2008年09月29日

赤字と資金繰 4 (谷口薫)

在庫が原因の場合

在庫というのはお金を支払って仕入れた、あるいは製作した商品たちです。

この在庫が販売され、代金回収されたときに、はじめてひとつの取引が終了した
ことになります。

つまり、商売は次のようなサイクルで回っています。

お金 →(仕入) → 商品 → (売上) → 売掛金 → お金

お金からスタートして、最後にお金で終わる。このサイクルが早いほど資金繰り
は楽なのです。

逆にこの在庫である期間が長く、また金額が大きければ大きいほど、次にお金に
なるまでに時間がかかることになります。

お金になるまでは時間がかかるということは、資金繰りに影響を与えるということ
です。

この間を補う自己資金があるか、借入で資金調達する必要が生じます。

在庫が多いとこのような資金繰り上の問題が生じます。


しかし、そうかと言って、在庫を少なくすればいいという単純なものでもありま
せん。

特に、中小零細はお客との接点で競争相手に負けないために、いつでも対応可能な
在庫量が必要です。

経営戦略上は「在庫は多く持つ。」という戦略も正解です。

資金繰り重視で在庫を少なくするか、それとも、戦略的に在庫を多く持つか、これ
は結局、社長が決めることになります。


taniguchi_colum at 12:10コメント(0)トラックバック(0)経営関係 | 谷口薫 

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