TANINO CRISCI実験記録

実験中・考え中の事を書いています

TANINO CRISCI研究所
の記事の再検証中

靴の形の理由

2014年06月18日

外観に現れないゆがみ修正が難しいです。

【2016/07/01追記】
この問題について分析しなおした記事がありますのでご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/tanino_camper-diary/archives/2059121.html



骨盤の前傾後傾角度をどうするべきかよく分からなくてうまくいきません。ふと思ったのですがTANINO CRISCIを履いた時の動作について考えた記事でこのような姿勢変化を分析しています。
こちらの記事

以前レオナルド・ダ・ビンチのスケッチから思いついた考え方です。
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前後の体重移動に連動して反射的に起こる旋回動作を活用した歩き方という考え方です。

この場合足の向きと骨盤の向きが少し違ってきます。しかしところが最近はこのねじれが正常な動作を妨げていると考えてゆがみを直す対象になってしまっています。これではタニノ歩きの理論が成り立ちません。どこが間違っているのでしょう。

問題なのは骨盤の左側の痛みの再発です。靴の研究よりも健康法としての効果を狙って続けているのでこれでは意味がないです。姿勢や歩き方を観察するとブログを始めたころの状態に逆戻りしています。ようやくそこから抜け出せたと思っていたのに…

荷重を左右に切り替えた場合の右脚と左脚での動作が本来と逆回転になってしまい体の自然な反射運動と合わないので痛くなる部分が出てくるのです。

冷静に考えると現在ではTANINO CRISCIの靴を持っていませんので問題が出るのも当然でしょう。他のメーカーの靴を使って同様の動作ができたらTANINO CRISCIの設計法の意味がないですから。でもそのことに気付かなかったということは何か問題があるはずです。

痛みが出なくなるような骨盤のポジションを探しながらいろいろな姿勢や力の入れ方を試しているうちに脳の命令と体の動きが合っていないことが分かってきました。たぶん生活習慣に合わせて都合の良いように筋肉がついているはずですが動作の方法を変更するとそのバランスが合わなくなってしまいます。

拮抗する筋肉の力のバランスや筋肉がついている位置によって力が発生する向きが決まります。姿勢が変化するとこの関係が相対的に変化します。同じように筋肉を働かせても違った動きになります。もともとの体の状態に合わない動きの要素が入ってくると痛くなってしまうのです。骨盤に接続している筋肉は複雑ですので調整は難しいでしょう。
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問題があるのにそれぞれがつじつまを合わせるように働いてしまい外見的にはゆがんでいないように見えているのでどこをどうすればよいのか分かりません。

また筋肉の状態を改善するには関節を動かす必要があるけれどターゲットとは別の筋肉に必要ない効果が出てしまって痛くなることもあるかも知れません。

詳しい原因は不明ですが以前と同じような症状ですから何か共通のミスをしているはずです。前と同じ間違いとは…ああそうだ!靴のアーチを変えていることですね。そのために不自然な筋肉の使い方になっているのだと思います。

実験の結果靴の改造は非常に困難という結論は出ているのになぜ忘れちゃったのでしょう。それはABCマートで買ったニューバランスがタニノ歩きの動作にまあまあ対応できるからです。ですから一般的な靴でも可能な動作だと思い履きこめばどんな靴でも何とかできるようになると考えていたのです。

しかしNew BalanceはTANNO CRISCIと同様の高度な木型設計が行われているようです。一般的な靴ではなかったのでした。

TANINO CRISCI
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New Balance
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左右非対称で類似の設計思想がうかがわれます。

現在改造中のホーキンスはというと。
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右足と左足は同じようです。

設計思想が違うので改造しても思い通りの形にはならないです。これを足の力で押さえつけながら履いていると骨盤に不自然な力がかかって筋力のバランスが崩れてきます。

本来はくるぶしが当たるのを解決したかったのですがその試みの中で偶然タニノ風な動作が出てきました。その現象を掘り下げていくと何か発見があるかなと思ったのですが。難しいです。やはりこのようなアーチの設定を左右で変える設計をしないとうまくいかないですね。足の力では無理です。
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やはりその靴なりの動作をするようにしないと…なんとかくるぶしが当たらなくなって一般的な歩き方もできそうなので考え直してみます。旋回を起こさないようにして前後の体重移動だけ行うようにするとよさそうです。

ところでニューバランスは整形外科的な靴メーカーとして創業したそうで技術力が高いのももっともです。
参考サイト

ニューバランスの公式サイトは表示が遅くて残念。

nb
いいカンジの木型ですね。

2014年06月11日

くるぶしが当たらないようにする加工

前回の記事の後半でGTホーキンスの靴の調整について書きました。TANINO CRISCIの靴を参考にくるぶしが当たらないように改造しています。その時に下記のような考え方で靴の形をとらえていましたがこれは間違いでした。
BlogPaint
甲革と中底の中心線の向きが違うということは靴の構造上ありえないのでそういう考えで加工すると靴がねじれて履きにくくなってしまいます。以前改造に失敗したのはこれが原因でした。解体した靴を改めて観察しなおしました。

左がGTホーキンスで右がTANINO CRISCIです。ゆとりの取り方は幅の広さというより形の違いですね。TANINO CRISCIの方がかかとの内側が膨らんでいることが分かりました。
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甲革もそうなっています。
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内側のアーチを支える方法に違いがあります。
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TANINO CRISCIは土踏まずのサポートを甲革で支える分量が多いです。

後ろに蹴らないで旋回を利用するタニノ歩きでは足裏全体の接地性を確保する必要があります。足の裏の荷重配分や指の動かし方によって内側のアーチと外側のアーチのラインの差が大きくなるので正確にフィットさせるにはこのような形にする必要があるのだと思います。これを踏まえて調整をやり直しました。

前回は足の内側を広げることは考えていなかったので内側に圧迫感があります。

まずは幅を広げてから丸みを強くしてふくらませるようなカンジにしました。本来の目的はくるぶしが当たらないようにすることですのでくるぶしの部分を外に折って逃がしました。
BlogPaint
P6030014

もともとこんな形でしたが…
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このようになりました。
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下記のTANINO CRISCIの形に近づいた感じです。
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特に意識はしていませんでしたがふと思い立って比べてみたらこのラインに似てきています。なぜこのような形だと履きやすいのかと考えてみると要するに足のかかとはこういう形だからですね。
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これでいいかなと思ったのですが何とも言えない違和感があります。前回の調整でもつま先の上がり具合が合わなくなっていたのでそのせいでしょう。後ろに蹴らない動作にすると靴の形が合わなくなるので無理かなと思い蹴る歩き方をしようと思ったのですが私の場合くるぶしの骨が出っ張っているので当たってしまいます。もとが狭いので広げても完全に逃がすことはできません。

後ろに蹴らないで旋回を利用する歩き方なら右足から左足への荷重移動が穏やかに行われるので当たらないです。ですからそういった動作に対応できるような形に改造する必要があります。何かの拍子にうまくいくこともあるので何とかなりそうです。よくわからないのでとりあえず履いて様子を見ることに。

もともとこういう形でしたが
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内側をふくらませてこうなっています。
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上から見ると…
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このように変化しています。
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はじめの方で書きましたようなアーチのラインの変更が起こっているようです。かかとの内側だけでなく親指の部分も内側に寄せるようにくせを付けました。

内側のアーチが大きく変化しています。
P4070024
P6110022-2

このようになりました。
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なんとなくTANINO CRISCI的になったような…

ところで以前の実験結果ではアーチのラインを変えるのは無理だと結論付けています。それはシャンクプレートでラインが固定されているからです。GTホーキンスの靴はシャンクプレートが柔らかいので手で曲げると多少は形を変えられます。

しかし型紙の取り方が合わないのでアーチ部分に不自然なうねりが出ています。この形にうまく落ち着くまで違和感は仕方ないでしょう。

あるいはかかとを横に広げた分後端が前進してしまったので足の位置も前に押し出されていろいろな点で合わなくなっているでしょうか。足を後ろの方に収めようとしてもずれていきます。

TANINO CRISCIとGTホーキンスの中敷きを比べてみると足の跡から捨て寸の取り方が違うのがわかります。
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TANINO CRISCIはかかとの捨て寸が一般的な靴より大きいです。タニノ歩きの動作だとかかとにゆとりが必要なのでしょう。ですから一般的な靴を改造すると足が前の方にずれるのは必然的なことなのだと思います。


とりあえずこれで靴擦れは避けられそうなので一安心です。

あと前回の記事で考えたTANINO CRISCIのかかとの頂点の位置のことですが外に寄っているのではなく左右の足で位置が違っているという設定でした。
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前から見るとこんなです。
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かかとの位置というよりは左右でアーチのカーブが違うということかも。

いずれにせよそう単純なことではなく全体的な木型設計のバランスにより履きやすい形を実現しているのでしょう。一般的な靴を部分的に加工しても限界がありますね。

甲革の形を変えるため靴の内側に体重をかけているとお尻に不自然な力がかかるようで痔になりそうです。ちょっと一休みにしたいです。

2014年06月05日

タニノ歩き(仮説)再検証

【2015年12月22日追記】
歩き方について考え直し記事を書きました。

http://blog.livedoor.jp/tanino_camper-diary/archives/2058902.html



【2015年12月19日 参考サイトを追記】
『理学療法の臨床の実際~根拠をもとに治療を考える~』

・「カウンターアクティビティー・カウンターウエイト・カウンタームーブメント」
http://rigakuryouhourinshou.blog.fc2.com/blog-entry-182.html

・「Ankle Rocker(アンクルロッカー)の役割と機能 」
http://rigakuryouhourinshou.blog.fc2.com/blog-entry-59.html

・「Heel Rocker(ヒールロッカー)の役割と衝撃吸収 」
http://rigakuryouhourinshou.blog.fc2.com/blog-entry-53.html

・「歩行のとらえ方 」
http://rigakuryouhourinshou.blog.fc2.com/blog-entry-2.html

・「歩行におけるセントラルパターンジェネレーター(CPG)の働き」
http://rigakuryouhourinshou.blog.fc2.com/blog-entry-8.html

・「全体像からみる歩行分析 」
http://rigakuryouhourinshou.blog.fc2.com/blog-entry-192.html

上記のサイトを拝見し私の理論はすごく間違っていることに気づきました。(参考にしているモデルさんの歩き方はよいですが。)この記事は特によくないです。なかったことにしてください。というか間違った考え方の例であり悪い見本としてとっておきます。


(これより本文)
タニノ・クリスチの靴に合う歩き方について考えていますがその方法を「タニノ歩き」と呼ぶことにします。最近考えたタニノ歩きの仮説は間違っていることが分かりました。現在は靴を持っていないので想像に頼っていて研究が難しいです。

以前考えたこの動きと連動しているようです。当時はうまくできなかったのですがいろいろやっているうちにこの動作が歩きながら自然と起こるようになりました。
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これを歩くときに活用します。

前に傾くと左回転して右足が前に出る。
歩行
体重移動が起こり前進する。

後ろに傾くと右回転して左足が前に出る。
歩行2
体重移動が起こり前進する。

前傾と後傾を繰り返すことでニュートラルなポジションに落ち着くため無理な姿勢にならないです。

LuxのCMの人はこの歩行法かもしれません。
左足で立っている方が微妙に前傾しています。
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lux2-2
http://youtu.be/wxC5QxQnxyo

最近の実験では先ほどの全身の旋回動作との関連性は否定しています。しかしタニノ歩きにはやはりこれが必要のようです。他の方法も考えてきましたがこの動作が最も基礎となっているようです。別の動作が必要になったのは体のバランスを整える効果があったためでしょう。体にゆがみがあるとこの動作を歩行動作に取り入れるのは難しいです。

ではどうすればこのような動きができるのかというとよくわかりません。すいません。まあもっともこれもまた間違っているかもしれないですが…理論的な裏付けはまだわからないのけれどこういった答えに行きついた経緯を書いておきます。

6月1日のこと
前回の記事で日本の服を着た時の動作について少し考えました。その方法を実行していたら腰が反りすぎてしまい姿勢のバランスが崩れてしまいました。股関節のひねりの反動で体重移動を起こすというのは運動機能の構造上無理なことでしょう。何か別の力が作用してその結果として現れる表面的な動作だと分かってきました。

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5月27日の記事で考えたような方法で歩くにあたって日本の服を着て行うと体が後ろに傾いてしまい骨盤が痛くなります。そのバランスの崩れは足の動きでは解消できません。それはすなわち靴のセッティングでカバーするのは無理な状態でした。TANINO CRISCIの会社では日本向けのモデルも開発していましたのでその事実と矛盾します。

6月2日のこと
蹴らない動作の基礎的な理論をもとにして実際に一般的な日本の服と日本の靴を身に着け歩きながら考えることにしました。靴はABCマートのGT ホーキンスで実験しました。ところが非常に違和感があり不自然な動作になってしまいます。
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蹴らない動作がどうのという以前にくるぶしが当たって痛くて歩きにくいです。あまり履いていませんでしたがこんなに履きにくくはなかったはずなのですが…とりあえず何かを発見しようと合計2時間ほど歩いたけれどほとんど収穫はなし。

左脚のくるぶしの骨が出っ張っているので困ることは多いです。どうやら体のゆがみが起こるのはそれを避けようとして不自然な脚の動きになるからのようです。あるいは逆に体がゆがんでいるから脚が変形したのか?

靴擦れの様子を観察すると以前と違って左右両方ともなっています。また皮のむけ方の形や深さや大きさなども違っていて体のコンディションが変化していることの表れでしょう。体調は良くなっていると思うのですが結局痛くて履けない靴を選んでしまったので研究にはあまり意味がなかったかなとがっかりです。

TANINO CRISCIはこの部分が当たらなくてよいので一足欲しいのですが今のところは経済的に無理です。くるぶしが当たるのは履きならしても改善する部分ではないです。気を取り直してこれを何とかして履けるように改造することにしました。とりあえず靴の理論はさておき。

石鹸を塗ると当たらなくなるという話を聞いたことがあるのでやってみました。小さくなったものの方が柔らかくて塗りやすかったです。
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革が柔らかくなる効果があることはわかったけれど私の場合はこれでは解決しませんでした。靴の形自体が合ってないようです。
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中敷き調整革で底上げすると当たりが弱くなるけれどアーチのカーブがフィットしなくなりバランスも崩れるし履きにくくなるのでやめました。

ふちをめくって逃がせばよいだろうと思ったけれどうまくできません。
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まずかかとの頂点を内側に折り込んでからだとやりやすいです。
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これでなんとなく履きやすくなりましたがやはりまだ当たります。

よく考えたらくるぶしはもっと前の方でした。その部分を重点的に曲げました。
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しかし意外と変化がありません。

どうやら履き口のふちの高さというよりは甲革の形の問題のようです。
BlogPaint
靴をひねってかかとの頂点を外側に持っていくようにくせをつけると履きやすくなります。

6月3日のこと
無理な歩き方をしたせいか右脇腹が痛くなりました。靴擦れもあるので靴の改造はしませんでした。筋肉のバランスが変化した感じがして歩き方も変わりました。最近考えていた骨盤を左右に引き上げる動作はうまくできなくなって代わりに前後の傾きを変化させて重心を移動するような動きになりました。

日本の服で後ろに蹴らずに前進する動作はこのような動きかなと少し見えてきました。体の前の筋肉と後ろの筋肉を交互に使って極端に言うと丸まったり反り返ったりを繰り返すカンジでしょうか。でもちょっと不自然だな…

6月4日のこと
靴をひねった効果がどうか履いてみましたがいまいちです。かかとへの横からの圧迫感が強いので広げることにしました。
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横に広げる分後ろを前方に倒す必要があります。
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なんか形変わったなあ。↓改造前
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ついでにタニノ。
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ちょっと似てきたかな。かかとの造りの違いはいかんともしがたい。

タニノ・クリスチはかかと幅が広くて困るという意見もありますがそういうのに慣れてしまったので一般的な日本の靴のかかと幅では狭すぎるのかもしれません。幅を確保するためか足が前の方にずれてきます。

【6月11日追記】この考え方ではうまくいかないので記事を追加しました。
こちらです
だいぶ良くなりましたがまだいまいちです。どうやらTANINO CRISCIの靴の形になじんでしまっているようです。ちゃんと履きこなせなかったけれどよい部分は本能的にわかっているみたいです。解体したタニノ・クリスチの靴を改めて観察してみました。
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このように甲革の中心線と中底の中心線の向きが違っていることが自然な履き心地の要因ですね。

これは新しいころのようす。
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GTホーキンスの新品の時。ソールと甲革の向きの関係が問題。それよりかかと幅が足りないのはどうにもならないかな。

外側が足りないので内側を中に折って外寄りに持っていくと何とかなるかも。
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こうなりました。
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タニノほどかかと幅がない分広い部分に落ち着くように足が前の方にずれます。
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少しはこのライン取りに近づいたかな。でも写真ではわかりにくいですね。
この要素が後ろに蹴らない動作のために重要です。多分。
この調整をしていたら下記の動作が出てきました。
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この動きを基礎として歩行動作を組み立てると服のバランスが変わっても蹴らない動作で対応できます。表面上の動きの形は変わりますが。

相変わらずわけのわからん話ですいません。もうこれ以上のことはわからないです。この点については観察を続けて何か気付いたことがあったら記事を書きます。

ところでTANINO CRISCIの靴は正しく履けていなかったしそれにもう一か月半以上履いてませんしなぜ日本の一般的な靴が合わないのでしょうかと疑問です。普段は近所のスーパーで安売りしていたニューバランスを履いていて特に問題はないのですが…

最初は合わなくて苦労したのでなんとなく日本の靴と違うと感じていましたがよく観察するとやはり違っていました。
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下記はABCマート限定モデル。
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まだ履いてなかったけどこれだと靴擦れのところが痛みます。中心線の取り方が違うので足のポジションが合わないのでしょう。

上の写真のスーパーで買ったもののライン取りはタニノ・クリスチと共通点があります。甲革のかかとの頂点が外側に寄っているところ。でもなぜこの方が履きやすいのかよくわかりません。

近くに米軍基地がありアメリカ人のお客さんもいるのでアメリカ向けモデルも置いてあったのかも。でも売れ行きが芳しくなかったようでもう置いてません。

というわけで外国の靴は履きこなせなかったが日本の靴にも慣れていないので困ったものです。現状ではどちらかというと外国の靴の方が合うようになったのでしょうか?

またもやいろいろと分からない問題が出てきてしまいましたが限られた材料でもそれなりに研究はできるのでなんとなく続けていこうと思います。


【6月11日追記】この考え方ではうまくいかないので記事を追加しました。
こちらです

2014年05月31日

中底のセッティングの違いの理由

前回の記事では日本の服を着ると骨盤を引き上げる歩き方はできないと書きました。しかしTANINO CRISCIの中底の設定方法のバリエーションはこの問題に対応しているのではないかと考えシミュレーションをしてみました。

こちらの記事のように同じタニノ・クリスチでも靴によってセッティングが違います。
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もう靴はないですがこの中底のアーチのカーブにフィットするような足の形を意識して比較しました。すると上のラインですと日本の服を着た時に骨盤の引き上げに連動して股関節のひねりが起こることが分かりました。

下の靴はイギリス仕様のような可能性が高いですが日本の服に合わせて履きならそうと試みた結果失敗に終わりました。

左右の単純な傾斜の違いととらえていたので加工すれば設定を変更できると思っていたのです。しかしアーチのカーブの微妙なセッティングの問題なので無理だとわかりました。
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絶妙のバランスを実現するために精密な設計がなされていて衣服との適合性も厳密なのではないかと今にして思います。

一般的に靴は履いているうちに足に合ってくると考えがちですが本当はそうではないことを知りました。
参考記事
「靴は履いた瞬間から快適でなければならない。履き慣れるということは絶対にない。…

服との組み合わせが間違っているのでいくら履いても装着感が改善することはないのに靴は履きならしが必要と思い込んでいたためそれに気付かなかったのです。

自然になじまないので道具を使って加工し足にぴったりの形に作り替えたけれど結果として非常に履きにくくなりました。足に合う履きにくい靴になってしまいました。

実際試着の時はとても履きやすいと感じました。でも履いているうちに履きにくくなることは起こりやすい現象ですね。

私の場合は服との適合性も間違っていましたが姿勢筋の乱れで体がゆがんでいるのも原因でした。ゆがみのせいで靴と服の間違った組み合わせに気付かなかったともいえます。

もし合わない靴をがんばって履きならして快適になったとすればそれは足が変化したのでしょう。そしてそれが健康につながれば問題ないですがそうでない場合は考え方を見直す必要があります。

この辺の判断が難しいのですがまだよくわからないです。なんとなく恐ろしい問題だなあと感じます。


2014年05月14日

中底の設定が複雑なことについて

【2015年12月23日追記】
新しい発見があり運動理論について調べて自分の考えの間違いに気づき記事を書きました。
http://blog.livedoor.jp/tanino_camper-diary/archives/2059121.html

靴の形やサイズが自分の足に合っているのかどうかよくわからないのは間違った動作によって足に不自然なひねりが起こっているためだと考えられます。



うまく説明できなくてもやもやしてます。以前の記事を読み返していたら気づいたこともあるのでとにかく何とかしようとあがいてみます。

TANINO CRISCIの場合歩く動作で後ろに蹴らないで進むということは去年の冬ごろには分かっていました。
こちらです。
しかしその原理はよくわからず無理な動作をして体調を崩していました。

最近になって後ろの足を上げることで前後の重量配分が変化して前進することがわかりました。
alm
こちらです。

なぜこれができるようになったのか自分でも不思議なのですがポイントは骨盤を立てることのようです。
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骨盤のポジションを正しく保つことでニュートラルなバランスとなり足の動きによる荷重変化が推進力となるのです。前後に傾いているとそれに対して踏ん張った力が常に入っているので荷重変化が起こりません。

骨盤を立てるにあたっては腰椎のカーブをどのようにするかが難しいです。
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思っていたより急カーブが必要なような感じがします。そして仙腸関節のL字部分が水平と垂直になるとうまく安定するのではと思います。

と思って検索していたら2つのタイプがあって動きが違いますね。
「L」字タイプ
clip_image0021

楕円タイプ
clip_image0022

参考サイト

またわからない問題が増えてしまいました。

まあいずれにせよ腰椎のカーブだけでなく仙骨と腸骨の位置関係も大切なのではないかと思います。
P5130002
この仙腸関節の角度の修正がうまくいったのでバランスが取れてきたみたいです。でもなぜそうなったのか?

12月23日の記事で考えた練習法の効果が出たのかもしれません。実際このころから急に靴や服が合わなくなってきています。

そしてこのバランスを保つために大切なのが足の裏全体の接地性の確保です。
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この3つのアーチでしっかりと体を支える必要があります。しかし歩く動作では足が左右に傾くので内側や外側が浮いてしまいますからそれを何とかして防ぐ必要があります。

それでTANINO CRISCIの靴は甲を低くして足が浮くのを防いでいるのでしょう。左右の傾きはかかと幅を広くして横向きのスライドとして吸収すると思います。一般的な靴と比べてかかとのゆとりが大きくかかとでぴったり合わせるというカンジにはならないです。

このためサイズ感がわかりにくいこともあるのでは。

この動きにはかかとの骨の周辺の関節の柔らかさが必要です。
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うまく説明できないので針金で模型を作ってみました。イメージをつかむためなので誇張した形になっています。

これが何も考えていない場合の足。
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傾くと足の裏も浮きます。
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なんか露光不良で見にくくてすいません。
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ショパール・リスフラン関節が固まっている様子です。
真ん中の針金を外すとアーチの動きが良くなります。
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外に傾いた様子。
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実際にはこの動きによってかかとが横にずれます。
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内側へ。
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このようにショパール・リスフラン関節が柔らかくなるとアーチの動きが良くなって脚部が傾いても足裏全体の接地は保たれます。

それで直立バランスも歩行バランスもよくなって確実に体重移動が起こるので後ろに蹴らない動作で前進することができます。

TANINO CRISCIはこれに対応するために中底の形の設定が細かく煮詰められているのでしょう。

接地性の違いで足の使い方も違ってきます。
全体接地=後ろに蹴らない動作
P5070022

部分接地=蹴る動作
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この動作に合わせて甲革のラインも違っています。かかと幅も違います。
TANINO
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P8250012

日本の靴
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足の動きに対応して形が違っていてポイントごとの寸法の取り方も違うため同じサイズでも大きさが違って感じます。

TANINO CRISCIは足裏全体の接地性を確保するために甲を低く抑えてあります。その分幅を広くして縦方向ではなく足が横にずれることで荷重移動に対応していてかかとにもゆとりがあります。ですから一般的な靴選びのようにかかとをピタッと押し付けると小さめのサイズになってしまうのではないでしょうか?

あっ…でも私の場合は日本の靴でもTANINO CRISCIでも同じように間違えたサイズを選んでいました。ということは木型設計法の違いによるサイズ感の差が原因ではないですね。これについて考えていてその原因がわかるサイトを見つけました。
こちらです
vlcsnap-2010-09-17-17h10m41s171s
少しきつい靴の方が横のアーチを維持できるというカン違いです。締め付けるのではなく足の筋肉を鍛えることによりアーチを作るべきです。しかし足の前の方に体重がかかりすぎていて支えきれないのが大元の原因でしょう。

サイズはわかりにくいこともあるのでまずアーチのフィット感を第一に考えて選ぶことが大切だと思います。そのためには足裏全体の接地性が大切です。
vol_061
参考サイト

あまり数字にとらわれずフィーリングの良さを重視して選ぶのが大切ですね。

ポアント&シューズ・フィッティング・ルーム
こちらのページが参考になります。

結局この人のサイトに頼りっぱなし…


考えれば考えるほどわからなくなりますがもうそれは仕方ないですね。解明しようと考えること自体が間違っていました。こんな感じで気付いたことがあったら書くということでよいでしょう。

簡単な靴ならTANINO CRISCI社の再建もスムーズに進んだはずですしね。

2014年05月12日

中底の観察~CANTONE;MANOLO

先日の記事でTANINO CRISCIの中底の比較をした時にアーチのカーブと前底の設定が規則的に連動しているのではないかと感じました。しかし他の靴を調べるとそれほど単純ではないことがわかってきました。

【CANTONE】17年ほど前に買ったはじめてのもの。
左のアーチの方が深い
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右足前底の外側が低い
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【MANOLO】15年ほど前のもの。
左のアーチの方が深い
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左足前底の外側が低い
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以下は先日見たものです。
【DAVIOSO】輸入元が変わったのちの2003年に購入。
右のアーチの方が深い
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左足前底の外側が低い
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【ARISTIDE】2011年にアメ横イタリヤーノで。
左のアーチの方が深い
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右足前底の外側が低い
P5120010

この前はアーチの起伏がなだらかな方の足の前底の外側が低くなっていると思っていましたが逆のものもありました。どういう目的があるのか分かりませんがまあいろいろあるということですね。全体像はわからないけれど非常にたくさんの設定法がありそうです。

これは靴の箱のラベルです。緑で囲んだ部分が靴の名前で赤で囲んだところはソールの名前だそうです。
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同じ靴でもソールのセッティングが違うので名前を付けてあるのでしょうか。

5月9日の記事で靴の形を分類するにあたって歩く時に前進する原理の違いで考えました。しかしそれだけではTANINO CRISCIのソールのセッティングの多様性の理由を説明することはできません。

これはダ・ビンチのスケッチから考えた私の想像なのですが…
体重移動を円滑に行うには基本姿勢が前傾や後傾にならずニュートラルなポジションであるほうが良いです。

ところが理由はよくわからいのですが人体の姿勢バランスの変化には旋回運動が連動して起こります。
9e6a9b72
そしてニュートラルなバランスになると足と上体の向きが一致しなくなります。
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このままでは歩きにくいので何らかの方法で脚部をひねって向きを一致させる必要があります。その時の力の入れ方によって足の裏の圧力分布や荷重配分が変化し足のアーチや接地角度を変えます。

それに対応して中底の設定を行っているから履きやすいのではないかと思うのですが…まあその分選ぶのも難しいでしょう。

あらためて先ほどの箱の写真についてですが古いモデルの「CANTONE」はソールの名前がついていません。ではフィッティングはどうするのか?となります。

この靴はシャンクプレートが柔らかく手で曲げられるぐらいです。ですから履いているうちに足に合わせて形が変わってくるのだと考えられます。私の場合はうまくできませんでしたが。

やはりやわらかいシャンクプレートは難しいのでしょう。その後は硬いプレートが採用されています。足に合わせた変化は起きないのでより精密なバランスを実現するためにいろいろな設定を用意したということでしょうか。

でも実際はどうなのかはっきりしませんけど…もう履ける靴はないしこれ以上考えても何も思いつきそうもないです。それよりもやはりこれまでの間違った考え方が気になります。記事を訂正しようと思い読み返すと間違っているというより何が言いたいのかさっぱりわかりません。

すぐに読む気が失せてしまい手直しする気にもなりません。ということはこれを読んで悪い影響を受けてしまう人もいないだろうと判断できますので一安心ですが…

最初に書いた記事を読んで実験を始めたもともとの目的を思い出しました。なんとなく解決はしていますが何が解決法となったのかよくわかりません。その辺のことをよく考えてちゃんと意味が分かる記事を書きたいです。サイズ選びのこととかかとが大きいことについてはまず何とかしたいものです。

2014年05月09日

中底の観察~ジョンロブなど

前回の記事で歩き方について考えなおしましたがレザーソールの靴は後ろに蹴りにくいからこそ健康的な歩行動作ができるのだということがわかってきました。しかしコツをつかまないとうまくいきません。

17年ほど前に初めてTANINO CRISCIを履きました。履きやすいのですが3か月ぐらい経つと無理だなと感じるようになってCrokett&Jhonesなら何とかなるかなと思ったがやはりだめでした。そしてJOHN LOBBにしたら意外と何とかなったのですがでもなんとなくいまいちでずっとTANINO CRISCIの研究をしているわけです。
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中底を観察してみるとJHON LOBBは日本の靴に似ています。日本の靴というより「レザーソールではなくてアーチのカーブが後ろに蹴る動作に合っている靴」かな。あるいは日本向けの商品は日本的な木型でできているかも。

そしてCrockett&JhonesはTANINO CRISCIに似ています。

まあそういうわけでジョンロブなら履けたのでしょう。でもレザーソールの靴なので蹴る動作に合わせた木型設計では歩きにくいです。一番重要なアーチの高さやカーブのまるめ具合が合わないです。

そのせいか甲革が激しく変形しています。
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左側がジョンロブで甲革を切り離したら底の形と全然合っていません。踵を合わせるとつま先がかなりずれてます。これは変形のためです。右はTANINO CRISCIで切った後も同じ形です。

あと切断して感じましたが革が固いです。手がつりました。また中底は劣化が激しく崩れかかっています。丈夫なので長持ちしそうと思いきや見えないところはいたんでいて一生モノとはならないでしょう。

以前カタログの写真を比べてみて同じようなカンジだなあと思ったのですが中身は全然違うのです。
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上がジョンロブで下がタニノ・クリスチです。これを改めてじっくり見ていると木型設計の大きな違いが見えてきました。

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ハイライトの部分に着目すると木型の違いがはっきりします。また外観の大きさよりも実際には小さくてですから相対的に甲が高いです。日本の靴的ですね。というかこれは日本向けの木型かな。

ちなみにロンドンの本家の靴はこんなですから。
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公式サイト
履いたことないからよくわかんないですけど。

ところで以前の記事で靴の改造について考えていた時にTANINO CRISCIがジョンロブに似てきたという記事を書きましたがそういうことはあり得ないでしょうね。足がおかしくなっていたのでしょう。


日本にも店のあるジョンロブの方ですが歩きやすいとか機能面とかいうよりもイメージ商品としてとらえれば大変よくできています。そもそも歩きやすさを求めるならレザーソールにしなきゃいいわけだし…現代社会においては。

私はタニノ・クリスチの甲のフィット感と同じような感覚でジョンロブを選んでしまったのですごく小さいのを買ってしまいそれがよくなかったです。正しいサイズで履いていれば今頃はジョンロブのファンになっていたことでしょう。その方が幸せだったような気がしますが…そうでもないかな。

あとふと思い出したのはフォーマルなスタイルの形式にこだわっていたことですが。ストレートチップかプレーントゥであるべきだとか。

でも服の方といえばいわゆる略礼服といわれる黒いダブルの背広です。テイルコートやモーニングを着るわけでもないしどうあるべきも何もないわけです。

主な使用目的が葬儀や法事でありその場合野外での活動も多いですしお寺などでは靴を脱いで上がることもあるので本格的なレザーソールのフォーマルなタイプは使いにくいです。あと黒いダブルの背広には形としても合わない気がします。

なんかどうでもいいことにエネルギーをムダに使っていたなあと思うとがっかりします。せっかく謎が解けてきて気づくことも多いのですが記事を書く気力がなくなりました。アクセス解析を見ると古い間違った記事が読まれていることに焦りを感じますがまあ仕方ないかな。


2014年05月07日

中底の比較~ARISTIDE;DAVIOSO

改造に失敗して履けなくなった靴を解体して研究材料にしています。

2003年の秋に銀座店で買ったDAVIOSOの観察ですがこの前年に輸入元が変わって違うモデルを入れるようになったのではないかという履いた感じの印象でした。

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中底のふちを切り取る改造をしたので高さがわからなくなってしまい前回の記事で行ったようないろいろな場所の角度を測るという観察ができません。どうしようかなあと眺めているとこれは外傾角度とか高さの問題ではなくアーチのラインの深さの違いだと見えてきました。
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定規を当てて測ってみると右足の方が左よりもアーチが高いです。
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実際にはもっと複雑で外のアーチと内のアーチのラインが違っていて前底との境が左右で違います。

こういった観点で前回観察したARISTIDEを再確認すると以下のような結果でした。
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左足のアーチの方が高い。
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右足の外側のアーチの方が短い。

写真ではうまく撮れませんし文章で説明するのも難しいです。簡単に言うと逆の設定です。でも単純に反転しているのではなくいろいろな要素が違っていますがはっきりと把握できません。

これは何のための違いなのかと気になるのですが履きやすくするためであることは当然のことでしょう。多分重心位置の違いに対応していると思いますがそれより現実問題としてどちらの設定もうまく履きこなせなかったということの方が重要です。そこで他のメーカーの靴も観察して比べてみました。

それぞれの会社ごとにいろいろな手法で左右の設定を変えてありますがそういうことよりも別の点で何かがTANINO CRISCIは非常に違っています。見てもわからないので触ってみるとアーチの起伏が他のメーカーよりもなだらかであることが分かってきました。

上がTANINO CRISCIで下は日本の会社のです。
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アーチのカーブは写真ではわかりにくいのでうまくフィットする中敷きを当ててそれを用いて比べてみます。

アーチの起伏は上から見た場合のくびれ具合に現れますのでこれを比較するとわかりやすいです。
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上がTANINO CRISCIで下が日本の靴です。
重ねて比べてみると…
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下になっているTANINO CRISCIの方がアーチのカーブがなだらかだし長さも長いことがわかります。

これはなぜなのかと足を曲げたり伸ばしたりひねったりして考えてみると…
他の靴はこう。
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TANINO CRISCIの形はこう。
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これは歩く時の荷重移動の方法と関係があることがわかってきました。
この動作がうまくできないのでTANINO CRISCIの靴がちゃんと履けなかったわけです。これについては歩き方の研究として別の記事で考えたいと思います。

そこでふと甲革の形もこれに対応しているのだろうかと気になって比べてみました。
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するとあまり変わらないです。手前がTANINO CRISCIでなだらかなアーチに合っていると思いますが奥の方の形は急カーブのラインには合わないと思います。

これがTANINO CRISCIが履きやすいと感じる原因の一つでしょうか。自分には合っていなくてちゃんと履きこなせなかったにもかかわらず。まあこれはまた別の問題なのでとりあえず今後の課題ということで。

他の靴も詳しく観察すると何かわかるかもしれませんが変形や損傷が激しくて資料としての価値は疑問です。まあとりあえずもっとも重要なことが分かったのでよかったと思います。

そういえば去年の秋ごろ歩き方について考えた記事を書きました。でもそれは間違っていました。
こちらです

人体には前後の傾きに連動した旋回が起こる特性があり…
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ニュートラルなポジション(a)では上体と足の向きが違う。
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これをどのように処理するかが足のアーチの関節の変化を起こし靴の設定と関係ありそうです。まだよくわかりませんがこれについては常に忘れずにいたいと思います。
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2014年04月26日

これまでの考えで最も間違っていたこと

靴を分解して気づいたことを書きます。手始めに以前から気になっていた左右の足で外傾角が違っていることについて。圧力かかかる部分だと履いているうちに変化したという要素も強いですが土踏まずのところも差があります。また国籍による違いがあるのかという点も気になっています。

左右を比較して記録する道具を作ってみました。
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定規を中底にあててその角度に角材を合わせます。反対の足も同様に。
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紙を当てなぞって写します。

この靴の場合は右足の方が少し外傾が強いです。
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この設定が靴の運動特性に大きな影響を与えているという仮説を持っていますが以前は正確に測ることができませんでした。今回このように甲革を取り除いて観察することによってそれを裏付ける発見があるだろうと考えていましたが…

ふと思ったのはこの左右の角度の差をどのようにして製造するかです。
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いろいろな靴の土踏まずの部分を切断して断面を見ました。

右足と左足で設定を変えてあるような加工や部品はありません。でも左右で角度が違う。

履き癖でそうなったなら全部同じような傾向になると思うのですが原産国別の傾向がありこれは製造段階で付けられた角度だと言えそうです。一体どうなっているのだろう?

これはかかとだけアッパーを残してあったのでこの謎が解けました。安い靴で構造が簡単なのもよかったです。
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こうして断面の構造をみると右足も左足も同じ角度です。そして視点を変えると…
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かかとの先端の位置が右と左では違っています。甲革の形が違うわけですね。

かかとの先端とつま先の先端を結んだ線に直角に交わる線が横方向の傾きを構成します。その線はかかとの位置の違いを受けて左右で違ってきます。
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中底の横のラインを基準にすると左の方が斜めになってます。
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この土踏まずの部分は前傾した傾斜がついているので斜めになるとその傾斜がプラスされて角度が強くなるわけです。

かなりわかりにくい話ですが簡単に言うと…
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中底は同じに作ってあるが甲革のかかとの頂点の位置の違いで左右の傾きが違って感じる。

ですからこれは傾きに差を付けたいわけではなく甲革の向きの設定の問題ですね。それを理解できずに外傾角度の違いとしてとらえていました。その角度を調整するためにいろいろと加工していたのでおかしなことになったのです。左右の外傾の角度をどんなに操作してもかかととつま先の先端の位置は変わらないので矛盾が起こります。


【追記】
もう少しよく観察したら傾きに差が付けてある靴もありました。
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もっとよく観察して記事を訂正する必要がありますが疲れて考えがまとまらないのでまたそのうちに。この辺のことがよくわからずに加工していたので問題が起こっているようです。

間違いについての気付きがさらにまた間違っているというダメなパターンです。


これは骨盤の角度がねじれの結果として変化している要素があるのを把握できなかったこととつながっている気がします。

かかとの骨がずれて足が変形する原因となっているでしょうか。
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まだ考え中でわからないことが多いですがとにかくこれまでやってたことは全然ダメだなということははっきりしました。じゃあどうすればよいのかというとまあここまでやってしまったのはもうどうにもならないので開き直るしかないかな。

とりあえず骨盤の回復を最優先し研究はだらだらと続けていきます。考える力が尽きたので観察だけにしたいなあと思っています。


2014年02月04日

うまく行かないので観察してみました

足の裏の圧迫感のある部分について底を削るとある程度改善しますがパーツの厚さではまかないきれなくなります。続行すると壊れてしまうので対策を考える必要があります。ところでなぜこのような作業によってフィット感がよくなるのでしょうか。

要するに足の形が靴の形に合っていないので問題が起こっているわけですが他にも思い当たる点が2つあります。
1.運動機能の欠点
2.服のバランスの影響

服の影響も結局は【1】に集約されるかもしれませんが服との関係が運動要素の基礎的条件になるような感覚もあり無視できないと思います。これについて詳しく分析できるほどの能力はないのですが作業をしていて気付いたことを書きます。

まずTANINO CRISCIの靴にはいろいろなモデルがあると考えられます。これはマーケットごとにより適合するものを提供する姿勢だと推測されます。私がこれまで履いたものは以下の2つのタイプがありました。仮にA型B型と呼ぶことにします。
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Aは拇指球の部分が反っているので実際には赤線のようなカンジでしょうか。
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今調整中の靴に合わせている服はB型の靴に合わせてオーダーしたスーツです。しかしその時点ではいろいろな種類があることを気付いていませんでした。

その前に履いていたのがA型の靴でそれはイギリスの服と相性がよかったです。それでTANINO CRISCIはイギリス的なバランスだと思い込んでいました。スーツをオーダーするにあたってイギリスのシャツを合わせてフィッティングを行いました。しかし実際にはB型の靴なのでバランスが違うためうまく行きませんでした。

これらの2つのタイプを日本の一般的な靴と比べてみました。下の青いのが日本の靴の中敷きで重ねて比較しています。
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こうして見るとBの方が日本の靴に近い形です。ここでひとつ問題があります。タニノ・クリスチの方がサイズが小さいので同じ条件の比較になっていません。その点を考慮して考えるとタニノ・クリスチの方が指の付け根のところの幅が広いということになります。ですから日本の靴と特性が同じではないでしょう。でもどちらかと言うとBの方が日本的かもしれません。

現在調整中の靴(右)はと言うとA型に近いモデルです。
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しかしBに合わせて作った服に合わせていたのでBに似た形に変化しています。
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内側がめくれ上がっているためです。

以前の記事にあるように最初の頃は前傾が合わないだけでだんだんと合って来ると考えていました。しかし横方向の形も合わないとフィットしないわけです。

甲革が外にずれて中底の内側がせり上がったため実質的にその部分の中底のラインが変化しています。
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こうして靴の内側が高くなっているのでそれをキャンセルするために前底を加工して沈ませる必要が出てくるわけです。そうしないと体が傾いてしまうし有効な靴幅が狭くなっているのを解消するためです。

靴の材料の厚さを超える調整幅が必要になるので調整用のミッドソールを付け足しながら削って行きます。

するともう一つ問題が起こります。単純に作業するとシャンクプレートのラインとの連続性がなくなってしまうのでアーチのサポートが失われます。そのため精密な修正が必要になります。

低くしたいのですが削り代がなくなるので材料を貼り重ねると高くなってしまうということを繰り返しながら段々と滑らかな面が出来て来ます。

結論としてはこのラインを実質的に変化させればよいわけです。
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これまでの作業で解決できそうなカンジなのですが…なかなかうまく行きません。

原因を探るにあたりなぜこのような違いがあるのかということが重要です。これはどうやら足の形ではなく足の裏の荷重配分に対応した設計の違いのようです。

タニノ・クリスチの靴の特性を解明するためには体の前傾と旋回の関係を運動特性の基本としてとらえる必要があると考えていますがこの仮説が不十分で行き詰っています。
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今回分かってきたのはこの現象は単純な体の前後の傾きではなく足の裏の荷重配分と連動して起こるようだということです。
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足の裏を大まかに4分割し両足の8パートの荷重配分の状態によって反射的に起こる旋回の向きが決まります。そしてこの配分によって足の形も変化します。3つのアーチのバランスが変わるためです。
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本来の設計とは違った特性にするために加工を行ってもそういった人体の構造とは合わない部分が残り無理が出ています。
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以前の記事で考えたニュートラルポジションの設定と関係がありそうです。これを変更するのは非常に難しいと考えられます。

衣服の影響で体の前後バランスが決まりそれに合わせて靴のバランスを修正しようと試みたわけです。靴の前後のバランスは横から見た傾き具合だけではなく横方向のライン取りとも連動しているので設定変更は難しいです。

この点を見落としていたため靴の設定と体の動きに矛盾が起こっていたようです。具体的ではなくて申し訳ないですがどの様に説明すればよいのか思いつかないのですいません…

あれ?よく考えると全然つじつまが合わない話です。スーツをオーダーするにあたって本来バランスの合わない靴とシャツを身に着けていたわけですがその時の姿勢はどちらの影響を受けていたのでしょうか。目立った姿勢の乱れはなかったです。最近の実験の結果からバランスの合わないものを組み合わせると体が傾いてしまうことが分かっていますのでこの現象は何だったのか。

これはどうやら筋力のバランスに問題があるので歪んだ姿勢にすると結果的にまっすぐに見えるということである可能性が高いです。そしてその状態に合わせてスーツを作ったのでその服に合う靴と言うことは自分の体の歪みに合う靴と言うことになります。しかしTANINO CRISCIの特性には合わないので矛盾が起こっています。不快感や痛みはないので整体効果が出ているのかも知れません。

実際には体のコンディションの問題なので靴に合わせた体の動かし方を工夫する方が早いだろうと判断しました。しかし筋力の低下や関節の硬化でなかなかうまく行きません。この問題については別の記事として書こうと思います。


【2014年5月追記】
靴の形について新しい発見がありましたので「靴の観察」カテゴリを作りました。
こちらです



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