元記事:他社サイト履歴、楽天が広告利用 「勝手に収集、気味が悪い」(産経新聞) - Yahoo!ニュースより

楽天が同社の検索サイトにアクセスした利用者のパソコンから、他社サイトにアクセスした履歴に関する情報を収集し、広告配信に利用していることが判明し、行政や消費者団体なども巻き込んで問題視する声が強まっている。この行為自体に違法性はないが、「情報が勝手に収集されて気味が悪い」などという利用者の声に加え、インターネット広告事業者なども「広告価値を下げる」と批判している。

問題が指摘されたのは、楽天が昨年6月から自社の検索サイト「インフォシーク」に導入した「楽天ad4U(アドフォーユー)」と呼ばれる広告配信システム。これは、インフォシークを訪れた利用者のパソコン上のブラウザ(閲覧ソフト)内に蓄積された他社を含む過去のサイト閲覧履歴を15種類に分類。楽天がその情報に基づき、利用者の閲覧履歴に合わせた分野のネット広告を配信する仕組み。

どうして今になって楽天のad4Uの話が出てくるのかが分かりません。最初にこれがリリースされた際には話題にもなりました。

ad4Uの仕組みは記事のものは正確ではなく、パソコン内のWeb閲覧履歴を直接操作するのではなく、ブラウザ/HTMLの仕様バグである「閲覧履歴のあるリンクは色を変えて表示する」を利用し、楽天側で予め用意したリンクのリストをユーザー側に送り、そのリンクの色の違いをプログラムで取得しユーザーがリストの中でどのリンクを閲覧していたかを把握するというもの。実際にどのようなリストが送られ、どのようなリンクの閲覧履歴が取得されているかを知る方法もある。

なおかつ、これらはFlashでリンクを提示し、JavaScriptで閲覧履歴の取得をするものであったが、クライアント側はHTMLとCSSだけで、Webビーコンを用いて閲覧履歴を取得し、行動ターゲティングをしようとする方法もある。この方法の場合、ユーザー側としてはJavaScriptやFlashといったものが動いているわけではなく、HTMLとCSSだけなので行動ターゲティングをされていることが気づきにくい。

また、最近ではブラウザのCookieを用いた行動ターゲティングではオプトアウトされたり、セキュリティソフトが削除するために行動追跡が出来ないために、ブラウザのCookieではなくFlash Cookieを利用する方法も増えてきている。

ただ、1つ言えることは行動ターゲティング自体は非常に一般化していて、GoogleもOvertureも利用している。その中で行動ターゲティングに対してどのような向き合い方をするのが良いのかを考える必要はある。