May 17, 2017

NYの凄い友人たち

タンゴの友人サムはニューヨークメトロポリタンオペラで働いている。いつもはタンゴしている姿しか知らないけど実は凄い人だったりするのだ。

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今回サムが招待してくれたので、ABT (American Ballet Theater)の春季公演に行ってきた。場所はNYが誇るリンカーンセンターのメトロポリタン・オペラ・ハウス。

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ABTはアメリカ最大のバレエ団として、ニューヨーク・シティ・バレエと並ぶ名門。

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普段行く機会がないけれど、メトロポリタンオペラハウスでやるなら格別。火曜の公演は有名なDon Quixote(ドンキホーテ)。正直言ってバレエは詳しくないけれどドンキホーテなら読んだこともあるからわかりやすい。

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この日のプリンシパルダンサーはミスティ・コープランド。アメリカTIME誌の「世界で最も影響力のある100人(2015年)」に選ばれ、アフリカ系黒人女性では初のプリンシパルになったことで超有名。

公演直後に日本のバレエダンサーに「ミスティ知ってる?」って聞いたら『当たり前だよ!!!』と泣いて羨ましがられた。日本でも有名だとはー。

実は今日来たのは他にも理由があった。上の写真にLuciana Paris(ルシアナ・パリス)という名前がある。ABTのソロリストで何を隠そう私の友人。実は土曜日にオールナイト・ミロンガでタンゴを踊ったばかりである。

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ダンスした時に火曜の公演のことを聞いたが、それとサムの招待が偶然重なったのが超幸運。渡りに船と駆けつけた。上がルシアナの公演中の写真(サイン入り)。

舞台からジャンプしているが2メートルくらい高さがありそう。まさに超人だ。

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さてサムが色々と普段、一般人では見られないものを見せてくれた。

メトロポリタンオペラハウスが去年ちょうど節目の50年目を迎えたことも、当時のNYタイムズのコピーを見せて説明してくれた。そして何よりもすごいのは立ち入り禁止地域に入れてくれたこと。

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メトロポリタンオペラで彼は英語翻訳の字幕を入れる仕事をしているが、彼がいつもオペラ中に仕事をするところまで入れてくれたのだ。

二つの明るいモニターにはステージがドアップで映っていて、手元の小さい画面にはオーケストラの指揮者の正面が映っているという。それを見ながら本番中、2800回も字幕をいれると言っていた。

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自動では入れられず、キューをもらって阿吽の呼吸でボタンを押してマニュアルで入れるのだという。生のオペラはやはり生き物であるために、それも当たり前か。こんな裏方さんの苦労も垣間見ることができた。

サムのおかげで見ることができたドンキホーテはすごかった。ミスティもルシアナも人間業とは思えない回転と高いジャンプとバランスで魅了してくれた。

ダンサーの端くれとして見ていたが、全く違う種類のダンスとはいえ、あれだけの技は『宇宙人レベル』に違いない。世界レベルのプロはすごいと改めて感激した。

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公演後は関係者入り口にサムと向かいルシアナに挨拶に行った。出てきたルシアナは清々しい笑顔。

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彼女のお父さんはアルゼンチンからわざわざこの日の公演を見にやってきた。2人を見てこっちまで胸が熱くなった。お父さんも誇りに思っているだろう。

こうしてNYでの信じられない1日がまた過ぎていった。ルシアナもサムも2人ともタンゴで知り合った友達だが、NYにはすごい人たちが当たり前のようにいるんだと改めて思った。NYはすごいところなのだ。

以上、NYから実況生中継でお伝えしました。





tangoprince at 14:28│Comments(0)TrackBack(0)ニューヨーク | Tango

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