2008年09月07日

赤字と資金繰り:2 (谷口薫)

黒字なのに資金繰りが苦しいのは何故?


まず最初に単に黒字と言っても色々な黒字があります。

これを資金繰りと関連ずけて大きく2つに分類してみます。


<その1>

黒字ではあるが、必要な黒字額を稼ぎ出せていないので資金繰りが苦しい場合。

簡易な判定ですが、一期間の税引き後利益が、その期の借入返済額合計と減価償
却費の合計を下回るようだと必要な資金が不足していることになります。

税引後利益+減価償却費 < 1期間の借入返済額合計

こういう状態です。(少し専門的になりますがおつきあいください)

実は、この借入返済額と同様の負担があるものとして、定期預金、定期積立、
保険積立金等の金額があります。

これを加えると

税引後利益+減価償却費 < 借入返済額+定期積立+保険積立金等・・・

これも手元に残る資金は不足します。

この状態を私は、絶対必要利益が足りないと呼んでいます。

ただ単に黒字だからOKなのではありません。

損益計算書に載らない支出は、税引後利益から出ているのです。その支出額の
税引後利益は達成しないといけないのですね。


次回は絶対必要利益は確保しているのに資金繰りが苦しい場合です。

taniguchi_colum at 22:00コメント(0)トラックバック(0)谷口薫 | 経営関係 

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