ここからは男二人旅です。

 向こうからとぼとぼ歩くゼッケンを付けた人が来ます。
 喜々津駅でワープします。と言ってました。

 暑かったですからねぇ。。。


 街の中を抜けて上りに差し掛かります。
 歩きたいところですが頑張らないと間に合いそうにありません。

 ベテランランナーさんは、少しゆっくり行くようなので、事情を話して先に行くことにしました。
 心苦しいですが、仕方ありません。


 疲れている時に無理にペースを合わせるとお互い潰れてしまいます。


 そしてこの先で、ガーミンのGPS時計の電池が切れちゃいました。
 ちゃんと満充電したはずですが17時間しか持たないとは。。。
 バッテリーを使い切ってから充電するんでした。

 こうなると、時間を知る手段がi-phoneしかありません。i-phone電池の持ちが悪いんだよねぇ〜


 仕方がないのでi-phoneの電源を切って走り、オアシスに着くたびに電源を入れて時間を確認することにします。
102キロのオアシスまでは最初の上りをクリアすれば、最後に少し上るまで楽に走れそうです。
 インターチェンジや大きな国道を抜け、海岸線に出て少し上った所にオアシスが有りました。
 かっぱ巻き2個、梅肉の入ったかっぱ巻きが美味しいです。
 ワープすると辿り着けない場所なので、たくさん残ってました。ワープした人が結構いたようです。

 ここから、113キロ地点のオアシスまでがかなりのアップダウンが続くようです。
 オアシスが上りの途中ですから、いきなり上ります。クネクネした山道を上って下って、上ってまた下ります。

 山は終わり街中に出てきました。この先はたいした標高もないし、淡々と走るのみです。

 そのはずでした。。。

 左側にセブンイレブンのあるT字路を右折した所から上りが始まりました。
 そこを上り切ると、信じたくない光景が広がります。
 住宅団地の中のまっすぐな道路がアップダウンしています。
 ずっと下まで下って、その先あそこまで上るというのが一目瞭然です。この場合見えれば良いってもんじゃないです。

 開陽台の道のようです。でも、全然心はときめきません。

 バキバキに心が折れる音がしました。

 うっ、これは歩こう。。。ここまで結構がんばってるから間に合うはず。
 今何時かわからないけど、分かった所で歩くしかないのは変わらない。

 後オアシスは2カ所あります。オアシス間を2時間ずつで行くと17時半ゴールなので、バスの時間に間に合いません。





 次のオアシスまで11キロ、その次が7キロ、最後のゴールまでが9キロです。

 102キロ地点のオアシスを11時半だったので、次の113キロ地点のオアシスで13時半より
何分前かで先の希望が変わります。

 アップダウンのキツイこの11キロを2時間以内で走り切れば、その後は、アップダウンも少なくて
比較的楽なはずです。


 最後のオアシスからゴールまでに余力を残すためにも、ここで無理せず歩くことにしました。
 歩くと言ってもダラダラ歩くのではなく、しっかり腕を振り骨盤を立て踵着地で足首を柔らかく使い、前に進みます。

 信号で止まるとストレッチを繰り返し、走れそうなところは少しでも走ります。

 見通しのいい真っ直ぐなアップダウンが何度続いたでしょう。でもどんな道も必ず終わりが来ます。
 やっと、113キロ地点のオアシスにたどり着きました。

 ここは、待望のみたらし団子でした。タレの中にどっぷりつかったみたらし団子の美味いこと!
 もちろん、タレも飲みます。みたらし団子は飲み物だったのですね〜
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 このオアシスは民家の敷地内にあり、椅子がたくさん置いてあり、道からも見えないのでゆっくり休めます。
 i-phoneの電源を入れると13時15分でした。これだけキツクて歩いたのに15分短縮しました。