誉なの……。私、姫様の為なら、喜んで命を捧げるわ!」


「……勝手にしろ!」


終盤間際と言う事で、改めて才人とルイズの二人の考えの違いを明確に
したって感じですかね。特に語られていたのが『名誉の戦死』に関する事
でしたね。

才人が"名誉の戦死"に対して怒っている原因は二つ程あると思います。
まず一つ目は、自らが死んでしまったら何の意味も無いじゃないかと
考えているからだと思います。当たり前と言えば、当たり前ですね。
だって『死』と言うのはハッピーエンドでは無くて、ゲームオーバー
何ですから……。寿命では無くて、戦場で死ぬって事は、そういう事
なんだと思います。

そしてもう一つの原因は、自らが死ぬ事によって周りの家族や友達が、
どれだけ悲しむかって事を、死んだ本人は分かって無いからだと思い
ます。この事に関しては、コルベール先生が死んだ時に、先生本人は
アニエスや生徒達を守れて幸せだったかも知れないけど、でも残され
た才人は、一人で辛い想いを味わってるんですよね。。

だから才人は『死』と言う事に関して、自らの未来も奪ってしまうし、
周りの人々の未来も奪ってしまう行為だと考えているんですよね。


一方のルイズは、"名誉の戦死"とは素晴らしい事だと思ってるんです
よね。何故ならば貴族とは、平民や国を治める者を守るのが当然だと
考えており、自分の身を犠牲にしてまで国の為に働いたなんて、それ
こそ貴族にとって、最大の名誉なんですよね。

つまりは『名誉の戦死=最大の名誉』であり、周りの人々が悲しむと
かは一切考えず、それどころか身を犠牲にしてまで国を守った私の事
を、誇りに思いなさいって考えているのだと思います。


どちらも譲る事が出来ない考えであり、だからこそ対立してしまう。
この件に関しては、貴族と平民の違いでは無くて、異世界から来た
才人と、この世界の住人であるルイズと言う『世界の違い』が大き
いのかと思いますね。

この世界の平民達は戦争をするのは貴族だと思ってるし、だからこそ
その戦争で死んだとしても、才人みたいな考えを持つ人って少ないと
思います。だから二人の考えの違いは"世界の違い"が大きいのかと…。


そしてラスト間際に、才人が一人呟いた一言。

『はっきり分かった、俺にとって本当の恋敵は……姫様なんだ!』

要するに『姫様=貴族のプライド』な分けであり、だから貴族として
のプライドをルイズから取り除かない限りは、二人の恋は進展しない
とも言えそうですね。


原作読んでるから何となく次週の展開は予測できるけど、今回語られた
"名誉の戦死"と言うのは、次週に関して言えば凄い重要なキーワード
なんですよね。本当に今から楽しみです。あのシーンは何度読み返して
も泣けます!


■素晴らしい♪

「きょきょきょ今日は、あなたがご主人様!……ニャ・ニャン♪」


先週の予告から、もしかしたら原作にあったこのシーンをやるのかと
思ったけど、まさかこれ程の威力とは……。

釘宮理恵ボイス……恐るべしです……。


ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.1

ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.2

ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.3


にほんブログ村 アニメブログへ ←ルイズの"あの一言"に心奪われた方は、クリックお願いします。


ゼロの使い魔 〜双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ



2007年09月10日

ゼロの使い魔〜双月の騎士〜/第10話 『雪嶺の敵』/感想

『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』第10話の感想です。今回の話と言うのは
前回の放送でコルベール先生から出された問いについて、才人とルイズの
二人が何かしらの答えを出す為の回だったと思います。

この話を終盤を迎える前に入れてきた意味と言うのは、多分これから山場
と言える様な戦いが待ってると思われます。その時に才人とルイズの二人
が取る行動について、説得力を持たせる為に、オリジナルであるこの話を
途中で入れてきたんでしょうね。

この事からも、制作者が戦争と言う行為に対して、色々なメッセージ的な
物を、視聴者に対して伝えたいんだなって事が伺えます。

だからこのブログでも『戦争とは何なのか?』って事をテーマにしながら、
じっくりと書いて行きたいと思います。


■アンリエッタの考え

アンリエッタとルイズは昔からの親友で、劇中でもその親しい関係を伺う
事が出来だんですけど、でも今回のアンリエッタがルイズに下した命令は
敵の最前線に突入して、敵陣を制圧してこいと言うものでした。

アンリエッタにとってルイズと言う存在は、大切な存在なんだと思います。
なのにも関わらず敵の最前線に単独で突入して来いって言う命令は、余り
にも酷いと思います。だって死にに行けって言ってる様な物ですからね。
まぁ〜確かにルイズは虚無の魔法の使い手であり、以前にも敵の大艦隊
を一人で止めた事もあります(その辺の実績を考えての命令でしょうかね)

今回のアンリエッタが取った行動と言うのは、親友としてのルイズでは
無くて、虚無の使い手としてのルイズを選んだって事ですね。

もし仮にアンリエッタが親友としてのルイズを選んだのであれば、幾ら
虚無の魔法が使えたとしても、親友を危険な地に送り込むって事はし
なかったと思います。

一般市民の被害を最小限に抑える為、そして味方兵士の被害を最小限に
抑える為に、ルイズ一人を危険にさらし、捨て駒にしようとしたアンリエッタ
と言うのは、もはや個人としての行動では無くて、女王としての立場で行動
しているんですよね。

だから親友であるルイズを危険な地に送り込む事が出来た……

戦争と言うのは、非情にならなければならない。国のトップに立ってる
アンリエッタなら、尚更この考えを忘れてはならないのでしょう。

今回の話のポイントとなる部分の一つが『アンリエッタが親友としての
ルイズでは無くて、虚無の使い手であるルイズを選んだ』って事ですね。
この行動そのものが、戦争と言う行為を象徴していると思います。


■ルイズの考え

「姫様の為に戦い、姫様の為に死ぬのが、私達貴族にとっての
 最大の名誉なのですから」



ルイズにもコルベール先生の言葉は届いているんだと思います。だけど
ルイズにとって一番大切な事は

『貴族としてのプライド』

なんですよね。だから貴族として戦争に参加するのが使命であるのなら
参加もするし、それで殺したり、殺されたりするのも貴族としての使命
なんだから、仕方が無いって考え方なんだと思います。

でも色々な言い訳を言いながらも敵兵を助けてあげたり、姫様の命令に
一瞬戸惑いをみせたりする姿を見る限りは、貴族としての使命に本人も
迷ってる感は否めません。

今後の注目点としてら、今回みたいに敵兵を助けてあげたルイズ個人の
意見と、姫様に対し最後に誓った時の様な貴族としてのルイズの意見に、
せめぎ合う姿ですかね。

『貴族として生きる道は本当に正しいのか?』

個人的には、この辺をポイントにしながら今後も見守って行きたいです。


■才人の考え

コルベール先生の最後の言葉を受けて、才人の中で考えがより固まっ
たと思います。以前から才人はルイズが戦争に行く事に反対で、姫様
が戦争をするって聞いた時も、才人は嫌な顔をしてました。

元々日本の高校生だった才人からすれば戦争というのは遠い物であり、
そしてそれが良い事だとは思ってないはず。それにコルベール先生に
慕ってる才人からすれば、先生から戦争に行くなと言われたら、その
言葉を無視する訳にはいかない。って言うか、先生の言葉は才人の中
で響いたんでしょう。

でも結局はルイズと一緒に戦地に赴いてしまう才人。アンリエッタが
ルイズにこっちに来いって命令したら絶対に従ってしまうのがルイズ
だし、そんなルイズに反抗が出来ない才人も一緒に来るのは当然な
訳であり……。

とにかくコルベール先生の言葉を受けて才人が出した結論と言うのが

『敵も殺さない。自分も死なない。そしてルイズを守る為に戦う』

なんだと思います。コルベール先生の言葉はしっかりと才人に届いた
んだけど、才人にとってコルベール先生の言葉と同じ位に大事なのが、
ルイズなんですよね。だからルイズを守る為に一緒に戦場にも赴いた。

才人の答えは、はっきり言って矛盾してます。だけど今の才人が精一杯
出した答えがこれ何ですよね。

今後のポイントとしたら、果たしてこの結論を守り通す事が出来るのか?
矛盾してるからこそ、守り通すのは難しい道のりです……。


■ヘンリー登場の意味

オリジナルキャラであるヘンリーを、この場面で登場させた意味って、
やっぱり"戦争"を意識しての事だと個人的には思います。

ヘンリーの登場理由は『敵も一人の人間である』って事を知って欲し
かったからでは無いのでしょうか?ルイズ達にも様々なドラマがある
様に、敵にも様々なドラマが存在している。

敵だから悪では無くて『どちらも正義であり、そして悪である』この事を
視聴者やルイズと才人に分かって貰う為の登場だったのかと思いますね。


アニエスの復讐劇、コルベールの言葉、そしてヘンリーの登場と色々
な意味を視聴者に問いかけるこの作品。個人的にはとても勉強になる
事が一杯です。みなさんはどう思ってるんでしょうかね?

やっぱりラブコメ要素が少ないと嘆いているのでしょうか……。


ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.1

「ゼロの使い魔~双月の騎士~」感じるCD ~ルイズ・キュルケ・タバサ~
メチャメチャ気になる、この商品。


にほんブログ村 アニメブログへ ←ルイズの胸が小さすぎると思った方は、クリックお願いします。


ゼロの使い魔 〜双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ



2007年09月03日

ゼロの使い魔〜双月の騎士〜/第9話 『炎の贖罪』/感想

『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』第9話の感想です。第2期になってから
シリアス部分が前面に押し出されており、第1期の売りとなってた部分で
ある、ルイズのツンデレ部分が陰を潜めている感じがします。

個人的に感じるのは、今回のテーマは『戦争』であり、その戦争とは
何なのか?って言う部分を、今回の第2期では視聴者に対して伝え
たいのではって思います。だからツンデレであったり、ギャグだったり
を前面に押し出してしまうと、制作者が"本当に伝えたい事"が薄れて
しまう……。

原作を読んでると凄く感じるんだけど、この作者の『ヤマグチノボル』
さんは、各巻にそれぞれテーマを決めて、そのテーマとなってる部分を
読んだ方に伝えたい!って気持ちが凄く感じられる方です。
だからツンデレであったり、ファンタジーであったり、ラブコメであった
り、ギャグだったりと、色々と面白おかしく物語は進んで行きますが、
でも実は凄いメッセージ的な部分が強い作品でもあるんですよね。

アニメの第2期を作るにあたって、第1期とはまったく逆の方向である
シリアス方面に向かう事は、制作者にとっては凄い勇気の要る事だと
思います。第1期のファンから見れば、雰囲気がまったく違うと言われ
兼ねないですからね。

でも原作者の方が一番伝えたい部分を、丁寧に作りあげているアニメ
制作者の姿に、原作ファンとしては非常に嬉しい限りで御座います。

これからの終盤戦。本当に楽しみです。


■憎しみの果てに、行き着く先は……

「大丈夫か……?……良かった……」

「何故、助けたのだ?ダングルテールを焼き払ったあの日」

「間違いに……気付いたのだ……」

「…………」

「コルベール先生!!」
「先生!!」

「先生!!」

「退け〜!!」

「何するつもり!」

「邪魔するな!」

「辞めて!アニエス!」

「お願い辞めて!」

「退け!!私はこの日の為に生きてきたのだ!…20年………20年だぞ!」

「アニエス辞めろ!」

「辞めて…お願いだから……」

「退け!!」

「ミス……ゼルプスト……。どいてくれ……。アニエス君には、
 私を殺す……権利がある……」

「先生………」


「あの時、初めて…罪に気付いた…。命令に従うのが、正しいと思ってた…
 でも…違う!例え戦争であっても…人を殺すのは……罪だ!アニエス君…
 私を殺せ……だが…これを最後に…もう人を殺すのは辞めてくれ……」

「貴様!何をぬけぬけと!!」

「アニエス!!」

「辞めて!!」

「邪魔するな!!」


「はっ……アニエス……剣を収めて……」

「ふざけるな!!………はっ!?」

「亡くなったわ………」

「なんだと………」


これにてアニエスの復讐劇が終結…。視聴者の方もあから様な伏線に
多くの方が気付いてたと思いますが、コールベル先生が実はアニエスの
村を焼き払った部隊の隊長であり、そして復讐の相手……。ラストでの
アニエスのやるせない想いは、ちょっと切なくなりましたね……。


ここまでずっとクローズアップされてきたアニエスの物語ですが、僕が
凄く感じたのは『一体だれが得をしたのか?』です。

アニエスがここまで生きてきたのは村を、家族を、友人を焼き払われた
事に対する復讐の為であり、最終的にアニエスは命令を下した首謀者で
あるリッシュモンを斬り、そして実行部隊の一人であるメンヌヴィルを斬り、
そして実行部隊の隊長であるコルベールを、自分の手で裁く事は出来な
かったけど、死んで行く姿を見届ける事が出来た……。

見事に目的を達成する事が出来たアニエスですが、果たしてアニエスは
救われたのか?ラストのアニエスの表情を見る限りは救われた様に見え
ません……。むしろ余計に沈んだ様にさえ感じます……。


アニエスの物語と言うのは、戦争の末端で起こる事態を表してるのではっ
て個人的には思いますね。戦争の末端で残るのは結局は憎しみだけで
あり、そしてその憎しみと言うのは、また新たな憎しみを生む……。今回
のアニエスみたいに……。

『殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで一体いつ戦争が
 終わるって言うんだ!』

ガンダムSEEDでカガリが言っていた言葉ですが、戦争と言うのはまさに
この言葉そのものだと僕は思います。

リッシュモンの行動から始まったこの事件。それをきっかけにアニエス
に憎しみが生まれ、そしてもしリッシュモンに家族が居たとして、その
家族がリッシュモンの敵を討つ為に、アニエスに対し憎しみが生まれる
事もあったはず。

戦争と言うのは負の連鎖であり、その道に一歩でも進んでしまえば、一生
抜け出す事が出来ない……。この事をコルベール先生は才人に伝えたか
ったんだど思います。そして視聴者に対してもですね。

原作読んでる時は気付かなかったけど、アニエスの物語と言うのは、ただ
の復讐劇では無くて、今後巻き起こる戦争に対して、大きな意味を含んで
ると個人的には感じました。だから第2期ではじっくりと丁寧に、アニエス
の物語を描いてたんですね。改めてこの作品の奥深さを実感しました。



そして、コルベール先生のラストの手紙が………


才人君、この手紙は君が戦争に行かねば、ならなくなった時に、
渡そうと思って書いている。

君には話しておこう……。私はかつて罪をおかした……。その罪を
購おうと思って研究に打ち込んで来たが、最近思う様になった事がある。
それは………罪を購う事は出来ないと言う事だ……。

才人君、だから約束して欲しい……。人の死に慣れるな………
戦いに慣れるな………殺し合いに慣れるな………

才人君、君はたくさんの話をしてくれたね!君が居た世界の話を……
私はその世界が見たい!……いつか……連れて行ってくれ………。


これはちょっと反則ですよね……切なすぎますよ……。


ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.1

ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.2

【MF文庫J】ゼロの使い魔12 (MF文庫 J や 1-14)
最後のエピソードは相当な"エロ"でしたよ♪


にほんブログ村 アニメブログへ ←戦争の厳しさを感じた方は、クリックお願いします。


ゼロの使い魔 〜双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ



2007年08月27日

ゼロの使い魔〜双月の騎士〜/第8話 『魔法学院の危機』/感想

『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』第8話の感想です。まさか次週まで引っ張る
とは思いませんでしたね。でもそれだけアニエスの物語をじっくり丁寧に描き
たいと言う事の表れだと思うので、それはそれで別に良い事だと思いますが、
アルビオンとの戦争パートが忙しくならないか、ちょっと心配です……。


■静観者と当事者

「姫様の為なら何だって出来ます。敵の軍隊だって倒して見せます!」

「敵を倒す!?つまり君は敵の人間を殺しに行くと言うんだね……!」

「そんな意味じゃ……」

「女王陛下の為に戦う……国の為に敵を倒す……。どんな言葉で飾っても、
 結局は人殺しだ!!」


前回の感想の続きになってしまいますが、今回もアニエスの物語と平行
して、戦争とは何なのか?って事が語られてました。特に今回に関して
は、結構直接的な言葉として、次の事がコルベール先生の口から語られ
ました。

『敵を倒す=人を殺す』

当たり前の事だけど、ルイズにとっては当たり前では無い言葉で、それは
戦争と言っても、何処か他人事な感覚を持っているからだと思います。

前回の感想でも書いたけど、ルイズは国民の代表とも言える存在であり、
その国民と言うのは戦争に対して他人事で居る事が出来る存在だと思い
ます。国民にとって大事な事は戦場で何が行われているか?では無く、
女王は戦争に賛成か?反対か?そして戦争に勝ったのか?負けたのか?
その部分にしか興味が無いし、実際に戦場で何が行われているか何て事
は、知るよしも無いんだと思います。

だから国民と言うのは静観者であり、その代表とも言えるルイズに関し
ても、静観者である。じゃ〜何故に今回のルイズは『自分も戦争に行く』
と言い出したのか?戦争に行くって言う事は、静観者では無く、当事者
になるって事ですからね。

それは『アンリエッタ女王の親友』を言う部分が表に強くでたからだと
思います。戦場に出発するアンリエッタを見守るだけでは物足りないっ
て言う、ルイズのプライドとも言うのでしょうか?

でもこのルイズの軽はずみな発言事態も、他人事だから言える言葉で、
それはコルベール先生が言っていた『敵を倒す=人を殺す』と言う部分
が理解して無いから、言えるんだと思います。

ルイズとは逆に、才人はコルベール先生の言っている事を理解していて、
『人を殺す』という感覚を才人が持っているかは知らないけど、少なく
ても『戦場=危険な場所』って事は理解しているんだと思います。
だからこそ、戦場と言う危険な場所に行こうとするルイズを、お姉さん
に頼ってまで止めようとしたんですよね。


静観者から当事者になろうとしているルイズが、コルベール先生の言葉
を受けて、どんな行動を取るのか?今後の見所ですね!


■アニエスの物語

このブログのスタンスとしては、あらすじに関して感想を書くのでは
無く、一つの物語が終結した時点で、僕がどう思ったのかと言う部分
の感想を書きたいと思ってます。

なので今回のアニエスの物語は、次週への布石と言う部分がほとんど
だったと思います。だから感想は次週を観てからじっくり書かせて
頂きます。


ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.1


にほんブログ村 アニメブログへ ←記事に共感して頂いたら、クリックお願いします。


ゼロの使い魔 〜双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ



2007年08月21日

セロの使い魔〜双月の騎士〜/第7話 『地底の秘密文書』 /感想

『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』第7話の感想です。今回の話も僕の記憶に
無いと言う事は、多分オリジナルの展開だと思いますが、アニエスの復讐
物語と平行して、各キャラが戦争に対してどの様に思ってるかと言うのを、
語ってました。

第2期の大きなテーマと言うのは"戦争"になると思います。だから今回の
第7話での役割と言うのは、各個人が戦争という行為に対して、どの様に
思ってるか、そしてどの様に取り組んでいくのかを、明確にしてました。

具体的に語ってたのはアンリエッタ女王、アニエス、コルベールの3人で
遠回し的には才人とルイズの二人。

現実の世界の日本では終戦記念日を終えたばかりで、8月と言うのは1年の
中で戦争という行為に対して、何かしらを考える時期なのかと思います。この
作品でも戦争とは何なのかって事を、メッセージとまでは言わないけど、何か
しらの形で伝えたいのかなぁ〜って感じました。

確かにこの作品はギャグアニメであり、ファンタジーの世界での戦争何だけど
でもただ闇雲に戦争と言う行為をする訳では無く、各個人の考えがあった上で
戦争という行為に走る。何となくだけど、その"個人の考え"をアニメ版では
より強調したいのかなって思います。

なので今回の感想は、各キャラの戦争に対する考えを中心に書いて行きたいと
思います。

■戦争に対する考え方
アニエスの敵である者の名前が書かれたとされる、極秘の公文書を探す途中
での会話。アニエスの想いを明かすと同時に、コルベール、アニエス、才人
の戦争に対する考えを語ってました。


「君の故郷では、若い女の子も戦争に行くのかい?」

「あっ?」

「だってあれは軍服だろ?」

「まさか、俺の国では学校の制服だよ。男も女も戦争なんか行かねぇし」

「う〜ん。私も何時か行ってみたい物だなぁ〜。才人君の国へ」

「先生もセーラー服が気に入ったんですか?」

「そういう事では無く、戦争が無い国が羨ましいんでな」

「無いって訳じゃ無いけど……」

「私は若者達が戦争の犠牲になるのが、堪らなく辛いのだ……」

「フッ、今は戦時だぞ!王国の為に戦えと教えるのが、お前達教育者の役割だろ」

「バカな!君は戦争の実態を知らないから、そんな事を言うんだ!
 一度でも戦場の悲惨さを目にしたら……」

「先生は戦場をみた事があるんですか?」

「ん…いや…それは……」

「私はあるぞ。私の生まれた村は軍によって焼き払われた。戦争を言うより
 あれは虐殺だった……」

「まさか……」

「20年前、反乱を起こしたという口実で新教徒狩りが行われた……。実際
 にはリッシュモンらがでっち上げた事に過ぎなかった。やつらはありも
 しない反乱を鎮圧し、その功績で出世し権力を握ったのだ…。その為に
 私の家族や友人達……罪もない人達が焼き殺された……私だけが誰か
 に連れ出されて助かったが…」


そして、コルベールとアニエスの会話。


「アニエス君?」

「なんだ?」

「いや〜その、君は敵の正体を知ったら、どうするつもりだね」

「決まってるだろ!」

「では、敵を討ち果たしたら…その後はどうする?」

「後は陛下の為に戦い、死ぬ。それだけだ」

「せっかく生き残ったのに、大事な命を復讐と戦争ですり減らしてしまうのか…」

「…………」

「君は…その〜……恋をした事があるのかね?」

「なんだと!」

「恋だよ。君は若い、戦いより大事な事があるとは思わないか?」

「馬鹿馬鹿しい!お前と議論している暇は無い!」


【コルベール】
彼は戦争という行為に反対で、それは彼が言っていた通り『若者達が戦争の
犠牲になるのが、堪らなく辛いのだ……』そして『一度でも戦場の悲惨さを
目にしたら……』。この言葉通り、戦争という物は悲惨な事。だからそれを
若者達に経験させたく無い。

才人の『先生は戦場をみた事があるのか?』という問いに、動揺していた
様子から、彼は戦場の悲惨さを知っている。だからこそその経験を生徒達、
若者達に知って欲しくない……。

だから彼は学校の授業でも、人と争う為の魔法では無く、人の役に立つ
様な魔法を教えていた。そしてアニエスに言っていた『戦いより大事な
事があるとは思わないか?』一つの例えとして"恋"だったけど、それは
別に勉強だったり、遊びだったり、何でも良かったと思います。

ただ若者は、人と争うという愚かな行為をするのでは無く、若者らしい
事を一生懸命にしなさい!という事を、伝えたかったと思います。

僕が個人的に思うのは、コルベールと言う人間は戦後を生き抜いてきた
日本人っぽいと思います。戦争を経験し、そして終戦。人の役に立つ様
な魔法も戦後の日本を復興させた様子と重なるし、それに何と言っても
日本の若者代表である才人が、彼を慕うのも何となく、彼の持っている
雰囲気が、日本人の感覚と似ているからではと思います。

原作読んでるから知ってるけど、コルベールにはもう少し謎があって、
ネタバレになるから具体的な事は書きませんが、戦争という行為に
反対するのは、その謎の部分があるからこそ、なんですよね。


【アニエス】
彼女の戦争に対する考えは、別に賛成でも反対でも無いと思います。彼女
にとって一番重要な事は復讐であり、その復讐を果たしたら、女王の為に
働き死ぬとまで言っている。

彼女の言動を見てると、一見戦争に賛成なのかと思えますが、でも実際は
女王の意見に賛成であり、女王が戦争を止めると言えば、女王の言葉に
従うでしょう。女王の意見に流されると言うよりかは、女王に忠実と言う方
が正しいのかも知れませんね。

だからアニエスの考えは『女王に従う』これに尽きると思います。戦争に
反対とか賛成とか、二通りの答えでは無く、色々な考えがある。


【アンリエッタ】
彼女は基本的に戦争に反対の立場。だけど閣僚の意志、そして国民の
意思を考え、戦争に踏み切る事に。その戦争に踏み切った際に受けた
説得で、彼女が一番揺れた一言が

『陛下が指揮を執る事で、戦争を必要最低限の物に抑える事が出来るのです』

自分がこのまま戦争に反対という立場を取り続ければ、クーデターが起き
政権を交代させられてしまう。彼女にとって女王の立場を失う事よりも、
戦争による被害が大きくなる方が怖いのかも知れません。とても彼女らしい
考えでもあるけど、流されやすい一面も見せる、

心の底では戦争という行為に反対だけど、でも色々な理由が重なり戦争に
賛成という立場に変わってしまったのが、アンリエッタ女王の考え方。


【ルイズ】
ルイズの戦争に対する考えと言うのは、国民代表とも言える立場であり、
特に才人との会話で言っていた事で

「なによ!トリステインが勝ってるのよ!嬉しく無いの?」

「姫様は戦争反対じゃ無かったのか?」

「そりゃ〜反対だったわよ……。でも相手はあのアルビオンだもの、
 やらない訳にはいかなかったのよ。多分……姫様は苦渋の決断を
 されたんだわ……」

実際に戦うのは軍人であり、自分達は静観者。だからこそ女王に信頼
を持ってる国民と、その代表とも言えるルイズは女王の意見に従う。

アニエスの意見と国民達の意見は似ている様で少し違って、アニエス
の考えは自らの命を賭けてでも女王に忠誠を誓い、そして女王の意見
に賛同している。けど国民達の考えはあくまでも、静観者だから女王
の意見に賛同している部分があると思えます。もし自分の命に関わる
事があるのならば、その意見もまた変わって来るのかも知れません。

今回のルイズは国民の言葉を代表して言ってる部分があり、それが
ルイズの本心なのか、物語的に国民達の意見を語らせる為にルイズ
を使ったのか分からないけど、でも一つ言える事は、アニエスとは
違って、とても流動的な意見だという事。

なにかのきっかけで、その考えは変わる。それが今のルイズと国民
の考えだと思えます。


【才人】
才人にとって戦争はやっぱり遠い存在であり、何処か他人事な感覚。
彼も元は日本の普通の高校生な訳で、当たり前の反応なんですよね。
だから彼の意見と言うのは視聴者の感覚と近いのかも知れません。

特に街中でのルイズとの会話で、アンリエッタが戦争を始めたのを
聞いた時の反応が少しあきれ顔で、それは何で戦争何かするのか?
ってのがあると思います。
確かに日本に住んでいて、身近で戦争が起きるという時に、疑問を
持つのは当然であり、他人事に感じるのも分かる様な気がします。

才人にとっての戦争に対する考えとは、他人事なのかも知れません。
あくまでも率直な考えであり、自分の身近に戦争を感じた時に、また
その意見は変わって来るのかも知れませんが……。

 

長々と書きましたが簡単にまとめると、

【アンリエッタ.........本心は反対だけど、結局は賛成の立場に…】
【コルベール..........断固反対の立場】
【アニエス............忠誠を誓った女王の意見に従う】
【ルイズ&国民.......女王の意見に賛成。でも流動的な意見!?】
【才人................あくまでも他人事な感覚】

色々な考えがあって、どれが正しい意見とか、どれが悪い意見とかは
無いけど、でもそれぞれの意見があると言うのは、分かって無くては
いけないのかと思います。

ここまで深く考えて見なくても良いのかも知れませんが、結構奥深い
作品なので、今回は試しにこんな感じで書いてみました。


■セーラー服の意味
才人がシエスタにセーラー服を着せた意味。アニメではルイズだと
胸が小さくて似合わないから、シエスタに着せたって事になってる
けど、原作だとシエスタは才人と同じく、この世界に迷い込んでし
まった日本人の血を受け継いでいる。

だから日本人の顔立ちと、黒髪を持ち合わせているシエスタだったら
セーラー服が似合うと思い、才人は着せたんですよね。

結構重要な事だと思ったのですが、何で省いたんでしょうかね?
制作者にとって重要だと感じたのは、あの"エロ"さだってので
しょうか?……気持ちは分かりますが……。

ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.1


ゼロの使い魔 〜双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ



2007年08月13日

ゼロの使い魔〜双月の騎士〜/第6話 『女王の休日』/感想

『ゼロの使い魔〜双月の騎士〜』第6話の感想です。かなり前に原作を
読んでたから、この回に関しては良く覚えて無いんだけど、なんとなく
官能小説ばりにエロかった思い出があります。だからメチャメチャ楽しみ
でした。まぁ〜結果的には、そんなに"凄く"無かったですけど……。


■アニエスの想い

「これも我らが、貴様ら貴族にせめて一噛みと磨いた牙だ。
 その牙で死ね……リッシュモン…」


アニエスにとってアンリエッタ女王は、平民だった自分を貴族にし、
しかも銃士隊隊長という名誉ある地位にも就かせてくれた。だから
相当の恩があるし、今までの言動からも女王に対する忠誠はかなり
の物だと感じさせる。

だけどリッシュモンと相対した時の一言。女王を裏切り、国に弊害を
与えた事に対しては一言も言及せず、自らの敵。故郷を焼かれ、一族
を虐殺された恨みのみをリッシュモンに対してぶつけている。

アニエスにとって一番大事な事は、故郷を焼かれた事に対する復讐で
あり、アンリエッタ女王の事は悪く言えば利用したに過ぎないって
感じなんですよね。自分に地位を与え、そしてリッシュモンに復讐
するチャンスを与えてくれた。

別にそれが悪い事では無くて、それ程までにリッシュモンを恨んで
いたって事を強調したかったと思うんですよね。

そして尚も続く復讐への道。首謀者であるリッシュモンを倒して、
次に狙うのが実行犯。その鍵が魔法学院の地下に隠されているって
事ですね。

それにしても、アニエスにとってあれがファーストキスだったので
しょうか?キスした後の表情がとても可愛かったですね♪

■遠回しに…

「ですから、才人さんに護衛をお願いしたのです。
 守って貰いたかったのです……ルイズの様に……」


アンリエッタの一言に、僕の心は射抜かれました。原作読んでる時は
全然気にならなかったのに、っていうか原作のこのシーンが余りにも
エロかったから、こんな一言があったか何て全然覚えてないんだけど
とにかく『ドキッ』とさせられる一言でした。

まぁ〜アンリエッタの気持ちが才人に揺れ動くって言うのも、何となく
分かる様な気がします。今回のリッシュモンもそうだけど、女王の回り
の人間は自分の利権だったり、そう言った腹黒い感覚を持った人間
はかり何ですよね。

その点で言うと才人は、違う世界から来たって事もあるし、ある意味非常
にバカなのでエッチな下心はあっても、女王に近づいて何か悪い事をする
って事はありえない。アンリエッタにとって才人は、女王としてでは無く
女の子として扱ってくれる唯一の男性なのかも知れません。

その証拠に、今回のアンリエッタは自分が女王だという事を忘れ、才人に
対して、非常に女の子らしい行動をしてましたからね。ルイズでは決して
埋められ無い物を、才人は持っているから……。

それにしても、アンリエッタの言葉に動じない才人は鈍感ですねぇ……。


ゼロの使い魔 (5) トリスタニアの休日 (MF文庫J)
原作のアンリエッタは、もっと凄いです♪

I SAY YES

スキ?キライ!?スキ!!!


ゼロの使い魔 〜双月の騎士 - livedoor Blog 共通テーマ



サーチボックス
たなぽんの一言日記
またまた仕事場が変わる事になり、今度は滞在先にネット環境が無い為に色々と不便しそう……。なので、定期更新したいと思っていたガンダム00の感想も無理っぽいです。これじゃ〜麻生さんと同じ「やるやる詐欺」だよ。

2009/02/04(水)
ブログ紹介
アニメ/マンガ等で個人的に感動した場面を紹介するサイトです。
紹介した作品を知ってる方は、僕が感動したポイントに共感して頂き、作品を知らない方はその作品に触れるきっかけになれればと考えております。

それとこのブログは基本的に
【コメント大歓迎♪】
【トラックバック大歓迎♪】
【リンクフリー】
ですので、是非とも願いします。
web拍手

『好きな女性声優・ベスト5』をweb拍手上で発表しています。興味がある方は、今すぐにボタンをクリック。ちなみに『もっと送る』をクリックする事に順位が上がっていきます。
ランキング参加中
にほんブログ村 アニメブログへ

1日1クリック、お願いします
Recent Comments
連絡先
連絡などは『tanapon0083<アットマーク>dragon.livedoor.com』までお願いします。
「Amazonライブリンク」は提供を終了しました。
「Amazonライブリンク」は提供を終了しました。
「Amazonライブリンク」は提供を終了しました。
「Amazonライブリンク」は提供を終了しました。
「Amazonライブリンク」は提供を終了しました。
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)