前回の記事「カタログ通販とネット通販について...(3) - ネットのメリット/カタログのデメリット」の続き。前回・前々回でネット・カタログのそれぞれのメリット・デメリットについて考えた。今回はそれらを上手く組み合わせて相乗効果を図る方法について考える。
カタログからネットへの流れ
今まではカタログ通販といえばカタログだけで、ネット通販といえばネットだけで完結していた。しかし、カタログとネットを組み合わせることで効果的にコンバージョンに繋げることができる。そのためにも、カタログからネットへのユーザーの流れを作ることが大事である。
カタログで全部を見せる必要はない
今までのカタログ通販におけるカタログの役割としては、カタログの中で全てか完結する必要があった。具体的にはユーザーが得られる情報はカタログに掲載されている情報が全てであり、その情報だけを元に商品を買うかどうかを判断していたので、商品画像は多くのカットが用いられサイズや色に関する情報も多く掲載する必要があった。しかし、ネットを活用することを前提とするとカタログで全てを見せる必要はない。商品に関する詳細な情報や商品画像に関してはネットで情報を充実させる。そしてネットの特性を活かした商品画像の見せ方(着せ替えや3Dビュー、任意箇所の拡大)やリアルタイムな情報(在庫情報やユーザーレビュー)を提供する。
カタログからマガジンへ
カタログで商品に関する情報の全てを見せる必要がなくなると、今までの「カタログ」としての役割から解放される。つまり「商品一覧」としてのカタログから「商品に関するコンテンツ」としてのマガジンに基本的な枠組みを転換することができる。イメージとしては「ファッション系雑誌」などが相当する。今までのカタログのように商品を一覧として並べるのではなく、ターゲットユーザーを明確にしたテーマや特集を中心とし、取扱商品を用いた様々な提案を行うことで、カタログを読むことへの楽しさを演出し、商品の魅力を伝えることが出来る。つまり、今までは商品の製品としての情報がメインだったものを、商品の使い方や魅力をメインに伝える。
ネットでカタログを実現
カタログがマガジン化することに併せて、ネットはカタログ化する必要がある。商品に関する情報を充実させるだけでなく、ネットの特性を活かした見せ方が必要になる。例えば単に商品画像を見せるだけでなく任意の箇所を拡大できるとか、3Dビューで提示するとか。他にも「One to One」な見せ方もできる。例えばマイページなどで自分のサイズなどを指定していると、商品詳細に全ての情報を出すのではなく、自分のサイズにあった情報だけを提示することでユーザビリティを高めることができる。また、レビューを充実させることで、サイト運営側が提示できない情報をユーザーに補完してもらう。
次回は、これらを実現する上での注意したいポイントについて考える。






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