先日に全国LPO協会の人がスピーカーのセミナーに参加したが、その中で間違っているなと思ったタイトルタグの付け方があったのでピックアップ。

現状のタイトルタグの付け方

実際にスピーカーが診断したサイトはセミナーに参加した辻建材さんのサイト(http://www.tsujikenzai.jp/)。このサイトはコーポレートサイト、製品サイト、製品販売サイトの3つの要素を含んでいる。それを踏まえてた上でトップページのタイトルは現状、下記のように設定されている。更にセミナーでは、タイトルタグに

Title
漆喰(しっくい)通販|DIYが簡単にできる塗り方 チューブタイプ漆喰:製造元の辻建材直販サイト
Googleでの見え方
漆喰(しっくい)通販|DIYが簡単にできる塗り方 チューブタイプ漆喰 ...
Yahooでの見え方
漆喰(しっくい)通販|DIYが簡単にできる塗り方 チューブタイプ漆喰 ...

既にこの協会のコンサルタントが指導したというだけあり、まさに通り一辺倒なタイトルの付け方である。メインターゲットとして「漆喰」「通販」とし、それらをタイトルタグに2回ずつ表示し、それをタイトルタグの前半と後半に配置している。そして「漆喰」のYahoo関連キーワードとして出てくる「塗り方」「DIY」をサブキーワードとして抑えている。

    Yahoo!検索「漆喰」関連キーワード
  1. >>   漆喰 珪藻土
  2. >>   漆喰 壁
  3. >>   漆喰 外壁
  4. >>   漆喰 塗り方
  5. >>   屋根 漆喰
  6. >>   漆喰 DIY
  7. >>   スイス 漆喰
  8. >>   漆喰 価格
  9. >>   瓦 漆喰
  10. >>   漆喰 下地

しかし、まず考えなければならないのはSEOのことではなく、タイトルタグがサイトタイトルとしてページタイトルとしてユーザーに混乱なく内容を伝えられているかを考えなければならない。次にGoogleやYahooの検索結果ページにおいてユーザーに的確に伝えられているかどうかを考える。

サイトの意味合いからタイトルを考える

コーポレートサイトとしての側面

コーポレートサイトとして見た際にユーザーに伝えるべき内容は

  • 社名
  • 業種/事業内容
  • 所在地(業務に関して所在地が影響する場合)

となる。今回の場合は全国販売をしているために所在地は必要ない。そして社名自体が「辻建材」ということから、「建材」を取り扱っていることが分かる。つまり、コーポレートサイトとして必要なキーワードは辻建材ということになる。

製品サイトとしての側面

製品サイトとして見た際にユーザーに伝えるべき内容は

  • 製品名
  • 製品カテゴリー
  • 主な特徴(キャッチコピー)

となる。今回の場合は特定の製品名が無く、その製品のブランディングを行っていないのでチューブタイプ漆喰がメインのキーワードになる。製品カテゴリとしても漆喰を含んでいるために特に必要ない。キャッチコピーとしては

  • 誰でも簡単に塗れる
  • DIYに最適
  • 初心者でも安心
  • 世界初

というキーワードがサイトから見て取れる。世界初というキーワードは他のサイトにはない、このサイトだけの情報という印象をユーザーに与えクリックスルーを高めることが期待できる。関連キーワードとの兼ね合いでみるとDIYに最適というキーワードも有効に思える。

しかし、一方で実際のサイトのタイトルタグに使われているDIYが簡単にできる塗り方というキャッチコピーは間違っている。1つは塗り方というキーワードが示す内容は漆喰の塗り方のHowToであり、決して製品や販売サイトの内容を示すものではない。更に日本語としてもDIYが簡単にできるというのは読んでいてユーザーがフィットしない。どちらかといえば簡単にDIYができるのほうが適切だろう。

製品販売サイトとしての側面

販売サイトとして見た際にユーザーに伝えるべき内容は

  • 販売サイトであること
  • 販売しているもの

となる。販売サイトであることを示すのには通販というような端的なもので十分である。それ以外にも、例えば送料無料即納というような通販に関連するキーワードを用いることでもユーザーはそこが通販サイトであることは容易に想像がつく。

セミナーの中では「通販サイトにおいて会社名を表示することは不要」との意見がありましたが、これは間違っています。確かに初めて、ネットで物を買うユーザーにしてみると「値段が安い」「品ぞろえが豊富」「決済が対応している」「安心できる」などという要件を満たすサイトを探し、その際には大抵の会社名などは意味をなさないのは事実です。しかし、購入したユーザーが「対応が良かった」「商品が素早く届いた」といった満足度が高く再度購入をしようと思った際にネット上で探すキーワードになるのに「会社名」「サイト名」は大きな意味を持ちます。そうしたリピートユーザーを作るための部ランディングを作る意味で「会社名」「サイト名」は通販サイトだからことそ外すことは出来ない。

SERPでの見栄えに関する技術的な側面

タイトルタグの長さ

まずタイトルタグの長さとして、どのように長いタイトルタグを付けたとしてもSERPで表示される場合はGoogleでは32文字(64バイト)、Yahoo!Japanでは36文字(72バイト)程度までしか表示されません。しかし、間違ってはいけないのはSERPに表示されていないからといって、GoogleやYahooが表示されていないタイトルタグの部分を評価しないというわけではありません。

つまりGoogleやYahooにのみ認識してもらえば十分であるキーワードは32文字以降に、実際にSERPに表示しユーザーに認識してもらう必要があるキーワードは32文字以前に配置する必要がある。

セパレータの利用

タイトルタグをセパレータを用いてタイトルタグの中でツリー構造を実現することでページのサイト内での位置を明示することが可能になる。具体的には

株式会社○○ > 会社概要 > アクセスマップ
記事タイトル | 記事カテゴリ : サイト名

他にもラベリングを使用することもSERPの一覧において他の結果と比較して分かりやすくページの内容を伝えることが出来る。

[送料無料]Apple iPad - 通販サイト

しかし、注意点としてこうしたセパレータはYahooの場合は自動的に半角文字に変換される。全角文字では出来る左右の余白がなくなり可読性を低下させることがある。そのため使用する際は半角文字と半角スペースを利用する。

まとめ

今までの話をまとめると、今回考えるサイトのタイトルは下記のようになる。

[通販]世界初! DIYに最適 チューブタイプの漆喰(しっくい) - 辻建材

  • 長さは62バイトであり、Google/Yahooともに省略されない
  • 「漆喰」というキーワードをメインターゲットに定め、その中で通販を探しているユーザーに対して目立つように[通販]とらべリンクを行う
  • 「辻建材」と社名をいれることで、リピートユーザーに対して流入を促す
  • 製品のキャッチコピーと関連キーワードを合わせて盛り込む

もしくは、よりメインキーワードを詰め込んだ形でSERPに表示されない部分にユーザーにとっては情報量の少ない重複するキーワードを並べる。

[通販]世界初! DIYに最適 辻建材のチューブタイプの漆喰(しっくい) - 製造販売元の漆喰直販サイト

またTOPページ以外の個別ページに対してもセパレータを用いてサイト全体としてのキーワードを示す。

ページタイトル | チューブタイプ漆喰の辻建材