種居blog 上海からの生存報告

上海住みリーマンのお話

(別に人様を啓蒙したいとかは一切なくて、ただ自分の頭を整理したいだけなんだ)
(でも不愉快に聞こえたら申し訳ない、のじゃ~のじゃロリおじさんなのじゃ)



コインチェックや仮想通貨フィーバーは非常に賑やかなことだけれど、
私の友人、非常に勉強熱心で人品も確かな方たちが
「やはりそうだ、投資はどうも信じられない、僕はする気は無いよ」と、
意見表明しているのも何人かSNS上で見かけることができた。

そうした見解も正しいと思う。実際、相場の上げ下げに一喜一憂してしまい、
動揺したり、時間を取られてしまい本業や学習に悪影響を与えてしまうのは確かだし、
いい結果を常にもたらすとは限らない。


ただ、それでも私の立場から少し反駁したい点はある。

例えば私が、年間3%の運用が出来たとしよう。
1969年から現在に至るまでの株価リターンが、最も低い日本でも年5.9%なので、
非常に控えめな数字だけど、20年経過すれば複利効果で80%のリターンになる。

(参考 1969年からの株価リターン)
http://www.world401.com/data_yougo/gdp_kabu.html

また、今後も通貨インフレが進行し、物価が上昇していった場合、
銀行に預けている残高は減っていないのに、相対的に資産が減ってしまう。
為替の動きから見ても、円ドル70円の頃と、現在の110円の時代では
海外旅行の行きやすさや、ドライブに行くためのガソリン価格の価格差は相当だ。
投資をしない、という選択も、けして安全とは限らないと思う。

また、証券や不動産などの全ての金融商品のリスク度合いは大きく異なるので、
リスクを取りたくない・取れない場合は、よりリスクの低い商品を買えばよい。
人生100年時代ということで、複利効果の活用はますます重要になると思う。
若いうちに経験しておくことで、学ぶことは多いかな、と。


ただ、私個人が多少なりと、手を染めているのは
・目下、自分の時間があること
・独身生活で余剰資金があること、余剰させておくとムダ使いしてしまう
・本業があまり好きでもなく、興味もなく会社や製品市場を信頼していないこと
・単純にギャンブルや刺激が好きで、やってて面白いため
・父からの影響
という個人的な理由なので、本当に人に誇れるような話ではないし、
万人に勧める物でもない。自分自身の人的資本の成長と活用に掛ける人間を
けして、貶すものでもないし、軽んずる気持ちは自分にはない。
ただ、資産と収入のポートフォリオを考えるうえで、自国通貨&労働だけだと
怪我病気ブラック労働であっさり壊されてしまうのが、自分は一番恐れている。

その、自国の価値観、会社の価値観、周りの価値観と、自分自身のそれが
相当の部分で一致していれば、”がんばる”ことは安心で幸福だろうけど、
どうも信じることが難しい人間には色々としんどい。


しかし、治安が良くて生活が豊かで物価が高くなくて自然や文化があって
(色々と厳格すぎるから)高品質な消費財やサービスが簡単に手に入るとあれば、
じゃあ次に何したらいいの?ってのが思い描きにくく、
途上国の青年のような燃え滾るガッツも湧いてこないのは当然だろうけど、
それでも、だからこそ、目標というか将来のプランというか、俗にいえば夢が無いと
何をしていいのか何をすべきか何が善なのかよう判らなくなるんだろう。

33歳にもなり、嫁も子供もなく、持つ気もそれほど強くないとくれば、
そりゃあもう、ますます余人よりも強く、明確に将来やシナリオをイメージしないと
立ち行かないだろう。幸い自由度は高い身分なので、何か成さねば仕方ない。

独身風来坊であればこそ、夢を持った方が良いんだろうな。


夢と目標とシナリオの観点から『敗者のゲーム』についてはまた次回
一番ベターな戦術としての「ロボアドバイザー」については次々回整理したい。


先日のエントリ以来、私はある種の証券や投資法が有効であるかを説いてきたものの、
2000年や2009年のように明日には暗黒が広がっているかもしれないし、
たくさんの情報を仕入れ試行錯誤を元に確立した自分のやり方が、
明日には陳腐化しているかもしれない。チーズはどこへ行った?的なアレ。
自分の行動など浅はかで、レベルの低いもので、実際にはそんな”よそ見”をしてないで
もっと仕事に真剣になったほうが結果的には良いのかもしれない。。。

でもたぶん、自分のように物事や組織や他人に対して、慎重な態度を取る人間が
多少は居たほうが何かの役に立つこともきっとあるだろう。
自分が得た教訓や、乗り越えた偏見など、大したものではないかもしれないけど、
まぁそれならそれでご笑覧ということで。


・外国への投資は危ない?
想像していたけど、全然そんなことは無かった。
むしろ日本株だって、平気で半額10倍10分の1とメチャクチャな値動きをするし、
不適切な会計、粉飾決算のリスクが日本企業は少ない、なんて誰が信じるんだろう?
もっとフラットに見ると、所詮、どの国どの業界どの企業が調子よく成長するかの
見極めに過ぎないのだから、東芝より中国のハイアールやドイツのKUKAのほうが
優れているかもしれない。その企業や商品の事をよく知ってるかどうか、
というのはもちろんあるけれど、実際私の4つの戦略方針では数値による
スクリーニングが主要なので、別に大して関係が無い。

また、ラッキーなことに私は今、中国に居る。
日本株というか日本企業の景気は、今や大きく中国に左右されている、という事は
もっと大きく認知されても良いと思う。中国にいて色々と情報を仕入れていると
どの業界が盛り上がっているのか、日本に居るより伝え聞こえてくることが多い。
実際、一般的に買える投資信託で中国方面への商品は半年で20%以上も上昇している。

実現できてないけど、HSBC中国口座を作って、中国企業に投資したいなぁと思うよ。
中国の景気や企業、産業についてはまた別の機会に。


・不動産投資について
いつかやりたいと強く思っている。最近じゃ大東建託などの押し売り、家賃の値下げ、
建築資材の高騰など、どうも悪い話しか聞こえなくなってきた。ただ、10年前なら
確かにすごく有効な手段だったのは間違いない。
「500万の頭金があって、サラリーマンやってれば3%以下で4000万は借りられる。
4000万で実利回り5%で廻せれば、毎年200万は粗利が得られて、2年半でペイする」
↑みたいなことが本当に実現できたと思う。さらにサラリーマン大家として、
車の購入代金とかも経費にすることで、税金の優遇措置を受けることも出来た。

これは私の身近な人がやっていたから憧れがある。
300万くらいで買えるようなクズ物件を自力でリフォームして人に貸す商売が
流行ったのも一昔前。時間とノウハウ、志を同じくする仲間がいればやりたかったな。


・仮想通貨について
これは本当に自分はタイミングも悪く、リズムをつかむ事も出来なかった。
そもそもその存在と価値にも懐疑的だし、やるべきではなかった。
でも、本当を言えば誰しも仮想通貨を買っておかねばならないのでは?という
不安懸念もある。この、仮想通貨をなぜ”買わねばいけない”のか、っていうのは
また次回。

稼ぐ手段が”会社で働く”しかないと、ブラック企業や嫌な人間関係から
逃げられないから詰みやすくなってるのは明らかで。副業とか投資とかセドリに限らず、
最近はメルカリとかミンネみたいに、ハンドメイド商品を売れるサービスも増えてるから
そういうの得意な人は挑戦してみてもいいかもしれない。

自分の友人でお金持ちの既婚医師に援助してもらって、毎月家賃や多額の金銭を貰ってる
人居るけど、実際完全に脱税だから、ツイッターの「脱税レイヤー風呂屋さん」みたいに
追徴金請求されて風俗堕ちするんじゃないか心配。でも、実際お金の面以外でも
文化レベルやマナーだとか考え方で良い影響を受けている面は大きいようだし、
じゃあその援助を断ったら後に何が残るの?っつーと人生の難易度が上がるだけだし、
自分が何かの責任取れんのかっつーと考えると、、、何も言えない。
本人も分かってて真面目に昼の仕事や勉強を頑張ってるので、
報われることを祈るばかりだ。
→こういう”心配”、本当にダメ男っぽい。三月のライオンの三姉妹のオヤジ的なアレ。

で、本田静六『私の財産告白』を紹介する前に、この本を知ったきっかけは
プレジデントNEXT『お金が貯まる生き方』編で。このNEXTシリーズはマンガ仕立てで
多くの本のエッセンスが良くまとまっていて広告のページも少ない。取り寄せお勧め。

さて、このプレジデントNEXTの一部内容しかり、本田静六しかり共通する点であり、
自分が共感し自己へ戒めたい点として、
高収入・浪費への戒めと、倹約と忍耐の大切さがある。

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本書いわく
「自分のネウチが銀若しくは銅でしかないのに、暮しの方は金にしたい。
金メッキでもいいから金に見せかけたい。
こういった虚栄心から多くの人が節倹出来ないのである」
→先ほどの私の「月数万円の貯金が何になるんだ」というくじけた言葉とは裏腹に、
節制の力というのは本質的には偉大なものであり、
これは『となりの大富豪』でも同じように語られていることだ。
浪費は本当に良くない。だが、今の現代社会ではそんな当たり前のことを
誰も口にしなくなっている。自分で戒める以外に叱ってくれるものはいないのだ。


「しかし、そうした大変動ばかり心配していては、何事にも手も足も出せない。
したがって、投資戦に必ず勝利を収めようと思う人は、何時も、
静かに景気の循環を洞察して、好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には
思い切った投資を、時機を逸せず巧みに繰り返すよう私はおすすめする」
不景気の折、何の価値も無いとされた西東京の山林を保護のため購入し、
その後開発による地価上昇によって財産を成した本田静六ならではの言葉。
人間の感情では好景気の時に周りの勢いに乗って投資し、
不景気の時になって慌てて手じまいし、倹約しようとしがちだけど実際は勿論、
不景気の時に値下がりした物を買い、好景気の時に売る方が
よほど儲かるのは当たり前の話で。それを改めて説いている。

「二杯の天丼はうまく食えぬ」
自分の嫌いな言葉の一つに
「年収800万を超えると寿司が止まって見える」というのがあって。

年収が増えたからと言って浪費するようでは何の意味も無い、ということなんです。
止まった寿司に慣れてしまうと、スーパーの半額寿司で得られる効用が減る、
満足できなくなります。
一発屋芸人がスーパーカーを買って翌年税金で死ぬみたいな、
愚かな消費活動を一般人に推奨しちゃダメなんです。

ゼータクしたって、そう満足できるもんじゃないんです。天丼がいくら大好きでも、
二杯も食ったら苦しくて楽しめないし、
広い家に住んだら掃除が大変だし、
もし顔の良い浮気な女と付き合っても、相手の心変わりにやきもきするだけなんです
ちょうどいい、を知るのは非常に難しい。

今の世の中、誰も節約を賛美してくれない。
せめて自分だけは倹約と忍耐を褒めてあげられるようになりたいものですね。



私の財産告白
本多静六
パンローリング株式会社





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